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(手抜き注意報)出雲に来た小僧の川流れ

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「夏休みに島根に旅行したんです」
と、眩魏は淡々と語り始めた。
「確か五、六泊ぐらい泊まったかな?で、その最初の日の夜。旅館についたんです。で、たまたま同じようなタイミングで泊まりに来ていた女の子と仲良くなったんです」
「ナンパか?(笑)」
と、弦が茶々を入れる。
「ナンパしてません!」
と、突っ込みを入れる。全く、なんでこいつはそっち方面の話に持って行こうとするのか。
「話を戻しますよ!で、その女の子とあだ名をお互い付けたんです。俺が音守なので、『音叉』、それでその子は名字を取るのと星座が好きな事から『北斗』って言うあだ名をつけたんです」
とはいったものの、眩魏はその子の本名は覚えていないのだ。覚えているのはその子の容姿などしか覚えていないのだ。
「で、旅行は殆どその子と遊ぶ事に費やしていたんですよ。それで、最終日。ある事件が、起きたんです」
それが眩魏のトラウマの原因である。
「その子と俺は最後に斐伊川に遊びに行ってたんです。石切りや、水の掛け合いなど、たくさん遊びました。そして遊び疲れたとき、後ろからトンっと押されたんです。本当、軽い感じで」
と、眩魏はジェスチャーして見せた。
「僕は溺れて覚えていませんが、北斗は急いで俺の親を呼んで来たらしいくて、気がつけば、病院の天井を眺めていました。それっきり北斗とは会っていませんし、その時から夏になると、熱が出始めました」
ふぅ、と眩魏はため息を吐いた。
「そうだったんだ…大変だったね」
「絶対人事だと思ってるでしょう?!秋空先輩!」
と、やんややんやしている中で、長野は何かを思い出しそうになっている少女を睨んだ。
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はい、過去最低作ですね。どうもたらしゅー放送局です。実はとある会社の新人賞の小説を書きながら書いているので、疲れに疲れまくって書いたやつです。てかまだ書き終わってません。ので、急激にレベル落ちたなぁーと思ったら疲れてると思ってもらって大丈夫です!では、寝ます!おやすみなさい!
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