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人族の神エウラロノースと聖女アルダー
冥王、ドタバタな状況で何か忘れてる。
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受付嬢は、鑑識眼を使い出されたアースドラゴンを組まなく眺めている。
そして、受付嬢の説明を真剣に聞き頷くギルドマスター。
「本物です」
「うむ……」
「……」
「本物ってぇ!! これ誰が見てもどう見てもアースドラゴンだぁろぉっ!」
「それしか、分かりません」
「だろうね。 三十五階層とさっき言ってたし、それよりも解体をどうするか」
「ドラゴンなんてどれも無駄に出来ませんからね……と文献で読んだだけですけど」
「うむ。 できるとなると、やはりベット家か」
横たわるアースドラゴンを険しい顔をして眺めている二人。
解体できないという言葉がでると、ただならぬ気配が俺の近くからこの広場に張り巡らされる。
「解体……できない。 魔石はっ!?」
鬼の形相のペルセポネは、ギルドマスターの胸ぐらを掴みあげる。
ユカリ達もその姿や行動に顔を引き攣り、受付嬢は驚いている。
そして、苦しむギルドマスターの顔が、次第に紫色に染まる。
「ペルセポネさん。 ギルドマスターがっ!!」
「はぁっ! 解体どうする?」
「すぐに手配しますぅ。 それまでアースドラゴンを持ってていただければ」
「ふん」
不貞腐れながらも納得するペルセポネから解放されたギルドマスター。
むせるギルドマスターを他所に受付嬢が、平然と話を進めている。
「あと、三十二階層から先を後から聞きたいんですが?」
ユカリ達の顔を伺う受付嬢。
ユカリ達は顔を見合わせ、フェルトが二つ返事でこたえる。
――――何か、忘れているような。
息を整えているギルドマスターを置いてユカリ達と共に受付嬢は、この広場からでようとする。
ため息を強く漏らすペルセポネ。
「はぁ、魔石……」
「仕方がない。 下手に捌いたら魔石壊すかもしれんからな」
「わかってるわ」
俺は、アースドラゴンを空間収納に戻しながら話しをしていると、ギルドマスターが出ていくユカリ達と受付嬢を止める。
「おい、お前ら待てェェッ」
「なんですか?」
振り返る受付嬢は、呆れた表情でギルドマスターに突っかかる。その視線にギルドマスターは苦笑。
「い、いや。 なんでも……」
「ですよね。 では皆さんマスター室へ」
受付嬢の態度にユカリ達は、沈黙したまま後を追っていきこの場から消える。
呆気に取られる俺とペルセポネ。
ギルドマスターはこの場を見渡し俺と目が合う。
「ふぅ。 やはり若い者は、こうでなくてはなっ!!」
何も無かったかのようにその言葉だけを言い放ち、受付嬢とユカリ達の後を追っていくギルドマスター。
「なんなの。 まぁ、確実に魔石貰えそうだし」
「良かったではないか。 それにしてもドラゴンというのはやはり凄いものなのだな」
「そりゃそうよ。 だって普通ドラゴンと戦うなら、大勢の人が集まって大規模な戦いなものって聞くわ」
「少人数で倒したんだ。 それを聞きたいんだろ」
「そうよね。 でも、昔……偉い人が、数人でレッドドラゴンを倒したとか」
俺とペルセポネは、誰もいなくなった広場から出てそのままギルドを出ようとする。
すれ違う一人の男。
そして、その後ろにはコベソが少し汗をかき着いてきている。
俺達に気付くコベソ。
「あっ、ハーデスさんにペルセポネさん」
「これから戻るところだが……」
「どどどどうでした。 ダンジョン?」
「そりゃ、上出来よ。 なんたってアースドラゴンが手に入ったんだもん」
鼻にかけた喋り方をするペルセポネ。
すると、コベソの横にいる凛々しい顔をし、少し高貴な格好をしている初老の男性。
「コベソ殿。 この御二方は?」
「あぁ、これは失礼しました。 こちらはこの私達の護衛をしてもらってます冒険者……」
「ペルセポネよっ」
コベソの言葉を遮ってペルセポネが、ここでも鼻にかけている。
初老の男性は、それを気にせずにペルセポネから俺に視線を動かす。
「ハーデスだ」
「うむ。 私は――――アドライガという」
コベソがその男を紹介しようとしていたが、アドライガはそれを拒否し自ら名乗り出る。
そして、顎に手をやるとギルド内を見渡し俺たちに視線を移す。
「して、アースドラゴンとは物騒な言葉を聞いたが」
「ハーデスさん、どうなって……」
「あぁ、ダンジョンで三十五階層まで行った」
「三十五階層……」
「そうよ」
「そこの階層主がアースドラゴン――――アースドラゴンなのか?」
「ベヒーモスの次だからアースドラゴンで良いんじゃない?」
「どういう事だ?」
――――あの部屋にいたのはアースドラゴンとゴブリンの軍勢。平原で倒したのはゴブリン。
――――魔物として出てきたのはゴブリン。でも本来ゴブリンは魔族。
――――本当に階層主はアースドラゴンなのか……。
「いや、少し気になった事が頭を過ぎった。 とにかくユカリ達とアースドラゴンを倒した」
「うむ、してそのユカリさん達は……何処に?」
「あ、今ギルドマスターの部屋で事の経緯の話をしているわ」
「あああ会われますか?」
「いや、今の話で勇者の件は理解した。 それに今合うのは止めておこう」
そう言い放ち踵を返すアドライガとコベソは街の中へと消えていく。
「なんだったんだ?」
「アースドラゴンの噂聞いて、見たかったんじゃないのぉっ」
「ついさっきの話だぞ、そんなに広まるか。 それにコベソもいた。あのアドライガとは一体?」
「商人でしょ。 まるデブにぽっこりお腹長身とそして老け顔……苦労してそうだし。 商人らしいじゃん」
「ペルセポネ……」
「ん?」
「商人のイメージが変だ」
俺の言葉にあっけらかんとするペルセポネ。
ギルドを後にコベソ達と泊まっていた所へと戻る。
入った瞬間、長身のトンドはぽっこりしたお腹を激しく揺らし慌てて駆け寄ってくる。
「おおぉぉっ、やっと帰ってきてくれたぁぁっ」
揺れるお腹にペルセポネは、眉を寄せているが、トンドの慌てぶりから深刻な状況とわかる。
「どうした?」
「ええ、つきさっきこんなのが……」
握りしめていた紙を広げるトンドだが、その紙は少し湿っている。
「これは」
「へぇ、やはり早いものなのね」
「シャルルが!! シャルルと引換に……アースドラゴンなんてぇぇっ」
膝をつき項垂れるトンド。
湿った紙には――――
ヒロックアクツ商事の従業員で猫系獣人の女性シャルルと引き換えにアースドラゴンを寄越せと。
勇者キンジョウの名で書かれている。
「大丈夫か、こいつ?」
「勇者の名折れね」
「アースドラゴンを取って何の得があるんだ」
「おおふたりさん、シャルルをっ。 アースドラゴンですよっ。 そんなのすぐに用意出来るわけないっ」
「アースドラゴンならあるわ」
「ある」
「えっ!?」
「でも渡さないわ。 アースドラゴン」
「意味わからん。 犯罪まがいな事やるよりも再びダンジョンに入れば良いのに」
「もしかして……。 ありがとうございます、これでシャルル解放……」
「アァッ?」
トンドの胸ぐらを掴みあげ、しかめっ面するペルセポネ。
「はぁ、だからアースドラゴンは渡さないって言ってるのっ。 というかアースドラゴンの魔石はっ!!」
「ぐぐぐぐるじいぃぃ」
「おい、ペルセポネ。 トンドが、ヤバい」
俺の言葉で我に返るペルセポネは、掴んでいた手をパッと話すと崩れるように落ちるトンド。
「まぁ、シャルルは助ける」
「でもやはり、アースドラゴンは渡さないわ」
「もちろん渡さんが」
俺の言葉に笑顔を浮かべるトンドは、ペルセポネと俺の強気な行動に頭を悩ませていた。
◇◇◇◇
少し前。
背もたれが長い椅子に腰掛けるエウラロノースは、組んでいる足を入れ替える。
その向かいには正座をした一人の男性は、白い人型の物体に取り押さえられている。
あの金色の鎧を纏っていたと思えないほど貧祖な体にパンツ一丁。
「まぁ、かなりレベルは上がった見たいね。 まずまず」
「な、なにしやがる。 この露出女」
「あら、口だけは威勢がいい事。 だけど、今の状況でそれを言えるのは愚かよ」
「いっいってぇぇぇっ」
キンジョウは、白い人型の物体に腕を抑えられ苦痛を訴える。
それを眺めるエウラロノースは、不気味に微笑む。
「さぁ、始めましょう。 あなたは……貴様は不要だ」
「な、何をするっ!!」
「魔王復活に四十年、その度に勇者召喚……」
「何が言いてぇ!?」
「その時の勇者は、何処に居るとか考えなかった?」
「……地球に帰ったとかじゃ……ねぇのかっ!!」
「ふふふっ、そうね。 そうでいいわ」
「痛ぇぇっ。 なにするっ!!」
白い人型の物体が、キンジョウを無理やり仰向けにさせる。
キンジョウは、白い人型の物体を振りほどこうとするが、全く手足体動かず頭を振り喚く。
エウラロノースは、ゆっくりとキンジョウに歩み寄る。
「あぁ、その何かされるか分からないという恐怖の表情……たまらないわっ」
「なにをするんっだぁっ!!」
「いいことよ。 それに……」
エウラロノースは、キンジョウを跨ぎ舌で唇を舐めまわす。
「さぁいただきますわっ。 私の栄養さんっ!!」
エウラロノースは、キンジョウに覆い被さる。
キンジョウの泣き叫ぶ声が幾度なく絶えず響き次第に枯れて聞こえなくなると、その代わりエウラロノースの光悦な叫びに変わっていった。
そして、受付嬢の説明を真剣に聞き頷くギルドマスター。
「本物です」
「うむ……」
「……」
「本物ってぇ!! これ誰が見てもどう見てもアースドラゴンだぁろぉっ!」
「それしか、分かりません」
「だろうね。 三十五階層とさっき言ってたし、それよりも解体をどうするか」
「ドラゴンなんてどれも無駄に出来ませんからね……と文献で読んだだけですけど」
「うむ。 できるとなると、やはりベット家か」
横たわるアースドラゴンを険しい顔をして眺めている二人。
解体できないという言葉がでると、ただならぬ気配が俺の近くからこの広場に張り巡らされる。
「解体……できない。 魔石はっ!?」
鬼の形相のペルセポネは、ギルドマスターの胸ぐらを掴みあげる。
ユカリ達もその姿や行動に顔を引き攣り、受付嬢は驚いている。
そして、苦しむギルドマスターの顔が、次第に紫色に染まる。
「ペルセポネさん。 ギルドマスターがっ!!」
「はぁっ! 解体どうする?」
「すぐに手配しますぅ。 それまでアースドラゴンを持ってていただければ」
「ふん」
不貞腐れながらも納得するペルセポネから解放されたギルドマスター。
むせるギルドマスターを他所に受付嬢が、平然と話を進めている。
「あと、三十二階層から先を後から聞きたいんですが?」
ユカリ達の顔を伺う受付嬢。
ユカリ達は顔を見合わせ、フェルトが二つ返事でこたえる。
――――何か、忘れているような。
息を整えているギルドマスターを置いてユカリ達と共に受付嬢は、この広場からでようとする。
ため息を強く漏らすペルセポネ。
「はぁ、魔石……」
「仕方がない。 下手に捌いたら魔石壊すかもしれんからな」
「わかってるわ」
俺は、アースドラゴンを空間収納に戻しながら話しをしていると、ギルドマスターが出ていくユカリ達と受付嬢を止める。
「おい、お前ら待てェェッ」
「なんですか?」
振り返る受付嬢は、呆れた表情でギルドマスターに突っかかる。その視線にギルドマスターは苦笑。
「い、いや。 なんでも……」
「ですよね。 では皆さんマスター室へ」
受付嬢の態度にユカリ達は、沈黙したまま後を追っていきこの場から消える。
呆気に取られる俺とペルセポネ。
ギルドマスターはこの場を見渡し俺と目が合う。
「ふぅ。 やはり若い者は、こうでなくてはなっ!!」
何も無かったかのようにその言葉だけを言い放ち、受付嬢とユカリ達の後を追っていくギルドマスター。
「なんなの。 まぁ、確実に魔石貰えそうだし」
「良かったではないか。 それにしてもドラゴンというのはやはり凄いものなのだな」
「そりゃそうよ。 だって普通ドラゴンと戦うなら、大勢の人が集まって大規模な戦いなものって聞くわ」
「少人数で倒したんだ。 それを聞きたいんだろ」
「そうよね。 でも、昔……偉い人が、数人でレッドドラゴンを倒したとか」
俺とペルセポネは、誰もいなくなった広場から出てそのままギルドを出ようとする。
すれ違う一人の男。
そして、その後ろにはコベソが少し汗をかき着いてきている。
俺達に気付くコベソ。
「あっ、ハーデスさんにペルセポネさん」
「これから戻るところだが……」
「どどどどうでした。 ダンジョン?」
「そりゃ、上出来よ。 なんたってアースドラゴンが手に入ったんだもん」
鼻にかけた喋り方をするペルセポネ。
すると、コベソの横にいる凛々しい顔をし、少し高貴な格好をしている初老の男性。
「コベソ殿。 この御二方は?」
「あぁ、これは失礼しました。 こちらはこの私達の護衛をしてもらってます冒険者……」
「ペルセポネよっ」
コベソの言葉を遮ってペルセポネが、ここでも鼻にかけている。
初老の男性は、それを気にせずにペルセポネから俺に視線を動かす。
「ハーデスだ」
「うむ。 私は――――アドライガという」
コベソがその男を紹介しようとしていたが、アドライガはそれを拒否し自ら名乗り出る。
そして、顎に手をやるとギルド内を見渡し俺たちに視線を移す。
「して、アースドラゴンとは物騒な言葉を聞いたが」
「ハーデスさん、どうなって……」
「あぁ、ダンジョンで三十五階層まで行った」
「三十五階層……」
「そうよ」
「そこの階層主がアースドラゴン――――アースドラゴンなのか?」
「ベヒーモスの次だからアースドラゴンで良いんじゃない?」
「どういう事だ?」
――――あの部屋にいたのはアースドラゴンとゴブリンの軍勢。平原で倒したのはゴブリン。
――――魔物として出てきたのはゴブリン。でも本来ゴブリンは魔族。
――――本当に階層主はアースドラゴンなのか……。
「いや、少し気になった事が頭を過ぎった。 とにかくユカリ達とアースドラゴンを倒した」
「うむ、してそのユカリさん達は……何処に?」
「あ、今ギルドマスターの部屋で事の経緯の話をしているわ」
「あああ会われますか?」
「いや、今の話で勇者の件は理解した。 それに今合うのは止めておこう」
そう言い放ち踵を返すアドライガとコベソは街の中へと消えていく。
「なんだったんだ?」
「アースドラゴンの噂聞いて、見たかったんじゃないのぉっ」
「ついさっきの話だぞ、そんなに広まるか。 それにコベソもいた。あのアドライガとは一体?」
「商人でしょ。 まるデブにぽっこりお腹長身とそして老け顔……苦労してそうだし。 商人らしいじゃん」
「ペルセポネ……」
「ん?」
「商人のイメージが変だ」
俺の言葉にあっけらかんとするペルセポネ。
ギルドを後にコベソ達と泊まっていた所へと戻る。
入った瞬間、長身のトンドはぽっこりしたお腹を激しく揺らし慌てて駆け寄ってくる。
「おおぉぉっ、やっと帰ってきてくれたぁぁっ」
揺れるお腹にペルセポネは、眉を寄せているが、トンドの慌てぶりから深刻な状況とわかる。
「どうした?」
「ええ、つきさっきこんなのが……」
握りしめていた紙を広げるトンドだが、その紙は少し湿っている。
「これは」
「へぇ、やはり早いものなのね」
「シャルルが!! シャルルと引換に……アースドラゴンなんてぇぇっ」
膝をつき項垂れるトンド。
湿った紙には――――
ヒロックアクツ商事の従業員で猫系獣人の女性シャルルと引き換えにアースドラゴンを寄越せと。
勇者キンジョウの名で書かれている。
「大丈夫か、こいつ?」
「勇者の名折れね」
「アースドラゴンを取って何の得があるんだ」
「おおふたりさん、シャルルをっ。 アースドラゴンですよっ。 そんなのすぐに用意出来るわけないっ」
「アースドラゴンならあるわ」
「ある」
「えっ!?」
「でも渡さないわ。 アースドラゴン」
「意味わからん。 犯罪まがいな事やるよりも再びダンジョンに入れば良いのに」
「もしかして……。 ありがとうございます、これでシャルル解放……」
「アァッ?」
トンドの胸ぐらを掴みあげ、しかめっ面するペルセポネ。
「はぁ、だからアースドラゴンは渡さないって言ってるのっ。 というかアースドラゴンの魔石はっ!!」
「ぐぐぐぐるじいぃぃ」
「おい、ペルセポネ。 トンドが、ヤバい」
俺の言葉で我に返るペルセポネは、掴んでいた手をパッと話すと崩れるように落ちるトンド。
「まぁ、シャルルは助ける」
「でもやはり、アースドラゴンは渡さないわ」
「もちろん渡さんが」
俺の言葉に笑顔を浮かべるトンドは、ペルセポネと俺の強気な行動に頭を悩ませていた。
◇◇◇◇
少し前。
背もたれが長い椅子に腰掛けるエウラロノースは、組んでいる足を入れ替える。
その向かいには正座をした一人の男性は、白い人型の物体に取り押さえられている。
あの金色の鎧を纏っていたと思えないほど貧祖な体にパンツ一丁。
「まぁ、かなりレベルは上がった見たいね。 まずまず」
「な、なにしやがる。 この露出女」
「あら、口だけは威勢がいい事。 だけど、今の状況でそれを言えるのは愚かよ」
「いっいってぇぇぇっ」
キンジョウは、白い人型の物体に腕を抑えられ苦痛を訴える。
それを眺めるエウラロノースは、不気味に微笑む。
「さぁ、始めましょう。 あなたは……貴様は不要だ」
「な、何をするっ!!」
「魔王復活に四十年、その度に勇者召喚……」
「何が言いてぇ!?」
「その時の勇者は、何処に居るとか考えなかった?」
「……地球に帰ったとかじゃ……ねぇのかっ!!」
「ふふふっ、そうね。 そうでいいわ」
「痛ぇぇっ。 なにするっ!!」
白い人型の物体が、キンジョウを無理やり仰向けにさせる。
キンジョウは、白い人型の物体を振りほどこうとするが、全く手足体動かず頭を振り喚く。
エウラロノースは、ゆっくりとキンジョウに歩み寄る。
「あぁ、その何かされるか分からないという恐怖の表情……たまらないわっ」
「なにをするんっだぁっ!!」
「いいことよ。 それに……」
エウラロノースは、キンジョウを跨ぎ舌で唇を舐めまわす。
「さぁいただきますわっ。 私の栄養さんっ!!」
エウラロノースは、キンジョウに覆い被さる。
キンジョウの泣き叫ぶ声が幾度なく絶えず響き次第に枯れて聞こえなくなると、その代わりエウラロノースの光悦な叫びに変わっていった。
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