8 / 30
ヒロインも歩けばザマァに当たる?
待ち伏せ悪役令嬢
しおりを挟む
「貴族令嬢が供も連れずに街歩きとは、随分不用心だな。もしや家出か?」
「まさか。見ての通り散歩です」
カーライル様は呆れたようなため息をついた。
「王都は治安がいいとはいえ、いつどこで不埒な輩と遭遇するか分からない。詰め所に戻るついでに屋敷まで送ろう」
ただでさえ街でばったり、なんてありがちなイベント発生させちゃってるのに、さらにフラグを立てる行為はお断りしたい。
というか、カーライル様と一緒にいるのを父に見られたらまた暴走する。
なのでここは「結構です」とはっきり断らねばならない場面だったが、気になる言葉が出て来たので思わず訊き返してしまった。
「詰め所、ですか?」
「以前は国境警備隊だったが、ひと月ほど前から王都警備隊に配属になった。一応小隊を預かる身だが……まあ、お飾りのようなものだ」
「そうですか……」
王都警備隊はその名の通り王都の治安を守る組織だが、実際の庇護対象は貴族および王族。市民の安全は騎士団が担っている。
王都警備隊はいくつかの小隊に別れており、王宮前にそれぞれ隊ごとに詰め所があるそうだ。そこへ戻るということは、王宮の敷地を囲むように存在する貴族街を通るということであり、私は彼と嫌でも同道せねばならないという意味でもある。
まだ用があるからと逃げたところで、貴族の安全を守るのが職務でなおかつ見るからに真面目そうな彼が、はいそうですかと見逃してくれるとは思わない。散歩に付きまとわれるより、素直に送ってもらう方がまだ誤解されない率が低いはず。
「では、お言葉に甘えて」
なので渋々……本当に渋々だが、そういう態度は可能な限り引っ込めてカーライル様と共に帰路についた。
「……そういえば、足はもう大丈夫なのか?」
「ええ。散歩する分には問題ありません。お医者様が言うには、応急処置が適切だったおかげだそうです。改めてお礼申し上げます」
「いや……大したことはしていない」
個人的にちゃんとお礼が言えてすっきりしたが、カーライル様は固い声を発して視線を逸らした。
おっと、失礼。ただの親切だから、誤解すんじゃねーよってことですよね。
それくらいわきまえてますって。私もザマァが怖いですし。
そんな会話とも呼べない報告が途切れたあとは、二人ともただ黙々と歩くのみ。
向こうがこちらの歩幅に合わせてくれているとはいえ、ぱっと見には『近くにいた他人同士がたまたま同じような歩調で歩いているだけ』の状態。
なにゆえに転属になったのかは知らないが、カーライル様がこれからも当面の間王都にいるのは間違いない。もしかして、クラリッサとの逢瀬を満喫するために転属希望を出した……というのは穿ちすぎかもしれないけど、二人はこれを機にババンと婚約まで一直線だろう。
なのにどうして、クラリッサは私を巻き込もうとするのか。
ヒロインという当て馬がいなくても恋は成就するというのに、まさか「立派な悪役令嬢になるためヒロインに嫌がらせをする!」と逆に意気込んでるタイプなの?
なんにしたって、面倒臭いことこの上ない。
カーライル様に近づきすぎたら、クラリッサにザマァ。
フロリアン殿下に近づきすぎても、婚約者の辺境伯令嬢にザマァ。
まさに“前門の虎後門の狼”の状態だ
私にできるのは誰にも近づかず、知人レベルをキープすることだけ。しかし、身分も恋愛スキルも何枚も上手のクラリッサに対抗できるかどうか、まったく自信がない。この苦行に耐えられたら、きっと悟りが開けるだろうというくらいの無理難題だ。
思わず遠い目をした先に、ふと気になる露店を発見して足を止める。
べっ甲飴の店だ。既製品を売るのではなくその場で細工してくれる店のようで、サンプル品として並ぶ動物や花はどれもなかなか可愛らしい。腕のいい職人のようで、何人もの客が並んでいる。
あの店……多分、ロックスとのデートイベントで行ったところだ。
あの時のロックスは、ヒロインと一緒に無邪気な瞳で職人の巧みな手つきを見つめ、その腕前に素直な賞賛を送っていた。貴族だとか平民だとか、間違ってもそんなこと口にするようなことはなかった。
何が彼を変えてしまったのか、元々創作物と現実ではまったく違う人だったのか……そう疑問に思うことはあっても胸が痛まないのは、まるっきり彼に対して情が残っていない証拠だろう。
好きの反対は無関心とは言い得て妙だ。
「……どうした?」
「いえ、なんでもありません」
カーライル様の問いにゆるく首を横に振って歩き出す。
それからも二人の間に会話らしい会話などなく黙々と歩き続け、できれば最後までそのままでいたかったのだが――
「あ」
下町と貴族街を隔てる門をくぐったところで、思わぬ伏兵に度肝を抜かれることとなった。
「ごきげんよう、プリエラさん。カーライル様とデートですか?」
数人の侍女を引きつれた、完璧すぎる淑女の微笑みを浮かべたクラリッサだ。
唇は優しげな弧を描いているように見えるが、目は全然笑っていない。
怒ってないよ、と言いながら怒ってる人間の典型だ。
ひっ、と引きつる声をどうにか飲み込み、ちっともご機嫌麗しそうに見えないのに「ご、ごきげんよう、クラリッサ様」と挨拶を返す。
白いレースの日傘を差したクラリッサは、今日も水色のドレス着ていた。
舞踏会の時よりずっと質素で露出は控えめだが、私なら普段使いするのは憚られるような高級品であるのは見ただけで分かる。さすが公爵令嬢。お金持ち。
いやいや、今はファッションチェックの時間じゃない。
お付きがいるとはいえ公爵令嬢がホイホイ出歩いていることに違和感はあるが、まずは誤解を解くことが先決だ。
「その、カーライル様とは下町で偶然会っただけですし、職務の一環で私を送ってくださっただけなのです。なので、決してデートなどというものではなく……」
うわぁ……真実そのものを話しているはずなのに、ものすごく言い訳に聞こえる。
墓穴を掘ったかも、と冷や汗を流す私の横で、カーライル様はそれに気づかないのか、いつもと変わらない様子で私に同意した。
「ホワイトリー嬢の言う通りだ。下世話な詮索はやめてくれ」
やっぱり言い訳っぽく聞こえるが、ここで「誤解しないでくれ、俺はクラリッサ一筋だ」とか言い出さなかったのは評価できる。それは浮気男のテンプレ発言だ。
「あら、そうなんですの? とても仲睦まじそうに歩いていらしたようですから、わたくしてっきり……ふふ、勘違いしてごめんなさいね」
どこら辺が仲睦まじく見えたんだろう。ていうか、どこから見てたんだろう。
まあ、見られたところで正味事務的な会話しかしてないし、どちらかといえば沈黙の方が長かったし、取られる揚げ足もないわけだが……むしろ、ザマァフラグ立てにきてるとしか思えない発言でカチンとくるな。
だが、ここで感情をあらわにしたらそれこそ向こうの思う壺だ。
「誤解を招くようなことをしでかしたようで、大変失礼しました。以後気をつけます。ところで、クラリッサ様はどうしてこのような場所に?」
高位の貴族令嬢とて年がら年中屋敷に籠っているわけではなく、買い物や散策にでることもある。私のように下町まで出るのは激レアだが、治安の保たれた貴族街の中を出歩くのは珍しくない。
ただ、このあたりは貴族令嬢の好みそうな店も公園も何もない……それこそ簡易検問的な機能しかない場所だ。公爵令嬢がうろつくには不自然である。
という旨をこっそり込めて問うと、クラリッサはほんのりと赤く染まった頬に手を当て、いじらしい感じで答える。
「……その、カーライル様にお会いしたくて詰め所にお伺いしたのですけど、下町に散策に出られたと聞きましたので……詰め所で待つよう隊員の方には言われたのですが、ここで待っていればいち早くお会いできるかと思い……」
女神もかくやの美少女が甘酸っぱい恋に焦がれ、妖艶な光を宿した瞳で上目遣いに想い人をチラ見する様は、非常にあざと可愛い。
どんな身持ちの堅い男でも一発で陥落するだろう。実際、カーライル様も悶絶をこらえるようにうつむき、制帽のツバを押さえて必死に顔を隠している。
ああ、はいはい。ご馳走様でした。
馬に蹴られて死にたくないので、ここは戦線離脱しようと思います。
「あら、ということはこれからデート、ということですね。お邪魔虫の私はこれにて失礼します。二週間後のお茶会、楽しみにしておりますね」
「あ――」
カーライル様が物言いたげな顔を上げたのを視界の端に捉えつつも、私はきっちりスルーして風のように去った――淑女に許される最大限のスピードで。
「まさか。見ての通り散歩です」
カーライル様は呆れたようなため息をついた。
「王都は治安がいいとはいえ、いつどこで不埒な輩と遭遇するか分からない。詰め所に戻るついでに屋敷まで送ろう」
ただでさえ街でばったり、なんてありがちなイベント発生させちゃってるのに、さらにフラグを立てる行為はお断りしたい。
というか、カーライル様と一緒にいるのを父に見られたらまた暴走する。
なのでここは「結構です」とはっきり断らねばならない場面だったが、気になる言葉が出て来たので思わず訊き返してしまった。
「詰め所、ですか?」
「以前は国境警備隊だったが、ひと月ほど前から王都警備隊に配属になった。一応小隊を預かる身だが……まあ、お飾りのようなものだ」
「そうですか……」
王都警備隊はその名の通り王都の治安を守る組織だが、実際の庇護対象は貴族および王族。市民の安全は騎士団が担っている。
王都警備隊はいくつかの小隊に別れており、王宮前にそれぞれ隊ごとに詰め所があるそうだ。そこへ戻るということは、王宮の敷地を囲むように存在する貴族街を通るということであり、私は彼と嫌でも同道せねばならないという意味でもある。
まだ用があるからと逃げたところで、貴族の安全を守るのが職務でなおかつ見るからに真面目そうな彼が、はいそうですかと見逃してくれるとは思わない。散歩に付きまとわれるより、素直に送ってもらう方がまだ誤解されない率が低いはず。
「では、お言葉に甘えて」
なので渋々……本当に渋々だが、そういう態度は可能な限り引っ込めてカーライル様と共に帰路についた。
「……そういえば、足はもう大丈夫なのか?」
「ええ。散歩する分には問題ありません。お医者様が言うには、応急処置が適切だったおかげだそうです。改めてお礼申し上げます」
「いや……大したことはしていない」
個人的にちゃんとお礼が言えてすっきりしたが、カーライル様は固い声を発して視線を逸らした。
おっと、失礼。ただの親切だから、誤解すんじゃねーよってことですよね。
それくらいわきまえてますって。私もザマァが怖いですし。
そんな会話とも呼べない報告が途切れたあとは、二人ともただ黙々と歩くのみ。
向こうがこちらの歩幅に合わせてくれているとはいえ、ぱっと見には『近くにいた他人同士がたまたま同じような歩調で歩いているだけ』の状態。
なにゆえに転属になったのかは知らないが、カーライル様がこれからも当面の間王都にいるのは間違いない。もしかして、クラリッサとの逢瀬を満喫するために転属希望を出した……というのは穿ちすぎかもしれないけど、二人はこれを機にババンと婚約まで一直線だろう。
なのにどうして、クラリッサは私を巻き込もうとするのか。
ヒロインという当て馬がいなくても恋は成就するというのに、まさか「立派な悪役令嬢になるためヒロインに嫌がらせをする!」と逆に意気込んでるタイプなの?
なんにしたって、面倒臭いことこの上ない。
カーライル様に近づきすぎたら、クラリッサにザマァ。
フロリアン殿下に近づきすぎても、婚約者の辺境伯令嬢にザマァ。
まさに“前門の虎後門の狼”の状態だ
私にできるのは誰にも近づかず、知人レベルをキープすることだけ。しかし、身分も恋愛スキルも何枚も上手のクラリッサに対抗できるかどうか、まったく自信がない。この苦行に耐えられたら、きっと悟りが開けるだろうというくらいの無理難題だ。
思わず遠い目をした先に、ふと気になる露店を発見して足を止める。
べっ甲飴の店だ。既製品を売るのではなくその場で細工してくれる店のようで、サンプル品として並ぶ動物や花はどれもなかなか可愛らしい。腕のいい職人のようで、何人もの客が並んでいる。
あの店……多分、ロックスとのデートイベントで行ったところだ。
あの時のロックスは、ヒロインと一緒に無邪気な瞳で職人の巧みな手つきを見つめ、その腕前に素直な賞賛を送っていた。貴族だとか平民だとか、間違ってもそんなこと口にするようなことはなかった。
何が彼を変えてしまったのか、元々創作物と現実ではまったく違う人だったのか……そう疑問に思うことはあっても胸が痛まないのは、まるっきり彼に対して情が残っていない証拠だろう。
好きの反対は無関心とは言い得て妙だ。
「……どうした?」
「いえ、なんでもありません」
カーライル様の問いにゆるく首を横に振って歩き出す。
それからも二人の間に会話らしい会話などなく黙々と歩き続け、できれば最後までそのままでいたかったのだが――
「あ」
下町と貴族街を隔てる門をくぐったところで、思わぬ伏兵に度肝を抜かれることとなった。
「ごきげんよう、プリエラさん。カーライル様とデートですか?」
数人の侍女を引きつれた、完璧すぎる淑女の微笑みを浮かべたクラリッサだ。
唇は優しげな弧を描いているように見えるが、目は全然笑っていない。
怒ってないよ、と言いながら怒ってる人間の典型だ。
ひっ、と引きつる声をどうにか飲み込み、ちっともご機嫌麗しそうに見えないのに「ご、ごきげんよう、クラリッサ様」と挨拶を返す。
白いレースの日傘を差したクラリッサは、今日も水色のドレス着ていた。
舞踏会の時よりずっと質素で露出は控えめだが、私なら普段使いするのは憚られるような高級品であるのは見ただけで分かる。さすが公爵令嬢。お金持ち。
いやいや、今はファッションチェックの時間じゃない。
お付きがいるとはいえ公爵令嬢がホイホイ出歩いていることに違和感はあるが、まずは誤解を解くことが先決だ。
「その、カーライル様とは下町で偶然会っただけですし、職務の一環で私を送ってくださっただけなのです。なので、決してデートなどというものではなく……」
うわぁ……真実そのものを話しているはずなのに、ものすごく言い訳に聞こえる。
墓穴を掘ったかも、と冷や汗を流す私の横で、カーライル様はそれに気づかないのか、いつもと変わらない様子で私に同意した。
「ホワイトリー嬢の言う通りだ。下世話な詮索はやめてくれ」
やっぱり言い訳っぽく聞こえるが、ここで「誤解しないでくれ、俺はクラリッサ一筋だ」とか言い出さなかったのは評価できる。それは浮気男のテンプレ発言だ。
「あら、そうなんですの? とても仲睦まじそうに歩いていらしたようですから、わたくしてっきり……ふふ、勘違いしてごめんなさいね」
どこら辺が仲睦まじく見えたんだろう。ていうか、どこから見てたんだろう。
まあ、見られたところで正味事務的な会話しかしてないし、どちらかといえば沈黙の方が長かったし、取られる揚げ足もないわけだが……むしろ、ザマァフラグ立てにきてるとしか思えない発言でカチンとくるな。
だが、ここで感情をあらわにしたらそれこそ向こうの思う壺だ。
「誤解を招くようなことをしでかしたようで、大変失礼しました。以後気をつけます。ところで、クラリッサ様はどうしてこのような場所に?」
高位の貴族令嬢とて年がら年中屋敷に籠っているわけではなく、買い物や散策にでることもある。私のように下町まで出るのは激レアだが、治安の保たれた貴族街の中を出歩くのは珍しくない。
ただ、このあたりは貴族令嬢の好みそうな店も公園も何もない……それこそ簡易検問的な機能しかない場所だ。公爵令嬢がうろつくには不自然である。
という旨をこっそり込めて問うと、クラリッサはほんのりと赤く染まった頬に手を当て、いじらしい感じで答える。
「……その、カーライル様にお会いしたくて詰め所にお伺いしたのですけど、下町に散策に出られたと聞きましたので……詰め所で待つよう隊員の方には言われたのですが、ここで待っていればいち早くお会いできるかと思い……」
女神もかくやの美少女が甘酸っぱい恋に焦がれ、妖艶な光を宿した瞳で上目遣いに想い人をチラ見する様は、非常にあざと可愛い。
どんな身持ちの堅い男でも一発で陥落するだろう。実際、カーライル様も悶絶をこらえるようにうつむき、制帽のツバを押さえて必死に顔を隠している。
ああ、はいはい。ご馳走様でした。
馬に蹴られて死にたくないので、ここは戦線離脱しようと思います。
「あら、ということはこれからデート、ということですね。お邪魔虫の私はこれにて失礼します。二週間後のお茶会、楽しみにしておりますね」
「あ――」
カーライル様が物言いたげな顔を上げたのを視界の端に捉えつつも、私はきっちりスルーして風のように去った――淑女に許される最大限のスピードで。
10
あなたにおすすめの小説
枯れ専モブ令嬢のはずが…どうしてこうなった!
宵森みなと
恋愛
気づけば異世界。しかもモブ美少女な伯爵令嬢に転生していたわたくし。
静かに余生——いえ、学園生活を送る予定でしたのに、魔法暴発事件で隠していた全属性持ちがバレてしまい、なぜか王子に目をつけられ、魔法師団から訓練指導、さらには騎士団長にも出会ってしまうという急展開。
……団長様方、どうしてそんなに推せるお顔をしていらっしゃるのですか?
枯れ専なわたくしの理性がもちません——と思いつつ、学園生活を謳歌しつつ魔法の訓練や騎士団での治療の手助けと
忙しい日々。残念ながらお子様には興味がありませんとヒロイン(自称)の取り巻きへの塩対応に、怒らせると意外に強烈パンチの言葉を話すモブ令嬢(自称)
これは、恋と使命のはざまで悩む“ちんまり美少女令嬢”が、騎士団と王都を巻き込みながら心を育てていく、
――枯れ専ヒロインのほんわか異世界成長ラブファンタジーです。
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
転生したので推し活をしていたら、推しに溺愛されました。
ラム猫
恋愛
異世界に転生した|天音《あまね》ことアメリーは、ある日、この世界が前世で熱狂的に遊んでいた乙女ゲームの世界であることに気が付く。
『煌めく騎士と甘い夜』の攻略対象の一人、騎士団長シオン・アルカス。アメリーは、彼の大ファンだった。彼女は喜びで飛び上がり、推し活と称してこっそりと彼に贈り物をするようになる。
しかしその行為は推しの目につき、彼に興味と執着を抱かれるようになったのだった。正体がばれてからは、あろうことか美しい彼の側でお世話係のような役割を担うことになる。
彼女は推しのためならばと奮闘するが、なぜか彼は彼女に甘い言葉を囁いてくるようになり……。
※この作品は、『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
【完結済】私、地味モブなので。~転生したらなぜか最推し攻略対象の婚約者になってしまいました~
降魔 鬼灯
恋愛
マーガレット・モルガンは、ただの地味なモブだ。前世の最推しであるシルビア様の婚約者を選ぶパーティーに参加してシルビア様に会った事で前世の記憶を思い出す。 前世、人生の全てを捧げた最推し様は尊いけれど、現実に存在する最推しは…。 ヒロインちゃん登場まで三年。早く私を救ってください。
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
勘違いで嫁ぎましたが、相手が理想の筋肉でした!
エス
恋愛
「男性の魅力は筋肉ですわっ!!」
華奢な男がもてはやされるこの国で、そう豪語する侯爵令嬢テレーゼ。
縁談はことごとく破談し、兄アルベルトも王太子ユリウスも頭を抱えていた。
そんな折、騎士団長ヴォルフがユリウスの元に「若い女性を紹介してほしい」と相談に現れる。
よく見ればこの男──家柄よし、部下からの信頼厚し、そして何より、圧巻の筋肉!!
「この男しかいない!」とユリウスは即断し、テレーゼとの結婚話を進める。
ところがテレーゼが嫁いだ先で、当のヴォルフは、
「俺は……メイドを紹介してほしかったんだが!?」
と何やら焦っていて。
……まあ細かいことはいいでしょう。
なにせ、その腕、その太もも、その背中。
最高の筋肉ですもの! この結婚、全力で続行させていただきますわ!!
女性不慣れな不器用騎士団長 × 筋肉フェチ令嬢。
誤解から始まる、すれ違いだらけの新婚生活、いざスタート!
※他サイトに投稿したものを、改稿しています。
悪役令嬢、記憶をなくして辺境でカフェを開きます〜お忍びで通ってくる元婚約者の王子様、私はあなたのことなど知りません〜
咲月ねむと
恋愛
王子の婚約者だった公爵令嬢セレスティーナは、断罪イベントの最中、興奮のあまり階段から転げ落ち、頭を打ってしまう。目覚めた彼女は、なんと「悪役令嬢として生きてきた数年間」の記憶をすっぽりと失い、動物を愛する心優しくおっとりした本来の性格に戻っていた。
もはや王宮に居場所はないと、自ら婚約破棄を申し出て辺境の領地へ。そこで動物たちに異常に好かれる体質を活かし、もふもふの聖獣たちが集まるカフェを開店し、穏やかな日々を送り始める。
一方、セレスティーナの豹変ぶりが気になって仕方ない元婚約者の王子・アルフレッドは、身分を隠してお忍びでカフェを訪れる。別人になったかのような彼女に戸惑いながらも、次第に本当の彼女に惹かれていくが、セレスティーナは彼のことを全く覚えておらず…?
※これはかなり人を選ぶ作品です。
感想欄にもある通り、私自身も再度読み返してみて、皆様のおっしゃる通りもう少しプロットをしっかりしてればと。
それでも大丈夫って方は、ぜひ。
【完結】悪役令嬢だったみたいなので婚約から回避してみた
22時完結
恋愛
春風に彩られた王国で、名門貴族ロゼリア家の娘ナタリアは、ある日見た悪夢によって人生が一変する。夢の中、彼女は「悪役令嬢」として婚約を破棄され、王国から追放される未来を目撃する。それを避けるため、彼女は最愛の王太子アレクサンダーから距離を置き、自らを守ろうとするが、彼の深い愛と執着が彼女の運命を変えていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる