異世界探訪!~VRMMOプレイ記~

劉竜

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第15章

1話~第二ダンジョンへ~

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 リザードドラゴンのいたダンジョンを攻略してからおよそ一週間後。今度は以前挑戦して断念したゴーレムメインのダンジョンに挑むことになった。その理由は二つ。一つは、要は負けっぱなしでは終われないというやつ。もう一つは、リアルでの予定が終わってから鈍器系の武器を作っていたのだが、それが完成したから。そして、今はゴーレムメインのダンジョンの入口付近にいる。
「じゃ、入るぞー」
今回同行するゴロウ、メイ、ミユの三人と中に入る。カナ、シノンの二人は都合が合わず参加出来ていない。
 ダンジョン内に入り、マッピングもしながら進むこと数分。二体のゴーレムを発見したので、戦闘開始。今回使っている武器は、ゴロウが大剣のような形をした鈍器。メイはメイス。ミユが棒。俺が片手剣のようなこれまた鈍器。で、俺だけクリメトスの王様から貰った小盾を左手に、自分で作った盾を右手に装備している。
 対してゴーレムは人型と鳥型が一体ずつ(鳥型といっても、ダチョウのような見た目をしている)。攻撃方法は、人型が腕を振り回す攻撃、鳥型が突進+嘴を突き刺す攻撃だけ。
 まずはこちらから仕掛ける。ゴーレム系は総じて動きが遅いのでほぼ確実に先手が取れる。まずゴロウが大剣型の鈍器を人型ゴーレムにぶち当てる。そしてそのまま人型ゴーレムを鳥型ゴーレムの方に遠心力を使い吹き飛ばす。が、鳥型ゴーレムは流石に人型よりは動きが素早いので、これを簡単に避ける。が。
「『グラビティ』~」
メイが『グラビティ』を使い鳥型ゴーレムを魔法で間接的に押し潰す。そうして動きが鈍ったところに、ミユと俺の二人でラッシュを叩き込む。ゴーレムもやられっぱなしではないようで、少し連携を取ろうとするが、ゴロウが再び人型ゴーレムを明後日の方向に吹き飛ばす。そんなことをしていればその内ゴーレムが倒れるのは分かりきっているので残りは割愛する。ただ、最後にゴロウが鳥型ゴーレムもホームランしたことだけは言っておく。
 その後しばらく進んでみるが特にこれと言って何かあったわけでもない。何度かゴーレムとも遭遇したが、

一、ゴロウがゴーレム同士を離れさせる。

二、メイが単体のゴーレムに『グラビティ』を打ち込む。

三、ミユと俺でラッシュをかけ、一体ずつ叩き潰す。

四、一から三の繰り返し。

の流れ作業により、全て塵と化した。うん、こういうゴーレム専用の武器があるとはっきり言ってカモになるな。言わばゴーレム特化武器な訳だし。そして今はとある部屋に来ている。半分彷徨うように歩き回っていると発見した場所なのだが、特にモンスターもいなかったので休憩所モドキとして利用している。
「いやー、こんな大剣と思えないような物でも大剣の扱いになるんだな」
「確かにそうですね~。耀一の片手剣も剣とは言えない外見ですしね~」
ゴロウとメイがそんなことを言っているが、確かにそう思うところだろう。ゴロウの物も俺の物も剣の部類に入っているのだから。正確には鈍器型大剣、鈍器型片手剣という名称なのだが、大雑把に分けると剣に入るらしく、棒術の無い俺と棒術に加え、メイスも扱えないゴロウでも扱えるというなんとも不思議な武器だった。ん?待てよ、もしかすると、もしかしなくても剣みたいな杖とかも作れるのか?棒みたいな剣が出来るのだから理論的には可能だな。…試しに今度作ってみようか。

 休憩所モドキで大体十分程が経過したので、そろそろ攻略の方に戻ることにする。
 休憩所モドキから出て、まだマッピングの終わっていない区域に向かう。おそらく、そこにボスもいると思われる場所だ。
 大体三十分くらい歩き回ってほぼマッピングが完了した頃だろうか、明らかにこの先にボスがいますよーと言わんばかりの装飾がされた道を見つけたので、その道を進む。そして、いよいよボスのいるであろう部屋が見えたとき。二人の男女が部屋から放り出される形でこちらに飛ばされてきたのだった。
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