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第3章
10話~試練の報酬~
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機巧騎士が説明してきたのはこんなことだった。
一、この部屋は守護者の間と言い、新たな職の転職所みたいなところである。
二、試練の報酬として特殊職の守護者への転職が可能になる。さらに試練内で使っていたカウンター技、『光反砕』を覚えることが出来る訓練を受けられる。
三、この試練を乗り越えた者は今後この部屋に入っても再び戦うことは無い。
新しい職業、か。公式ページではそんなことは書かれていなかった。つまり、リリース開始時に公式から発表のあった隠し要素ってことか。
「では、これでお分かりいただけたかな?」
機巧騎士が聞いてくるので、問題ないと返しておいた。クラインは全く聞いていなかったようだけど…。
「う~ん、守護者って、前衛型ですよね~?だとしたら私は転職するメリットは無いです~」
確かにそうだよな。メイは完全に後衛型のキャラクターにしている。武器や防具の製作に鍜治屋を取っているが、基本的に近接で戦うようなキャラでは無い。
「オレは大剣が使えなきゃ意味無いからな。盾も着ける気はねぇしな。つー訳でオレもパス」
「僕はこの自作の弓と簡単な魔法でクラインを支える感じだからね。前に出ればさらにいいだろうけど、弓を使う持ち味が無くなっちゃうからね。だから僕は取らない、かな。あれ?でもさ、守護者になったら他の職にはなれなくなるのかな?」
ああ、確かにそうだよな。もし取れないっていうのなら俺もパスするな。
「すまない。それはわからないのだ。しかし、特殊職同士なら最大で四つ取れることを聞いている。他にも特殊職はある。全部で十種類ほどな。ただ、特殊職はいつでもなれる。おそらく汝らの職業とも組み合わせられると思う」
うーん、不確定要素が多いな。ただ、特殊職は十種類ほどあるという。おそらく今回みたいなきっつい試練を乗り越えた者がなれるんだろう。控え職業みたいな感じにならないかな。いや、それは無理かな。ゲームバランスが思いっきり崩れる。
「おお、そうだ、主に聞いてみよう。少し待っていよ」
主さんなら知ってるかも知れないのか。まぁ、気長に待ってよう。
機巧騎士が戻ってきたのはそれからおよそ三分後だった。主さんは………。何あれ?でっかいドラゴン?いや、ワーム?
「お待たせいたした。我が主、ワーマードラゴンのエス様だ。エス様、特殊職はかの者達の職と相容れることが出来るのでしょうか?」
ワーマードラゴンとかいう種類のモンスターであるエス様(一応エス様と呼ばれているので様をつけて呼ぼう)はゆっくりと頷いた。そしてこう言ったのである。
「可能。お主ら人族の職が元となって特殊職は出来た。故にお主らがなっている職に追加で入る。ただし特殊職は最大四つまでしか取れない。それを忘れるな」
と。つまり、俺は今ファイターと鍜治屋、魔法使いを取っているが、ここに追加で守護者が入ることになる。そして特殊職は最大四つまで取れるので、最高七つの職業に就くことが出来る。ということは、だ。全く反対の系統職を特殊職か通常職でとればソロプレイは格段に楽になる。特化の人もさらに能力や攻め手が増えるわけだ。それならば取っておこうか。
「エス様、お忙しいところをこのような場所にまでご足労いただきありがとうございます」
機巧騎士がそう言うと、ワーマードラゴンのエス様は奥に去っていく。
「それで、耀一殿はどうするのだ?」
「守護者になっても特に差し障りがないので、なろうと思います」
「僕も。同時に取っていられるのなら万が一のために取っておくよ」
こうして俺とウェルが守護者に転職する儀式を行った。儀式が終わるとシステムメッセージで『特殊職・守護者を獲得しました』と出た。一緒に称号『特殊職を手に入れた者』と『守護者の証』の二つを手に入れた。
「では、汝らはそろそろ戻るのか?」
機巧騎士が聞いてきたので俺は「戻る」と答えた。クラインとウェルは「もう少しこのダンジョンを探索する」と答え、メイは「では、私は耀一とお暇します~」と答えた。その為、機巧騎士が門?を開け、俺とメイには転移魔法を掛けてくれた。
家に戻ると、早速守護者のスキルを確認した。まずパッシブスキルの数が五つ。戦闘用のスキルが十幾つ。そして『???』とあるスキル欄があった。おそらくこれが奥義の『光反砕』だろう。そしてもうひとつ、『???』の下に『百練突』というスキルがあった。詳細を確認すると、機巧騎士が使っていたあの連続でランスを突き立てる奥義であるとわかった。さて、今日はそろそろ終わろうか。何故かついてきたメイを空いている部屋に案内してからログアウトした。
一、この部屋は守護者の間と言い、新たな職の転職所みたいなところである。
二、試練の報酬として特殊職の守護者への転職が可能になる。さらに試練内で使っていたカウンター技、『光反砕』を覚えることが出来る訓練を受けられる。
三、この試練を乗り越えた者は今後この部屋に入っても再び戦うことは無い。
新しい職業、か。公式ページではそんなことは書かれていなかった。つまり、リリース開始時に公式から発表のあった隠し要素ってことか。
「では、これでお分かりいただけたかな?」
機巧騎士が聞いてくるので、問題ないと返しておいた。クラインは全く聞いていなかったようだけど…。
「う~ん、守護者って、前衛型ですよね~?だとしたら私は転職するメリットは無いです~」
確かにそうだよな。メイは完全に後衛型のキャラクターにしている。武器や防具の製作に鍜治屋を取っているが、基本的に近接で戦うようなキャラでは無い。
「オレは大剣が使えなきゃ意味無いからな。盾も着ける気はねぇしな。つー訳でオレもパス」
「僕はこの自作の弓と簡単な魔法でクラインを支える感じだからね。前に出ればさらにいいだろうけど、弓を使う持ち味が無くなっちゃうからね。だから僕は取らない、かな。あれ?でもさ、守護者になったら他の職にはなれなくなるのかな?」
ああ、確かにそうだよな。もし取れないっていうのなら俺もパスするな。
「すまない。それはわからないのだ。しかし、特殊職同士なら最大で四つ取れることを聞いている。他にも特殊職はある。全部で十種類ほどな。ただ、特殊職はいつでもなれる。おそらく汝らの職業とも組み合わせられると思う」
うーん、不確定要素が多いな。ただ、特殊職は十種類ほどあるという。おそらく今回みたいなきっつい試練を乗り越えた者がなれるんだろう。控え職業みたいな感じにならないかな。いや、それは無理かな。ゲームバランスが思いっきり崩れる。
「おお、そうだ、主に聞いてみよう。少し待っていよ」
主さんなら知ってるかも知れないのか。まぁ、気長に待ってよう。
機巧騎士が戻ってきたのはそれからおよそ三分後だった。主さんは………。何あれ?でっかいドラゴン?いや、ワーム?
「お待たせいたした。我が主、ワーマードラゴンのエス様だ。エス様、特殊職はかの者達の職と相容れることが出来るのでしょうか?」
ワーマードラゴンとかいう種類のモンスターであるエス様(一応エス様と呼ばれているので様をつけて呼ぼう)はゆっくりと頷いた。そしてこう言ったのである。
「可能。お主ら人族の職が元となって特殊職は出来た。故にお主らがなっている職に追加で入る。ただし特殊職は最大四つまでしか取れない。それを忘れるな」
と。つまり、俺は今ファイターと鍜治屋、魔法使いを取っているが、ここに追加で守護者が入ることになる。そして特殊職は最大四つまで取れるので、最高七つの職業に就くことが出来る。ということは、だ。全く反対の系統職を特殊職か通常職でとればソロプレイは格段に楽になる。特化の人もさらに能力や攻め手が増えるわけだ。それならば取っておこうか。
「エス様、お忙しいところをこのような場所にまでご足労いただきありがとうございます」
機巧騎士がそう言うと、ワーマードラゴンのエス様は奥に去っていく。
「それで、耀一殿はどうするのだ?」
「守護者になっても特に差し障りがないので、なろうと思います」
「僕も。同時に取っていられるのなら万が一のために取っておくよ」
こうして俺とウェルが守護者に転職する儀式を行った。儀式が終わるとシステムメッセージで『特殊職・守護者を獲得しました』と出た。一緒に称号『特殊職を手に入れた者』と『守護者の証』の二つを手に入れた。
「では、汝らはそろそろ戻るのか?」
機巧騎士が聞いてきたので俺は「戻る」と答えた。クラインとウェルは「もう少しこのダンジョンを探索する」と答え、メイは「では、私は耀一とお暇します~」と答えた。その為、機巧騎士が門?を開け、俺とメイには転移魔法を掛けてくれた。
家に戻ると、早速守護者のスキルを確認した。まずパッシブスキルの数が五つ。戦闘用のスキルが十幾つ。そして『???』とあるスキル欄があった。おそらくこれが奥義の『光反砕』だろう。そしてもうひとつ、『???』の下に『百練突』というスキルがあった。詳細を確認すると、機巧騎士が使っていたあの連続でランスを突き立てる奥義であるとわかった。さて、今日はそろそろ終わろうか。何故かついてきたメイを空いている部屋に案内してからログアウトした。
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