異世界探訪!~VRMMOプレイ記~

劉竜

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第8章

2話~パーティ内で実力底上げ~

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 職業協会にて転職後。まず最初にカナと合流。ゴロウもすぐ近くにいた。手間取ったのはシノン。職業協会の裏にあるちょっとした広場にいたので中々見つからなかった。
「今日は久しぶりにPvPをやろうと思うんだが、いいかな?」
久しぶりに、というのは以前家にてPvP大会が半強制的に開催され、それ以降、たまにはプレイヤー同士での立ち回りも考えよう、ということで各パーティで一ヶ月に一回PvPをしよう、ということになった。これ以降アップデートで人型のモンスターがメインのダンジョンなんかが追加されても良いように、ということだ。プレイヤーとは立ち回りが異なると言っても相手もパーティを組んでいたりしてもおかしくないということで、各個人でやれること、やれないことをしっかりと考えながら苦手なタイプのモンスターにも対処出来るようになることが目標。まぁ、簡単に言うと、プレイヤー個人の経験値を増やそうってこと。そのため、既に何回もやってるグラッセさん達のパーティは三人対三人、二人対二人対二人などのチーム戦、チーム戦のバトルロワイヤルなんかもやってるらしい。一応PvPのことをかんがえて前衛と後衛の数が同じになるようにした。恐らくそれを使ってわけてるんだろうなぁ。
 ながったらしい話は置いといて、街を出てから良い場所を見つけたのでそこでPvPを行う。今回は三人対三人のチーム戦で、ゴロウ、カナ、ミユチーム。俺、メイ、シノンのチームに分けた。一応前衛と後衛、パーティ内が円滑に動くようにするための油のような中衛が入っているので、パーティ内容的には大差はない。あるとすれば、今までの戦闘での経験の差だろう。それはプレイヤーレベルを見てもわかる。
 両チーム共に準備が整ったので、PvP開始。ゴロウ達同僚チームとフリー・ライフを略す形でFLチームとする。まず仕掛けたのは同僚チーム。ゴロウがカナから支援魔法を受けて、大剣を振りかざしてこちらに突っ込んでくる。対してFLチームはメイがでっかい魔法の詠唱を開始。その時間を稼ぐために俺とシノンのペットのミーちゃんがゴロウの足止めをする。ゴロウが大剣を振り回してこちらを下がらせようとしてくる。なので俺とミーちゃんは下から滑り込むようにゴロウに接近。これを見たミユが詠唱の短いダスト系魔法を撃とうとするが、射線上にゴロウが入り、詠唱を止める。と同時にカナが「ゴロウ、横にずれて!」と叫ぶ。ゴロウは射線上に入ってしまったのが分かったのか横にずれようとするが、スキル『守護の王』で展開させた盾をゴロウがずれようとした先に配置。お陰でゴロウは射線上から退避することができず、立ち往生。その隙にミーちゃんの攻撃と俺の『百連突』で戦闘不能に。同僚チームは前衛がいなくなったことでミーちゃんの突撃を許してしまう。その頃にはメイの詠唱も完了していて、メイが覚えている現時点最強の魔法、『グラビティ』の発動を許してしまい、文字通り一網打尽にされた。
 一網打尽にされたことでPvPが終了し、次は一人で総当たりの形でPvPを行うことになった。まずはゴロウ対メイ。戦闘はゴロウがやや優勢であったが、メイが詠唱の短い魔法でチマチマ削り、デバフ魔法、『フトスロン』が決まったことにより、ゴロウの移動速度が低下。その間に再び『フトスロン』を撃たれ更に移動速度が低下。それがあと数回繰り返されたところで、先程も使っていた『グラビティ』で叩きのめされた。次は俺対シノン。結果から言うと、俺の勝ち。序盤はミーちゃんの動きに翻弄されたものの、『光反砕』を決め、ミーちゃんを戦闘不能に。あとはワンマンゲーム。
 そして、今はカナ対ミユで戦っている。カナは回復をしながら少しずつ削り、ミユはポーションを使って回復しながら魔法を撃ち続けている。たまにミユがポーションで攻撃をしながら戦闘は一進一退といった状況。
「『フレイムダスト』!」
ミユが『フレイムダスト』を使い、ポーションを口にする。カナは魔法耐性上昇のバフを自身にかけ、耐えきる。中々終わらなかったPvPは以外にもあっさりと決着が着いてしまった。ミユが更に魔法を放ち、ゴリ押しという形で幕が降りたのだった。
 次はゴロウ対シノン。さぁ、どんな戦いになるんだ?
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