アラヒフおばさんのゆるゆる異世界生活

ゼウママ

文字の大きさ
15 / 87
第1章

11話目

しおりを挟む
いつも読んで下さって、ありがとうございます。

△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△

結局私はギルドの宿に泊まる事にした。
だってさぁ~、ギルドマスターが何度も、何度も一生懸命頭を下げるんだもの・・・。
ギルドマスターって確か偉い人だと思うんだけど・・・・・。何でだろう?

部屋に入るとベッドがひとつと、簡易机セット、衣装棚が有るだけのこじんまりとした部屋だった。
一応掃除はしてあるみたいだが、何か嫌だったので、ベッドに『クリーン』をかけておいた。
バスやトイレも部屋になく、男性は井戸のところで水浴び、女性は部屋で拭いているという。
何とトイレは共同で床にスライムを入れた壺を埋め込んで有った。・・・・・うん。まさしく、異世界!
現代の日本であるまじき環境!   公衆衛生は何処に行った。感染対策本部は何をしている!!!
一人で憤っても仕方が無いんだけどね~。しばらくこの異世界事情に   『無いわ~』  と、声を大にして言っておく。

しばらく休み、隠密を発動して宿の食事を食べに行くと、宴会中だった・・・。
邪魔をしてはいけないのでひっそりと注文し、部屋で食べる許可をもらいう。今夜はオークのステーキにロロ(  じゃがいもみたいな野菜  )のサラダ、野菜タップリのスープにパンだ。
意外だったのは、塩に胡椒が少しだけのオークステーキが絶品だった事。
肉汁が滴り、噛みごたえが有り、それでいて固すぎず絶妙だ。スープも野菜の旨味が出て程よく崩れていたため食べやすく飲みごたえが有った。
「ふぅ~。満足です。まさか異世界の料理がこれ程美味しいなんてびっくりです」 
本当に驚きました。よく読んだ異世界ものは、たいがい料理の質が違う事が多く、皆さん革命を起こしているんですが、私はする必要が無いですね!

「確かにこの宿の料理は美味しいが、主の料理も格別に美味しいんだが」
人化して一緒に食べていたウォルフが私の料理を誉めてくれ、「我は森にいる事が多く人里に出ることがまず無かったのだ、料理した物がこれ程美味しいとは誤算だな。良い事を知った」   
嬉しそうに笑います。

「私と一緒にいる間は、余程の事が無い限り料理された食事が食べれますよ」

「うむ、それだけでも主の従魔となって良かった」     
 満足そうな顔をした後狼に戻り床に寝そべります。

今日はこのくらいで寝るみたいですね。私も疲れてますし食器を返却して寝たいけど、まだやる事が有るんだよね~。それは『ステータスの隠蔽』これをやっておかないと私のチートがバレ面倒事が雪崩れ込んで来るよね・・・・・。

まずは今のレベルを確認しないと。
「ステータスオープン」
ステータス
名前:   アヤノ(神崎  綾乃)
年齢:   18歳
レベル:  45
HP:  6800
MP:  16300
スキル
全属性魔法:  レベルMAX ( 使えない魔法は有りません。)
武術: レベルMAX (使えない武器は有りません。)
体術:  レベルMAX
家事:  レベル90
鑑定:  レベルMAX  (解らない物は有りません。)
言語能力:  レベルMAX  (解らない言葉は有りません。)
魔力消費極小
所得経験値倍増
スキル所得難易度極小
全状態異常耐性:  レベルMAX  (毒・麻痺・石化・睡眠・魅了等の状態異常を起こしません。)
身体攻撃耐性:  レベルMAX (どのような攻撃を受けても怪我をしません。)
魔法攻撃耐性:  レベルMAX  (どのような魔法攻撃を受けても影響が有りません。)
隠蔽:レベルMAX
気配察知 : レベル 58
探知能力:  レベル76
従魔
フェンリル  《ウォルフ》
称号
全能神《セラール》の友
異世界の知識がある者

「うん。やっぱり魔境で狩をしたからレベルが上がってる、隠さないと・・・・。レベルを下げて、スキル関係も軒並み下げて、称号も隠さないとね」
そして、できたステータスレベルは・・・。
ステータス
名前: アヤノ(神崎  綾乃)
年齢:  18歳
レベル:  22
HP: 2560
MP:  5963
スキル
風魔法:レベル 25・ 火魔法:レベル36  ・水魔法:レベル  48  土魔法: レベル28   ・光魔法:レベル23
剣術:レベル 40
魔力消費極小    ・  毒・麻痺耐性
気配察知:レベル  66
探知能力:レベル58
隠蔽:レベル22
従魔
フェンリル《ウォルフ》

これで良し!あまり低く過ぎてもフェンリルが従魔なのがおかしいからね。私は自分の仕事に満足して寝る事にした。(この時、まだまだこの年齢では異常なレベルだとは気付いて無かった・・・・)

「おやすみなさい」
しおりを挟む
感想 150

あなたにおすすめの小説

勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。

克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。

神の加護を受けて異世界に

モンド
ファンタジー
親に言われるまま学校や塾に通い、卒業後は親の進める親族の会社に入り、上司や親の進める相手と見合いし、結婚。 その後馬車馬のように働き、特別好きな事をした覚えもないまま定年を迎えようとしている主人公、あとわずか数日の会社員生活でふと、何かに誘われるように会社を無断で休み、海の見える高台にある、神社に立ち寄った。 そこで野良犬に噛み殺されそうになっていた狐を助けたがその際、野良犬に喉笛を噛み切られその命を終えてしまうがその時、神社から不思議な光が放たれ新たな世界に生まれ変わる、そこでは自分の意思で何もかもしなければ生きてはいけない厳しい世界しかし、生きているという実感に震える主人公が、力強く生きるながら信仰と奇跡にに導かれて神に至る物語。

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

八百万の神から祝福をもらいました!この力で異世界を生きていきます!

トリガー
ファンタジー
神様のミスで死んでしまったリオ。 女神から代償に八百万の神の祝福をもらった。 転生した異世界で無双する。

幼女と執事が異世界で

天界
ファンタジー
宝くじを握り締めオレは死んだ。 当選金額は約3億。だがオレが死んだのは神の過失だった! 謝罪と称して3億分の贈り物を貰って転生したら異世界!? おまけで貰った執事と共に異世界を満喫することを決めるオレ。 オレの人生はまだ始まったばかりだ!

異世界は流されるままに

椎井瑛弥
ファンタジー
 貴族の三男として生まれたレイは、成人を迎えた当日に意識を失い、目が覚めてみると剣と魔法のファンタジーの世界に生まれ変わっていたことに気づきます。ベタです。  日本で堅実な人生を送っていた彼は、無理をせずに一歩ずつ着実に歩みを進むつもりでしたが、なぜか思ってもみなかった方向に進むことばかり。ベタです。  しっかりと自分を持っているにも関わらず、なぜか思うようにならないレイの冒険譚、ここに開幕。  これを書いている人は縦書き派ですので、縦書きで読むことを推奨します。

処理中です...