民衛隊ー可能性のある未来ー

たらしゅー放送局

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花火

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最大速度で渋谷に向かい、着いた頃には当たり前だが、戦闘は終了していた。
「チーム80です。状態を教えてください!」
緊迫した表情で未海は戦闘員に話しかけた。
「敵軍約40、こちらは約100で交戦。勝利しました!」
「敵軍たったの四十?!ちょっと少なくない?」
確かに少ない。もしやと思い、冷や汗が出てきた。
「なぁ、もしかしてどこかに爆弾を仕掛けられたんじゃないか?」
「どうして?」
「爆弾を仕掛けるための囮として彼らは動員されたと俺は思う」
「囮?」
「そう、例えば東京に来るための高速道路や道路を落とすために、注意をこちらに向ける。それが彼らの役目だったとしたら?」
「その間に爆弾を仕掛けて爆破される!」
ザザっと無線が鳴った。『こちらチーム10!突然道路が爆発した!負傷者多数!応援を…なんだ!ぐわぁ!!!!!!ザザ』
『こちらチーム78!こちらも高速道路をやられた!それと同時に敵軍が進行を開始!現在交戦中!応援を!』
やはりか!
「くそったれ!」
そう言った彼の背後に小さな光が見えた。
「危ない!」
ガツン!という防弾ジャケットに弾が当たる音と同時に彼は倒れた。
「各員戦闘態勢!いそげ!」
未海が彼の生存確認をする。どうやら無事のようだ。そのまま引きずって車に彼を乗せた。
その後、その場にいた民衛隊全員が遮蔽物にかくれ、戦闘が始まった。
俺は九ミリ機関けん銃を無我夢中で撃った。
ひゅんひゅんと、耳の横を弾丸が通り過ぎる音が聞こえる。
「ぐぁ、」
と短い悲鳴が当たった事を伝える。
仲間も同じように倒れてゆく。その時!
「ぐは…!」
肺が潰れるかと思うほどの激痛。激痛が走った所を見ると、防弾ベストに弾痕があった。
「…く、そ…」
痛すぎて声が出ない。それでも、無理に立ち上がり、俺は撃ち続けた。
@@@@@@@@@@
二十分ぐらいだろうか。ようやく銃声が無くなった。
「はぁ、はぁ、」
穴だらけのビルの壁に俺は寄り添った。おもむろに無線機を取り出す。未海は無事だろうか。
「未海、応答してくれ」
『大丈夫生きてるわ』
ほぉ、とため息をついた。よかった。
『爆弾だけどね、自衛隊の爆発物処理と、民衛隊の爆発物処理が協力して処理するそうよ』
「だったらここは多分大丈夫だ処理を呼んでくれ」
『大丈夫、さっき連絡したわ』
全く。気の利く奴だ。
『すぐに移動するから帰ってきて』
「わかった。で、次は?」
『新宿よ、場所は東京都庁舎』
ちょっと待て。
「ちょっと待てよ!政治に関わる所は自衛隊が…」
『対応出来ないほど多いの!処理の護衛は他の所がするらしいから、速く戻って!』
「…了解」
俺はワゴン車に向かった。

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