眩魏(くらぎ)!一楽章

たらしゅー放送局

文字の大きさ
30 / 42
番外編

(番外編)その頃、『あいつらは』

しおりを挟む
雲上陽と知り合い、はや一週間。その一週間何もなかったと言えば嘘になる。倒したいじめっ子がこの地域の頭を張っている不良グループ、『高天原』の人に言ったらしく、常日頃からその刺客(?)が狂戦士のように喧嘩を挑んでくる毎日である。
「ほんっと最近困るよねぇ~」
「そんなもんだ。不良に手を出したが最後、半永久的に毎日喧嘩になるだろうな」
「オーイ、陽!」
「なに?」
そう言って雲上は友達の所へかけていった。やれ最近ギター部にまた新入部員がはいっただのそんな話である。残念ながら無空月(むくうつき)にはそんな人は数少ない。事実、無空はそれを好んでいる。誰にも邪魔されなくて、落ち着いた空間。自分の『絶対領域』を今日も無空は維持していた。
♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤♤
そんな日の帰り道、たまたまあった雲上と一緒に無空は帰っていた。二人ともまだ帰宅部のため、他の人達より速く帰る事が出来た。のんびりと流れていく雲を眺めていた。
「ちょっと待ちなよ」
そういわれて前を向くとそこには袴姿の男と洋服を着た人が三人立っていた。
「何のようですか?」
「まぁ、そう慌てんじゃねぇよ。ま、取り敢えず初対面の相手に名乗らないのは失礼になるから名乗らせてもらうぜ?」
男はそう言うと大きく胸を貼った。
「俺の名は高天原四神が一人、『旋回廻(せんかいめぐる)』!無空月と雲上陽の『討伐』に参った!」
「た、高天原の四神!?」
「そんなに驚く事か?雲上?」
「そりゃ驚くよ!高天原の四人のリーダーの事を四神と呼んでいて、最近じゃ警察も手を出せない連中だよ!」
「あ、そう。じゃあこっちも名乗ろうかな?」
そう言うと無空も旋回と同様に胸を張った。
「無空月だ。横のは雲上陽」
と雲上の紹介も済ませた。
「ま、勝負付き合うよ。速くしてくれ」
「なら尋常に!」
そう言いながら旋回はこちらへ向かってきた。
(相手の勢いを利用するには…やっぱり突きだな!)
そう思い、無空は突きを出した、が相手はもういなかった。
(はぁ?!)
「無空、懐!」
はっとして懐に目をやるも遅かった。
「卍蹴り!」
そう言うと旋回は上半身と片方の脚を地面につけ、もう一方の脚を無空の脇腹に入れた。
「なに?!」
力を入れなかった脇腹に蹴りが決まったので無空は体制を崩した。
「なるほどな、お前の武術がわかったぜ…!」
「ほう、なら俺の武術の名前をいってみろ!」
「いいぜ…お前の武術、それは躰道(たいどう)!昭和四十年に創立した比較的新しい武術だ!その技は空手や手(てぃ)などを元とし、旋、運、変、捻、転体を取り入れている!」
「がははは、そうとも。俺の武術は躰道、躰道のスピードに付いてこれるかな?!」




☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
どうも皆さん、こんにちは。たらしゅー放送局です。今回、大切なお知らせがあります。それは、週一更新にする事です。まぁ理由はいっぱいあるんですが代表すると友達とかにも取材するので時間がかかったりするんです。だから週一更新になりました。けどそれだと読者に飽きられてしまう…ということで外伝的な感じで無空君の物語を結構なペースで書こうと思います。それともう一つ、僕は空手と手は別の武術と考えてますので「空手と手は一緒じゃばーろい!」という気持ちを抑えてください。まぁ、こんな約束の守れない僕ですが、今後とも、眩魏共々宜しくお願いします!





しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

さようなら婚約者

あんど もあ
ファンタジー
アンジュは、五年間虐げられた婚約者から婚約破棄を告げられる。翌日、カバン一つを持って五年住んだ婚約者の家を去るアンジュ。一方、婚約者は…。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム

ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。 けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。 学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!? 大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。 真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。

王子を身籠りました

青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。 王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。 再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。

俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件

こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。 ・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。 ・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。 ・物静かで儚げな美術部員。 ・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。 ・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。 拓海の生活はどうなるのか!?

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

二十年以上無視してきた夫が、今さら文通を申し込んできました

小豆缶
恋愛
「お願いです。文通から始めてもらえませんか?」 二十年以上会話もなかった夫――この国の王が、ある日突然そう言ってきた。 第一王妃マリアは、公爵家出身の正妃。だが夫はかつて、寵愛する第三王妃の話のみを信じ、彼女を殴ったことがある。その事件が原因で、マリアは男性恐怖症が悪化して、夫と二人きりでは会話すらできなくなっていた。 それから二十年。 第三王妃はとある事故で亡くなり、夫は反省したらしい。だからといって――今さら夫婦関係をやり直したいと言われても遅すぎる。 なのに王は諦めない。毎日の手紙。花を一輪。夜食の差し入れ。 不器用すぎる求愛に振り回されるうち、マリアの中で止まっていた感情が少しずつ動き始める。 これは、冷えきった政略夫婦が「文通」からやり直す恋の話。 ※本作は「存在されていないことにされていた管理ギフトの少女王宮で真の家族に出会う」のスピンオフですが、単体で読めます。

処理中です...