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ろくじゅーご
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あまりこの話は広げない方がいいだろう。気が変わったと言って殺されてはたまらない。……って待って?確か、使い魔は基本主を殺せないはず。なのにこいつは主を殺した………?どうやって?思わずそちらを見ると、キョトンとした顔で少年も私をみあげる。本当に、こうしていたらただの少年にしか見えないのに。少し人外めいているけれど。
「あなた、主を殺したの?」
「え?うん。そうだよ?じゃなきゃ僕、一生飼い殺しにされてたし」
「そ、そう………。じゃなくてーーー、主を殺したって、どうやって?罰則は?普通殺せないわよね」
聞くと、少年は嫌そうな顔をした。顔に出やすい少年だ。まるで苦薬でも噛み砕いたかのような顔だ。
「できるよ。でも、今はできない」
「………は?」
「使い魔が主を殺せるのは一回だけーーーって、お前そんなのも知らないの?」
し、知らなかった………。というより、そんなの知ってる人の方が少ないと思う。ただでさえ幻魔は幻の存在。幻魔を信じている人の方がよっぽど少ないわよ。
そう思ったが口には出さずに、今つくりあげた契約書を宙に浮かせる。
「あ、そうそう。あなた、名前は?」
「え?僕?」
「そうよ。じゃなきゃ契約が結べないじゃない」
言うと、少年は少し考えてから少しだけ笑った。初めて見た少年らしい笑みにどきりとする。生意気そうなところしか見ていなかったからかもしれない。
「ノア。僕の名前はノアって言うんだ」
「……そう、ノア。あなたにぴったりの名前ね」
「そうかな。にしても………名前を聞かれるのなんて何十年ぶりだろ。少し忘れてたよ」
「忘れないでよ………。じゃあ、これからは私があなたの名前を呼ぶから。それでいいわね、ノア?」
「うん。で、アンタはーーーシャーロット?あんまりシャーロットって顔してないね」
契約書を見て知ったのだろう。
というかシャーロットって顔とはどんな顔だ、どんな。もっと大人しそうで可愛げのある顔といいたいのかしら。ごめんなさいね、真逆で。そう思いつつ、私は契約書にサインを走らせる。
「ほら、次はあなたの番よ」
「……あーあ。これで僕も首輪付きかぁ」
「いつまでも一人でジメジメしてるよりはいいんじゃないの?」
「しかも性格悪そうな女だし」
「魔力吸われたい?」
「ゔぇ~」
ブツブツ言いながらも少年ーーーノアは契約書にサインした。ぱぁ、と光が弾け収束していく。これで契約はなされたーーー。
「あなた、主を殺したの?」
「え?うん。そうだよ?じゃなきゃ僕、一生飼い殺しにされてたし」
「そ、そう………。じゃなくてーーー、主を殺したって、どうやって?罰則は?普通殺せないわよね」
聞くと、少年は嫌そうな顔をした。顔に出やすい少年だ。まるで苦薬でも噛み砕いたかのような顔だ。
「できるよ。でも、今はできない」
「………は?」
「使い魔が主を殺せるのは一回だけーーーって、お前そんなのも知らないの?」
し、知らなかった………。というより、そんなの知ってる人の方が少ないと思う。ただでさえ幻魔は幻の存在。幻魔を信じている人の方がよっぽど少ないわよ。
そう思ったが口には出さずに、今つくりあげた契約書を宙に浮かせる。
「あ、そうそう。あなた、名前は?」
「え?僕?」
「そうよ。じゃなきゃ契約が結べないじゃない」
言うと、少年は少し考えてから少しだけ笑った。初めて見た少年らしい笑みにどきりとする。生意気そうなところしか見ていなかったからかもしれない。
「ノア。僕の名前はノアって言うんだ」
「……そう、ノア。あなたにぴったりの名前ね」
「そうかな。にしても………名前を聞かれるのなんて何十年ぶりだろ。少し忘れてたよ」
「忘れないでよ………。じゃあ、これからは私があなたの名前を呼ぶから。それでいいわね、ノア?」
「うん。で、アンタはーーーシャーロット?あんまりシャーロットって顔してないね」
契約書を見て知ったのだろう。
というかシャーロットって顔とはどんな顔だ、どんな。もっと大人しそうで可愛げのある顔といいたいのかしら。ごめんなさいね、真逆で。そう思いつつ、私は契約書にサインを走らせる。
「ほら、次はあなたの番よ」
「……あーあ。これで僕も首輪付きかぁ」
「いつまでも一人でジメジメしてるよりはいいんじゃないの?」
「しかも性格悪そうな女だし」
「魔力吸われたい?」
「ゔぇ~」
ブツブツ言いながらも少年ーーーノアは契約書にサインした。ぱぁ、と光が弾け収束していく。これで契約はなされたーーー。
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