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第1章
12話目
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清清しい朝を迎えた! と、言いたいが、現実は厳しい・・・・。 窓から入る光り具合を見ると天気は良いのだが・・・・。下から男達の怒号と雄叫びが聞こえるのだ・・・。
「やっぱり、ギルドになんか泊まるんじゃ無かった・・・」
私はタメ息をつきながら起き上がる。目覚ましが男の雄叫びなんて・・・・。おかしすぎるだろう・・・。
顔を洗い身仕度を整えて、コッソリと宿を出た。町中を歩き、神殿を目指す。途中、露店でサンドイッチみたいな物を購入して、朝食替りに食べながら周囲を見ていく。
「雑貨屋や武器屋、防具屋何かはあっち側に有るのね。その内覗きに行かなくちゃ!町の中を見ると、やっぱり異世界よね~、髪の毛の色も種類が多いいし、建物や服も全然違う・・・。面白いなぁ~」
定年後に行くはずだった外国旅行をしている気分がして、私は嬉しくなった。
有った!あそこが神殿ね、礼拝出来るかしら?
「すみませーん」ドアを少し開け声をかけてみる。
「ハイ、ようこそ神殿へ!今日はどのようなご用件でしょうか?」
出てきたのは年配の優しそうなシスターだった。
「えーっと、少し礼拝させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
「はい、もちろん大丈夫ですよ、こちらにどうぞ、ゆっくりされて下さいね」
シスターは案内後奥に入って行った。
静かな空間で神の像が立っている、近くまで行き像に向かって声をかけてみる。
《神様、無事に町まで来ました。荷物やお金ありがとうございました。とくに家は物凄く嬉しかったです。後、フェンリルも、もともと一人ぼっちだったけど、やっぱり異世界での一人ぼっちは我ながら厳しかったかもしれない》
《あ、綾乃さん、良かったです~。大丈夫ですか?何か不足している物は無いでしょうか?》
ん?何か声がした。《もしかして、神様ですか?》
《はい、私 ≪セラール≫ です。無事に町までこれて良かったです》
安堵した様な声がする。
《神・《≪セラール≫です、名前で呼んで下さい。》・・(声が被さって来た!)・・・・。えっと、セラールさん、》
《ハイ、何でしょうか?》
《神殿でお話し出来たんですね》
《そうですね、綾乃さんだけの特別ですよ。一応、≪念話≫です》
《エッ?私だけですか?》
《はい、そうです》
《良いんですか?そんな事をして!》
《大丈夫です、綾乃さんの事信じてますし、困ったこととか無いようにしてあげたいので・・・。本当に申し訳無いと思っています、この世界より安全で不自由が無い地球からきた綾乃さんにとって、この世界は安定して来ていますが、まだまだ魔物の被害が有りますし、科学等も発展して無いので何かと不便ですから・・・》
セラールさんの声に力が無くなっていく。
《大丈夫ですよ!このくらい。しかも若返って美少女のようですし、ステータスと鏡を見てびっくりしたんですよ私。 良いんですか?この能力!!もらい過ぎですよ》
私はチート能力保持の確認をした。さすがに盛りすぎだと、私でも思うよ・・・・。
《大丈夫ですよ。無いと困るでしょ、怪我でもしたらどうするんですか!》
貴方は私のオカンですか?過保護のお母さんみたいな事を神様が言う・・・。
《ハァー、セラールさんが良いなら良いですけど。私に何かさせたいとか有るんですか?》
これはやっぱり確認しとかないとね。
《大丈夫、無いですよ。最初に言った通りこの世界を安全に楽しんで下さい。何か必要な物とか、困ったことが有ればいつでも神殿に来て下さいね。ただの世間話でも良いですよ》と、優しい声がする。
《ありがとうございます。また、話に来ますね。何か称号にも≪友≫になってましたし》
《はい、いつでもどうぞ》にこやかなお返事が来た。
「やっぱり、ギルドになんか泊まるんじゃ無かった・・・」
私はタメ息をつきながら起き上がる。目覚ましが男の雄叫びなんて・・・・。おかしすぎるだろう・・・。
顔を洗い身仕度を整えて、コッソリと宿を出た。町中を歩き、神殿を目指す。途中、露店でサンドイッチみたいな物を購入して、朝食替りに食べながら周囲を見ていく。
「雑貨屋や武器屋、防具屋何かはあっち側に有るのね。その内覗きに行かなくちゃ!町の中を見ると、やっぱり異世界よね~、髪の毛の色も種類が多いいし、建物や服も全然違う・・・。面白いなぁ~」
定年後に行くはずだった外国旅行をしている気分がして、私は嬉しくなった。
有った!あそこが神殿ね、礼拝出来るかしら?
「すみませーん」ドアを少し開け声をかけてみる。
「ハイ、ようこそ神殿へ!今日はどのようなご用件でしょうか?」
出てきたのは年配の優しそうなシスターだった。
「えーっと、少し礼拝させて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?」
「はい、もちろん大丈夫ですよ、こちらにどうぞ、ゆっくりされて下さいね」
シスターは案内後奥に入って行った。
静かな空間で神の像が立っている、近くまで行き像に向かって声をかけてみる。
《神様、無事に町まで来ました。荷物やお金ありがとうございました。とくに家は物凄く嬉しかったです。後、フェンリルも、もともと一人ぼっちだったけど、やっぱり異世界での一人ぼっちは我ながら厳しかったかもしれない》
《あ、綾乃さん、良かったです~。大丈夫ですか?何か不足している物は無いでしょうか?》
ん?何か声がした。《もしかして、神様ですか?》
《はい、私 ≪セラール≫ です。無事に町までこれて良かったです》
安堵した様な声がする。
《神・《≪セラール≫です、名前で呼んで下さい。》・・(声が被さって来た!)・・・・。えっと、セラールさん、》
《ハイ、何でしょうか?》
《神殿でお話し出来たんですね》
《そうですね、綾乃さんだけの特別ですよ。一応、≪念話≫です》
《エッ?私だけですか?》
《はい、そうです》
《良いんですか?そんな事をして!》
《大丈夫です、綾乃さんの事信じてますし、困ったこととか無いようにしてあげたいので・・・。本当に申し訳無いと思っています、この世界より安全で不自由が無い地球からきた綾乃さんにとって、この世界は安定して来ていますが、まだまだ魔物の被害が有りますし、科学等も発展して無いので何かと不便ですから・・・》
セラールさんの声に力が無くなっていく。
《大丈夫ですよ!このくらい。しかも若返って美少女のようですし、ステータスと鏡を見てびっくりしたんですよ私。 良いんですか?この能力!!もらい過ぎですよ》
私はチート能力保持の確認をした。さすがに盛りすぎだと、私でも思うよ・・・・。
《大丈夫ですよ。無いと困るでしょ、怪我でもしたらどうするんですか!》
貴方は私のオカンですか?過保護のお母さんみたいな事を神様が言う・・・。
《ハァー、セラールさんが良いなら良いですけど。私に何かさせたいとか有るんですか?》
これはやっぱり確認しとかないとね。
《大丈夫、無いですよ。最初に言った通りこの世界を安全に楽しんで下さい。何か必要な物とか、困ったことが有ればいつでも神殿に来て下さいね。ただの世間話でも良いですよ》と、優しい声がする。
《ありがとうございます。また、話に来ますね。何か称号にも≪友≫になってましたし》
《はい、いつでもどうぞ》にこやかなお返事が来た。
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