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第五章・帝国の王女
707.Episode S⬛︎⬛︎w⬛︎rz:Ich habe dich getroffen.
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⬛︎⬛︎は、怖い。⬛︎⬛︎が、怖い。
何も持たず、ぽっかりと空いた底無しの穴のように空白なぼくは……いつしかそれを極度に恐れるようになっていた。
『───ごめんね、我が友よ。そして、ありがとう』
───閉ざされてゆく世界の隙間から見えた、裏切りの言葉と、狂った顔。捨てられ、搾取されるようになった、あの日から。
何年も、何十年も、独りで何も無い場所に取り残されていたあの時間は……とても、寂しくて苦しかった。
記憶に無くて、感情に残る、三百年の苦痛。あんなものは二度と味わいたくない。もう二度と、あんな風に苦しみたくない。悲しみたくない。
だから、終わらせようとした。
ずっと待ってた。ずっと、約束を守ってくれる日を待っていた。でも、その日は来なかった。だから、終わらせることにしたのだ。
もう嫌だ。もうこれ以上⬛︎⬛︎に苛まれたくない。苦しめられたくない。
だから、死のうとした。
このままだとぼくの存在は消える。ぼくは、空白になる。なら、もうそれでいいじゃないか。死んだらこれ以上苦しまない。死んだらこれ以上悲しまない。
──でも。ぼくは死ねなかった。あの、美しい怪物が、ぼくを生かした。死なせまいと呪いをかけ、その後アイツは姿を消した。
死ねなくて慟哭する息子を放置して、あのクソ親父は無責任にも行方知れずとなったのだ。
だから、心を閉ざした。
死ねないから、せめて何も考えないで済むように。せめて退屈だけはしないように。『魔王』だって、退屈だけはしないだろうと踏んで奪い取った称号だ。
先先代が魔界まで乗り込んできた人間に討伐されたらしく、先代は襲撃や下剋上を強く警戒していたが、関係の無いことだった。
先代の魔王は知り合いだ。何せあの男はクソ親父の下僕だったから。クソ親父の気が向いた時に呼び出され、アイツの望みを叶える為に喜んで靴を舐めるような男。それが、先代。
だから普通に真正面から会いに行って、ぼくがクソ親父の息子だからと全く警戒しない間抜けな男の首を引きちぎって、殺した。
魔王の座は奪い取ったヤツのものだ。だからこの時点でぼくが魔王となったのだ。
ぼくが魔王になったからか、兄貴面する変態と、妹分も、魔界運営の為の要職に就くと言い出した。
それ自体はよかった。ぼくは数百年ぶんの魔界を知らない。統治とか、運営とかもよく分からない。だから、兄と妹と共にぼくは魔界の管理を始めたのだ。
統治だとかは全て、人間のやり方を真似してみた。魔族内で序列を作ったり、無秩序だった魔界に法を定めたり。それはもう反発があったが、全て弾圧した。圧倒的な力で捩じ伏せた。結局のところ魔界は実力至上主義。新たな魔王が歴代最強だのと持て囃されるようになるのに、そう時間はかからなかった。
──だけど。それでも、ぼくの虚ろは満たされない。
退屈しのぎにはなった。でも、所詮その程度だ。少しでも退屈を覚えないように、やる必要もない観光業だとか第一次産業にまで手を出した。その結果、魔界は数千年で随分と発展したように思える。
それでも、⬛︎⬛︎は怖い。⬛︎⬛︎が怖い。
それに怯え、目を逸らし続けて、ある日。暇潰しの調べ物で人間界に行った時。
ぼくは、アイツと出会ってしまった。
精霊王の愛し子。その心臓に星を纏う女。そんなものを見て、気にならない訳がない。
あの我儘な独裁者が人間を? というか、これって制約的にどうなんだ? なんて当たり前の感想よりも、ぼくはあの時ただ胸が高鳴っていた。
──きっと。この女の傍にいたら、退屈だけはしない。
何故かはわからないが、漠然とそう確信していたのだ。……その確信こそがぼくの首を絞めることになるなんて、その時は考えもしなかったケド。
案の定。というか、やはりアミレスの傍で過ごす日々は退屈と無縁だった。
まるで毎日がお祭り騒ぎ。とても刺激的で、とても平穏な日々。だけど退屈だけはしない。なんと素晴らしい日々なのか。
アイツの傍に居られない間の暇潰しとして始めた侍女業も、なんだかんだそれなりに楽しくはあった。大軍の掃討ならまだしも、ちまちました掃除なんてやった事なかったし。
次から次へと問題に首を突っ込んでは死に急ぐ馬鹿な女を眺めるのは、それはもう最高の娯楽だった。
最前の特等席で眺める最高の劇場。幕間も幕切れもなく延々と続く【アミレス・ヘル・フォーロイト】という演目は、退屈を極度に忌避するぼくにとって救いであり──同時に猛毒でもあった。
いつからだろう。ぼくが、ぼくじゃなくなったのは。
何も上手くいかない。思い通りにいかない。良かれと思ってやったことが裏目に出る。何度もアミレスを困らせた。何度もアミレスを泣かせた。
その度にぼくは、心の底から恐怖を感じていた。──もしも、アミレスに捨てられたらどうしよう。そんな恐怖からか余計にらしくないことばっかりして、空回りする。その繰り返し。
これら全て、⬛︎⬛︎を恐れるあまり発生した感情と思っていたのだが。そうでは、なかった。寧ろそうであってほしかった。
だけど。
ぼくは──……アミレスを愛してしまった。
アイツの全てが欲しくてたまらない。何よりもアイツの愛が欲しい。
アミレスの傍にいたい。アミレスとずっと一緒にいたい。アミレスの全部を奪いたい。アミレスに全部捧げたい。ぼくという存在の全てをアミレスに委ねたい。
だってそうすれば、あの超がつく程の馬鹿で愚かなお人好しは……ぼくとずっと一緒にいてくれるから。
『人類? そんなのクソ程興味無ェよ』
『……そう、ならよかった』
アイツは、悪魔を受け入れた。
『魔王なんて到底受け入れ難い存在だという事もよく分かっています。だけど、彼は大丈夫です!』
アイツは、悪魔を赦した。
『私は、凄く単純で利己的な人間なんです。あの夜の日に偶然出会ったシュヴァルツを、あの戦場で命懸けで私達を守ってくれたヴァイスを──私は、今更裏切る事なんて出来ません。たとえそれが褒められた事ではなくとも、世界から後ろ指を指されるような事だとしても……私は、迷わず彼を信じます』
アイツは、悪魔を信じた。
何度も、悪魔だって分かった上でぼくに手を差し伸べてきた、正真正銘の変な女。そんなお前だからこそ、ぼくはお前に『恋』なんてものをしてしまったんだ。
一度でも全てを受け入れられたらこちらのもの。ああ、だから、一度だけ。他の誰でもなく、ぼくの全てを受け入れてほしかった。
……でも。その結果が、あれだ。
『や、やだっ……! こわい……っ!!』
ぼくは間違えたのだ。
全てを受け入れてほしいなんて願って、縋って、その末にぼくは⬛︎⬛︎された。これしか、ぼくは方法を知らない。これしか、愛される方法がわからない。だから、ぼくに出来ることを頑張ったけれど。
結局、ぼくはアミレスに⬛︎⬛︎されてしまった。それでも、ぼくは。
アミレスの愛が欲しいなどと、まだ、願っているのだ──……。
♢
「……──さま。ヴァイスお兄様。そろそろ食事を取らなければ、体調に影響が出てしまいますよ」
遠くから聞こえてくる幼さの残る声。重たい目蓋を開けば、眉尻を下げる妹分の顔が霞む視界に映る。
丸めていた体を伸ばしのそりと起き上がると、プティーは「おはようございます」と顔色一つ変えずに告げた。
「あぁ……おはよう、プティー」
「……ヴァイスお兄様。とても、顔色が悪いです。本日のご公務も引き続きお休みになられた方が……」
プティーが心配そうにこちらを見つめてくる。
「なぁ、プティー。愛される為には、どうすればいいんだろうなぁ……」
「え? えっと……私には、なんとも。しかしどうして急に、“愛”と」
「……なんでもない。プティー。仕事、任せてもいいか」
「は、はい! 勿論です、ヴァイスお兄様」
仕事を任せたからだろうか。ぱっと顔を明るくして、仕事が大好きな変わり者のプティーは部屋を後にした。
そういえば、プティーやブランシュは配下共からも人気だったか。ああいう愛嬌? とやらが起因するのかもしれない。
……愛嬌。そうか、その手があったか。
「──悪魔は無理でも、人間ならまだ可能性はある」
だってアイツは、人間をいたく気に入っていたから。
オレサマは無理でも、ぼくなら。まだ、可能性はある。まだ、受け入れられるかもしれない。
もう、なんだって構わない。手段は選ばないし、アイツに愛される為ならなんだってやってやる。──だから、お願い。
ぼくを⬛︎⬛︎しないで。ぼくを、⬛︎⬛︎にしないで。
何も持たず、ぽっかりと空いた底無しの穴のように空白なぼくは……いつしかそれを極度に恐れるようになっていた。
『───ごめんね、我が友よ。そして、ありがとう』
───閉ざされてゆく世界の隙間から見えた、裏切りの言葉と、狂った顔。捨てられ、搾取されるようになった、あの日から。
何年も、何十年も、独りで何も無い場所に取り残されていたあの時間は……とても、寂しくて苦しかった。
記憶に無くて、感情に残る、三百年の苦痛。あんなものは二度と味わいたくない。もう二度と、あんな風に苦しみたくない。悲しみたくない。
だから、終わらせようとした。
ずっと待ってた。ずっと、約束を守ってくれる日を待っていた。でも、その日は来なかった。だから、終わらせることにしたのだ。
もう嫌だ。もうこれ以上⬛︎⬛︎に苛まれたくない。苦しめられたくない。
だから、死のうとした。
このままだとぼくの存在は消える。ぼくは、空白になる。なら、もうそれでいいじゃないか。死んだらこれ以上苦しまない。死んだらこれ以上悲しまない。
──でも。ぼくは死ねなかった。あの、美しい怪物が、ぼくを生かした。死なせまいと呪いをかけ、その後アイツは姿を消した。
死ねなくて慟哭する息子を放置して、あのクソ親父は無責任にも行方知れずとなったのだ。
だから、心を閉ざした。
死ねないから、せめて何も考えないで済むように。せめて退屈だけはしないように。『魔王』だって、退屈だけはしないだろうと踏んで奪い取った称号だ。
先先代が魔界まで乗り込んできた人間に討伐されたらしく、先代は襲撃や下剋上を強く警戒していたが、関係の無いことだった。
先代の魔王は知り合いだ。何せあの男はクソ親父の下僕だったから。クソ親父の気が向いた時に呼び出され、アイツの望みを叶える為に喜んで靴を舐めるような男。それが、先代。
だから普通に真正面から会いに行って、ぼくがクソ親父の息子だからと全く警戒しない間抜けな男の首を引きちぎって、殺した。
魔王の座は奪い取ったヤツのものだ。だからこの時点でぼくが魔王となったのだ。
ぼくが魔王になったからか、兄貴面する変態と、妹分も、魔界運営の為の要職に就くと言い出した。
それ自体はよかった。ぼくは数百年ぶんの魔界を知らない。統治とか、運営とかもよく分からない。だから、兄と妹と共にぼくは魔界の管理を始めたのだ。
統治だとかは全て、人間のやり方を真似してみた。魔族内で序列を作ったり、無秩序だった魔界に法を定めたり。それはもう反発があったが、全て弾圧した。圧倒的な力で捩じ伏せた。結局のところ魔界は実力至上主義。新たな魔王が歴代最強だのと持て囃されるようになるのに、そう時間はかからなかった。
──だけど。それでも、ぼくの虚ろは満たされない。
退屈しのぎにはなった。でも、所詮その程度だ。少しでも退屈を覚えないように、やる必要もない観光業だとか第一次産業にまで手を出した。その結果、魔界は数千年で随分と発展したように思える。
それでも、⬛︎⬛︎は怖い。⬛︎⬛︎が怖い。
それに怯え、目を逸らし続けて、ある日。暇潰しの調べ物で人間界に行った時。
ぼくは、アイツと出会ってしまった。
精霊王の愛し子。その心臓に星を纏う女。そんなものを見て、気にならない訳がない。
あの我儘な独裁者が人間を? というか、これって制約的にどうなんだ? なんて当たり前の感想よりも、ぼくはあの時ただ胸が高鳴っていた。
──きっと。この女の傍にいたら、退屈だけはしない。
何故かはわからないが、漠然とそう確信していたのだ。……その確信こそがぼくの首を絞めることになるなんて、その時は考えもしなかったケド。
案の定。というか、やはりアミレスの傍で過ごす日々は退屈と無縁だった。
まるで毎日がお祭り騒ぎ。とても刺激的で、とても平穏な日々。だけど退屈だけはしない。なんと素晴らしい日々なのか。
アイツの傍に居られない間の暇潰しとして始めた侍女業も、なんだかんだそれなりに楽しくはあった。大軍の掃討ならまだしも、ちまちました掃除なんてやった事なかったし。
次から次へと問題に首を突っ込んでは死に急ぐ馬鹿な女を眺めるのは、それはもう最高の娯楽だった。
最前の特等席で眺める最高の劇場。幕間も幕切れもなく延々と続く【アミレス・ヘル・フォーロイト】という演目は、退屈を極度に忌避するぼくにとって救いであり──同時に猛毒でもあった。
いつからだろう。ぼくが、ぼくじゃなくなったのは。
何も上手くいかない。思い通りにいかない。良かれと思ってやったことが裏目に出る。何度もアミレスを困らせた。何度もアミレスを泣かせた。
その度にぼくは、心の底から恐怖を感じていた。──もしも、アミレスに捨てられたらどうしよう。そんな恐怖からか余計にらしくないことばっかりして、空回りする。その繰り返し。
これら全て、⬛︎⬛︎を恐れるあまり発生した感情と思っていたのだが。そうでは、なかった。寧ろそうであってほしかった。
だけど。
ぼくは──……アミレスを愛してしまった。
アイツの全てが欲しくてたまらない。何よりもアイツの愛が欲しい。
アミレスの傍にいたい。アミレスとずっと一緒にいたい。アミレスの全部を奪いたい。アミレスに全部捧げたい。ぼくという存在の全てをアミレスに委ねたい。
だってそうすれば、あの超がつく程の馬鹿で愚かなお人好しは……ぼくとずっと一緒にいてくれるから。
『人類? そんなのクソ程興味無ェよ』
『……そう、ならよかった』
アイツは、悪魔を受け入れた。
『魔王なんて到底受け入れ難い存在だという事もよく分かっています。だけど、彼は大丈夫です!』
アイツは、悪魔を赦した。
『私は、凄く単純で利己的な人間なんです。あの夜の日に偶然出会ったシュヴァルツを、あの戦場で命懸けで私達を守ってくれたヴァイスを──私は、今更裏切る事なんて出来ません。たとえそれが褒められた事ではなくとも、世界から後ろ指を指されるような事だとしても……私は、迷わず彼を信じます』
アイツは、悪魔を信じた。
何度も、悪魔だって分かった上でぼくに手を差し伸べてきた、正真正銘の変な女。そんなお前だからこそ、ぼくはお前に『恋』なんてものをしてしまったんだ。
一度でも全てを受け入れられたらこちらのもの。ああ、だから、一度だけ。他の誰でもなく、ぼくの全てを受け入れてほしかった。
……でも。その結果が、あれだ。
『や、やだっ……! こわい……っ!!』
ぼくは間違えたのだ。
全てを受け入れてほしいなんて願って、縋って、その末にぼくは⬛︎⬛︎された。これしか、ぼくは方法を知らない。これしか、愛される方法がわからない。だから、ぼくに出来ることを頑張ったけれど。
結局、ぼくはアミレスに⬛︎⬛︎されてしまった。それでも、ぼくは。
アミレスの愛が欲しいなどと、まだ、願っているのだ──……。
♢
「……──さま。ヴァイスお兄様。そろそろ食事を取らなければ、体調に影響が出てしまいますよ」
遠くから聞こえてくる幼さの残る声。重たい目蓋を開けば、眉尻を下げる妹分の顔が霞む視界に映る。
丸めていた体を伸ばしのそりと起き上がると、プティーは「おはようございます」と顔色一つ変えずに告げた。
「あぁ……おはよう、プティー」
「……ヴァイスお兄様。とても、顔色が悪いです。本日のご公務も引き続きお休みになられた方が……」
プティーが心配そうにこちらを見つめてくる。
「なぁ、プティー。愛される為には、どうすればいいんだろうなぁ……」
「え? えっと……私には、なんとも。しかしどうして急に、“愛”と」
「……なんでもない。プティー。仕事、任せてもいいか」
「は、はい! 勿論です、ヴァイスお兄様」
仕事を任せたからだろうか。ぱっと顔を明るくして、仕事が大好きな変わり者のプティーは部屋を後にした。
そういえば、プティーやブランシュは配下共からも人気だったか。ああいう愛嬌? とやらが起因するのかもしれない。
……愛嬌。そうか、その手があったか。
「──悪魔は無理でも、人間ならまだ可能性はある」
だってアイツは、人間をいたく気に入っていたから。
オレサマは無理でも、ぼくなら。まだ、可能性はある。まだ、受け入れられるかもしれない。
もう、なんだって構わない。手段は選ばないし、アイツに愛される為ならなんだってやってやる。──だから、お願い。
ぼくを⬛︎⬛︎しないで。ぼくを、⬛︎⬛︎にしないで。
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