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第二の魔王と氷雪の魔女
冥王、魔王の儀を遮断を試みた結果に唖然。
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赤黒く光る柱の中にいる魔将スノーは、苦痛に満ちた表情と理性を保とうと抵抗をしている。
魔王ノライフとの戦いで露出していた土が次第に雪に覆われ無くなってる。
舞う雪の中、剣を握りしめるユカリ。
赤黒い光る魔王の儀を食い止められるか、それとも魔将スノーを殺すかで、躊躇っているようにみえる。
どのように動くかここにいる全員の視線を釘付けになるユカリ。
柱を壊すと言ってもその剣が、柱を通してしまえば魔将スノーに刃を入れてしまう。
柱が硬い、もしくは外部からの物を遮断するとは限らない。
雪を踏みしめる音を響かせるユカリは、ゆっくりと赤黒い光の柱へ近づく。
ユカリの持つ剣が、ほんの少しだけたが青白く光っている事に俺は、気付く。
「スノーさん。やります」
「ユカリさん……速く……しないとっ」
剣を構えると、力一杯空を斬る音を立て降る雪をかき消してユカリの剣は、苦痛の中で声を出すのがやっとの魔将スノーが、いる赤黒い光の柱へ振るう。
剣を纏う微かに青白く光は、軌道を残す。
光の柱とユカリの剣がぶつかり合った途端、まるで引っ掻いた寒気がする不快な音が、辺りを響かせる。
俺を除くここにいる全員、その音がなる瞬間直ぐに耳を塞ぎ、ユカリでさえ光に弾かれる剣を落として耳を塞いでしまっている。
「なんなの今のっ」
「ひっ、嫌だわ、あのゾワゾワした……」
「ムッ、むむむむっ」
ゆっくりと耳を塞いだ手を退かす全員。
リフィーナ達も、その音に嫌悪感が分かるほどの表情を見せているが、今でも耳を抑えているペルセポネの表情は、鬼の形相で柱を睨む。
「グゥッ、アアァァッ!! は……やッ、グゥッ」
「みんな、耳を塞いで。 少し、剣の刃が入ったから」
再び剣を握るユカリは、再び剣を振るうが、柱にぶつかるとあの音が、この場を覆う。
最初は、音に耐えれ無かったユカリは、剣を落としてしまっていたが十数回振るうとユカリも慣れたのか剣を落とさず、何度も何度も柱へ斬撃を入れる。
その度にあの不快な音が、走る。
常に耳を塞いでいるリフィーナ達とアイスクォール四天王に馬車にいるコベソ達。
ペルセポネは、平気そうな表情をしてるようにみえる。だが、音が鳴る度に一瞬目を瞑る。
――――剣が、弾かれているのか?ユカリも言ってたな。剣が入ると……。
すでに何十回も剣を振るうユカリは、剣を杖変わりにし、白い息を吐きながら呼吸を整えている。
「ヴゥッ……ガァッ……。ギィッィィ……」
「姫様っ」
「気を確かに!!」
アイスクォール四天王リーダーが、勢い余って柱を触れると弾けれ積もる雪に埋もれる。
手を痛そうに立ち上がる四天王のリーダー。
そこに赤黒い光の柱の前に立つ女性。二本の剣を持ち深呼吸するペルセポネが、ユカリに告げる。
「あれを壊したら、魔王の魔石貰うわよ」
「ええ、あの柱を壊したら……」
「柱を……ね」
頷くユカリは、フェルトの元に着くとポーションを貰って回復に務めていると、あの不快な音が、重なり大音量となり全員、顔を歪ませながら耳を塞いでいる。
柱に剣を弾かれながらももう一つの剣で、柱へ切込みを入れようと尋常ならぬ速さなのか剣の刃が、残像を残している。
――――ん?神力使っているのか……ペルセポネの剣が、弾かれているのは何故だ。
何度も剣を振るうペルセポネに疲れが、見えてくる。その速さにフェルトやリフィーナ、四天王四人も耳を塞ぎながらもペルセポネの動きに注視している。ミミンだけは、うっとりと見ているのは見なかった事にしよう。
険しい顔をするペルセポネは、一旦動きを止め柱を睨みながら肩で息をする。
そんなペルセポネを気掛かりに俺は歩み寄る。
「剣が、全く中に入らない……」
「力は使っているんだよな?」
「ええ、力をこめなくても弾かれ、力を入れても」
「どっちでも弾かれる。 やはりあの光は、全てを拒むというのか」
そう口にする俺は、ゆっくりと赤黒い光る柱に近づく。ペルセポネが「冥王さま……」と口にするが俺は、目の前にある赤黒い光が走る柱を見詰める。
中にいる魔将スノーが、少しづつ狂気に満ちた獣のような表情し口から何か発しているようだが、声にならないようだ。
そっとその柱に手を付く俺。
寒気が走る不快な音が、すると同時に手のひらから焼けるような匂いがしてくる。
そっと神力を体に纏う俺は、両手で柱を触れ指を入れる。
――――入る。
赤黒い光を、指を押し込み左右に腕を使って、こじ開ける。
そして、魔法陣に足を踏み込む。
地面から走る赤黒い光が、俺の足によって遮断。
苦痛の狂気にもがく魔将スノーは、俺を襲おうと飛び交ってくるが、時を刻む事すら無い速さで魔将スノーの首根っこを掴み、赤黒い光の中から放り投げる。
魔将スノーは、地面に横たわり、唸る声を上げながらもがき苦しんでいるのがみえる。
そこに駆け付けるアイスクォール四天王とコベソとトンド。
「冥王さまぁっ!!」
ペルセポネが、悲痛な面持ちで俺に叫ぶ。
――――この赤黒い光……。邪魔だな。ペルセポネが見れんでは無いか。
美しく可愛いペルセポネを、遮光するこの赤黒い光に不快になる。
――――それにしても、この中苦しみを感じない。あの魔将、苦しんでいたのとあの四天王の奴痛がっていたのだが。
そして、俺にある思いが、芽生え少しだけ目を閉じて考えてみる。
――――せっかく異世界に来て、いきなりあの変な女の神から勇者のスキルを付けられたのに使えんし。それなら、魔王ってなってみるのも……。
光の中で思考をしていると、聴こえてくるあの寒気が立つ引っ掻いた音が、何度も何度も響かせる。
その音に目を開けるとペルセポネが、必死に俺のいる赤黒い光る柱に斬撃を浴びせている。
――――もし、俺が魔王になったら勇者であるユカリが、俺を倒さないといけない。いやそれよりも俺を倒さなければあの臭い人族の女の神が、出てこないのでは……。
思慮に欠けていたと反省する俺は、ペルセポネに引いてもらう為、手を前にかざすと俺の動きを見たペルセポネは、分かったのか剣を振るうのを止めこの光の柱から離れる。
この柱から入ってきた時と同じように神力を纏い、光を引き裂くように出ようとする。
地面にへたっと座るペルセポネは、少し充血し潤う眼差しで、少し顔を紅潮させ出てくる俺を見つめている。
トンドの薬に寄って回復したと思われる魔将スノー、そして魔将スノーの体を起こし支えている四天王のリーダーと三人も出てくる俺に注視している。
赤黒い光の柱から体で半分出掛けた瞬間、魔法陣が消え地上から空に向かって光が消えていく。
目を潤わせたペルセポネが、飛びついてくる。
「心配したんだからっ。 出られなかったらどうするの」
「あぁ、済まない。 そこまで考えていなかったな……。 心配掛けた」
「ううん」
少しだけ鼻をすする音を立てるペルセポネを、軽く抱き締める。
――――泣かなくても……。違うな、立場が逆なら同じ気持ちになるだろう。それよりもユカリ、コベソ何で目を丸くしてる?
ペルセポネを抱き締めながら、ユカリ達に魔将スノーと共にいるコベソ達の姿が分かるが、ユカリとコベソにトンドは、驚愕な顔をしながらそして、目を青く光らせている。
「ペルセポネ……。 もぅ」
「ううん」
ペルセポネから離れようとするオレは、ゆっくりとペルセポネの肩を掴むが、それを拒むペルセポネは、体を揺らし俺の手を退かそうとし強く抱きついてくる。
その場面にゆっくりとユカリ、コベソが近づいてくると二人俺の顔を凝視、いや目を合わせて口を開く。
「「ハーデスさん。 『魔王』になってます」」
――――ん?『魔王』……。
「えっええぇ魔王ぉぉっ」
抱きしめながら驚くペルセポネは、俺の顔を直視しながら驚いている。
魔王ノライフとの戦いで露出していた土が次第に雪に覆われ無くなってる。
舞う雪の中、剣を握りしめるユカリ。
赤黒い光る魔王の儀を食い止められるか、それとも魔将スノーを殺すかで、躊躇っているようにみえる。
どのように動くかここにいる全員の視線を釘付けになるユカリ。
柱を壊すと言ってもその剣が、柱を通してしまえば魔将スノーに刃を入れてしまう。
柱が硬い、もしくは外部からの物を遮断するとは限らない。
雪を踏みしめる音を響かせるユカリは、ゆっくりと赤黒い光の柱へ近づく。
ユカリの持つ剣が、ほんの少しだけたが青白く光っている事に俺は、気付く。
「スノーさん。やります」
「ユカリさん……速く……しないとっ」
剣を構えると、力一杯空を斬る音を立て降る雪をかき消してユカリの剣は、苦痛の中で声を出すのがやっとの魔将スノーが、いる赤黒い光の柱へ振るう。
剣を纏う微かに青白く光は、軌道を残す。
光の柱とユカリの剣がぶつかり合った途端、まるで引っ掻いた寒気がする不快な音が、辺りを響かせる。
俺を除くここにいる全員、その音がなる瞬間直ぐに耳を塞ぎ、ユカリでさえ光に弾かれる剣を落として耳を塞いでしまっている。
「なんなの今のっ」
「ひっ、嫌だわ、あのゾワゾワした……」
「ムッ、むむむむっ」
ゆっくりと耳を塞いだ手を退かす全員。
リフィーナ達も、その音に嫌悪感が分かるほどの表情を見せているが、今でも耳を抑えているペルセポネの表情は、鬼の形相で柱を睨む。
「グゥッ、アアァァッ!! は……やッ、グゥッ」
「みんな、耳を塞いで。 少し、剣の刃が入ったから」
再び剣を握るユカリは、再び剣を振るうが、柱にぶつかるとあの音が、この場を覆う。
最初は、音に耐えれ無かったユカリは、剣を落としてしまっていたが十数回振るうとユカリも慣れたのか剣を落とさず、何度も何度も柱へ斬撃を入れる。
その度にあの不快な音が、走る。
常に耳を塞いでいるリフィーナ達とアイスクォール四天王に馬車にいるコベソ達。
ペルセポネは、平気そうな表情をしてるようにみえる。だが、音が鳴る度に一瞬目を瞑る。
――――剣が、弾かれているのか?ユカリも言ってたな。剣が入ると……。
すでに何十回も剣を振るうユカリは、剣を杖変わりにし、白い息を吐きながら呼吸を整えている。
「ヴゥッ……ガァッ……。ギィッィィ……」
「姫様っ」
「気を確かに!!」
アイスクォール四天王リーダーが、勢い余って柱を触れると弾けれ積もる雪に埋もれる。
手を痛そうに立ち上がる四天王のリーダー。
そこに赤黒い光の柱の前に立つ女性。二本の剣を持ち深呼吸するペルセポネが、ユカリに告げる。
「あれを壊したら、魔王の魔石貰うわよ」
「ええ、あの柱を壊したら……」
「柱を……ね」
頷くユカリは、フェルトの元に着くとポーションを貰って回復に務めていると、あの不快な音が、重なり大音量となり全員、顔を歪ませながら耳を塞いでいる。
柱に剣を弾かれながらももう一つの剣で、柱へ切込みを入れようと尋常ならぬ速さなのか剣の刃が、残像を残している。
――――ん?神力使っているのか……ペルセポネの剣が、弾かれているのは何故だ。
何度も剣を振るうペルセポネに疲れが、見えてくる。その速さにフェルトやリフィーナ、四天王四人も耳を塞ぎながらもペルセポネの動きに注視している。ミミンだけは、うっとりと見ているのは見なかった事にしよう。
険しい顔をするペルセポネは、一旦動きを止め柱を睨みながら肩で息をする。
そんなペルセポネを気掛かりに俺は歩み寄る。
「剣が、全く中に入らない……」
「力は使っているんだよな?」
「ええ、力をこめなくても弾かれ、力を入れても」
「どっちでも弾かれる。 やはりあの光は、全てを拒むというのか」
そう口にする俺は、ゆっくりと赤黒い光る柱に近づく。ペルセポネが「冥王さま……」と口にするが俺は、目の前にある赤黒い光が走る柱を見詰める。
中にいる魔将スノーが、少しづつ狂気に満ちた獣のような表情し口から何か発しているようだが、声にならないようだ。
そっとその柱に手を付く俺。
寒気が走る不快な音が、すると同時に手のひらから焼けるような匂いがしてくる。
そっと神力を体に纏う俺は、両手で柱を触れ指を入れる。
――――入る。
赤黒い光を、指を押し込み左右に腕を使って、こじ開ける。
そして、魔法陣に足を踏み込む。
地面から走る赤黒い光が、俺の足によって遮断。
苦痛の狂気にもがく魔将スノーは、俺を襲おうと飛び交ってくるが、時を刻む事すら無い速さで魔将スノーの首根っこを掴み、赤黒い光の中から放り投げる。
魔将スノーは、地面に横たわり、唸る声を上げながらもがき苦しんでいるのがみえる。
そこに駆け付けるアイスクォール四天王とコベソとトンド。
「冥王さまぁっ!!」
ペルセポネが、悲痛な面持ちで俺に叫ぶ。
――――この赤黒い光……。邪魔だな。ペルセポネが見れんでは無いか。
美しく可愛いペルセポネを、遮光するこの赤黒い光に不快になる。
――――それにしても、この中苦しみを感じない。あの魔将、苦しんでいたのとあの四天王の奴痛がっていたのだが。
そして、俺にある思いが、芽生え少しだけ目を閉じて考えてみる。
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光の中で思考をしていると、聴こえてくるあの寒気が立つ引っ掻いた音が、何度も何度も響かせる。
その音に目を開けるとペルセポネが、必死に俺のいる赤黒い光る柱に斬撃を浴びせている。
――――もし、俺が魔王になったら勇者であるユカリが、俺を倒さないといけない。いやそれよりも俺を倒さなければあの臭い人族の女の神が、出てこないのでは……。
思慮に欠けていたと反省する俺は、ペルセポネに引いてもらう為、手を前にかざすと俺の動きを見たペルセポネは、分かったのか剣を振るうのを止めこの光の柱から離れる。
この柱から入ってきた時と同じように神力を纏い、光を引き裂くように出ようとする。
地面にへたっと座るペルセポネは、少し充血し潤う眼差しで、少し顔を紅潮させ出てくる俺を見つめている。
トンドの薬に寄って回復したと思われる魔将スノー、そして魔将スノーの体を起こし支えている四天王のリーダーと三人も出てくる俺に注視している。
赤黒い光の柱から体で半分出掛けた瞬間、魔法陣が消え地上から空に向かって光が消えていく。
目を潤わせたペルセポネが、飛びついてくる。
「心配したんだからっ。 出られなかったらどうするの」
「あぁ、済まない。 そこまで考えていなかったな……。 心配掛けた」
「ううん」
少しだけ鼻をすする音を立てるペルセポネを、軽く抱き締める。
――――泣かなくても……。違うな、立場が逆なら同じ気持ちになるだろう。それよりもユカリ、コベソ何で目を丸くしてる?
ペルセポネを抱き締めながら、ユカリ達に魔将スノーと共にいるコベソ達の姿が分かるが、ユカリとコベソにトンドは、驚愕な顔をしながらそして、目を青く光らせている。
「ペルセポネ……。 もぅ」
「ううん」
ペルセポネから離れようとするオレは、ゆっくりとペルセポネの肩を掴むが、それを拒むペルセポネは、体を揺らし俺の手を退かそうとし強く抱きついてくる。
その場面にゆっくりとユカリ、コベソが近づいてくると二人俺の顔を凝視、いや目を合わせて口を開く。
「「ハーデスさん。 『魔王』になってます」」
――――ん?『魔王』……。
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