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流れに流された
心を埋める既読
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私は、二十代最後の夏が終わる頃、仕事を辞めた。
そして、今日、彼氏と別れた。
未練は無し、涙も出ない。
付き合って四年経つが別に結婚する気も焦りもお互い無い、
嫌いで別れた訳でも無い、
ただ、ただ、なんか疲れてしまった。
彼の荷物は無くなり、部屋の暖かみが無くなった感じがした。
また、一人暮らしが始まる、若い時はワクワクした一人暮らし、いまはそんな気持ちは湧かない。
そんなことが刺激にならない自分に少し寂しく感じる。
こんな感じで、会社辞めて新しい地や外国に移住しる女子がいるよな、
ワクワクと刺激を求めそうなるんだろうか?いまは、少し同感出来る。
元彼は、優しいのだ、テレビも家電もベッドもソファーも置いてってくれた。
嫌なら持ってくよとも言ってだけど、私は全然気になら無い、「ありがとう」と言った。
女友達にその話をしたら、引かれてしまったけど、悪い思い出は無いから気にしないのが私。
時間出来たし、やれなかった事やろーと毎日あちこちに出歩いた。
ひとりカラオケ、
ひとりディズニー、
ひとり鎌倉、
ひとり日帰り温泉、
はじめのパチンコ、
はじめての競馬場、
はじめてのひとり昼の立ち飲み、
なんって、くだらない自分に反省しつつ、でも結構満喫していた、そんな日々を過ごして一ヶ月が経った頃だった。
ある日、友人の夏子と中華を食べに行って、ちょっと飲みたくなりバーに立ち寄った。
カウンターに二人で座り、二杯目を飲み干した時、夏子がトイレに行った時だった。
隅っこで飲んでたサラリーマン風の男が隣に座った、顔を見ると何処かで見たこと有る感じだった。
「こんばんは、分かります?」笑顔を見せながら男は言って来た。
「うーん」(首を傾げたフリをした)
「純喫茶でたまに」
「あー」(いつもパソコンしてる男)
「あのさ、マスターの娘さんと話してみて、話せば分かるから」
「え!何事」
そう言って、その男は席に戻った。
気になるが、あまりジロジロ見て勘違いされるのも嫌だからと思ってたら、夏子も戻って来た、よし早くお店を出よ、帰ろう。
二日後、気になってしょうがなくなり、純喫茶へ大好きなナポリタンを食べに行った。
目の前に真っ赤なタートルニットの女が座って来た、私は手を止め睨むように女の目を見た。(凄く不愉快な気持ち)
「あのさ、お願いが有るんだけど、話聞いてくれる」(キタ、これだ)
私は、カウンターにいるマスターに目を送ったが、他のお客さんと話に夢中だった。(マジか)
「誰ですか?」少し低い声で言いながら、女を見た。
「マスターの箱入り娘」といいテーブルに肘を着いた。
何をしたいんだこの女はと思いながら、私は、ほぼ無視態度でパスタを食べ始めた。
「まーいいや、食べながら聞いて、一緒に仕事しない」
「は、あー、そう言うのは、全然興味ないですから、他あたって下さい」私は、顔も上げずに答えた。
「人助けなんだけどな、代わりにLINEでやり取りするだけだから」私の顔を覗き込見ながら言って来た。
「やりません、ごめんなさい、他をあたって下さい」顔を上げて言ったが、目を合わせられなかった。
女は、少しイライラして来たのか、テーブルを指でコンコンと鳴らし始めた。
「あなたがやってくれないと、パパがいいって言わないだよねー」
「いやー、そう言うの迷惑なんだよねー、興味無いし、何故、私に」
「パパが、あなたを口説けないなら、諦めなって言われたから」
はっ、マスターを見たが、全然話に夢中。(マジか、わざとだな)
「じゃさ、諦めて下さい、それから企画書作って見せて下さい、内容次第で考えますから」あー、言ってしまった。(反省)
「分かった、じゃ三日後の夕方五時にここで」女はそう言って、カウンターの奥に消えてった。
マスターに問い詰めたいところだが、なんか疲れたから、サラッと帰ることにした。
「マスター、ごちそうさまでした」
「奈々さん、ごめんね、娘が絡んでしまって、今日はおごり」
「いいですよ」といい千円を出したが、マスターは、もう目の前に居なかった。
ま、いいかとお店を出た。(仮作った気分でかだな)
そして、2日後、マスターから電話が入った。
「こんにちは、娘からの伝言で、すみませんが、明日の夜、何時でも良いのでお店に来てください。」
マスターは、いつも淡々と話す、ずくに電話は切れた。
本気なんだと思いながら、約束した事だし、五時だったと思うが、少し意地悪したく八時くらいに行くと決めた。
その依頼、それが、私の知らない自分に出会うはじまりだった。
さて、純喫茶「スター」に向かうかと家を出た、歩って三分だから、もう看板が見えている。
ドアを開けるとカランコロンと鳴る、これが好きだった。
「いらっしゃい」マスターの声だった。
そして、ちょっと奥のテーブルに案内された。(あれ、女がおらん)
「マスター、コーヒーをお願い」
私は、スマホと鍵をテーブルの上に置いて時計を見た。
「遅いんだけど」女が現れた、黒のパーカーにジーンズで、前回より若く見えた。
「すみません、時間無いのでなる早くでお願いします」
「はい、コーヒーどうぞ」マスターが目の前に差し出した。
「奈々さん、夕飯は?」
「大丈夫です、ありがとうございます」
マスターは、ニコって笑ってスタスタとカウターへ戻った。(えー、マスターはここにいないんだ)
「えーと、結花です。宜しく」女は、名乗って来た。(へー、結花って名前なんだ)
「はい」私は、コーヒーカップのフチを口にあてた。
「企画書は、こちら」ペラ一枚を目の前に差し出した(なに、一枚って)
こんなんで、企画の意味が分からない、最悪だー。
「ではでは、説明するね、限定日数で身代わりする仕事で、基本、依頼者とLINEで会話するだけです。簡単でしょ」
「全然意味が分からないし、知らない人とLINEするのが仕事?なりすましみたいな変な仕事ならやりたくない」
私は、ペラを押し返した。
「もう、依頼者いるのよ、だから大丈夫、需要がある」
やけに、ニヤニヤしながら言って来た。
「何をLINEで話すのよ、おはよう、お疲れさま、おやすみなさい、ってやるの?」(ふてぶてしく言ってやった)
「依頼者は、一応、審査的に理由が無ければ受けないから」
「審査ってなに」
私は、ペラを引き戻し目を通した。
そこには、〈依頼例、娘を何かの事故やトラブルで亡くした親や恋人などに、期間限定で亡くなった娘の変わり身としてLINEで会話する。みたいな〉
「分かった」ペラに指を刺して来た。(上からなんだよな、この娘)
「はー、やりたくない」
「依頼受けちゃってるから、これだけやってみてよ、それでも嫌なら諦めるから」(何故かここで笑顔を見せて来た)
「うーん、一日考える」
「オッケー、じゃまた明日」
結花という女は、携帯番号を書いたメモを置いて、そそくさとまたカウンターの奥に消えた。
「奈々さん、これよかったら食べて」マスターが待ってましたかのタイミングで、あ私の大好物のおはぎを置いた。
「嬉しい」なんか、頭が甘いものが欲しくなってる。
「どうぞ、娘の話は断っても良いからね」
いつもマスターは、エプロンのポケットに手を入れてモゾモゾしてる。
「何となく、分かったので、一日考えます、遠慮なくおはぎを頂きます。」
おはぎも完食し、帰ることにした。
「マスター、また来ますね」テーブルに千円置いて席を立った。(受け取りそうも無いから置いてこう)
「奈々さん、おやすみね、娘と仲良くお願いね」
店のドアを閉める時、マスターの声が頭に響いた(振り向きもせず、頷いた)
私は、お店を出て、来る時よりも重い足取りでテクテク歩きながら、明日からどうなるんだー、と叫びたかった。
翌日、お昼まで寝てしまった。
あ、ヤバと思い携帯見たが、気にかけた着信は無かった。
そして、なんと彼女からの電話は、待てども待てども来なかった。
何なの、あいつはと少し苛立ちを感じたし、この状況だと喫茶店にも行けない。
そんな事を思った次の日の夜、電話が来たのだった。
「こんばんは、結花です、お元気ですか、今から来て」
「は、いまから」(時計を見たら、九時前)
「そ、いまから、よろしく」
そう言って、電話が切れた(え、なにそれ)
マジか、いまから着替えるのか、いいや面倒だからこのまま行こう(上下スウェットのまま向かった)
店に入ると、え、客がいっぱい居る、ちょっとこの姿は恥ずかしいと小さくなってるとマスターが、手招きしてた。
「こんばんは、こっちこっち」
カウンターの奥の部屋を指差してた。
初めて入る、腰を屈めて奥に入って行った。
ビックリ、ちょっとしたオフィスになっていた(ほーっと立ち止まり見渡した)
「あら、随分と楽な格好ですねー」
ソファーに座ってた彼女が笑いながら言ってきた。
「急過ぎるし、これでも急いで来たんだけど」
「どうぞ、座って」
私は、ソファーに腰を下ろした。
彼女は、資料を私に渡すと話し出した。
「資料見れば分かるけど、先月娘さんを亡くしてしまった父からの依頼、詳細は読めば分かるから、明日から1ヶ月対応して欲しいのよ」
「1ヶ月」彼女の顔を見た。
「そう言う事です、資料ばちゃんと読んで」彼女は、ソファーからデスクに移動した。
デスクに向かう彼女の後ろ姿を一度睨んで、資料を読み始めた。
そして、今日、彼氏と別れた。
未練は無し、涙も出ない。
付き合って四年経つが別に結婚する気も焦りもお互い無い、
嫌いで別れた訳でも無い、
ただ、ただ、なんか疲れてしまった。
彼の荷物は無くなり、部屋の暖かみが無くなった感じがした。
また、一人暮らしが始まる、若い時はワクワクした一人暮らし、いまはそんな気持ちは湧かない。
そんなことが刺激にならない自分に少し寂しく感じる。
こんな感じで、会社辞めて新しい地や外国に移住しる女子がいるよな、
ワクワクと刺激を求めそうなるんだろうか?いまは、少し同感出来る。
元彼は、優しいのだ、テレビも家電もベッドもソファーも置いてってくれた。
嫌なら持ってくよとも言ってだけど、私は全然気になら無い、「ありがとう」と言った。
女友達にその話をしたら、引かれてしまったけど、悪い思い出は無いから気にしないのが私。
時間出来たし、やれなかった事やろーと毎日あちこちに出歩いた。
ひとりカラオケ、
ひとりディズニー、
ひとり鎌倉、
ひとり日帰り温泉、
はじめのパチンコ、
はじめての競馬場、
はじめてのひとり昼の立ち飲み、
なんって、くだらない自分に反省しつつ、でも結構満喫していた、そんな日々を過ごして一ヶ月が経った頃だった。
ある日、友人の夏子と中華を食べに行って、ちょっと飲みたくなりバーに立ち寄った。
カウンターに二人で座り、二杯目を飲み干した時、夏子がトイレに行った時だった。
隅っこで飲んでたサラリーマン風の男が隣に座った、顔を見ると何処かで見たこと有る感じだった。
「こんばんは、分かります?」笑顔を見せながら男は言って来た。
「うーん」(首を傾げたフリをした)
「純喫茶でたまに」
「あー」(いつもパソコンしてる男)
「あのさ、マスターの娘さんと話してみて、話せば分かるから」
「え!何事」
そう言って、その男は席に戻った。
気になるが、あまりジロジロ見て勘違いされるのも嫌だからと思ってたら、夏子も戻って来た、よし早くお店を出よ、帰ろう。
二日後、気になってしょうがなくなり、純喫茶へ大好きなナポリタンを食べに行った。
目の前に真っ赤なタートルニットの女が座って来た、私は手を止め睨むように女の目を見た。(凄く不愉快な気持ち)
「あのさ、お願いが有るんだけど、話聞いてくれる」(キタ、これだ)
私は、カウンターにいるマスターに目を送ったが、他のお客さんと話に夢中だった。(マジか)
「誰ですか?」少し低い声で言いながら、女を見た。
「マスターの箱入り娘」といいテーブルに肘を着いた。
何をしたいんだこの女はと思いながら、私は、ほぼ無視態度でパスタを食べ始めた。
「まーいいや、食べながら聞いて、一緒に仕事しない」
「は、あー、そう言うのは、全然興味ないですから、他あたって下さい」私は、顔も上げずに答えた。
「人助けなんだけどな、代わりにLINEでやり取りするだけだから」私の顔を覗き込見ながら言って来た。
「やりません、ごめんなさい、他をあたって下さい」顔を上げて言ったが、目を合わせられなかった。
女は、少しイライラして来たのか、テーブルを指でコンコンと鳴らし始めた。
「あなたがやってくれないと、パパがいいって言わないだよねー」
「いやー、そう言うの迷惑なんだよねー、興味無いし、何故、私に」
「パパが、あなたを口説けないなら、諦めなって言われたから」
はっ、マスターを見たが、全然話に夢中。(マジか、わざとだな)
「じゃさ、諦めて下さい、それから企画書作って見せて下さい、内容次第で考えますから」あー、言ってしまった。(反省)
「分かった、じゃ三日後の夕方五時にここで」女はそう言って、カウンターの奥に消えてった。
マスターに問い詰めたいところだが、なんか疲れたから、サラッと帰ることにした。
「マスター、ごちそうさまでした」
「奈々さん、ごめんね、娘が絡んでしまって、今日はおごり」
「いいですよ」といい千円を出したが、マスターは、もう目の前に居なかった。
ま、いいかとお店を出た。(仮作った気分でかだな)
そして、2日後、マスターから電話が入った。
「こんにちは、娘からの伝言で、すみませんが、明日の夜、何時でも良いのでお店に来てください。」
マスターは、いつも淡々と話す、ずくに電話は切れた。
本気なんだと思いながら、約束した事だし、五時だったと思うが、少し意地悪したく八時くらいに行くと決めた。
その依頼、それが、私の知らない自分に出会うはじまりだった。
さて、純喫茶「スター」に向かうかと家を出た、歩って三分だから、もう看板が見えている。
ドアを開けるとカランコロンと鳴る、これが好きだった。
「いらっしゃい」マスターの声だった。
そして、ちょっと奥のテーブルに案内された。(あれ、女がおらん)
「マスター、コーヒーをお願い」
私は、スマホと鍵をテーブルの上に置いて時計を見た。
「遅いんだけど」女が現れた、黒のパーカーにジーンズで、前回より若く見えた。
「すみません、時間無いのでなる早くでお願いします」
「はい、コーヒーどうぞ」マスターが目の前に差し出した。
「奈々さん、夕飯は?」
「大丈夫です、ありがとうございます」
マスターは、ニコって笑ってスタスタとカウターへ戻った。(えー、マスターはここにいないんだ)
「えーと、結花です。宜しく」女は、名乗って来た。(へー、結花って名前なんだ)
「はい」私は、コーヒーカップのフチを口にあてた。
「企画書は、こちら」ペラ一枚を目の前に差し出した(なに、一枚って)
こんなんで、企画の意味が分からない、最悪だー。
「ではでは、説明するね、限定日数で身代わりする仕事で、基本、依頼者とLINEで会話するだけです。簡単でしょ」
「全然意味が分からないし、知らない人とLINEするのが仕事?なりすましみたいな変な仕事ならやりたくない」
私は、ペラを押し返した。
「もう、依頼者いるのよ、だから大丈夫、需要がある」
やけに、ニヤニヤしながら言って来た。
「何をLINEで話すのよ、おはよう、お疲れさま、おやすみなさい、ってやるの?」(ふてぶてしく言ってやった)
「依頼者は、一応、審査的に理由が無ければ受けないから」
「審査ってなに」
私は、ペラを引き戻し目を通した。
そこには、〈依頼例、娘を何かの事故やトラブルで亡くした親や恋人などに、期間限定で亡くなった娘の変わり身としてLINEで会話する。みたいな〉
「分かった」ペラに指を刺して来た。(上からなんだよな、この娘)
「はー、やりたくない」
「依頼受けちゃってるから、これだけやってみてよ、それでも嫌なら諦めるから」(何故かここで笑顔を見せて来た)
「うーん、一日考える」
「オッケー、じゃまた明日」
結花という女は、携帯番号を書いたメモを置いて、そそくさとまたカウンターの奥に消えた。
「奈々さん、これよかったら食べて」マスターが待ってましたかのタイミングで、あ私の大好物のおはぎを置いた。
「嬉しい」なんか、頭が甘いものが欲しくなってる。
「どうぞ、娘の話は断っても良いからね」
いつもマスターは、エプロンのポケットに手を入れてモゾモゾしてる。
「何となく、分かったので、一日考えます、遠慮なくおはぎを頂きます。」
おはぎも完食し、帰ることにした。
「マスター、また来ますね」テーブルに千円置いて席を立った。(受け取りそうも無いから置いてこう)
「奈々さん、おやすみね、娘と仲良くお願いね」
店のドアを閉める時、マスターの声が頭に響いた(振り向きもせず、頷いた)
私は、お店を出て、来る時よりも重い足取りでテクテク歩きながら、明日からどうなるんだー、と叫びたかった。
翌日、お昼まで寝てしまった。
あ、ヤバと思い携帯見たが、気にかけた着信は無かった。
そして、なんと彼女からの電話は、待てども待てども来なかった。
何なの、あいつはと少し苛立ちを感じたし、この状況だと喫茶店にも行けない。
そんな事を思った次の日の夜、電話が来たのだった。
「こんばんは、結花です、お元気ですか、今から来て」
「は、いまから」(時計を見たら、九時前)
「そ、いまから、よろしく」
そう言って、電話が切れた(え、なにそれ)
マジか、いまから着替えるのか、いいや面倒だからこのまま行こう(上下スウェットのまま向かった)
店に入ると、え、客がいっぱい居る、ちょっとこの姿は恥ずかしいと小さくなってるとマスターが、手招きしてた。
「こんばんは、こっちこっち」
カウンターの奥の部屋を指差してた。
初めて入る、腰を屈めて奥に入って行った。
ビックリ、ちょっとしたオフィスになっていた(ほーっと立ち止まり見渡した)
「あら、随分と楽な格好ですねー」
ソファーに座ってた彼女が笑いながら言ってきた。
「急過ぎるし、これでも急いで来たんだけど」
「どうぞ、座って」
私は、ソファーに腰を下ろした。
彼女は、資料を私に渡すと話し出した。
「資料見れば分かるけど、先月娘さんを亡くしてしまった父からの依頼、詳細は読めば分かるから、明日から1ヶ月対応して欲しいのよ」
「1ヶ月」彼女の顔を見た。
「そう言う事です、資料ばちゃんと読んで」彼女は、ソファーからデスクに移動した。
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