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12話 再契約
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「警察だ! 動くな!!」
背後から聞こえた怒声が、俺に向けられたものだと理解するのは簡単だった。
俺が蹴り破った倉庫の入口から、複数の警察官が流れ込んできた。
「え……なに……」
「お前だな! 女子中学生を誘拐したコスプレの変態はっ!」
彼らは俺を取り囲んだ。
待ってくれ。なんで俺が敵意を向けられないといけないんだ。俺は舞ちゃんを守るためここまで来たんだぞ。ここまでしたんだぞ。
そうだよね? ねぇ、舞ちゃん……!
「怖かったね。こっちへおいで。もう大丈夫だから」
「……」
視線を向けると、舞ちゃんは同時に倉庫へ入ってきた女性警官に保護されていた。
乱れたブレザーの上から毛布をかけられ、優しく声をかけられている。
舞ちゃんの肩は、震えていた。泣いているのだと分かった。
「いや……違う……」
俺も泣いていた。
「未成年監禁の疑いで現行犯逮捕する! 大人しくしろ!」
「違う、違うんだよぉぉお」
「ここまでしておいて! 見苦しいぞ!!」
いつぶりだろうか。声をあげて、人前で号泣するなんて。
「違うんだよぉおお!! 舞ちゃん、舞ちゃぁぁん!!」
「田中さん……」
舞ちゃんが何かを話そうとするも、女性警官がそれを制する。警察官たちは、とにかく彼女をこの場から離そうとしていた。そして、とにかく俺を取り押さえるつもりでいた。
そこに俺の弁明を聞くつもりなんて、微塵もなかった。
「舞ぢゃぁあん!!」
それでも叫んだ。
気がついたら変身は解けていて、俺は全裸になっていた。
魔法がない俺は呆気なく、いとも簡単に、取り押さえられた。
●
この部屋に来るのは何度目だろうか。
手錠をかけられたのは初めてだが、取り調べ室自体は慣れたものだった。
いつもなら毅然と無実を説明していたが、今日は違う。消し炭になった部長、拒絶するような舞ちゃんの眼差し。何がいけなかったのかと、自分の行いを反芻しているうちに、心が折れてしまっていた。
刑事から訊かれる内容は形を変え、同じものの繰り返しだった。
「中学校の生徒達は、コスプレをした中年男性が教室に入ってきて、小鳥遊舞を拐ったと言っている」
字面だけを見れば、刑事の言っていることは真実だった。しかし、そのコスプレ野郎は俺じゃない。
「私ではありません。すべて部長の仕業なんです……。そもそも、部長が部長室から飛んでいったから……」
「会社の人たちは、言い合ってる怒鳴り声が聞こえた後、窓が壊された音がしたと。そして、部屋に入ってみたら君がまたコスプレをしていて、いきなり窓から飛び降りたと言っている。そこに部長の姿はなかったと」
「みんなが入ってきたのは、部長が窓から出ていった後です……。僕は、舞ちゃんを助けに向かったんです……」
刑事は俺と対話するつもりはない。俺が真実を話しても、聞く耳を持たずに続ける。
「舞ちゃん舞ちゃんって言うけど、君はあの子の何?」
「……ともだち。いや……仲間、です」
「なんの?」
「魔法少女……」
「ふざけてんのか?」
真剣な大人の怒りを浴びたのは、小学校以来だったかもしれない。こんな風に言われたら、身が萎縮して何も言えなくなる。
「お前、そろそろ本当のこと言えよ? 全裸のまま、あの子に何した? 被害者の口から言わせるつもりか?」
「え、それってどういう……いや、いやいやいや、マジ、俺やってないですよっ」
それだけは神に誓って本当だった。それだけではないが、それだけはどうか信じてほしかった。
俺の切実な思いを、だが刑事は一蹴する。
「お前以外にいないんだよ。今まで、何回、不審者で通報されて、職質うけて、連行されてきたんだ?」
「ぶ、部長……なんです。……誰でもいい。誰か、黄色い魔法少女の姿をしたおっさんが空を飛んでいたのを、目撃していないんですかっ。それが部長で、部長が舞ちゃんを学校から誘拐して、あんなことになっていたんだ!」
刑事は机を叩きつけ、俺から視線を逸らした。
一呼吸おいてから、それまでと違う口調で言った。
「まぁ、いいですよ。もう今日は休んでください。明日もありますんで、ゆっくり考えておいてください」
何だそれ。何を考えとけって言いたいんだ。
俺は、やっていないぞ。
俺は部長と違う。舞ちゃんにそんなことはしない。頭の中では色んな妄想はするかもしれないが、いつも実行に移すことはしてこなかった。
すべて脳内完結。俺は精神世界で満たされていた。
俺はずっと、頭の中でそんな弁明をしていた。誰も聞いてくれない俺の声。それは朝になるまで続いて、俺は一睡もできなかった。
そんな寝不足と疲労で打ちひしがれてる俺に、部長がザビエルと呼んだ猫の淫獣が顔を見せた。
「満身創痍だね」
「貴様は……」
どうやって入ってきたのか分からないが、留置場にいるはずの俺の目の前に、そいつはいた。
「お前ら、部長に何をした」
「何って……。聞かれたから、質問に答えただけだよ? 僕らは隠し事はしないからね」
「よく言う……」
「ニコライもそうだったろ? 君の質問には誠実に答えている。そのおかげで、君は魔力を増強できたろ?」
人外との問答は時間の無駄だ。
知りたいことを、単刀直入に聞くことにした。
「部長は、どうしてああなった? 寿命があと1年ってどういうことだ?」
散り際に、部長は泣きながらそう叫んでいた。想像するに、自分の余命を知って絶望したのだと思う。そして、それは魔法でもどうにもならなくて、部長は自暴自棄になった。
「無限のエネルギーなんて、この世にはないだろ? それは魔法少女も同じだ。魔力も使えば使うほど、消耗していく」
「それが命だと」
「マジカル・ストーンのおかけで君達は魔法少女でいるわけなんだけど、それは君達の魂だからね。魔法を使えばそれが消耗するなんてこと、普通に考えれば分かるでしょう? それが強力な魔法であるほど、消耗も早い。なのに、それを知った途端、彼は変わってしまった」
「それを知っていたら、部長は契約をしなかった」
「魂をマジカル・ストーンに変換すると言ったさ。それでも、彼には叶えたい夢があったんだろう。現に、それを知った彼は、自分の夢を叶えるために行動に出た。魔法少女の力を使って」
「詐欺師め……。一番の不利益を伏せて、さも魅力的な提案のように話をして……」
想像通りだったためか、さほど驚きはしなかった。そして、こいつらの思考回路は理解していたということと、取り調べの疲れのせいか、不思議と怒りもこみ上げなかった。
「聞かせてよ。君にはどんな夢があったんだい?」
「ずっと考えていた……。俺はどうやったら、舞ちゃんを助けることができたのか。どうすれば、部長を防げたのか」
留置場のなか、自分に語りかけていたこと。どうすればよかったのか。後悔、というより、舞ちゃんへの罪悪感と、そんな弁明だった。
「うーん、契約時の話なんだけど」
「舞ちゃんに嫌われたくない……舞ちゃん、舞ちゃぁん……」
言葉にすると涙がこみ上げてきて、俺は嗚咽した。
「困ったなぁ。泣かせるつもりはなかったんだけど……」
困惑する淫獣は、「じゃあ」と続けた。
「今の君の夢はなんだい?」
「夢……ですか。こんな姿で、こんな所に捕まって……。もうきっと会社にも戻れない。ニュースになって顔が晒されて、その前からSNSで晒されてて……。夢どころか、もう希望もねぇよ」
今の俺は魔力も低下して、変身する程度のことしかできない。せっかく恥を捨てて魔力を高めたのに、全てが水の泡だ。
魔法少女になる、という願いも、叶う気がしない。
舞ちゃんとも今後会えないかもしれない。
まさに、夢も希望もない。でも……
「……俺は、舞ちゃんにもっと必要とされたい。こんな結末にならないように、やり直して、今度はもっとうまくやりたい」
それは願いであり、願望だった。
俺の夢は、女の子になって魔法少女になること。舞ちゃんと一緒に魔法少女すること。あるいは、舞ちゃんと、舞ちゃんと……
そのために、もう一度やり直したい。
「わかった。いいよ」
「……え?」
「君の夢を叶えてあげるよ。だから――僕と契約して、魔法少女になってよ」
こいつが何を言ってるのか、課長の俺でも分からなかった。もう既に他と契約済みなんですけど。魔法少女なんですけど。
疑問を口にする前に、俺はチャンスを逃したくなくて、頷いた。
「じゃあ、契約成立だね」
俺の全身が、変身時のように光を放つ。
眩しい、しかし温かい光。俺は目を瞑って、流れてくる魔力を受け入れた。
背後から聞こえた怒声が、俺に向けられたものだと理解するのは簡単だった。
俺が蹴り破った倉庫の入口から、複数の警察官が流れ込んできた。
「え……なに……」
「お前だな! 女子中学生を誘拐したコスプレの変態はっ!」
彼らは俺を取り囲んだ。
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そうだよね? ねぇ、舞ちゃん……!
「怖かったね。こっちへおいで。もう大丈夫だから」
「……」
視線を向けると、舞ちゃんは同時に倉庫へ入ってきた女性警官に保護されていた。
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舞ちゃんの肩は、震えていた。泣いているのだと分かった。
「いや……違う……」
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「ここまでしておいて! 見苦しいぞ!!」
いつぶりだろうか。声をあげて、人前で号泣するなんて。
「違うんだよぉおお!! 舞ちゃん、舞ちゃぁぁん!!」
「田中さん……」
舞ちゃんが何かを話そうとするも、女性警官がそれを制する。警察官たちは、とにかく彼女をこの場から離そうとしていた。そして、とにかく俺を取り押さえるつもりでいた。
そこに俺の弁明を聞くつもりなんて、微塵もなかった。
「舞ぢゃぁあん!!」
それでも叫んだ。
気がついたら変身は解けていて、俺は全裸になっていた。
魔法がない俺は呆気なく、いとも簡単に、取り押さえられた。
●
この部屋に来るのは何度目だろうか。
手錠をかけられたのは初めてだが、取り調べ室自体は慣れたものだった。
いつもなら毅然と無実を説明していたが、今日は違う。消し炭になった部長、拒絶するような舞ちゃんの眼差し。何がいけなかったのかと、自分の行いを反芻しているうちに、心が折れてしまっていた。
刑事から訊かれる内容は形を変え、同じものの繰り返しだった。
「中学校の生徒達は、コスプレをした中年男性が教室に入ってきて、小鳥遊舞を拐ったと言っている」
字面だけを見れば、刑事の言っていることは真実だった。しかし、そのコスプレ野郎は俺じゃない。
「私ではありません。すべて部長の仕業なんです……。そもそも、部長が部長室から飛んでいったから……」
「会社の人たちは、言い合ってる怒鳴り声が聞こえた後、窓が壊された音がしたと。そして、部屋に入ってみたら君がまたコスプレをしていて、いきなり窓から飛び降りたと言っている。そこに部長の姿はなかったと」
「みんなが入ってきたのは、部長が窓から出ていった後です……。僕は、舞ちゃんを助けに向かったんです……」
刑事は俺と対話するつもりはない。俺が真実を話しても、聞く耳を持たずに続ける。
「舞ちゃん舞ちゃんって言うけど、君はあの子の何?」
「……ともだち。いや……仲間、です」
「なんの?」
「魔法少女……」
「ふざけてんのか?」
真剣な大人の怒りを浴びたのは、小学校以来だったかもしれない。こんな風に言われたら、身が萎縮して何も言えなくなる。
「お前、そろそろ本当のこと言えよ? 全裸のまま、あの子に何した? 被害者の口から言わせるつもりか?」
「え、それってどういう……いや、いやいやいや、マジ、俺やってないですよっ」
それだけは神に誓って本当だった。それだけではないが、それだけはどうか信じてほしかった。
俺の切実な思いを、だが刑事は一蹴する。
「お前以外にいないんだよ。今まで、何回、不審者で通報されて、職質うけて、連行されてきたんだ?」
「ぶ、部長……なんです。……誰でもいい。誰か、黄色い魔法少女の姿をしたおっさんが空を飛んでいたのを、目撃していないんですかっ。それが部長で、部長が舞ちゃんを学校から誘拐して、あんなことになっていたんだ!」
刑事は机を叩きつけ、俺から視線を逸らした。
一呼吸おいてから、それまでと違う口調で言った。
「まぁ、いいですよ。もう今日は休んでください。明日もありますんで、ゆっくり考えておいてください」
何だそれ。何を考えとけって言いたいんだ。
俺は、やっていないぞ。
俺は部長と違う。舞ちゃんにそんなことはしない。頭の中では色んな妄想はするかもしれないが、いつも実行に移すことはしてこなかった。
すべて脳内完結。俺は精神世界で満たされていた。
俺はずっと、頭の中でそんな弁明をしていた。誰も聞いてくれない俺の声。それは朝になるまで続いて、俺は一睡もできなかった。
そんな寝不足と疲労で打ちひしがれてる俺に、部長がザビエルと呼んだ猫の淫獣が顔を見せた。
「満身創痍だね」
「貴様は……」
どうやって入ってきたのか分からないが、留置場にいるはずの俺の目の前に、そいつはいた。
「お前ら、部長に何をした」
「何って……。聞かれたから、質問に答えただけだよ? 僕らは隠し事はしないからね」
「よく言う……」
「ニコライもそうだったろ? 君の質問には誠実に答えている。そのおかげで、君は魔力を増強できたろ?」
人外との問答は時間の無駄だ。
知りたいことを、単刀直入に聞くことにした。
「部長は、どうしてああなった? 寿命があと1年ってどういうことだ?」
散り際に、部長は泣きながらそう叫んでいた。想像するに、自分の余命を知って絶望したのだと思う。そして、それは魔法でもどうにもならなくて、部長は自暴自棄になった。
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「それが命だと」
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「それを知っていたら、部長は契約をしなかった」
「魂をマジカル・ストーンに変換すると言ったさ。それでも、彼には叶えたい夢があったんだろう。現に、それを知った彼は、自分の夢を叶えるために行動に出た。魔法少女の力を使って」
「詐欺師め……。一番の不利益を伏せて、さも魅力的な提案のように話をして……」
想像通りだったためか、さほど驚きはしなかった。そして、こいつらの思考回路は理解していたということと、取り調べの疲れのせいか、不思議と怒りもこみ上げなかった。
「聞かせてよ。君にはどんな夢があったんだい?」
「ずっと考えていた……。俺はどうやったら、舞ちゃんを助けることができたのか。どうすれば、部長を防げたのか」
留置場のなか、自分に語りかけていたこと。どうすればよかったのか。後悔、というより、舞ちゃんへの罪悪感と、そんな弁明だった。
「うーん、契約時の話なんだけど」
「舞ちゃんに嫌われたくない……舞ちゃん、舞ちゃぁん……」
言葉にすると涙がこみ上げてきて、俺は嗚咽した。
「困ったなぁ。泣かせるつもりはなかったんだけど……」
困惑する淫獣は、「じゃあ」と続けた。
「今の君の夢はなんだい?」
「夢……ですか。こんな姿で、こんな所に捕まって……。もうきっと会社にも戻れない。ニュースになって顔が晒されて、その前からSNSで晒されてて……。夢どころか、もう希望もねぇよ」
今の俺は魔力も低下して、変身する程度のことしかできない。せっかく恥を捨てて魔力を高めたのに、全てが水の泡だ。
魔法少女になる、という願いも、叶う気がしない。
舞ちゃんとも今後会えないかもしれない。
まさに、夢も希望もない。でも……
「……俺は、舞ちゃんにもっと必要とされたい。こんな結末にならないように、やり直して、今度はもっとうまくやりたい」
それは願いであり、願望だった。
俺の夢は、女の子になって魔法少女になること。舞ちゃんと一緒に魔法少女すること。あるいは、舞ちゃんと、舞ちゃんと……
そのために、もう一度やり直したい。
「わかった。いいよ」
「……え?」
「君の夢を叶えてあげるよ。だから――僕と契約して、魔法少女になってよ」
こいつが何を言ってるのか、課長の俺でも分からなかった。もう既に他と契約済みなんですけど。魔法少女なんですけど。
疑問を口にする前に、俺はチャンスを逃したくなくて、頷いた。
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