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第1章 指導編 初日
1-14 キスの時の息継ぎのタイミング ★
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「あぁっ! いっ……フォウ、先輩……はぁっ……せんぱい……!」
リヤーナは痛みと恐怖でじわっと視界がぼやけた。フォウが今、いったいどんな顔で自分を見下ろしているのか見えない。
「んっ……指導役なのに、余裕なくて悪いな」
どこか焦りのにじんだ声だった。
「耐えられなかったら、爪を立てるなり引っ掻くなり好きにしてくれ」
フォウはリヤーナの腕を自分の背中にまわさせる。
「それくらいしか、俺にはできない」
「……じゃあ、いま教えてください」
リヤーナは微笑み、フォウの身体を引き寄せた。
「キスの時の息継ぎのタイミング。私だけ息切れして恥ずかしかったんですよ」
フォウの顔に手を添え、額を合わせる。やっとフォウの表情が見えた。
「タイミングもなにも、鼻でも呼吸できるだろ」
互いの鼻先が触れ合う。
「鼻息荒かったら嫌じゃないですか?」
「だったらそのまま息切らしてろ。顔真っ赤にして喘いでるのも興奮する」
フォウはいつもの余裕のある笑みを浮かべ、盗むようなキスをした。
「もうっ……!」
二度三度と唇が重なり、深いくちづけになるのに時間はかからなかった。酸欠で頭がもやがかかり、温かく湿った舌の感触と口の中で反響するぴちゃぴちゃという音で何も考えられなくなる。
身体を無理矢理押し広げていた痛みもだいぶ収まっていた。下腹部に伝わる熱と脈動がフォウと繋がっていることを教えてくれる。
「動くぞ」
フォウはリヤーナの腰をつかむと、ゆっくりと、だが力強く突き上げた。
「あっあっ! なか、こすれて……ゃんっ! あぁんっ!」
硬く熱い塊が行き来するたびに、リヤーナの視界に白い光が弾ける。むず痒さのある甘い刺激が何度も押し寄せ、身体と心のすべてを浸していく。
「やば、良すぎる……いや、ちょっと待て! あぁ、くそっ」
フォウは恍惚と呟いた直後、はっと目を見開いた。鷲づかみにするように自分の前髪を掻き上げる。
「せんぱい?」
「……だめだ。抑えらんねぇ」
苦しげにうめくと、フォウはにわかに腰の動きを速めた。呼吸を乱し、無我夢中でリヤーナの身体を貪る。
獣の表情をしたフォウは、恐ろしくも美しかった。見ているだけでリヤーナの胸は張り裂けそうになる。
任務がなければ一生知ることがなかったであろう、意地悪だが優しいフォウの男としての一面。怖さはあるが、それ以上に性欲の対象として見てもらえているのが嬉しかった。
「はぁ……すっげぇいい。リヤーナの中、あったかくて、絡みついてくる……」
吐息を多く含んだ低い声も焦点のとろけた瞳も、フォウのすべてが煽情的で、リヤーナは身体の奥がきゅうっと締め付けられるのを感じた。
「フォウ……フォウせんぱいっ……!」
より深くまで受け入れられるよう、リヤーナはフォウの身体にしがみついた。互いの境界がなくなるくらい肌を密着させる。
「リヤーナ……!」
フォウの体重がぐっとリヤーナにかかり、圧迫感が増す。びくびくっと中で大きく脈打つのがわかった。
「あぁっ! うぅん……熱くて、もう……あぁあんっ!」
熱が注ぎ込まれた瞬間、リヤーナの背中がのけ反った。全身が打ち震える。
身体の内側がどろどろに溶かされているようだった。意識が重くなる。気持ち良い以外考えられない。
大きく空気を吸い込むと、花と煙草の混じった香りがした。
リヤーナは痛みと恐怖でじわっと視界がぼやけた。フォウが今、いったいどんな顔で自分を見下ろしているのか見えない。
「んっ……指導役なのに、余裕なくて悪いな」
どこか焦りのにじんだ声だった。
「耐えられなかったら、爪を立てるなり引っ掻くなり好きにしてくれ」
フォウはリヤーナの腕を自分の背中にまわさせる。
「それくらいしか、俺にはできない」
「……じゃあ、いま教えてください」
リヤーナは微笑み、フォウの身体を引き寄せた。
「キスの時の息継ぎのタイミング。私だけ息切れして恥ずかしかったんですよ」
フォウの顔に手を添え、額を合わせる。やっとフォウの表情が見えた。
「タイミングもなにも、鼻でも呼吸できるだろ」
互いの鼻先が触れ合う。
「鼻息荒かったら嫌じゃないですか?」
「だったらそのまま息切らしてろ。顔真っ赤にして喘いでるのも興奮する」
フォウはいつもの余裕のある笑みを浮かべ、盗むようなキスをした。
「もうっ……!」
二度三度と唇が重なり、深いくちづけになるのに時間はかからなかった。酸欠で頭がもやがかかり、温かく湿った舌の感触と口の中で反響するぴちゃぴちゃという音で何も考えられなくなる。
身体を無理矢理押し広げていた痛みもだいぶ収まっていた。下腹部に伝わる熱と脈動がフォウと繋がっていることを教えてくれる。
「動くぞ」
フォウはリヤーナの腰をつかむと、ゆっくりと、だが力強く突き上げた。
「あっあっ! なか、こすれて……ゃんっ! あぁんっ!」
硬く熱い塊が行き来するたびに、リヤーナの視界に白い光が弾ける。むず痒さのある甘い刺激が何度も押し寄せ、身体と心のすべてを浸していく。
「やば、良すぎる……いや、ちょっと待て! あぁ、くそっ」
フォウは恍惚と呟いた直後、はっと目を見開いた。鷲づかみにするように自分の前髪を掻き上げる。
「せんぱい?」
「……だめだ。抑えらんねぇ」
苦しげにうめくと、フォウはにわかに腰の動きを速めた。呼吸を乱し、無我夢中でリヤーナの身体を貪る。
獣の表情をしたフォウは、恐ろしくも美しかった。見ているだけでリヤーナの胸は張り裂けそうになる。
任務がなければ一生知ることがなかったであろう、意地悪だが優しいフォウの男としての一面。怖さはあるが、それ以上に性欲の対象として見てもらえているのが嬉しかった。
「はぁ……すっげぇいい。リヤーナの中、あったかくて、絡みついてくる……」
吐息を多く含んだ低い声も焦点のとろけた瞳も、フォウのすべてが煽情的で、リヤーナは身体の奥がきゅうっと締め付けられるのを感じた。
「フォウ……フォウせんぱいっ……!」
より深くまで受け入れられるよう、リヤーナはフォウの身体にしがみついた。互いの境界がなくなるくらい肌を密着させる。
「リヤーナ……!」
フォウの体重がぐっとリヤーナにかかり、圧迫感が増す。びくびくっと中で大きく脈打つのがわかった。
「あぁっ! うぅん……熱くて、もう……あぁあんっ!」
熱が注ぎ込まれた瞬間、リヤーナの背中がのけ反った。全身が打ち震える。
身体の内側がどろどろに溶かされているようだった。意識が重くなる。気持ち良い以外考えられない。
大きく空気を吸い込むと、花と煙草の混じった香りがした。
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