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悔しいは上手くなるための特効薬
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まるで世界が変わっていた。昨日までの日常とは何か違う、教室に入った時に向けられたら目は、まさに迫害の目だった。
(ギター部ってこんなに嫌われてんのかよ…)
狂ってしまった今日を眩魏は生きていた。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪「さて、今日から『基礎練』に入るが…どうした?元気がないけど大丈夫か?」
平井先輩の呼びかけも聞かず、ただ眩魏はボーっとしていた。
「眩魏、眩魏!」
「ひゃい!」
「もしかして見えない壁がある!みたいなことを体験したのか?」
「…はい…」
この学校ではギター部は差別の対象。差別覚悟で入部したが、やはり心にくるものがあった。
「やはりな。だがどう足掻こうとこの差別からは逃れなれない。」
「けど、打開策はあるでしょう?!どうしてしないんですか?」
「『人気のない部活はこの学校にいらない。』それがルールだ。部員がいれば別だが…そのためにもお前がうまくなって演奏会を多く開かないとな。」
「はい…頑張ります!」
「そのいきだ。さて、今日の練習は『チューニング』だ。ギターの初歩の初歩だ。」
「ちゅーにんぐ?遊○王ですか?」
「別にスターダストド○ゴンは出てこないぞ。日本語で言うと調弦だ。これをしなければ本当に汚い音楽になる。」
「へぇ~」
「チューニングはこの『チューナー』という機械を使う。この機械を付けて弦を鳴らすとアルファベットがでてくる。そのアルファベットは手前から順番に、
E
A
D
G
B
Eだ。最後のEは、はじめのEの一オクターブ上だ。チューナーには、ゲージのようなものがあるから、そのゲージのちょうど真ん中に合わせてくれ。合わせ方はさきっちょの摘まむ所を手前に回したり、逆に回したりしてあわせるんだ。」
「やってみます。」
♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩
一分後
♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩
「出来ました!」
「はやいな!初めてでこれは速い。弦楽器をやったことがあるのか?」
「はい、昔にウクレレを少々。けどこの作業チューニングっていうんですね。調弦って言ってました」
「呼び方はどっちでもいい。しかし、ウクレレとギターはまるで別物だ。ましてやクラシックギターはネックがでかく、押さえにくい事で有名だ。」
「確かに言われてみれば。」
そう、クラシックギターはネック(フレッドのある所)は横にでかく、押さえにくい。そこで挫折した者もいるほどだ。
「けど、多分イケる気がします。」
「ほう、強気だな。なら次は『音階』だな」
「音階?」
「そう、音の階段と書いて音階。これが出来なければ恐らく楽譜を読んでも弾けないだろう。」
『キーンコーンカーンコーン×2』
「お、もうこんな時間か。仕方ない、続きは明日にしよう。」
「はい!ありがとうございました!」
「おう、さようなら。」
そう言うとボロボロの、しかしどこか落ち着きのある部室に背を向けて帰って行った。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「眩魏くん、ギター部に入ったんだって!ウケるんですけどw」
「マジそれな!何であんなところ選んだんだろうな?」
(あんな所っていうな。)
「汚いし、弱小だし、良いところなんて無いじゃんw」
(確かに汚いし弱小だ。けどおまえらは先輩の演奏を聞いたことあるか?!聞いてから言ってくれ!)
「じゃあ、眩魏くん弾けるの?」
(それは…)
「弾けないの?弾けもしないのにいってんだ!先輩の影にこそこそ隠れて恥ずかしくないの?」
(…)
「眩魏、お前本当にダサいなw」
「ほんまになw汚物は消毒しないとなw」
ボカ!ドス!バギ!
痛々しい音が教室に響いた。
「やめろや、この分からず屋どもが!!!!」
そう言って眩魏は目を覚ました。
「はぁ、はぁ、クソ!」
悔しい。裏で何か言われていたり、部活の事をバカにされることより、今、自分が部活の為に何も出来ない事が悔しいかった。何も弾けず、
出来る事はチューニングぐらいの自分が。
「はは、最悪な目覚めだな…今日。」
思わず苦笑いが零れてしまった。と、どうじに、これまで以上に頑張ろう。そう思っていた。
(ギター部ってこんなに嫌われてんのかよ…)
狂ってしまった今日を眩魏は生きていた。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪「さて、今日から『基礎練』に入るが…どうした?元気がないけど大丈夫か?」
平井先輩の呼びかけも聞かず、ただ眩魏はボーっとしていた。
「眩魏、眩魏!」
「ひゃい!」
「もしかして見えない壁がある!みたいなことを体験したのか?」
「…はい…」
この学校ではギター部は差別の対象。差別覚悟で入部したが、やはり心にくるものがあった。
「やはりな。だがどう足掻こうとこの差別からは逃れなれない。」
「けど、打開策はあるでしょう?!どうしてしないんですか?」
「『人気のない部活はこの学校にいらない。』それがルールだ。部員がいれば別だが…そのためにもお前がうまくなって演奏会を多く開かないとな。」
「はい…頑張ります!」
「そのいきだ。さて、今日の練習は『チューニング』だ。ギターの初歩の初歩だ。」
「ちゅーにんぐ?遊○王ですか?」
「別にスターダストド○ゴンは出てこないぞ。日本語で言うと調弦だ。これをしなければ本当に汚い音楽になる。」
「へぇ~」
「チューニングはこの『チューナー』という機械を使う。この機械を付けて弦を鳴らすとアルファベットがでてくる。そのアルファベットは手前から順番に、
E
A
D
G
B
Eだ。最後のEは、はじめのEの一オクターブ上だ。チューナーには、ゲージのようなものがあるから、そのゲージのちょうど真ん中に合わせてくれ。合わせ方はさきっちょの摘まむ所を手前に回したり、逆に回したりしてあわせるんだ。」
「やってみます。」
♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩
一分後
♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩♩
「出来ました!」
「はやいな!初めてでこれは速い。弦楽器をやったことがあるのか?」
「はい、昔にウクレレを少々。けどこの作業チューニングっていうんですね。調弦って言ってました」
「呼び方はどっちでもいい。しかし、ウクレレとギターはまるで別物だ。ましてやクラシックギターはネックがでかく、押さえにくい事で有名だ。」
「確かに言われてみれば。」
そう、クラシックギターはネック(フレッドのある所)は横にでかく、押さえにくい。そこで挫折した者もいるほどだ。
「けど、多分イケる気がします。」
「ほう、強気だな。なら次は『音階』だな」
「音階?」
「そう、音の階段と書いて音階。これが出来なければ恐らく楽譜を読んでも弾けないだろう。」
『キーンコーンカーンコーン×2』
「お、もうこんな時間か。仕方ない、続きは明日にしよう。」
「はい!ありがとうございました!」
「おう、さようなら。」
そう言うとボロボロの、しかしどこか落ち着きのある部室に背を向けて帰って行った。
♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
「眩魏くん、ギター部に入ったんだって!ウケるんですけどw」
「マジそれな!何であんなところ選んだんだろうな?」
(あんな所っていうな。)
「汚いし、弱小だし、良いところなんて無いじゃんw」
(確かに汚いし弱小だ。けどおまえらは先輩の演奏を聞いたことあるか?!聞いてから言ってくれ!)
「じゃあ、眩魏くん弾けるの?」
(それは…)
「弾けないの?弾けもしないのにいってんだ!先輩の影にこそこそ隠れて恥ずかしくないの?」
(…)
「眩魏、お前本当にダサいなw」
「ほんまになw汚物は消毒しないとなw」
ボカ!ドス!バギ!
痛々しい音が教室に響いた。
「やめろや、この分からず屋どもが!!!!」
そう言って眩魏は目を覚ました。
「はぁ、はぁ、クソ!」
悔しい。裏で何か言われていたり、部活の事をバカにされることより、今、自分が部活の為に何も出来ない事が悔しいかった。何も弾けず、
出来る事はチューニングぐらいの自分が。
「はは、最悪な目覚めだな…今日。」
思わず苦笑いが零れてしまった。と、どうじに、これまで以上に頑張ろう。そう思っていた。
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