9 / 41
第一部
ドラゴン、料理をする
しおりを挟む
翌朝。夜明けと共に起床したオフィーリアは、毛布から抜け出し、何やら難しい顔でブツブツつぶやいているディルクを見つけた。
挨拶しようと思ったが声をかけるのも憚られて、つい観察してしまう。
彼はしばらくそうしていたが、やがて落胆したように肩を落とした。
「おはようございます。どうしたんですか?」
「ああ、おはよう。少し魔力が戻ったから、人化できないかと頑張ってみたんだが、やっぱりまだダメだった。人の姿の方が君にも受け入れてもらいやすいかと思ったんだが……まあ、できたとしても魔力不足で子供にしかなれないだろうがな」
使い魔が人化する際には、ある程度使役主である魔女の好みが反映されるが、純粋に人化能力を持つドラゴンはどうなんだろう。それぞれに固有の容姿があるのか、ドラゴンが望んだ通りの姿になるのか。
いや、それよりも彼の口振りでは、魔力量で外見年齢が変わると聞こえるのだが。
「つかぬ事を伺いますが、ディルクさんはおいくつなんですか?」
「正確な歳を数えたことはないが、まだ五十は超えてないはずだ。ドラゴンの平均寿命が四百年前後だから、八分の一しか生きてない計算だな」
この国の平均寿命が六十後半。魔女は魔力の関係で多少長生きするので、切りよく八十だと仮定しても、もう五分の一は生きている。五十と聞くと父親くらいの歳に聞こえるが、人生の尺度で計るならオフィーリアより若いことになる。
年下のカレか……いや、付き合っているわけじゃないけど。
気を取り直して着替えて昨日と同じメニューの朝食を摂ったのち、ディルクの怪我の具合を看る。
まだ完治には遠いが、さすがマナテリアル薬を使っただけに治りが早い。このままでも治りそうだが、念のため薬を塗って包帯を巻き、滋養強壮剤も飲ませた。
オフィーリアが貧乏なのを気にしているのか「ハチミツは入れなくていい」と強がったディルクだが、一口飲んだだけで身震いしてコップを置いてしまったので、苦笑しながらハチミツを足してあげた。
涙目になっていたので、相当不味かったのだろう。
ディルクを休ませ、家事を手早く片付けると、今日も今日とて薬草園の手入れをすることにした。
「じゃあ、私はこれから出かけてきますね。怪我人なんですから、勝手に出かけちゃダメですよ」
「……君を手伝ってはダメか? このナリでも、水汲みやゴミ拾いくらいならできるぞ」
麦わら帽子を目深にかぶったオフィーリアに、ディルクが上目遣いで頼んでくる。
口先だけでも手伝おうなんて言ってくる人はいなかった。
汗と泥だらけになって働くオフィーリアを馬鹿にするだけ。ディルクのその申し出に感動して心がぐらつき、その上健気な声色にあざと可愛い姿を見せられ、ついほだされてしまいそうになる。
しかし、彼はいずれマリアンナの使い魔になる存在だ。それを相手の好意とはいえ勝手に使役するような真似をすれば、彼女に対する背信と捉えられるかもしれない。
薬草園を訪れる者は滅多にいないが、オフィーリアが約束を反故にしないよう、小動物の使い魔がこちらを監視している可能性もあるし、余計な波風は立てないようにしたい。
その旨を伝えると、ディルクは渋々うなずいた。
「分かった。君に迷惑をかけるわけにはいかないからな」
「ごめんなさい。ディルクさんの気持ちは嬉しいですけど、一人で仕事するのは慣れてますから大丈夫です」
「そうか。なら、俺は昼飯の支度をして待ってる」
「……そ、そうですか。では、お願いしますね」
どうしてもオフィーリアのために何かしたいらしい。
惨事が起こらないことを祈りつつ、道具を掴んで外に出た。
******
ディルクが心配だったので、できるだけ小屋に近いところで復旧作業を進めた。
耳を澄ませて異常がないか注意を払い、何度も振り返って火事になっていないか確認し、あまり心休まらない数時間を過ごして玄関先まで戻ると、香ばしいにおいが漂ってきた。
焦げているわけでも燃えているわけでもなく、とても美味しそうな匂いだ。
そっと戸を開けて土間の方を覗くと、椅子を踏み台にしてフライパンを操るドラゴンの後姿が見えた。機嫌がいいのか、ゆらゆらと尻尾が揺れていて可愛い。
本当に料理をしている。しかもちょっと手慣れた感じだ。
母親が人間だと言っていたから、ひょっとしたら小さい頃は手伝ったりしたのかもしれないが……それにしても道具が使えるなんて、ドラゴンの前足って器用なんだなと感心する。
「……ただいま戻りました」
「ああ、おかえり。もうすぐできるから、座って待ってるといい」
「は、はい」
フライ返しを手に持ち振り返るディルクは、まるで母親のような言葉をかける。実の母にこんな風に言ってもらったことはないが。
テーブルについて言われた通り待ってると、皿を抱えてディルクが土間から出てきた。
彼の前足ではテーブルまで届かないので、オフィーリアが直接受け取る。
その皿に乗っていたのは――ちょっと歪だが丸く成形されたパンケーキ、のようなものだった。上に乾燥ハーブが散らされて色味もよく、薄切りにされたカリカリベーコンが添えられている。
「これは?」
「イモのパンケーキだ。すりおろしたイモを固めて焼くだけだから簡単だぞ」
「へぇ、こんなお料理あるんですね!」
オフィーリアは一応料理ができるが、それほどレパートリーがない。
素材を買いそろえるお金もないし、料理に費やす時間もないし、そもそも食べるのは自分一人なので適当に済ませてしまいがちだった。
「冷めないうちに食べてくれ」
「あ、そうですね。いただきます」
なにやら緊張した面持ちで見上げてくるディルクを横目に、木製のカトラリーでもやすやすと切れる柔らかいパンケーキを一口食べる。
「わ、美味しいです」
周りはカリッとしているのに、食感はホクホクしたイモそのもの。薄っすらとチーズの味もするから、きっと一緒にすりおろして混ぜたのだろう。茹でイモの上でトロッととろけるチーズとはまた別の味わいだが、意外とこっちの方が好きかもしれない。
顔をほころばせてパンケーキを口に運ぶオフィーリアを見ながら、ディルクがほっと息をついた。
「君の口に合ったようでよかった。タネは余分に作ってあるから、いくらでもおかわりを言ってくれ」
「そんなに食べれませんよ」
と言いつつも、二枚もおかわりをしてしまった。
純粋に美味しかったというのもあるが、ディルクがパンケーキを焼く姿を見たいがためにおかわりを申し出たという方が大きい。だって可愛すぎる。
それに、人が作ってくれたものを食べるのは随分と久しぶりだ。
小さい頃はロイドが食事を作ってくれたが、身の回りのことができる年頃になればそれもなくなり、今では何を食べたか思い出せないほど遥か昔のことのように思える。実際には数年前だというのに、人の感覚とは不思議なものだ。
挨拶しようと思ったが声をかけるのも憚られて、つい観察してしまう。
彼はしばらくそうしていたが、やがて落胆したように肩を落とした。
「おはようございます。どうしたんですか?」
「ああ、おはよう。少し魔力が戻ったから、人化できないかと頑張ってみたんだが、やっぱりまだダメだった。人の姿の方が君にも受け入れてもらいやすいかと思ったんだが……まあ、できたとしても魔力不足で子供にしかなれないだろうがな」
使い魔が人化する際には、ある程度使役主である魔女の好みが反映されるが、純粋に人化能力を持つドラゴンはどうなんだろう。それぞれに固有の容姿があるのか、ドラゴンが望んだ通りの姿になるのか。
いや、それよりも彼の口振りでは、魔力量で外見年齢が変わると聞こえるのだが。
「つかぬ事を伺いますが、ディルクさんはおいくつなんですか?」
「正確な歳を数えたことはないが、まだ五十は超えてないはずだ。ドラゴンの平均寿命が四百年前後だから、八分の一しか生きてない計算だな」
この国の平均寿命が六十後半。魔女は魔力の関係で多少長生きするので、切りよく八十だと仮定しても、もう五分の一は生きている。五十と聞くと父親くらいの歳に聞こえるが、人生の尺度で計るならオフィーリアより若いことになる。
年下のカレか……いや、付き合っているわけじゃないけど。
気を取り直して着替えて昨日と同じメニューの朝食を摂ったのち、ディルクの怪我の具合を看る。
まだ完治には遠いが、さすがマナテリアル薬を使っただけに治りが早い。このままでも治りそうだが、念のため薬を塗って包帯を巻き、滋養強壮剤も飲ませた。
オフィーリアが貧乏なのを気にしているのか「ハチミツは入れなくていい」と強がったディルクだが、一口飲んだだけで身震いしてコップを置いてしまったので、苦笑しながらハチミツを足してあげた。
涙目になっていたので、相当不味かったのだろう。
ディルクを休ませ、家事を手早く片付けると、今日も今日とて薬草園の手入れをすることにした。
「じゃあ、私はこれから出かけてきますね。怪我人なんですから、勝手に出かけちゃダメですよ」
「……君を手伝ってはダメか? このナリでも、水汲みやゴミ拾いくらいならできるぞ」
麦わら帽子を目深にかぶったオフィーリアに、ディルクが上目遣いで頼んでくる。
口先だけでも手伝おうなんて言ってくる人はいなかった。
汗と泥だらけになって働くオフィーリアを馬鹿にするだけ。ディルクのその申し出に感動して心がぐらつき、その上健気な声色にあざと可愛い姿を見せられ、ついほだされてしまいそうになる。
しかし、彼はいずれマリアンナの使い魔になる存在だ。それを相手の好意とはいえ勝手に使役するような真似をすれば、彼女に対する背信と捉えられるかもしれない。
薬草園を訪れる者は滅多にいないが、オフィーリアが約束を反故にしないよう、小動物の使い魔がこちらを監視している可能性もあるし、余計な波風は立てないようにしたい。
その旨を伝えると、ディルクは渋々うなずいた。
「分かった。君に迷惑をかけるわけにはいかないからな」
「ごめんなさい。ディルクさんの気持ちは嬉しいですけど、一人で仕事するのは慣れてますから大丈夫です」
「そうか。なら、俺は昼飯の支度をして待ってる」
「……そ、そうですか。では、お願いしますね」
どうしてもオフィーリアのために何かしたいらしい。
惨事が起こらないことを祈りつつ、道具を掴んで外に出た。
******
ディルクが心配だったので、できるだけ小屋に近いところで復旧作業を進めた。
耳を澄ませて異常がないか注意を払い、何度も振り返って火事になっていないか確認し、あまり心休まらない数時間を過ごして玄関先まで戻ると、香ばしいにおいが漂ってきた。
焦げているわけでも燃えているわけでもなく、とても美味しそうな匂いだ。
そっと戸を開けて土間の方を覗くと、椅子を踏み台にしてフライパンを操るドラゴンの後姿が見えた。機嫌がいいのか、ゆらゆらと尻尾が揺れていて可愛い。
本当に料理をしている。しかもちょっと手慣れた感じだ。
母親が人間だと言っていたから、ひょっとしたら小さい頃は手伝ったりしたのかもしれないが……それにしても道具が使えるなんて、ドラゴンの前足って器用なんだなと感心する。
「……ただいま戻りました」
「ああ、おかえり。もうすぐできるから、座って待ってるといい」
「は、はい」
フライ返しを手に持ち振り返るディルクは、まるで母親のような言葉をかける。実の母にこんな風に言ってもらったことはないが。
テーブルについて言われた通り待ってると、皿を抱えてディルクが土間から出てきた。
彼の前足ではテーブルまで届かないので、オフィーリアが直接受け取る。
その皿に乗っていたのは――ちょっと歪だが丸く成形されたパンケーキ、のようなものだった。上に乾燥ハーブが散らされて色味もよく、薄切りにされたカリカリベーコンが添えられている。
「これは?」
「イモのパンケーキだ。すりおろしたイモを固めて焼くだけだから簡単だぞ」
「へぇ、こんなお料理あるんですね!」
オフィーリアは一応料理ができるが、それほどレパートリーがない。
素材を買いそろえるお金もないし、料理に費やす時間もないし、そもそも食べるのは自分一人なので適当に済ませてしまいがちだった。
「冷めないうちに食べてくれ」
「あ、そうですね。いただきます」
なにやら緊張した面持ちで見上げてくるディルクを横目に、木製のカトラリーでもやすやすと切れる柔らかいパンケーキを一口食べる。
「わ、美味しいです」
周りはカリッとしているのに、食感はホクホクしたイモそのもの。薄っすらとチーズの味もするから、きっと一緒にすりおろして混ぜたのだろう。茹でイモの上でトロッととろけるチーズとはまた別の味わいだが、意外とこっちの方が好きかもしれない。
顔をほころばせてパンケーキを口に運ぶオフィーリアを見ながら、ディルクがほっと息をついた。
「君の口に合ったようでよかった。タネは余分に作ってあるから、いくらでもおかわりを言ってくれ」
「そんなに食べれませんよ」
と言いつつも、二枚もおかわりをしてしまった。
純粋に美味しかったというのもあるが、ディルクがパンケーキを焼く姿を見たいがためにおかわりを申し出たという方が大きい。だって可愛すぎる。
それに、人が作ってくれたものを食べるのは随分と久しぶりだ。
小さい頃はロイドが食事を作ってくれたが、身の回りのことができる年頃になればそれもなくなり、今では何を食べたか思い出せないほど遥か昔のことのように思える。実際には数年前だというのに、人の感覚とは不思議なものだ。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】冷徹執事は、つれない侍女を溺愛し続ける。
たまこ
恋愛
公爵の専属執事ハロルドは、美しい容姿に関わらず氷のように冷徹であり、多くの女性に思いを寄せられる。しかし、公爵の娘の侍女ソフィアだけは、ハロルドに見向きもしない。
ある日、ハロルドはソフィアの真っ直ぐすぎる内面に気付き、恋に落ちる。それからハロルドは、毎日ソフィアを口説き続けるが、ソフィアは靡いてくれないまま、五年の月日が経っていた。
※『王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく。』のスピンオフ作品ですが、こちらだけでも楽しめるようになっております。
捨てられ聖女は、王太子殿下の契約花嫁。彼の呪いを解けるのは、わたしだけでした。
鷹凪きら
恋愛
「力を失いかけた聖女を、いつまでも生かしておくと思ったか?」
聖女の力を使い果たしたヴェータ国の王女シェラは、王となった兄から廃棄宣告を受ける。
死を覚悟したが、一人の男によって強引に連れ去られたことにより、命を繋ぎとめた。
シェラをさらったのは、敵国であるアレストリアの王太子ルディオ。
「君が生きたいと願うなら、ひとつだけ方法がある」
それは彼と結婚し、敵国アレストリアの王太子妃となること。
生き延びるために、シェラは提案を受け入れる。
これは互いの利益のための契約結婚。
初めから分かっていたはずなのに、彼の優しさに惹かれていってしまう。
しかしある事件をきっかけに、ルディオはシェラと距離をとり始めて……?
……分かりました。
この際ですから、いっそあたって砕けてみましょう。
夫を好きになったっていいですよね?
シェラはひっそりと決意を固める。
彼が恐ろしい呪いを抱えているとも知らずに……
※『ネコ科王子の手なずけ方』シリーズの三作目、王太子編となります。
主人公が変わっているので、単体で読めます。
【完結】王宮内は安定したらしいので、第二王子と国内の視察に行ってきます!(呼ばれたみたいなので、異世界でも生きてみます。の続編です)
まりぃべる
恋愛
異世界に呼ばれた佐川マリア。マリア・サガワとしてこの世界で生きて行く事に決め、第二王子殿下のルークウェスト=ヴァン=ケルンベルトと一緒に、この国をより良くしていきます!って、実際は2人で旅行がしたかっただけ?
呼ばれたみたいなので、異世界でも生きてみます。の続編です。
長くなりましたので、前作の続きでは無く新しくしました。前作でしおりを挟んでくれた方ありがとうございました。
読んでなくても分かるようにしております。けれど、分かりにくかったらすみません。
前作も読んで下さると嬉しいです。
まだまだ未熟なので、稚拙ではありますが、読んでいただけると嬉しいです。
☆前作で読者様よりご指摘が有りましたのでこちらにも記載しておきます。
主人公の年齢は設定としてありますが、読者様が主人公になれたらな(もしくは好きな年齢に当てはめて読めたら)という思いを込めて敢えて年齢を記載していません。
【完結】年下幼馴染くんを上司撃退の盾にしたら、偽装婚約の罠にハマりました
廻り
恋愛
幼い頃に誘拐されたトラウマがあるリリアナ。
王宮事務官として就職するが、犯人に似ている上司に一目惚れされ、威圧的に独占されてしまう。
恐怖から逃れたいリリアナは、幼馴染を盾にし「恋人がいる」と上司の誘いを断る。
「リリちゃん。俺たち、いつから付き合っていたのかな?」
幼馴染を怒らせてしまったが、上司撃退は成功。
ほっとしたのも束の間、上司から二人の関係を問い詰められた挙句、求婚されてしまう。
幼馴染に相談したところ、彼と偽装婚約することになるが――
いつか終わりがくるのなら
キムラましゅろう
恋愛
闘病の末に崩御した国王。
まだ幼い新国王を守るために組まれた婚姻で結ばれた、アンリエッタと幼き王エゼキエル。
それは誰もが知っている期間限定の婚姻で……
いずれ大国の姫か有力諸侯の娘と婚姻が組み直されると分かっていながら、エゼキエルとの日々を大切に過ごすアンリエッタ。
終わりが来る事が分かっているからこそ愛しくて優しい日々だった。
アンリエッタは思う、この優しく不器用な夫が幸せになれるように自分に出来る事、残せるものはなんだろうかを。
異世界が難病と指定する悪性誤字脱字病患者の執筆するお話です。
毎度の事ながら、誤字脱字にぶつかるとご自身で「こうかな?」と脳内変換して頂く可能性があります。
ご了承くださいませ。
完全ご都合主義、作者独自の異世界感、ノーリアリティノークオリティのお話です。菩薩の如く広いお心でお読みくださいませ。
小説家になろうさんでも投稿します。
根暗令嬢の華麗なる転身
しろねこ。
恋愛
「来なきゃよかったな」
ミューズは茶会が嫌いだった。
茶会デビューを果たしたものの、人から不細工と言われたショックから笑顔になれず、しまいには根暗令嬢と陰で呼ばれるようになった。
公爵家の次女に産まれ、キレイな母と実直な父、優しい姉に囲まれ幸せに暮らしていた。
何不自由なく、暮らしていた。
家族からも愛されて育った。
それを壊したのは悪意ある言葉。
「あんな不細工な令嬢見たことない」
それなのに今回の茶会だけは断れなかった。
父から絶対に参加してほしいという言われた茶会は特別で、第一王子と第二王子が来るものだ。
婚約者選びのものとして。
国王直々の声掛けに娘思いの父も断れず…
応援して頂けると嬉しいです(*´ω`*)
ハピエン大好き、完全自己満、ご都合主義の作者による作品です。
同名主人公にてアナザーワールド的に別な作品も書いています。
立場や環境が違えども、幸せになって欲しいという思いで作品を書いています。
一部リンクしてるところもあり、他作品を見て頂ければよりキャラへの理解が深まって楽しいかと思います。
描写的なものに不安があるため、お気をつけ下さい。
ゆるりとお楽しみください。
こちら小説家になろうさん、カクヨムさんにも投稿させてもらっています。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる