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ろくじゅーよん
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声から薄々そうかな、とは思っていたけど………。そう思って聞くと、まだ年齢が一桁に見える少年は大きな目でキッと私を睨んだ。
「あのな!僕の年齢はこの見た目と比例してるわけじゃないからな!僕は元からこう言う体なんだ!」
「へえ、じゃああなたいくつなの?」
「100………いや、200歳くらい………?」
「おじいちゃんじゃない。いや、むしろミイラ………?」
「幻魔では普通なんだよ!ああもう、なんだお前。そもそも水晶をそんなふうに使うなんて聞いたことがない。お前、散々悪いことやってきたんだろう」
図星だった。私は一回目の人生で、これを使ってシアの命をすいあげようとしたことがあった。
明確な意思はなく、ただ消えろと、そう思って用意したものだった。
ちなみにーーー結果は惨敗。
その時は知らなかったがこの水晶はもとより悪事をするためにあるわけではない。
この水晶が吸い取るのは魔力だけ。魔力を持たないシアにはなんの意味もなかったというわけだ。
少年に指摘され、思わず息を飲みかけたが、何とかとりすましたふうを取り繕う。
「リコール」
そして私は契約書を呼び寄せた。さっさと早いこと契約を結んだほうがいい。いつか王太子と契約を結んだ時に使った契約書だ。
水膜に包まれた契約書に触れ、内容を設定していく。魔力で練り上げた契約書に目を通していると、いつの間にか隣に移動してきた少年が興味深そうにそれを見ていた。
「へえ。それ、そんなふうに使うのか」
「何よ、知らないの?」
まさかコイツ、一回も契約したことないのかしら………。
そう言えば契約したことないって言ってたわね………。
ということはつまり、初めての契約主が私ということ?
それには少し不安を覚えるが、やるしかない。
メゾネリアにいる以上、そしてこれは予想外だがーーー彼が幻魔だということは必ず私のためになる。
「うん。前の契約の時は意識なかったし」
「ああそう、じゃあ私が初めてのーーーって、え?あなた契約したことあるの」
「だから、意識なかったんだって」
「でもあなた、さっき契約したことないって言ってたじゃない」
「ふん。あんなクズと契約したことなんて、なかったことにするに決まってるだろ。でもお前と正式に契約を結ぶんなら、言っておいた方がいいのか………?」
何勿体つけてるのか。早く言えよと目線で急かすと、それに気づいてるのか気づいてないのか。幻魔の少年は私の作り上げた契約書を見ながらなんともなしに話した。
「なんかキッモいクズ男にさぁ………一回騙されて契約させられたことあるんだよ。まあすぐ殺したんだけど。それから人間は嫌いだよ。最低で強悪で、汚らしい」
「………ああ、そう」
「あのな!僕の年齢はこの見た目と比例してるわけじゃないからな!僕は元からこう言う体なんだ!」
「へえ、じゃああなたいくつなの?」
「100………いや、200歳くらい………?」
「おじいちゃんじゃない。いや、むしろミイラ………?」
「幻魔では普通なんだよ!ああもう、なんだお前。そもそも水晶をそんなふうに使うなんて聞いたことがない。お前、散々悪いことやってきたんだろう」
図星だった。私は一回目の人生で、これを使ってシアの命をすいあげようとしたことがあった。
明確な意思はなく、ただ消えろと、そう思って用意したものだった。
ちなみにーーー結果は惨敗。
その時は知らなかったがこの水晶はもとより悪事をするためにあるわけではない。
この水晶が吸い取るのは魔力だけ。魔力を持たないシアにはなんの意味もなかったというわけだ。
少年に指摘され、思わず息を飲みかけたが、何とかとりすましたふうを取り繕う。
「リコール」
そして私は契約書を呼び寄せた。さっさと早いこと契約を結んだほうがいい。いつか王太子と契約を結んだ時に使った契約書だ。
水膜に包まれた契約書に触れ、内容を設定していく。魔力で練り上げた契約書に目を通していると、いつの間にか隣に移動してきた少年が興味深そうにそれを見ていた。
「へえ。それ、そんなふうに使うのか」
「何よ、知らないの?」
まさかコイツ、一回も契約したことないのかしら………。
そう言えば契約したことないって言ってたわね………。
ということはつまり、初めての契約主が私ということ?
それには少し不安を覚えるが、やるしかない。
メゾネリアにいる以上、そしてこれは予想外だがーーー彼が幻魔だということは必ず私のためになる。
「うん。前の契約の時は意識なかったし」
「ああそう、じゃあ私が初めてのーーーって、え?あなた契約したことあるの」
「だから、意識なかったんだって」
「でもあなた、さっき契約したことないって言ってたじゃない」
「ふん。あんなクズと契約したことなんて、なかったことにするに決まってるだろ。でもお前と正式に契約を結ぶんなら、言っておいた方がいいのか………?」
何勿体つけてるのか。早く言えよと目線で急かすと、それに気づいてるのか気づいてないのか。幻魔の少年は私の作り上げた契約書を見ながらなんともなしに話した。
「なんかキッモいクズ男にさぁ………一回騙されて契約させられたことあるんだよ。まあすぐ殺したんだけど。それから人間は嫌いだよ。最低で強悪で、汚らしい」
「………ああ、そう」
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