3 / 42
1章
おままごと
しおりを挟む
きょろきょろと辺りを見渡していた、男が私のほうを向いた。
かぶっているパーカーの下からぎらりと鋭い目が見える。
舞花が、何してるんだろう?と見ていると男は、低い声で言った。
「お前、俺の顔を見たのか?」
しんと静まりかえった空気がただよう中、すっとんきょうなことを
言ったのが、舞花だった。
「ねぇ、おじさん。おままごとがしたいの?」
「は?」
男が何言ってるんだこいつは、と舞花のことを見る。
だけど、舞花は気にせず言葉を続けた。
「だって、おじさん。おもちゃの包丁持ってるもの」
舞花のいうとおり、男の右手には、あの安いナイフがにぎられていた。
それを知らない舞花が、包丁だと思ったのだ。男が、こいつは本当の
ばかなのだろうか・・・、といわんばかりにあきれた顔をする。
「てことは・・・、おじさん!一緒におままごとしよ!!」
家のお庭でしようっ!と、舞花が男の服をひっぱる。
いや、連続殺人犯がままごとだなんて、おかしいだろ。
でも、こいつ気づいてないっぽいし。
少し考えて、このままいても警察に見つかるだけかと思いながら、庭に入った。
舞花が先に入りおままごとセットぽい物を持って出てくる。
「さぁ、おじさん!今日は、何を買いに行く?」
「え・・・?あ、あぁ、ふ、服なんてどうかなぁ?」
突然、始まったおままごとに男は、動揺しつつなんとか、話しに合わせる。
はたからみたら、変な光景なのだが
まぁ、しょうがないということで。
かぶっているパーカーの下からぎらりと鋭い目が見える。
舞花が、何してるんだろう?と見ていると男は、低い声で言った。
「お前、俺の顔を見たのか?」
しんと静まりかえった空気がただよう中、すっとんきょうなことを
言ったのが、舞花だった。
「ねぇ、おじさん。おままごとがしたいの?」
「は?」
男が何言ってるんだこいつは、と舞花のことを見る。
だけど、舞花は気にせず言葉を続けた。
「だって、おじさん。おもちゃの包丁持ってるもの」
舞花のいうとおり、男の右手には、あの安いナイフがにぎられていた。
それを知らない舞花が、包丁だと思ったのだ。男が、こいつは本当の
ばかなのだろうか・・・、といわんばかりにあきれた顔をする。
「てことは・・・、おじさん!一緒におままごとしよ!!」
家のお庭でしようっ!と、舞花が男の服をひっぱる。
いや、連続殺人犯がままごとだなんて、おかしいだろ。
でも、こいつ気づいてないっぽいし。
少し考えて、このままいても警察に見つかるだけかと思いながら、庭に入った。
舞花が先に入りおままごとセットぽい物を持って出てくる。
「さぁ、おじさん!今日は、何を買いに行く?」
「え・・・?あ、あぁ、ふ、服なんてどうかなぁ?」
突然、始まったおままごとに男は、動揺しつつなんとか、話しに合わせる。
はたからみたら、変な光景なのだが
まぁ、しょうがないということで。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
短編【シークレットベビー】契約結婚の初夜の後でいきなり離縁されたのでお腹の子はひとりで立派に育てます 〜銀の仮面の侯爵と秘密の愛し子〜
美咲アリス
恋愛
レティシアは義母と妹からのいじめから逃げるために契約結婚をする。結婚相手は醜い傷跡を銀の仮面で隠した侯爵のクラウスだ。「どんなに恐ろしいお方かしら⋯⋯」震えながら初夜をむかえるがクラウスは想像以上に甘い初体験を与えてくれた。「私たち、うまくやっていけるかもしれないわ」小さな希望を持つレティシア。だけどなぜかいきなり離縁をされてしまって⋯⋯?
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
王子を身籠りました
青の雀
恋愛
婚約者である王太子から、毒を盛って殺そうとした冤罪をかけられ収監されるが、その時すでに王太子の子供を身籠っていたセレンティー。
王太子に黙って、出産するも子供の容姿が王家特有の金髪金眼だった。
再び、王太子が毒を盛られ、死にかけた時、我が子と対面するが…というお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる