鬼畜ドS彼氏♂とツンデレ淫乱彼氏♂

卯月屋 枢

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生誕祭!3

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薫製も出来上がり、パエリアもあとちょっとで完成。
後は肉とホイル料理を焼くだけになり夕食の準備もほぼ終わった頃、タイミングよくTも起きてきました。


T「寝過ぎたwwつか、起きたら誰も居ないしww」
K「夕飯の準備するって言ったじゃんw」
T「そうだっけ?」
枢「言った。そしたらお前、Kにハグとチューのおねだりしたww」
T「なっ?!嘘?!マジで?」
K「マジですww」
T「………orz」
枢「お前、甘えん坊なんだなww寝てる時もKの胸に頭スリスリしてたしwwww」
T「ちょwwマジやめてwwww」
K「寂しがり屋だもんね?ww」
T「ちちち違うわ!ボケ!」
枢「もう分かりきったことだから隠すなw恥ずかしがるなww甘えん坊なT可愛いよwwwwwwww」
T「くっそww」

肉も焼き上がり、他の料理と共にテーブルへ並べる。

T「うわっ!なに?この豪華なのはwwあれ?ここキャンプ場だよね?wwwwなんでワイングラスとか並んでんの?ww」
枢「アウトドア用のセット持ってきたからw」
T「わざわざ?wwキャンプってそんなこだわり持ってやるもんなの?ww」
枢「今日は特別なのww」

そして、キャンプ場に到着したときコッソリと管理事務所に預けていたものを中央に置く。
Kがワインの栓を開け、各グラスに注いでいく。
このワイン、私がKの要望で調達してきたもの。
(支払いはKww私は探して買ってきただけww)

1984年のシャトー・パルメ
いわゆるヴィンテージワイン
不作と言われた1984年ものの中でも比較的評判が良いのがコレ。
値段もお手頃でKの予算内ということで選んで来ました。

T「あれ?これ…オレの生まれ年?」
K「そうだよww」
枢「乾杯はこれじゃなきゃヤダヤダ><ってKが駄々こねたのww」
K「やるならトコトンしなきゃ面白くないでしょ?wwCちゃん、それの蓋取って貰っていい?」
C「オッケー!」

中央に置かれた箱の蓋を取り、姿を現したのは…
苺たっぷりのバースデーケーキ☆

…実はこれT達が昼間、川でじゃれあってる時にCちゃんが予約していたこのケーキを引き取りに行って、管理事務所の冷蔵庫で預かって頂いてたというww

T「うわっ!すっげぇ!!苺だらけww」
K「大好物でしょ?ww」
T「うんww」

ロウソクを7本、円を描くように立て、その中央にスパーク花火wwww
花火がついている間にみんなで乾杯!

枢「T、誕生日おめっとー☆」
C「お誕生日おめでとう!」
K「T、誕生日おめでとう。大好きだよ♪」
Tのほっぺにチューww


T「え…あ……ありがとう…///」
Tの顔が真っ赤wwww
くそ可愛いwwww
花火が終了し、Tがロウソクを吹き消す。

T「マジで恥ずかしいし照れるんだけど…wwwwこれ、ドッキリとかじゃないよね?ww」
K「サプライズだけどドッキリじゃないよwwwwww」
枢「誕生日当日は二人きりでお祝いして貰いなさいw今日は前座だからww」
T「え?wwいや…充分なんだけど?w」
K「たっぷり愛してあげるからねwwww」
T「いらねえよ!!ww」
枢「夫婦漫才はそこまでwwww」
T「だれが夫婦や!ww」
枢「とりあえずご飯食べよwwこの私がせっかく腕を振るったのに冷めちゃうww」

有り難いことに私の作った料理を見事なくらいペロッと食べてくれた3人ww

枢「そういや、前にKがパエリア作ってくれるって話あったよね?w」
K「つか、姉さん作れるやんww」
枢「バッカww自分が作るのと人に作って貰うのは違うっつうのwwそれに今日のはめちゃめちゃ手抜きだしww」
T「これで手抜きとかまともに作ったらどんなだよ!?w」
枢「まともに作ったことないwwだからこそKのが食べたいんじゃないか!wwおまえぜってえー手抜きしないだろ?ww」
K「まぁ…しないけどww」
枢「次はKのパエリアに決定!」

料理もツマミ関係を残し、本格的な飲酒タイムww
ここで新たにサプライズプレゼント!

Cちゃん→セクシー下着詰め合わせwww
(Tバックとか超ビキニとかww)

T「ちょwwこれをどうしろと?ww」
C「履いて見せてね(ニッコリ」

枢→アダルトグッズ詰め合わせww
(アナルバイブ、アナルパール、エネマグラ、尿道カテーテル、バイブ固定バンド、ローション、コンドーム)

T「おいぃぃぃぃ!これ使えってか!?オレに使えって言うんか?!ww」
枢「も ち ろ ん ♪ (ニッコリ」

T「なぁ…K、これでおまえまでがふざけたもんだったら……」
K「大丈夫wwww」
T「ホントに?信じていい?」
K「信じていいよwwww」

そういうと、Tの前に箱を置いた。

T「ビックリ箱?ww」
K「どうしてそうなる?ww開けてみれば?ww」
恐る恐る開封するT…ww


T「え…?これ……」
固まったTの横から箱の中身を覗いてみると
シルバーリングとシルバーチェーン
そしてその傍らに香水の瓶

T「え?ねえ…これ、オレがなくしたやつ?」
K「違う違うww新しいやつww」
T「うそ?!マジで?このデザインは手に入らないって聞いて諦めてたんだけど?」
K「知り合いにシルバー関係に詳しい人居たらからイチかバチかで聞いてみたら売ってるとこ教えてくれたww」
T「だって…県内中探してもなかったよ?」
K「他県だもんww一個だけ残っててそれを買わせて貰ったww」
T「マジか……………。でも…いいの?ホントに?」
K「Tのために買ったんだけど?ww」
T「……K、ホントありがとうな」

え?なに?
話が見えませんwwww
??だらけの私たちに2人は説明してくれました。

Tが本気で驚いたシルバーリング。
同じデザインのリングに高校時代に一目惚れしたが、当時のバイト代では買えず、その後…初任給で買って肌身離さず持っていたらしい。
ある意味お守り代わりでとても大切にしていたと…。
ところがある日、ちょっとしたアクシデントがあり、そのリングを失くしてしまったのだそう。
かなり落ち込みまくったT。
仕方なく同じデザインを探してみれば、そのデザインリングは限定で作られたらしく、年代的にもほぼ出回ってないと言われたそうな。

それをKが探し出してきたと…ww
そりゃビックリするわww

K「チェーンと香水はオマケwwオレ、Tがその香りつけてんの好きだからさww」
T「そうなん?wwうんw分かったwwつけるよww」
K「Tがそれつけるとすげーエロい匂いするんだよwwww」
T「バカかっ!!ww感動台無しやんけwwww」
K「お礼はTからの熱いディープキスでw」
T「するか!!ボケ!変態!」
枢「えーっ…しないのぉ?してあげれば良いじゃん!減るもんじゃなし…。頑張ったKにご褒美くらいあげなよーww」
C「こんなときくらい素直に愛情返してあげたら?減るもんじゃなしww」
T「くっ…おまえらまで…。分かった!あとでな!後からしてやっから!」
枢「今だろ?ww」
C「周りも暗いし今しかないよ?ww」
T「おまえらにサービスする気はねえww」
K「…キスして欲しいな(´・ω・)」
T「ななな…なんだよ!その縋るような目は!?wwあとでちゃんとしてやるから良いだろ?w」
K「今がいい……(>_<)」
T「……っ!?くっそ!!」
おもむろにKの顔を両手で挟むと…ブチュゥ~っとしたTwww
Kが誘うように口をほんのり開けるとそこに舌を…ww
ほんの数秒のキスでTが離れようすると、Kが腰と頭をガシッと抱え込んで更に深いキスww
目を見開いてジタバタするTだが、しっかり抱え込まれてるのと、(多分…)気持ちいいのとで、「んっんっ…」って声を漏らしながら数十秒ww


翌日用に花火を持参していたんだけど、なんとなく花火したいなーとか思い始めた私w

木が鬱蒼と茂る山中、周りを見渡せばすでに就寝しているらしいロッジがいくつか…
マズいよなぁ…とか思いつつ3人に聞いてみたwwww

枢「ねぇ…花火したくない?ww」
T「は?」
C「無理じゃない?wwww」
枢「だよねぇ…(´・ω・`)」
K「線香花火くらいなら大丈夫じゃないんですか?川原まで下りてあまり騒がずゴミ出さないようにすれば」
T「うーん…まぁ、ゴミと火の始末が出来りゃ問題ないか」
C「線香花火じゃ騒ぎようもないかww」
枢「マジで?! 。:.゚(*´∀`)゚:.。 ゚」

そんなわけで花火決定wwww
私が無類の線香花火好きで良かったww
大量にあるんだぜww
バケツにゴミ袋、チャッカマンと懐中電灯と線香花火を持ち川原へ…

ロッジからちょっと離れるだけで真っ暗。
ちょっと怖いwwww
足元に注意しながら階段を下り、バケツに川の水を汲んで懐中電灯をその脇に置いて線香花火スタートww

T「あれ?なんで何種類もあんの?」
枢「あ~、日本製の線香花火を取り寄せしてみましたww」
T「日本製なんてまだあったの?ww」
K「今は99%中国製だもんねww」
枢「あるんだなーww○天で見つけたw」
C「なんかパッケージからして日本らしいっていうかww」
T「日本製でもまだこんなに種類あるんだなぁ…」
枢「じゃあ、好きなの一本持って。まずは試しというか、それぞれどんなのか見てみよう」
パチパチと小さな音を立てて火花を散らし始めるとみんな無言ww

手にした花火をぼんやり眺める4人ww
ポトリ、ポトリと燃え尽きた火種が落ち、再び暗闇に包まれる。


T「はぁ…なんかせつねぇww」
C「訳もなく泣きたくなるわww」
K「まだ夏真っ只中なのに終わった気がして…ww」
枢「あれ?なんか失敗した?チョイスミスった?ww」
T「オレも線香花火は好きだから良いんだけどさ、この湧き上がる切なさがww」

切ない切ないと言いながらも再び線香花火に火を灯す4人ww

火種が落ちるたびに小さなため息ww

T「なんかさー、夏ってワクワクもするけどふと寂しくなるよな…」
枢「お盆過ぎた辺りから特にね」
C「意外に夏って短いよねぇ…セミも一週間しか生きられないし、この線香花火だってすぐ終わっちゃう」
K「ヒグラシの鳴き声を聞くとあ~夏も終わりかぁ…ってなるよなぁ」
T「あれはあかんww夏の夕暮れほど寂しいもんはないww」
枢「ヒグラシか…私はエヴァを思い出すんだが…」
K「それは枢姉さんとオレだけだからww」
T「セミの鳴き声と言えばクマゼミって超ウザくない?ってか暑苦しいww」
枢「ワシャワシャって鳴くアイツ?w夕方めちゃ鳴いてたやんww」
T「そうwwうわぁー久しぶりだぁ!って、ちょい感動したww最近まったく見かけない…ってか鳴き声を聞かなくなってたから懐かしくてwwオレの実家、山の方だから昔はしょっちゅう聞いてたんだよw」
K「市内でも昔はよくツクツクボウシやクマゼミ鳴いてたよ。最近は全然だけど…」
C「アブラゼミとミンミンセミくらい?」
枢「しょっちゅう耳にするのはね」
T「だから今日久しぶりに聞けて嬉しかったんだよなぁww子供に戻った気分ww」
K「実際、子供みたいだったけどねww」
枢「自然に囲まれてるのもあるけど、なんか夏らしい夏を過ごしてるよね、わたしらww」
T「明日は海だし、スイカも食べるしなww」
枢「とうとう私もリア充か…胸熱」
K「元々リア充だと思いますがww」
枢「お前らみたいなガチのリア充に言われたくないわww」
T「なにを基準にリア充なんだよww」
枢「言葉のまんまだよ!リアルが充実してるからだろwwくっそww」
K「姉さんだってCちゃんとリア充してるじゃないww」
枢「最近いろいろバタバタしてて会うのは今日が久しぶりなんだよwwお前らみたいに毎日会ってるわけじゃねぇっつうのww」
C「まぁ…うんwwあれは仕方ないよww」
(A香絡みでCちゃんと会うのを控えてました)

T「オレらも毎日じゃねぇしww最近は…会う日数もちょっと減ってたしな…」
枢「ああ…そっか。そりゃ悪かった」
K「会えばその分、チュッチュッしまくったけどねww離れてる時間が逆に燃えるみたいな?ww」
枢「リア充爆発しろ\(^O^)/」
ひと通りの線香花火に満足してロッジに戻る4人。

私とCちゃんはシャワーを浴びに、TとKは部屋でゴロゴロ。




あ…なんか期待したでしょ?ww
4P再び的な…?ww
残念ながらなかったんですww
私以外、速攻爆睡wwww

えーっ?!ってなったのは読者様だけじゃないんですよww
私もかなり残念な気分で真夜中に星空見上げて感傷に浸りましたww

まぁ、仕方ないです。
翌日は隣の県の海水浴場に行く予定なんで体力温存ww

まぁ、ちょっと小ネタがあるとすれば…
眠りについた深夜から
起床時間の朝7時までの間…

何度か寝返りを打っていて別体勢でしたが…
私の知る限りほぼ、くっ付いてましたww

KがTを後ろから抱く形
TがKを抱き枕代わりにしてる形
Kの腕枕で2人仰向けの形
Kの頬にTが顔を擦り付けるようにしてる形

最低、4パターンは観察出来ましたww
寝付きが悪く、眠りが浅いとこんな得をするんだなぁww





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