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第14話
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こういう風変わりなお店でもお昼時はやはり客足が多く、「お姫様たち」の対応に大忙しだった。この店では食事をとることはもちろん、追加料金を払えば気に入った侍女を自分の席へと呼びつけて会話を楽しむことができる。女性しか入れないのでその点は安心だが、何故か私はやたらと色んなお姫様に口説かれることが多く、ちょっと身の危険を感じてしまった。私としては、恭佳ちゃんの方がずっと魅力的に思えるのだけど……。
ようやくお客さんの入りも穏やかになった頃、久しぶりの来客を告げるベルが店内に鳴り響いた。ちょうど扉に近い位置にいた私が対応に当たる。
「お、お帰りなさいませ、お姫様」
今日何度もその定型句を口にしたはずなのに、まだ気恥ずかしさが残っていた。うう、やっぱり接客は苦手だ。
「あのー、私たち三人で……って、もしかしてゆかり様っ? わ、わ、本物だ! まさか、こんなところで会えるなんてっ!」「嘘っ」「ほ、ほんとだ! ど、どうしよう、と、取りあえず握手して下さいっ」
「や、あの、えっと」
畳みかけるように言葉を投げかけてきた少女たちに、軽く目眩を覚えてしまう。有名人か誰かと勘違いしてるんじゃないかと一瞬思ったけど、私の名を知っている以上は人違いという訳でもなさそうだ。
それに、よくよく見ると、三人の少女の顔はぼんやりとどこかで見た記憶があった。
「も、もしかして、淵森女学院の……?」
「きゃーっ」「私たちのこと、ご存じだったなんて!」「握手じゃなくてもいいんです! 例えば耳ふーとかでも!」
最後の発言は置いといて……やはり彼女たちの反応からすると、学校の関係者のようだ。
「お、どんなお姫様方かと思えば、『ファンクラブ』の面々だね。道理で姦しいわけだ」
店先での騒ぎを聞きつけ、市佳ちゃんが駆けつけてきた。やや遅れて恭佳ちゃんと真冬ちゃんも姿を現す。途端、三人娘たちは再び色めき立った。
「『きょうゆか』だけじゃなくて『いちまふ』までっ?」「頭はちきれちゃいそう……」「天国、天国が見えるわっ……!」
各々が頭を抱えたり、壁に向かって話しかけたり、よく分からないノートにペンを走らせたりし始めてもう収集が付かなくなった。なんなんだ、このお客さんたちは……。
「まあまあ三人とも、取りあえず席に座って落ち着いて下さいな。ゆかりちゃん、せっかくだから相手してあげてね」
「は、はあ」
訳が分からないけど、お客さんである以上は無下に扱うこともできない。
半ば放心状態の少女たちを無理やり席に案内し、冷たい水とメニューを用意する。三人ともやたらと私にねっとりとした視線を投げかけてくるので、やりにくいことこの上なかった。
しかしまあ、市佳ちゃんの言う通り、せっかくのご要望とあらばなるべく期待には応えてあげたい。
三人娘に私を加えた四人は、方形のテーブルの辺にそれぞれ一人ずつ座り、互いに向かい合うような格好となった。
私が椅子に腰を下ろすと、右隣に座った女の子からほうっと溜め息が漏れた。
「ゆかり様……今日もお美しくて、素敵です……」
「そ、それはどうも、ありがとう……」
面と向かってこんなに褒められることはなかなかないので、気恥ずかしくって仕方ない。
「私たち全員、ゆかり様のファンクラブの会員メンバーでして」「日々、ゆかり様のお姿を拝みながら、その美しさと尊さに祈りを捧げているんですっ」
「ファンクラブ……尊さ……?」
私はただただ、困惑するばかり。あまり卑下するのも良くないかもしれないが、私は自分にそこまでの魅力があるとは到底思えなかった。恭佳ちゃんの存在の方がどれだけ尊いか、彼女たちに説き伏せたいくらいだった。
「も、もちろん、褒めてくれるのは嬉しいんだけど……あんまり過度な期待はしないで欲しいというか……」
「ああっ、そんな奥ゆかしいところもまた魅力的ですっ」
今度は左隣の少女が、両腕を胸の前で組みながら、潤んだ瞳で見上げてくる。もう、私の一挙手一投足全てを称えようという意気込みらしい。ここまでくると、軽く狂気さえ感じてしまう。
……恭佳ちゃーん、助けてー。
そんな悲痛な心の叫びが伝わったのか、ちょうど恭佳ちゃんが厨房から顔を出した。注文のケーキセットを乗せたお盆を手に、フリルをはためかせながらこちらに近づいてくる。……やっぱり、意識が飛びそうなくらいかわいい。
だけど、恭佳ちゃんの表情はどことなく堅苦しくて、いつもの余裕さが感じられなかった。
「お待たせ致しました、姫様方。こちら、三種のケーキセットでございます」
感情の籠もらない事務的な口調でそう言いながら、恭佳ちゃんは手際よく三人の前にケーキと紅茶を配置していく。
「それと、『ゆかり姫』様にも、特別なケーキをご用意致しました。どうぞ、引き続き皆様方でご歓談下さい」
やや皮肉混じりの言葉とともに、チョコレートケーキが私の目の前にどさりと置かれる。去り際の恭佳ちゃんの表情はあからさまに不機嫌そうで、声を掛けることさえためらわれた。
ど、どうしたんだろう、恭佳ちゃん。私、何か怒らせるようなことをしてしまっただろうか……。
今日このお店に来てからの出来事を振り返っても、特に思い当たる節はなかった。確かに、恭佳ちゃんに比べれば仕事の手際は悪かったけど、私なりには頑張って接客したつもりだったし……。もし、気分を害するようなことをしてしまったのならば、素直に謝りたい。そのためには、彼女の苛立ちの原因を知ることが第一だった。
「ゆかり様、もしよろしければ私のケーキをっ」「いやいや、ここはわたくしめが!」「私はできれば、恭佳様がゆかり様にあーんしているところを写真にっ」
最後の子はともかく、二人の女の子から同時にフォークを突き出されるなんて初めての経験だ。左隣の子が「はい、あーん」なんてベタな台詞を言うもんだから、釣られてついケーキを口に含んでしまう。
「お、おいしい……」
コンセプト重視のお店だと思っていたから、正直こんなにケーキの味がいいとは予想していなかった。
「ゆかり様ぁ、私のも食べて下さいよお」
右隣の子が急かすように甘えた声を出し、息つく暇もなくまたケーキを口に放り込んでくる。とろけるような甘さが口全体に広がって、恭佳ちゃんを抱きしめている時みたいな心地よさに体が支配されて――
「……ふうん。随分楽しそうなことしてるね」
その時、頭上から氷よりもさらに冷気を帯びた声が投げかけれられた。
顔を上げると、そこには笑顔の恭佳ちゃん……のはずがなく、むしろさっきよりもさらに機嫌を悪くした彼女の姿があった。
空いた食器を持って厨房へと引き返していく後ろ姿を見て、流石の私でも思い当たるところがあった。
恭佳ちゃん……まさか、私に嫉妬して……?
その考えは、今でこそ確信が持てるけれど、普段の彼女からは思いもつかないことだった。恭佳ちゃんが誰かを妬んだりすることなんて、まず見たことがなかったから……。
ただ、考えてみると、私たちは付き合い始めてからいつもお互いを独り占めできる環境にいたのかもしれない。だから、こういう変則的なことが起こると途端に歪みが出てしまって……。
恭佳ちゃんに嫉妬されるというのは、多少は嬉しい部分もある。でも今は、早く仲直りしなきゃという気持ちの方が圧倒的に強かった。
あれこれ考えているうちにどんどん自分に嫌気がさしてきて、焦燥感ばかりが湧き出てくるのだった。
ようやくお客さんの入りも穏やかになった頃、久しぶりの来客を告げるベルが店内に鳴り響いた。ちょうど扉に近い位置にいた私が対応に当たる。
「お、お帰りなさいませ、お姫様」
今日何度もその定型句を口にしたはずなのに、まだ気恥ずかしさが残っていた。うう、やっぱり接客は苦手だ。
「あのー、私たち三人で……って、もしかしてゆかり様っ? わ、わ、本物だ! まさか、こんなところで会えるなんてっ!」「嘘っ」「ほ、ほんとだ! ど、どうしよう、と、取りあえず握手して下さいっ」
「や、あの、えっと」
畳みかけるように言葉を投げかけてきた少女たちに、軽く目眩を覚えてしまう。有名人か誰かと勘違いしてるんじゃないかと一瞬思ったけど、私の名を知っている以上は人違いという訳でもなさそうだ。
それに、よくよく見ると、三人の少女の顔はぼんやりとどこかで見た記憶があった。
「も、もしかして、淵森女学院の……?」
「きゃーっ」「私たちのこと、ご存じだったなんて!」「握手じゃなくてもいいんです! 例えば耳ふーとかでも!」
最後の発言は置いといて……やはり彼女たちの反応からすると、学校の関係者のようだ。
「お、どんなお姫様方かと思えば、『ファンクラブ』の面々だね。道理で姦しいわけだ」
店先での騒ぎを聞きつけ、市佳ちゃんが駆けつけてきた。やや遅れて恭佳ちゃんと真冬ちゃんも姿を現す。途端、三人娘たちは再び色めき立った。
「『きょうゆか』だけじゃなくて『いちまふ』までっ?」「頭はちきれちゃいそう……」「天国、天国が見えるわっ……!」
各々が頭を抱えたり、壁に向かって話しかけたり、よく分からないノートにペンを走らせたりし始めてもう収集が付かなくなった。なんなんだ、このお客さんたちは……。
「まあまあ三人とも、取りあえず席に座って落ち着いて下さいな。ゆかりちゃん、せっかくだから相手してあげてね」
「は、はあ」
訳が分からないけど、お客さんである以上は無下に扱うこともできない。
半ば放心状態の少女たちを無理やり席に案内し、冷たい水とメニューを用意する。三人ともやたらと私にねっとりとした視線を投げかけてくるので、やりにくいことこの上なかった。
しかしまあ、市佳ちゃんの言う通り、せっかくのご要望とあらばなるべく期待には応えてあげたい。
三人娘に私を加えた四人は、方形のテーブルの辺にそれぞれ一人ずつ座り、互いに向かい合うような格好となった。
私が椅子に腰を下ろすと、右隣に座った女の子からほうっと溜め息が漏れた。
「ゆかり様……今日もお美しくて、素敵です……」
「そ、それはどうも、ありがとう……」
面と向かってこんなに褒められることはなかなかないので、気恥ずかしくって仕方ない。
「私たち全員、ゆかり様のファンクラブの会員メンバーでして」「日々、ゆかり様のお姿を拝みながら、その美しさと尊さに祈りを捧げているんですっ」
「ファンクラブ……尊さ……?」
私はただただ、困惑するばかり。あまり卑下するのも良くないかもしれないが、私は自分にそこまでの魅力があるとは到底思えなかった。恭佳ちゃんの存在の方がどれだけ尊いか、彼女たちに説き伏せたいくらいだった。
「も、もちろん、褒めてくれるのは嬉しいんだけど……あんまり過度な期待はしないで欲しいというか……」
「ああっ、そんな奥ゆかしいところもまた魅力的ですっ」
今度は左隣の少女が、両腕を胸の前で組みながら、潤んだ瞳で見上げてくる。もう、私の一挙手一投足全てを称えようという意気込みらしい。ここまでくると、軽く狂気さえ感じてしまう。
……恭佳ちゃーん、助けてー。
そんな悲痛な心の叫びが伝わったのか、ちょうど恭佳ちゃんが厨房から顔を出した。注文のケーキセットを乗せたお盆を手に、フリルをはためかせながらこちらに近づいてくる。……やっぱり、意識が飛びそうなくらいかわいい。
だけど、恭佳ちゃんの表情はどことなく堅苦しくて、いつもの余裕さが感じられなかった。
「お待たせ致しました、姫様方。こちら、三種のケーキセットでございます」
感情の籠もらない事務的な口調でそう言いながら、恭佳ちゃんは手際よく三人の前にケーキと紅茶を配置していく。
「それと、『ゆかり姫』様にも、特別なケーキをご用意致しました。どうぞ、引き続き皆様方でご歓談下さい」
やや皮肉混じりの言葉とともに、チョコレートケーキが私の目の前にどさりと置かれる。去り際の恭佳ちゃんの表情はあからさまに不機嫌そうで、声を掛けることさえためらわれた。
ど、どうしたんだろう、恭佳ちゃん。私、何か怒らせるようなことをしてしまっただろうか……。
今日このお店に来てからの出来事を振り返っても、特に思い当たる節はなかった。確かに、恭佳ちゃんに比べれば仕事の手際は悪かったけど、私なりには頑張って接客したつもりだったし……。もし、気分を害するようなことをしてしまったのならば、素直に謝りたい。そのためには、彼女の苛立ちの原因を知ることが第一だった。
「ゆかり様、もしよろしければ私のケーキをっ」「いやいや、ここはわたくしめが!」「私はできれば、恭佳様がゆかり様にあーんしているところを写真にっ」
最後の子はともかく、二人の女の子から同時にフォークを突き出されるなんて初めての経験だ。左隣の子が「はい、あーん」なんてベタな台詞を言うもんだから、釣られてついケーキを口に含んでしまう。
「お、おいしい……」
コンセプト重視のお店だと思っていたから、正直こんなにケーキの味がいいとは予想していなかった。
「ゆかり様ぁ、私のも食べて下さいよお」
右隣の子が急かすように甘えた声を出し、息つく暇もなくまたケーキを口に放り込んでくる。とろけるような甘さが口全体に広がって、恭佳ちゃんを抱きしめている時みたいな心地よさに体が支配されて――
「……ふうん。随分楽しそうなことしてるね」
その時、頭上から氷よりもさらに冷気を帯びた声が投げかけれられた。
顔を上げると、そこには笑顔の恭佳ちゃん……のはずがなく、むしろさっきよりもさらに機嫌を悪くした彼女の姿があった。
空いた食器を持って厨房へと引き返していく後ろ姿を見て、流石の私でも思い当たるところがあった。
恭佳ちゃん……まさか、私に嫉妬して……?
その考えは、今でこそ確信が持てるけれど、普段の彼女からは思いもつかないことだった。恭佳ちゃんが誰かを妬んだりすることなんて、まず見たことがなかったから……。
ただ、考えてみると、私たちは付き合い始めてからいつもお互いを独り占めできる環境にいたのかもしれない。だから、こういう変則的なことが起こると途端に歪みが出てしまって……。
恭佳ちゃんに嫉妬されるというのは、多少は嬉しい部分もある。でも今は、早く仲直りしなきゃという気持ちの方が圧倒的に強かった。
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