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1作られた世界の中で
1.1
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ハルミル・アビル「さようなら何もなかったホシナサ」
セシーナ・ミル「またひどいこと言うアビル」
アビル「なら、なにかある?有名なとこ」
ミル「”凍る湖“とか?」
アビル「いやあれ夏しか見れないじゃん今5月だぞ」
ミル「まあそうだけど、、、」
アナウンス「ホシナサ第二空港 10時40分発テスバニア行きご利用の方は4番レーンに集合してください 繰り返します、、、」
ミル「ほら飛行機もうすぐ出るって」
アビル「何かお土産いるかな」
ミル「観光で行くんじゃないし、いらないでしょ?経費で落としたら怒られそうだし」
アビル「やっぱそうか、、、」
ミル「ほら行くよ」
人込みの中ほかのレーンと比べてやや人数の少ないテスバニア行きのレーンに並ぶ。
案内「こちらテスバニア行き4番レーンです。お二人でよろしいでしょうか?指定の座席をご利用ください。
3G以上の通信端末をお持ちの方は離陸前に3G以下に機能を落としてください。通信障害発生の危険性がありますので」
飛行機が雲の上を飛ぶ。
アビル「にしても準備させるだけさせて先に仕事いけなんて酷くないか?」
ミル「式に出ても立っているだけでしょ1か月も先だし」
アビル「いやモチベーションの話だよ」
アビル「そういえばあっちについたら案内の人いるんだっけ」
ミル「案内の人にホテルに連れて行ってもらって準備が終わり次第簡単にミーティングする予定」
アビル「了解」
アナウンス「まもなく着陸態勢に入ります。席について再度シートベルトをお締めください」
予定時刻ちょうどに飛行機が滑走路に静かに到着する。
アビル「はーやっと着いた」
一息ついているとスーツを着た黒人の小柄な男性が近づいて来る。
?「セシーナ・ミルさんとハルミル・アビルさんですね」
ミル「あなたは?」
?「今回お二人の案内をさせて頂きますホーム・ヘルシークと申します」
ミル「初めまして、セシーナ・ミルです」
アビル「アビルです」
ホーム・ヘルシーク「車を用意しています。詳しい内容につては車内で」
テスバニアの車メーカーが製造したいかにも高級そうな黒い車を指さす。本人が運転するようだ。
ヘルシーク「よければ所属を聞きたいのですが・・・」
ミル「あ、すみませんでした人が混んでいたもので。では改めてエンペラー実働1班リーダーのミルです」
アビル「俺は一応 副リーダーとなっています。あなたは?」
ヘルシーク「テスバニア情報管理課です。このあと目的地についてから軽くミーティングする予定になっていたのですがそれでよろしいでしょうか?」
ミル「大丈夫です」
ヘルシーク「実働1班とはどのような部署で」
ミル「全員そろってからちゃんと説明しますよ。ところでそちらのチームの代表者のお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?まだ連絡が来てなくて」
アビル「たしかここについたら連絡すると」
ヘルシーク「それについてですが、内緒と言われてまして。なんでもサプライズだそうです」
アビル「あんたは知っているんでしょうね?」
ヘルシーク「もちろんです。といっても有名というわけでもないのですが」
しばらく車に乗っているとビルの立ち並ぶ風景が見えてきた。
アビル「ここが目的地ですか?ホテルにしか見えないのですが」
幅広い年代層の人たちが行きかう。ビジネスマンが多いようだ。観光できている人はほとんどいない。
ヘルシーク「お二人は普通にチェックインを済ませてください。10分後にお部屋に伺います」
二人は隣り合った別々の部屋へ。部屋は防音性があまりよくないらしい。下からたまに物音がする。
ヘルシーク「ミルさん ヘルシークです。入っても大丈夫でしょうか?」
ミル「どうぞミーティングですね」
ヘルシーク「はい、それでは部屋の奥へ」
ミル「え?奥に?」
ヘルシーク「ここは国営のホテルでいろいろ特殊な構造になっているんです」
ミル「アビルは?」
ヘルシーク「先についていると思いますよ」
部屋の奥、そういうデザインと思っていた木製の板にカードをかざすと板が上にゆっくりと上がる。
ヘルシーク「先に行っています」
人一人がギリギリ通れるぐらいの暗い道。夜の暗さは平気なのに人工的な暗さは苦手だ。
アビル「よっ」
ミル「アビルついていたの。・・・服汚れていない?」
アビル「床を這ってきたんだ仕方ない」
薄暗い部屋 秘密基地の雰囲気を醸し出している。話をしていると聞き覚えのある足音がした。
?「ミル! 久しぶり」
①シーレンス公国 国王が納める唯一の国。オカルトじみた都市伝説がささやかれる。人口50万人
②ホシナサ人民共和国 エンペラーの本部を設置されている国。人口5千万人
③テスバニア 現在の風潮に似合わず軍事に力を入れている。宇宙軍設立を検討中。人口1億1千万人
セシーナ・ミル「またひどいこと言うアビル」
アビル「なら、なにかある?有名なとこ」
ミル「”凍る湖“とか?」
アビル「いやあれ夏しか見れないじゃん今5月だぞ」
ミル「まあそうだけど、、、」
アナウンス「ホシナサ第二空港 10時40分発テスバニア行きご利用の方は4番レーンに集合してください 繰り返します、、、」
ミル「ほら飛行機もうすぐ出るって」
アビル「何かお土産いるかな」
ミル「観光で行くんじゃないし、いらないでしょ?経費で落としたら怒られそうだし」
アビル「やっぱそうか、、、」
ミル「ほら行くよ」
人込みの中ほかのレーンと比べてやや人数の少ないテスバニア行きのレーンに並ぶ。
案内「こちらテスバニア行き4番レーンです。お二人でよろしいでしょうか?指定の座席をご利用ください。
3G以上の通信端末をお持ちの方は離陸前に3G以下に機能を落としてください。通信障害発生の危険性がありますので」
飛行機が雲の上を飛ぶ。
アビル「にしても準備させるだけさせて先に仕事いけなんて酷くないか?」
ミル「式に出ても立っているだけでしょ1か月も先だし」
アビル「いやモチベーションの話だよ」
アビル「そういえばあっちについたら案内の人いるんだっけ」
ミル「案内の人にホテルに連れて行ってもらって準備が終わり次第簡単にミーティングする予定」
アビル「了解」
アナウンス「まもなく着陸態勢に入ります。席について再度シートベルトをお締めください」
予定時刻ちょうどに飛行機が滑走路に静かに到着する。
アビル「はーやっと着いた」
一息ついているとスーツを着た黒人の小柄な男性が近づいて来る。
?「セシーナ・ミルさんとハルミル・アビルさんですね」
ミル「あなたは?」
?「今回お二人の案内をさせて頂きますホーム・ヘルシークと申します」
ミル「初めまして、セシーナ・ミルです」
アビル「アビルです」
ホーム・ヘルシーク「車を用意しています。詳しい内容につては車内で」
テスバニアの車メーカーが製造したいかにも高級そうな黒い車を指さす。本人が運転するようだ。
ヘルシーク「よければ所属を聞きたいのですが・・・」
ミル「あ、すみませんでした人が混んでいたもので。では改めてエンペラー実働1班リーダーのミルです」
アビル「俺は一応 副リーダーとなっています。あなたは?」
ヘルシーク「テスバニア情報管理課です。このあと目的地についてから軽くミーティングする予定になっていたのですがそれでよろしいでしょうか?」
ミル「大丈夫です」
ヘルシーク「実働1班とはどのような部署で」
ミル「全員そろってからちゃんと説明しますよ。ところでそちらのチームの代表者のお名前をお聞きしてもよろしいでしょうか?まだ連絡が来てなくて」
アビル「たしかここについたら連絡すると」
ヘルシーク「それについてですが、内緒と言われてまして。なんでもサプライズだそうです」
アビル「あんたは知っているんでしょうね?」
ヘルシーク「もちろんです。といっても有名というわけでもないのですが」
しばらく車に乗っているとビルの立ち並ぶ風景が見えてきた。
アビル「ここが目的地ですか?ホテルにしか見えないのですが」
幅広い年代層の人たちが行きかう。ビジネスマンが多いようだ。観光できている人はほとんどいない。
ヘルシーク「お二人は普通にチェックインを済ませてください。10分後にお部屋に伺います」
二人は隣り合った別々の部屋へ。部屋は防音性があまりよくないらしい。下からたまに物音がする。
ヘルシーク「ミルさん ヘルシークです。入っても大丈夫でしょうか?」
ミル「どうぞミーティングですね」
ヘルシーク「はい、それでは部屋の奥へ」
ミル「え?奥に?」
ヘルシーク「ここは国営のホテルでいろいろ特殊な構造になっているんです」
ミル「アビルは?」
ヘルシーク「先についていると思いますよ」
部屋の奥、そういうデザインと思っていた木製の板にカードをかざすと板が上にゆっくりと上がる。
ヘルシーク「先に行っています」
人一人がギリギリ通れるぐらいの暗い道。夜の暗さは平気なのに人工的な暗さは苦手だ。
アビル「よっ」
ミル「アビルついていたの。・・・服汚れていない?」
アビル「床を這ってきたんだ仕方ない」
薄暗い部屋 秘密基地の雰囲気を醸し出している。話をしていると聞き覚えのある足音がした。
?「ミル! 久しぶり」
①シーレンス公国 国王が納める唯一の国。オカルトじみた都市伝説がささやかれる。人口50万人
②ホシナサ人民共和国 エンペラーの本部を設置されている国。人口5千万人
③テスバニア 現在の風潮に似合わず軍事に力を入れている。宇宙軍設立を検討中。人口1億1千万人
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