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聖国と帝国と金色の勇者
冥王、魂の有り様を考える。犯罪はダメ、絶対に。
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この白一色の壁に幾つもの牢屋があるこの場所から離れるユカリ達。
丸裸デブの聖王メイガザスは身をちぢめ、金色の鎧を纏う勇者キンジョウに睨まれている。
――――それにしても、コイツ勇者キンジョウが、ユカリを突き飛ばした当人で、ユカリの持つ剣が、震えて身震いしているように思える。
まぁ、ユカリが恐怖に駆られるのは当然。
だけど、この世界に転移しているとは、なんという因果関係なのか?
俺は、目の前にいる勇者キンジョウと賢者アオヤギを眺めていると、一触即発の怒りに満ちた形相の勇者キンジョウに、聖王メイガザスは真剣な眼差しで正当性を訴えている。
「私は知らん、全く知らん。 それにあかぁちゃんもそんな事一言も言っておらん」
「ふん、本当かどうか……。 今更どうこう言おうと状況が変わらんし」
『魔王』というフレーズに固まっていた聖王メイガザスは、再び俺を見るや一気に青ざめ、腰を抜かし勇者キンジョウに寄り縋る。
それを手で払う勇者キンジョウは、鋭い眼光で睨みと聖王メイガザスは、更に青ざめながら二人が、入ってきた扉へ這い蹲るように向かって壁に吸い尽くす感じで身を潜める。
勇者キンジョウは、空間収納から刀身が光る剣を取り出し、俺に目を合わせてくる。
「魔王、先の戦いでは全く姿見せなかったな。 俺の存在に怖気付いて逃げ出したと思ったさ」
――――俺に向かって言っている? その視線と話しかけ方、確実に俺に言ってるよな。だが、違うかもしれん。
俺は、もしかしたらと思い後ろを振り返る。
――――誰も居ない。やはり俺の事なのか……。
「何、振り返っているんだ。 お前だお前、黒服男」
「まさかと思うが、その鑑識眼だけの情報だけ、でこの俺を『魔王』と判断したのか? 勇者なら間違う筈ないと……。 愚かな奴だ」
「俺の鑑識眼は、絶対だ。 間違った情報など無い」
「まぁ、どうでもいいが。それよりも……。 そこの聖王メイガザスと言ったな?」
俺は、睨みつけながらハルバードの穂先を聖王メイガザスに向けると、「ひぃっ」と甲高い声を上げ唇が紫色に変わってる。
「この国、人族の神が近くに住んでいるとか聞いたが、どこにいる?」
「そうなのか? 聖王メイガザス」
「確かに近い……近いのだ。 神エウラロノース様は、この国から誕生し、この国を基に国を作り、人族の繁栄を広めた」
ハルバードの穂先を聖王メイガザスに向け、歳と振りかざすと、脅え首を横に振っている。
「おい、黒服男。そうらしいぞ」
「俺が聞きたいのは、この世界の歴史では無い。 奴の住処だ!!」
横に首を振り続け更に身を縮めている聖王メイガザスの目の前で、何か小さい物が割れる。聖王メイガザスは、「ひやっ!!」甲高い声を上げ部屋に響かせる。
「あっ! 悪ぃ。 そっちにポーションの瓶、投げちまった」
「回復したか?」
「先輩、全回復の使っちまったっすよ」
「ああその方が良い。 レベル十の魔王に、アルファの言っていた女がいるんだ。 全回復して貰わないと困る」
自信満々な笑みをする賢者アオヤギ。
勇者キンジョウは、刀身が光る剣を構え俺とペルセポネに敵意をむき出す目付きをする。
ペルセポネが、少し息を吐いて俺に問う。
「ねぇ、コイツらやるの?」
「どうするか……勇者だからな。 あの悪臭神も絡んでいるし悩み中」
「金色の勇者は保留にして、賢者は殺しちゃっても良い?」
「あの賢者も、元の世界に戻してやりたいが……」
いつの間にか敵対となってしまった事。この世界に来てしまった人もしくは魂を我らの世界に戻したいと考えていたが、敵対となってしまった二人に説得する事は、現時点で難しそうだ。
それに罪を償わずにこの世界で更に凶暴な行動を取っている二人を戻しても、行先は魂を洗練する世界であろう。
――――元に戻したい……。 だが、元戻しても処理とか様々な面倒が待っている……悩む。
殺した方が楽だが、冥王として立場的な悩みがここに付きまとう。
そんな、考えを頭の中で巡らませている時、賢者アオヤギの元気で勇ましい声。
「先輩っ!! これで」
「あぁ、全ての能力値が格段にあがったぞ。 これでいけるっ」
「俺は、あの女を食い止めるっす」
「損害庇保殻膜!! これで耐えるだろ」
「先輩ぃーこれ早く欲しかったァ」
「黒服の魔王。 勇者として貴様を排除するっ!!」
賢者アオヤギが、「あっスルーっすか」の声に何も反応すらしない勇者キンジョウは、自前の刀身が光る剣越しに俺を凝視している。
「貴様が、アオヤギの魔法を防ぐ事が出来てもこの剣は、防げないっ」
勇者キンジョウは、地面を蹴り俺に向け、勢いよく突っ込んでくる。
刀身の光が、残像を残し俺に振り下ろす。
――――ヤバい。
俺は、横に避ける。
「よく避けた」その言葉を残しつつも続けて俺に剣を振ってくる。
幾度も幾度も縦横無尽に繰り出される剣。
――――横に後ろに躱しているが、この部屋では躱しきれなくなる。それに……。
「ちっ、なぜ当たらん。 貴様ぁっ」
――――それにだ。異世界、勇者と来て次に来たのは光る剣。この光る剣もしかしたら……。
「魔王といえど、勇者の持つ破邪のスキルに、この光る聖剣クラウ・ソラス。 叶うわけない」
――――きたっ、やはり聖剣……。元の世界で伝承もある剣が、目の前に。やはり異世界は面白い。
剣を振るが一向に俺に当てることが出来ない勇者キンジョウは、少しづつだがその動きが鈍く息切れを起こす。
俺との距離を置く勇者キンジョウは、剣を構え息を整えているが。
「隙だらけだ」
「はっ、速っ!!」
俺は、一瞬で間合いに入り、ハルバードの石突きを勇者キンジョウの横腹を狙う。
躱そうとする勇者キンジョウだが、反応が遅く石突きが、横腹にめり込み、その勢いで転げ回り金色の鎧の金属音がこの部屋に響く。
無言だが、横腹を押えるながら身悶える勇者キンジョウ。
「キキ、キンジョウゥゥゥッ。 勇者キンジョウがぁぁ」
身縮まっている聖王メイガザスが、苦しみもがくキンジョウに驚愕する。さらにその視界に入る。
息をしているのがやっとの賢者アオヤギ。その姿は、顔全体が腫れ上がり仰向けの大の字になって転がっている。
そしてその転がる賢者アオヤギに見下げ果てているペルセポネがいた。
◆◆◆◆
少し前、勇者キンジョウが冥王に剣を振りかざし突撃している頃。
「あの一発は痛かった……。 痛かったぞぉっ」
「はぁ」
「だが、この膜もあるし、能力値も上げたからな。 さっきのなんてもう効かねぇーよ」
「なら、今度は……」
「喰らえクリムュッ、あべぇっ!!」
剣を鞘に収め、握り拳を引いているペルセポネ、地面を蹴り賢者アオヤギに迫る。
空を切るペルセポネの拳が、賢者アオヤギの頬にめり込み宙に浮き、横回転しながら壁に衝突し床に転がる。
「あっ……」
片手を上げ何か魔法を使おうとするが、ペルセポネは足でその手を踏みつける。
なんとも言えない賢者アオヤギの悲痛の叫び。
「あら、痛そうじゃない。 でも何人もの女性にそういう事してきたんじゃない?」
「殴ったりなんかぁぁっ、ぐぁっ!!」
もう一方の手で賢者アオヤギは魔法を使おうとする。だが、ペルセポネはその手を踏みつけ、すり潰すように足を捻る。
悲痛な叫びを上げ苦しむ賢者アオヤギの両手の指が、至る方向を指している。
「身体的な意味じゃない。 心を殴ってるんだよ、青い服の男っ」
踏みつけたままペルセポネは、二本の剣を鞘から抜き取り剣の切っ先を賢者アオヤギの太ももに突き刺す。
「うっ、ぎゃぁぁああぁぁっ!!」
「痛いでしょう。 それ以上に貴方にされた女性達は、苦痛を背負っているの」
「ハァハァ……」
「ふん、体の痛みなんて治れば忘れると思うけど」
「あっぎゃぁぁっ!!」
剣を抜き取り付いた血を振り払い鞘に収めるペルセポネは、その足で賢者アオヤギを蹴り飛ばす。
「性犯罪は、許せないのよ。 受けた者の精神は治せない、それは魂にも繋がるのよ」
壁に衝突し床に転がる賢者アオヤギは、大の字になって息をするだけがやっとだった。
◆◆◆◆
今現在、転がる勇者キンジョウと賢者アオヤギが直ぐに動き出す様子は無い。更にペルセポネが鋭い目をして二人を見張る。
俺は、壁にもたれ掛かる聖王メイガザスを睨みハルバードを持ち替え穂先を突きつける。
「ななな、命だけは……たふけて」
「質問に答えれば良い」
頷く聖王メイガザスに俺は、再び問う。
「人族の神エウラロノースに会いたいのだが」
「無理じゃ、私じゃ無理。 おかぁちゃん、聖女アルダーに言えば……」
「そうか」
聖王メイガザスの怯えた声の後、この部屋の扉が開かれた。
丸裸デブの聖王メイガザスは身をちぢめ、金色の鎧を纏う勇者キンジョウに睨まれている。
――――それにしても、コイツ勇者キンジョウが、ユカリを突き飛ばした当人で、ユカリの持つ剣が、震えて身震いしているように思える。
まぁ、ユカリが恐怖に駆られるのは当然。
だけど、この世界に転移しているとは、なんという因果関係なのか?
俺は、目の前にいる勇者キンジョウと賢者アオヤギを眺めていると、一触即発の怒りに満ちた形相の勇者キンジョウに、聖王メイガザスは真剣な眼差しで正当性を訴えている。
「私は知らん、全く知らん。 それにあかぁちゃんもそんな事一言も言っておらん」
「ふん、本当かどうか……。 今更どうこう言おうと状況が変わらんし」
『魔王』というフレーズに固まっていた聖王メイガザスは、再び俺を見るや一気に青ざめ、腰を抜かし勇者キンジョウに寄り縋る。
それを手で払う勇者キンジョウは、鋭い眼光で睨みと聖王メイガザスは、更に青ざめながら二人が、入ってきた扉へ這い蹲るように向かって壁に吸い尽くす感じで身を潜める。
勇者キンジョウは、空間収納から刀身が光る剣を取り出し、俺に目を合わせてくる。
「魔王、先の戦いでは全く姿見せなかったな。 俺の存在に怖気付いて逃げ出したと思ったさ」
――――俺に向かって言っている? その視線と話しかけ方、確実に俺に言ってるよな。だが、違うかもしれん。
俺は、もしかしたらと思い後ろを振り返る。
――――誰も居ない。やはり俺の事なのか……。
「何、振り返っているんだ。 お前だお前、黒服男」
「まさかと思うが、その鑑識眼だけの情報だけ、でこの俺を『魔王』と判断したのか? 勇者なら間違う筈ないと……。 愚かな奴だ」
「俺の鑑識眼は、絶対だ。 間違った情報など無い」
「まぁ、どうでもいいが。それよりも……。 そこの聖王メイガザスと言ったな?」
俺は、睨みつけながらハルバードの穂先を聖王メイガザスに向けると、「ひぃっ」と甲高い声を上げ唇が紫色に変わってる。
「この国、人族の神が近くに住んでいるとか聞いたが、どこにいる?」
「そうなのか? 聖王メイガザス」
「確かに近い……近いのだ。 神エウラロノース様は、この国から誕生し、この国を基に国を作り、人族の繁栄を広めた」
ハルバードの穂先を聖王メイガザスに向け、歳と振りかざすと、脅え首を横に振っている。
「おい、黒服男。そうらしいぞ」
「俺が聞きたいのは、この世界の歴史では無い。 奴の住処だ!!」
横に首を振り続け更に身を縮めている聖王メイガザスの目の前で、何か小さい物が割れる。聖王メイガザスは、「ひやっ!!」甲高い声を上げ部屋に響かせる。
「あっ! 悪ぃ。 そっちにポーションの瓶、投げちまった」
「回復したか?」
「先輩、全回復の使っちまったっすよ」
「ああその方が良い。 レベル十の魔王に、アルファの言っていた女がいるんだ。 全回復して貰わないと困る」
自信満々な笑みをする賢者アオヤギ。
勇者キンジョウは、刀身が光る剣を構え俺とペルセポネに敵意をむき出す目付きをする。
ペルセポネが、少し息を吐いて俺に問う。
「ねぇ、コイツらやるの?」
「どうするか……勇者だからな。 あの悪臭神も絡んでいるし悩み中」
「金色の勇者は保留にして、賢者は殺しちゃっても良い?」
「あの賢者も、元の世界に戻してやりたいが……」
いつの間にか敵対となってしまった事。この世界に来てしまった人もしくは魂を我らの世界に戻したいと考えていたが、敵対となってしまった二人に説得する事は、現時点で難しそうだ。
それに罪を償わずにこの世界で更に凶暴な行動を取っている二人を戻しても、行先は魂を洗練する世界であろう。
――――元に戻したい……。 だが、元戻しても処理とか様々な面倒が待っている……悩む。
殺した方が楽だが、冥王として立場的な悩みがここに付きまとう。
そんな、考えを頭の中で巡らませている時、賢者アオヤギの元気で勇ましい声。
「先輩っ!! これで」
「あぁ、全ての能力値が格段にあがったぞ。 これでいけるっ」
「俺は、あの女を食い止めるっす」
「損害庇保殻膜!! これで耐えるだろ」
「先輩ぃーこれ早く欲しかったァ」
「黒服の魔王。 勇者として貴様を排除するっ!!」
賢者アオヤギが、「あっスルーっすか」の声に何も反応すらしない勇者キンジョウは、自前の刀身が光る剣越しに俺を凝視している。
「貴様が、アオヤギの魔法を防ぐ事が出来てもこの剣は、防げないっ」
勇者キンジョウは、地面を蹴り俺に向け、勢いよく突っ込んでくる。
刀身の光が、残像を残し俺に振り下ろす。
――――ヤバい。
俺は、横に避ける。
「よく避けた」その言葉を残しつつも続けて俺に剣を振ってくる。
幾度も幾度も縦横無尽に繰り出される剣。
――――横に後ろに躱しているが、この部屋では躱しきれなくなる。それに……。
「ちっ、なぜ当たらん。 貴様ぁっ」
――――それにだ。異世界、勇者と来て次に来たのは光る剣。この光る剣もしかしたら……。
「魔王といえど、勇者の持つ破邪のスキルに、この光る聖剣クラウ・ソラス。 叶うわけない」
――――きたっ、やはり聖剣……。元の世界で伝承もある剣が、目の前に。やはり異世界は面白い。
剣を振るが一向に俺に当てることが出来ない勇者キンジョウは、少しづつだがその動きが鈍く息切れを起こす。
俺との距離を置く勇者キンジョウは、剣を構え息を整えているが。
「隙だらけだ」
「はっ、速っ!!」
俺は、一瞬で間合いに入り、ハルバードの石突きを勇者キンジョウの横腹を狙う。
躱そうとする勇者キンジョウだが、反応が遅く石突きが、横腹にめり込み、その勢いで転げ回り金色の鎧の金属音がこの部屋に響く。
無言だが、横腹を押えるながら身悶える勇者キンジョウ。
「キキ、キンジョウゥゥゥッ。 勇者キンジョウがぁぁ」
身縮まっている聖王メイガザスが、苦しみもがくキンジョウに驚愕する。さらにその視界に入る。
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そしてその転がる賢者アオヤギに見下げ果てているペルセポネがいた。
◆◆◆◆
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「はぁ」
「だが、この膜もあるし、能力値も上げたからな。 さっきのなんてもう効かねぇーよ」
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「喰らえクリムュッ、あべぇっ!!」
剣を鞘に収め、握り拳を引いているペルセポネ、地面を蹴り賢者アオヤギに迫る。
空を切るペルセポネの拳が、賢者アオヤギの頬にめり込み宙に浮き、横回転しながら壁に衝突し床に転がる。
「あっ……」
片手を上げ何か魔法を使おうとするが、ペルセポネは足でその手を踏みつける。
なんとも言えない賢者アオヤギの悲痛の叫び。
「あら、痛そうじゃない。 でも何人もの女性にそういう事してきたんじゃない?」
「殴ったりなんかぁぁっ、ぐぁっ!!」
もう一方の手で賢者アオヤギは魔法を使おうとする。だが、ペルセポネはその手を踏みつけ、すり潰すように足を捻る。
悲痛な叫びを上げ苦しむ賢者アオヤギの両手の指が、至る方向を指している。
「身体的な意味じゃない。 心を殴ってるんだよ、青い服の男っ」
踏みつけたままペルセポネは、二本の剣を鞘から抜き取り剣の切っ先を賢者アオヤギの太ももに突き刺す。
「うっ、ぎゃぁぁああぁぁっ!!」
「痛いでしょう。 それ以上に貴方にされた女性達は、苦痛を背負っているの」
「ハァハァ……」
「ふん、体の痛みなんて治れば忘れると思うけど」
「あっぎゃぁぁっ!!」
剣を抜き取り付いた血を振り払い鞘に収めるペルセポネは、その足で賢者アオヤギを蹴り飛ばす。
「性犯罪は、許せないのよ。 受けた者の精神は治せない、それは魂にも繋がるのよ」
壁に衝突し床に転がる賢者アオヤギは、大の字になって息をするだけがやっとだった。
◆◆◆◆
今現在、転がる勇者キンジョウと賢者アオヤギが直ぐに動き出す様子は無い。更にペルセポネが鋭い目をして二人を見張る。
俺は、壁にもたれ掛かる聖王メイガザスを睨みハルバードを持ち替え穂先を突きつける。
「ななな、命だけは……たふけて」
「質問に答えれば良い」
頷く聖王メイガザスに俺は、再び問う。
「人族の神エウラロノースに会いたいのだが」
「無理じゃ、私じゃ無理。 おかぁちゃん、聖女アルダーに言えば……」
「そうか」
聖王メイガザスの怯えた声の後、この部屋の扉が開かれた。
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