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カツオフィレの猛威
冥王、アテルレナスダンジョン17階層。
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ワイルドボアやワイルドブル、ワーウルフなど動物系の魔物がやたらと群れを成して襲ってくるのを、ユカリ達は連携を取り退けていった。
そして、十五階層を難なく越え十七階層に足を踏み入れる。
「ここが青銀の戦乙女として、最高の到着階層」
「階段降りて、地面に足を着いたら直ぐに戻ったし」
「だって、嫌な風が足首から這い上がって来るんだもん」
「何が『来るだもん』だっ。 あの時どんだけ冷や汗かいたか」
「フェルト怒らんでも。 一歩しか着いてないのに」
この十七階層は、洞窟のエリアとなっていてリフィーナ達の言い争う大きな声が、反響している。
階段からゆっくりと奥へ慎重に進むユカリ達の耳に、ガサガサと音が壁に反響され大きくなって伝わる。
「これって」
「ユカリこれは、アレよ」
「リフィーナ、ユカリ武器を!! ミミンすぐに打てるように」
「わかった!!」
フェルトは、大盾を構えその後ろにユカリとリフィーナが、剣を持っている。
ユカリ達に迫る、成人男性ぐらいの身幅がある焦げ茶色に照り光り、長く連なる胴体と幾つもあるワサワサと動く足。
「むむむむむむむムカデぇっ!!」
ペルセポネが、発狂しだし武器を構え周囲を見回すが、ムカデはユカリ達と対峙する一匹しかいない。
ミミンの火弾の魔法が、ムカデに向けて放たれているが、それを素早く交わしているが、所々当たり焦げついていた。
ムカデは、自分の尾を大きく振りかぶって風を切る音を立てリフィーナに狙うが、迫るムカデの尾と、俺は、その間にフェルトが入り大盾でムカデの攻撃を弾く。
少し仰け反るフェルトだが、ムカデも弾かれた反動で動きが鈍る、その所にフェルトの横から左右に分かれユカリとリフィーナが、ムカデに斬撃を入れる。
ムカデの背板が剣を弾く音が、この十七階層の岩壁から岩壁へと反響しているなが、ムカデの背板と背板のちょうど肉体のつなぎ目にリフィーナの斬撃が入り、ムカデで捩りながら地面をのたうち回る。
「ユカリ、落ち着いて入れて」
「は、はい……っ」
「こういう系統は、つなぎ目あるからそこ斬れば」
リフィーナが斬った所から、緑色の液体が噴きでているが、そのムカデ体制を整え覆い被さるように頭を上げ背を仰け反って、全体重をユカリにぶつけてこようと攻撃をしかける。
そこに、フェルトがすかさず自前の大盾でユカリを守りに入ると、再び押し返される隙にリフィーナとユカリの剣が、ムカデのお腹を切り刻んみ、更にミミンの電撃の魔法が放たれて、ムカデは、少し痙攣した後、そのまま倒れていく。
「早っ……くっ」
「分かった」
フェルトの言葉と共にミミンとリフィーナが、駆け足でムカデの背板を剥ぎ取っている。
「な何してるの?」
「ダンジョン、魔物消えるから。 こうするとアイテム取りやすい」
「前にこうして、取ったら取れたから」
ムカデの背板が剥がれにくく、フェルトとミミンが一枚の背板を胴体から剥がし、リフィーナが背板と胴体がくっついている所に剣をいれ剥がしやすくしている。
カランカランッと地面で音が鳴り響くと、一枚の背板が剥がされていた。するとムカデの姿から黒い煙がフワッと立つと直ぐに砂のようにボロボロと崩れ落ちる。そして中から魔石が転がってくる。
「今回も成功だねぇ」
「魔石も、背板も確保」
「皆さん研究しているんですね」
「たまたま、私が引きちぎったら出来ただけ」
「あん時リフィーナ、何度も剣を振って怒り狂ってたもね」
「それでムカついて、背板をむしり取ってたからなぁ」
ユカリとリフィーナ達は、過去にあった事をユカリに話し笑って笑顔で先に進む。
――――戦闘になると攻撃的になるリフィーナなのか、でもあんなグニョグニョ動くムカデの背板を一人でむしり取るのは、些か可笑しいのかそれとも勝つ為に取った冷静な判断なのか。普段の言動を見てよく分からないのがリフィーナだ。
俺とペルセポネもユカリ達の後に着いて先に進んでいると、ユカリの足が止まる。
「何か来る!!」
「えっ?」
「もしかして、魔物かぁ?」
ユカリの警戒にミミンは杖を握りフェルトは大盾を前にかざすが、一人リフィーナは奥の方を覗くように目を細めている。
「ぎぃぃぃっ!!」
俺の横でペルセポネが、驚愕な表情をし後方を睨むと、カサカサと先程のムカデの足音が前方からも後方からも耳に入ってくる。
武器をとり臨戦態勢になるユカリ達の前に三体の焦げ茶色のムカデが、触覚をワサワサと揺らしている。
そして、俺たちの後続からも迫ってくる、こちらも三体のムカデを見てペルセポネの顔が、段々と怖ばってくる。
「三匹、ここは倒す一本で!! 背板は無視で」
「了解!! フェルトは、ガードで、ミミン援護頼んだわっ!!」
「任せてよっ」
「フェルト!! 私、一匹倒すから、その間にリフィーナとミミンで二匹相手を」
「……そうね。 ユカリ頼んだわ」
ユカリが、幾つかの勇者スキルを発動させてちると、ゴソゴソワサワサと幾つもある足を動かし、小さな触覚を揺らして横一列にユカリ達に迫る。そして、ユカリは、片手で剣を握り左側のムカデに向かって突撃をしていく。
「うぉぉおぉぉおおぉぉっ!!」
ユカリの声にユカリ達側にいるムカデでだが、俺たち側のムカデ三匹が反応し、クネクネと胴体を沢山の足をゴソゴソと動かしている。
二匹のムカデの攻撃が、同時に放たれると、その攻撃をフェルトは、大盾をどっしりと構えスキルを【ランパート】を発動する。
ユカリと相対するムカデは、体を起こし桑状の牙を動かして、ユカリの動向を見ていると、ユカリが少しだけ腰を下ろした瞬間、ムカデは、牙を開いてユカリを噛み付こうと迫る。
ムカデの頭は地面スレスレで止まり、ユカリを見失って固まっていると、バランスを崩す。
ユカリがバサバサとムカデの足を切り落とし、ムカデが痛みでのたうち回る。
壁に叩きつけられたユカリ。
のたうち回るムカデの尾が、ユカリを壁に叩きつける。
背中を思いっきり壁に打ち付けられ地面へと倒れ込むユカリ、それを心配するリフィーナ。
「がハッァ!!」
「ユカリィィィ」
のたうち回るムカデは、近くにいたムカデやリフィーナ達を巻き込んで行くが、そこに電撃の槍がのたうち回るムカデの頭に直撃。
「ライトニングスピアァッ!!」
ミミンの杖が、光を灯し徐々に消えると、残りの二匹が、ユカリの元に駆けつけるリフィーナの行動を阻止するかのようにリフィーナに狙いを定め頭から突撃を繰り返し地面を抉っているが、それもフェルトのカバーでムカデの攻撃が逸れている。
「ユカリ!! 大丈夫?」
「ええ、あの膜のおかげで怪我ないし」
「あっ、あぁ」
ユカリの膜というのは損害庇保殻膜の事だろうけど、何故か残念そうな顔をするリフィーナは、すぐに気持ちを切り替えたのか、倒れているユカリの手を取り立ち上がる。
のたうち回るムカデは、既にミミンの火の魔法で焦げ小さな魔石を落として消えていた。
「後、二匹ねっ」
「「ユカリ!!」」
「さっきのは不意を付かれたけど、気を引き締めてやるわ」
「そうね、ブラウンセンチピード油断出来ない」
「ユカリとリフィーナは、一匹を集中して」
「フェルトは?」
「一匹防いだら、もう一匹を引き付けるわ」
「そこで、私の魔法がって事ねぇ」
「良しそれで!!」
焦げ茶色の背板のムカデ……だから、ブラウンセンチピードか!
ユカリは、再び損害庇保殻膜を皆に掛けると作戦通りに、サクサクと倒していた。
――――ちなみに、俺が何故ムカデが攻めて来ているのに悠長な状況なのかと言うと。
挟み撃ちの状態になった俺とペルセポネ。
三匹のムカデが、目の前にくるとその瞬間「ぎぃぃぃっ!!」とペルセポネは、険しい顔になっていたと思ったら、刹那、二匹の頭を潰し、すぐに背板を……神力使ったのかなぁ……捲るように剥ぎ取っている。
二匹が、既に殺された事に全く気付かない最後の一匹。
殺された事すら気付かないまま、ペルセポネの剣によって最後のムカデも頭を潰し、背板を剥ぎ取り、最後に1振りし胴体を真っ二つにして、ムカデは砂のように消えていったのだ。
俺の付け入る隙もなく、ハルバードを構えていたが、落ちている魔石を拾っているペルセポネの顔は、晴れやかな笑顔だった。
そして、十五階層を難なく越え十七階層に足を踏み入れる。
「ここが青銀の戦乙女として、最高の到着階層」
「階段降りて、地面に足を着いたら直ぐに戻ったし」
「だって、嫌な風が足首から這い上がって来るんだもん」
「何が『来るだもん』だっ。 あの時どんだけ冷や汗かいたか」
「フェルト怒らんでも。 一歩しか着いてないのに」
この十七階層は、洞窟のエリアとなっていてリフィーナ達の言い争う大きな声が、反響している。
階段からゆっくりと奥へ慎重に進むユカリ達の耳に、ガサガサと音が壁に反響され大きくなって伝わる。
「これって」
「ユカリこれは、アレよ」
「リフィーナ、ユカリ武器を!! ミミンすぐに打てるように」
「わかった!!」
フェルトは、大盾を構えその後ろにユカリとリフィーナが、剣を持っている。
ユカリ達に迫る、成人男性ぐらいの身幅がある焦げ茶色に照り光り、長く連なる胴体と幾つもあるワサワサと動く足。
「むむむむむむむムカデぇっ!!」
ペルセポネが、発狂しだし武器を構え周囲を見回すが、ムカデはユカリ達と対峙する一匹しかいない。
ミミンの火弾の魔法が、ムカデに向けて放たれているが、それを素早く交わしているが、所々当たり焦げついていた。
ムカデは、自分の尾を大きく振りかぶって風を切る音を立てリフィーナに狙うが、迫るムカデの尾と、俺は、その間にフェルトが入り大盾でムカデの攻撃を弾く。
少し仰け反るフェルトだが、ムカデも弾かれた反動で動きが鈍る、その所にフェルトの横から左右に分かれユカリとリフィーナが、ムカデに斬撃を入れる。
ムカデの背板が剣を弾く音が、この十七階層の岩壁から岩壁へと反響しているなが、ムカデの背板と背板のちょうど肉体のつなぎ目にリフィーナの斬撃が入り、ムカデで捩りながら地面をのたうち回る。
「ユカリ、落ち着いて入れて」
「は、はい……っ」
「こういう系統は、つなぎ目あるからそこ斬れば」
リフィーナが斬った所から、緑色の液体が噴きでているが、そのムカデ体制を整え覆い被さるように頭を上げ背を仰け反って、全体重をユカリにぶつけてこようと攻撃をしかける。
そこに、フェルトがすかさず自前の大盾でユカリを守りに入ると、再び押し返される隙にリフィーナとユカリの剣が、ムカデのお腹を切り刻んみ、更にミミンの電撃の魔法が放たれて、ムカデは、少し痙攣した後、そのまま倒れていく。
「早っ……くっ」
「分かった」
フェルトの言葉と共にミミンとリフィーナが、駆け足でムカデの背板を剥ぎ取っている。
「な何してるの?」
「ダンジョン、魔物消えるから。 こうするとアイテム取りやすい」
「前にこうして、取ったら取れたから」
ムカデの背板が剥がれにくく、フェルトとミミンが一枚の背板を胴体から剥がし、リフィーナが背板と胴体がくっついている所に剣をいれ剥がしやすくしている。
カランカランッと地面で音が鳴り響くと、一枚の背板が剥がされていた。するとムカデの姿から黒い煙がフワッと立つと直ぐに砂のようにボロボロと崩れ落ちる。そして中から魔石が転がってくる。
「今回も成功だねぇ」
「魔石も、背板も確保」
「皆さん研究しているんですね」
「たまたま、私が引きちぎったら出来ただけ」
「あん時リフィーナ、何度も剣を振って怒り狂ってたもね」
「それでムカついて、背板をむしり取ってたからなぁ」
ユカリとリフィーナ達は、過去にあった事をユカリに話し笑って笑顔で先に進む。
――――戦闘になると攻撃的になるリフィーナなのか、でもあんなグニョグニョ動くムカデの背板を一人でむしり取るのは、些か可笑しいのかそれとも勝つ為に取った冷静な判断なのか。普段の言動を見てよく分からないのがリフィーナだ。
俺とペルセポネもユカリ達の後に着いて先に進んでいると、ユカリの足が止まる。
「何か来る!!」
「えっ?」
「もしかして、魔物かぁ?」
ユカリの警戒にミミンは杖を握りフェルトは大盾を前にかざすが、一人リフィーナは奥の方を覗くように目を細めている。
「ぎぃぃぃっ!!」
俺の横でペルセポネが、驚愕な表情をし後方を睨むと、カサカサと先程のムカデの足音が前方からも後方からも耳に入ってくる。
武器をとり臨戦態勢になるユカリ達の前に三体の焦げ茶色のムカデが、触覚をワサワサと揺らしている。
そして、俺たちの後続からも迫ってくる、こちらも三体のムカデを見てペルセポネの顔が、段々と怖ばってくる。
「三匹、ここは倒す一本で!! 背板は無視で」
「了解!! フェルトは、ガードで、ミミン援護頼んだわっ!!」
「任せてよっ」
「フェルト!! 私、一匹倒すから、その間にリフィーナとミミンで二匹相手を」
「……そうね。 ユカリ頼んだわ」
ユカリが、幾つかの勇者スキルを発動させてちると、ゴソゴソワサワサと幾つもある足を動かし、小さな触覚を揺らして横一列にユカリ達に迫る。そして、ユカリは、片手で剣を握り左側のムカデに向かって突撃をしていく。
「うぉぉおぉぉおおぉぉっ!!」
ユカリの声にユカリ達側にいるムカデでだが、俺たち側のムカデ三匹が反応し、クネクネと胴体を沢山の足をゴソゴソと動かしている。
二匹のムカデの攻撃が、同時に放たれると、その攻撃をフェルトは、大盾をどっしりと構えスキルを【ランパート】を発動する。
ユカリと相対するムカデは、体を起こし桑状の牙を動かして、ユカリの動向を見ていると、ユカリが少しだけ腰を下ろした瞬間、ムカデは、牙を開いてユカリを噛み付こうと迫る。
ムカデの頭は地面スレスレで止まり、ユカリを見失って固まっていると、バランスを崩す。
ユカリがバサバサとムカデの足を切り落とし、ムカデが痛みでのたうち回る。
壁に叩きつけられたユカリ。
のたうち回るムカデの尾が、ユカリを壁に叩きつける。
背中を思いっきり壁に打ち付けられ地面へと倒れ込むユカリ、それを心配するリフィーナ。
「がハッァ!!」
「ユカリィィィ」
のたうち回るムカデは、近くにいたムカデやリフィーナ達を巻き込んで行くが、そこに電撃の槍がのたうち回るムカデの頭に直撃。
「ライトニングスピアァッ!!」
ミミンの杖が、光を灯し徐々に消えると、残りの二匹が、ユカリの元に駆けつけるリフィーナの行動を阻止するかのようにリフィーナに狙いを定め頭から突撃を繰り返し地面を抉っているが、それもフェルトのカバーでムカデの攻撃が逸れている。
「ユカリ!! 大丈夫?」
「ええ、あの膜のおかげで怪我ないし」
「あっ、あぁ」
ユカリの膜というのは損害庇保殻膜の事だろうけど、何故か残念そうな顔をするリフィーナは、すぐに気持ちを切り替えたのか、倒れているユカリの手を取り立ち上がる。
のたうち回るムカデは、既にミミンの火の魔法で焦げ小さな魔石を落として消えていた。
「後、二匹ねっ」
「「ユカリ!!」」
「さっきのは不意を付かれたけど、気を引き締めてやるわ」
「そうね、ブラウンセンチピード油断出来ない」
「ユカリとリフィーナは、一匹を集中して」
「フェルトは?」
「一匹防いだら、もう一匹を引き付けるわ」
「そこで、私の魔法がって事ねぇ」
「良しそれで!!」
焦げ茶色の背板のムカデ……だから、ブラウンセンチピードか!
ユカリは、再び損害庇保殻膜を皆に掛けると作戦通りに、サクサクと倒していた。
――――ちなみに、俺が何故ムカデが攻めて来ているのに悠長な状況なのかと言うと。
挟み撃ちの状態になった俺とペルセポネ。
三匹のムカデが、目の前にくるとその瞬間「ぎぃぃぃっ!!」とペルセポネは、険しい顔になっていたと思ったら、刹那、二匹の頭を潰し、すぐに背板を……神力使ったのかなぁ……捲るように剥ぎ取っている。
二匹が、既に殺された事に全く気付かない最後の一匹。
殺された事すら気付かないまま、ペルセポネの剣によって最後のムカデも頭を潰し、背板を剥ぎ取り、最後に1振りし胴体を真っ二つにして、ムカデは砂のように消えていったのだ。
俺の付け入る隙もなく、ハルバードを構えていたが、落ちている魔石を拾っているペルセポネの顔は、晴れやかな笑顔だった。
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