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経理補佐は、今日も大騒ぎ 6
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凜に見送られながら、出勤する。「何か、くすぐったいな」とエレベーターの中で独り言を言う。
社に着くと、まず厄介者の近藤飛鳥と百々ミカが跳んできた!「こいつらが1番厄介だ」と心の中で呟くと最も大変な経理部長のリカが此処ぞと言わんばかりに、馴れ初めやら、何処までいったかなどを矢継ぎ早に聞いてくる。「ウルサい。関係ない」と言おうものならもっと厄介になるとブツブツ」言っていると、救世主と思いきや、社長がペラペラと話し始める。「いい加減にしてくれ!」と言ってしまった!それ以上に増して色々聞いてくる。「あぁ静かにしてくれぇ」とぼやくとミカが「さっさと言ってしまえ」と耳元で毒を吐く。「あぁ早く帰りたい」と溜め息をつくと、社長が「いや、こうなると思って凜を休ませたんだ。凜を守ってやれ」と肩を叩く。午前中は、その話題で持ちきりだったが、午後からは静かになった。ただ、リカとミカだけが俺を帰すまいと終礼まで付いて回った。仕事にならない1日が終わった。「ヨシ!今日の分は終わりだ。お先~」と声を掛けて凜の待つマンションへと向かう。
「ふぅ。早く凜が待つ家に帰りたいな。今日は疲れたな。凜は何をしているだろう。出迎えてくれるだろうか」とブツブツと15階に着くと何か言っていると女性の声が聞こえる。「大声で何話してるんだ?」と玄関を開けると、凜と誰かが話をしているというか、「泣いている?凜か?」必死に抵抗している。相手は誰だ!「姉さん!何をしているんだ!凜を泣かせてまで何をしている!」「この子が私の部屋を」「姉さんの部屋はない!悪いがもう来ないでくれ!」と言うと「私の荷物は?!」と言い返す。「後で宅配便送る!早く自分の家に帰ってくれ!」「解ったわよ。帰るわよ。でも、その子貴方を守ろうと必死だったわ。私の負けね。後は宜しく。凜さん」玄関を開け出て行く。「凜。何か言われたんだな?凜。怖かったろう。ごめんな。」また、泣かせてしまった。「凜、凜、涙を拭いて。君には笑っていて欲しいのに、泣かせてばかりで、ごめんな。」凜は、我慢しながら首を横に振る。「凜」ぎゅっと抱きしめた。「凜。外を見たことがあまりないね。見てごらん。綺麗だよ。」声をしゃくり上げながら、ヨタヨタっと俺の隣に来る。「きっ綺麗」「凜。何か食べに行こうか?」コクンッと頷いた。「何が良いかな。」俺の胸に倒れ込む。「凜?」寝息を立てて眠ってしまった。「凜。頑張ったな。あの姉に立ち向かうんだから。」そっと抱き上げベットルームへ行き寝かす。「ご苦労さま。凜」額にキスをし、2人でそのまま寝てしまった。
暖かい臭いで起きる。多分味噌汁。後は何だろうと辺りを見回すと凜が、「お早う御座います。起こすもりはなかったのですが?」まだ眼が腫れている?。「凜、今日も腫れている。どうする休みだけど、どこかに行く?」「嫌。ここに居る」と言ったきり外を見ている。「凜?どうする?」彼女はボソッと「怖いからここにいます」「じゃあ一緒いよう」「やはり、外に行きましょう」「まだ眼が赤いよ。大丈夫?」「大丈夫ですよ。さぁさぁ行きましょ」に促れて、エレベーターの乗るがやはりだめと思い15階をめざす。「如何したんですか?「凜。泣きはらした顔は、誰にも見せたくない」トクンとお互い胸が高鳴る。部屋へ戻ると「朝ご飯まだでしたね。温め直しますね」と言いキッチンへ向かう。その後を追う。凜を後ろから抱き寄せると「まっまだですよ」と言ったがIHを止めて、背を丸めてキスをすると、また、艶っぽい声で「貴一」と呼ぶ。ゾクッとして又しても心を捕まえられる。「凜」「お帰りなさい」凜の一言二言がゾクゾクする。「飯の前に凜を食べようかな?」と言うと、「食べなきゃ」と言うや否や口吻を交わす。「ん、ん、ん」とキスを求めるが、やはり、お腹がすいたなと思い凜から離れようとすると凜が首を引き寄せて求める。どうやら、凜は口吻がいいらしい。俺も「貴一」と言われると止まらない。食べる前に抱き合う。「凜、ご飯にしよう」と促すとモジモジしている。自分の気持ちを抑えながら額にキスを落とし、2人で食卓を囲む。凜の食事はどれを取っても美味い!凜が自分のアパートの持ち物を如何すれば良いかを聞いてきた。
確かに、そのままにしておくのは、良くないなと思い、次の休みの日に俺のマンションへと移動させることにした。
今日は、凜とデートが出来る日になった。
「凜。何処か行こうか?」「ううん。ここが良い」といつも以上に甘えてくる。「好きなカフェとか行ってみたい場所とか」「う~んゆっくりしたいから、ここから眺められる空が見たいからここが良い」と、遙か彼方の空を見ている凜が何処に行ってしまいそうでゾクッとした。窓際に立っている凜が消えてしまうと思い凜の後ろに立つ。「凜。側にいてくれ」と言うと凜は、躰を俺に預け「はい」と答えた。あっ忘れていた!「凜。これを渡すのを忘れていた!」「何ですか?」と言って俺の後を追う。小さな箱を渡す。「?」と顔をして、蓋を開ける。「わぁ綺麗」「俺は、営業だから、ネックレス。凜は、社内だから、指輪をして欲しい」と言うと「できません」「えっ?何故?」「私、もう会社を辞めました。」「は?」と間の抜けた声で凜を見た。「叔父に言われました。経理補佐はいらない。お前は居ろと…また貴一がよからぬ事をしないようにと、言っていました。」「社長ーっ」とぼやくと、俺の頬にチュッとキスする。「凜」ぎゅっと抱きしめる。154センチの凜と180センチの俺。誰のものにもさせたくない。と思うと独占欲がムクムクて芽生えた。154センチの凜は、美人と言うよりは、可愛いに近い「ずっと側にいてくれ」と言うと「はい」と返事が返ってきた。「この!寝た振りするんじゃ無い」とベットの中で凜が動き回る。ハッと気がつく!「私がせっかくきれいにしたのに」と今度はツンツンし始める。「ホント凜は、飽きないな」「まっ。」ぷーとっ頬を膨らませる。「かっわいい」「もぉ」と今度は怒る。自分の部屋に花が咲いたようだ。今まで寝に帰るだけの部屋だったのに今では、帰るのが楽しい。凜がいるからかな。ガチャと扉を開くとパタパタッと凜が走り寄ってくる。「お帰りなさい」「ただいま」たわいもない挨拶が心地良い。「そう言えば凜に確認しなければ。何時もはぐらかすからな。」
パタパタッと走り寄ってくる。「ただいま。凜大事な確認だ。ハッキリ言ってくれる!俺は凜を愛している。凜は?どう思っている?」少し時間を掛けてから、ゆっくりと小さな声で「私も貴一さんを愛しています。初めてを貴一さんに捧げた時に解ったと思ったのに…」「直接聞きたかったんだ」と言うと凜が、覗き込む。「貴一さん?大好き!」と言うと俺の首に腕を回しキスをする。俺はそれに答えるように、凜の腰が震えるまで濃いキスを渡す。凜が立てなくなるのを見計らって、晩ご飯食べる。凜は、玄関ホールでへたり込む。「ふふふ」っと笑うと「酷い立てないよ~」と嘆くこと5分やっと俺の膝の上に乗り、食事の邪魔する。また濃いキスをすると俺の胸に顔を埋める。「凜。愛しているよ。」俯きながら、「私も…」「やっと両想いが叶った!」あまりの嬉しさに、リビングで凜を押し倒し覆い被さる。「きっ貴一さん」ゾクッとして彼女の服を取る。「いやん」ゾクッとしたがもう遅い。彼女を抱きしめてキスを体中に落とし、シャワールームに抱き上げ連れて行く。凜は、「嫌」と言いつつ俺に抱き付く。俺の頭の中は、凜の裸体で一杯だった。お互いシャワーを浴びながら抱き合った。
「あぁ会社に行きたくない」と呟くと凜は、「はぁ。離れたくない」とまねをする。「そう言えば凜のお母様お目にかかれてなよね?」「そう言う貴一さんだって…」「離婚している」と同時に答えた。「そっかぁ」とまた同時。お互いに「ふふふ」と笑ってこの話は無しになったが、「あまりにもオカシイ。何か引っかかる」と思い社長に聞いてみた。
すると社長が重い口を開いた。応接室に入りソファに座るや否や「凜は、母親を知らないんだ」「えっ」と息を飲んだ!そして、社長は続けて「義兄の顔も知らない」というのだ。どういう事だ?「どういう事かと言うとだ、凜を生んで直ぐに家を出て行った。が、別の男性と籍を入れたものの凜のお兄さんに当たる子を身ごもり、生んだが、翌年彼女は失踪してしまった。わしが知っているのはここ迄だ。」凜の父親は、必死にそして大切に育てたと言う。
「凜…可哀想に」我が家は家庭内離婚だから、必ずどちらかは居るが、凜は違う。
その日は、仕事が手に付かず1日が終わった。
社を後にし、凜の好きそうなケーキを買い帰る。
「ふー如何したらいいのか。凜。」
ガチャッと玄関を開けると、何時ものように凜が掛けてくる。玄関ホールで、凜をギュッと抱き締める。「ど、どうしたんですか?」「凜」何時もより激しい口吻をする。「ん、ん、ん、ん」ハッとしてゆっくり離すと凜は、砕けていた。「凜」すくあげるように立たせる。「凜。これ」とケーキを渡す。中を見て「うわー美味しそう」と中身を見て、はしゃいだ。「凜を俺は守るよ」と言うと「何か言った?」と振り返る。「何でも無い」と言い。キッチンへ向かう凜を見送り。俺は着替える。「凜には悪いが探りを入れるか…」タッタッタッと走り寄る音が聞こえる。スマホを片付ける。「どうしたんですか?夕食たべましょ?」「あっ。あぁ」「何か有ったのですか?叔父から、連絡がありまして…聞いてますか?貴一さん?」「いっいや何もないよ」「怪しいなぁ後で私からのお仕置きです!」ギグッとなる。な、何のお仕置き?と気になるが、凜の父親の存在が気になる。「また!私のこと忘れている!」と怒るので父親の件は、明日にしようと思い、凜に「何のお仕置き?」「シャワールームへ行って」と言うので渋々行くと「げっ」「ね?たまにはね!」薔薇風呂?クラッとしながらシャワーを浴びていると「背中流す」と白い肌を露わにして入ってくる。「凜。目の毒」と言って口吻ると甘い!「ケーキ食べたの?」「はい。貴一さんの分も有りますが、私の誕生日何故解ったんですか?」「社長から聞いてたんだ」「でも、嬉しい」と飛び付く。「凜。ここでは…」凜からキスをする。「ありがとう」と頬を染める。ゾクッとして凜を抱きしめ、お互い洗い合う。凜を抱き上げ連れて行く。と凜が、くるりと回転して俺の上に乗る。お仕置きってこれ?ヤバ「凜。ヤバいって!目の毒だよ」「それ2回目」凄く嬉しそうだ。凜から、襲われるなんてダメだ。だが凜の力は割とある。が、鍛えている俺には敵わない。そのままコテンッと転がる。「きゃん。酷いん」と声が途切れる。
社に着くと、まず厄介者の近藤飛鳥と百々ミカが跳んできた!「こいつらが1番厄介だ」と心の中で呟くと最も大変な経理部長のリカが此処ぞと言わんばかりに、馴れ初めやら、何処までいったかなどを矢継ぎ早に聞いてくる。「ウルサい。関係ない」と言おうものならもっと厄介になるとブツブツ」言っていると、救世主と思いきや、社長がペラペラと話し始める。「いい加減にしてくれ!」と言ってしまった!それ以上に増して色々聞いてくる。「あぁ静かにしてくれぇ」とぼやくとミカが「さっさと言ってしまえ」と耳元で毒を吐く。「あぁ早く帰りたい」と溜め息をつくと、社長が「いや、こうなると思って凜を休ませたんだ。凜を守ってやれ」と肩を叩く。午前中は、その話題で持ちきりだったが、午後からは静かになった。ただ、リカとミカだけが俺を帰すまいと終礼まで付いて回った。仕事にならない1日が終わった。「ヨシ!今日の分は終わりだ。お先~」と声を掛けて凜の待つマンションへと向かう。
「ふぅ。早く凜が待つ家に帰りたいな。今日は疲れたな。凜は何をしているだろう。出迎えてくれるだろうか」とブツブツと15階に着くと何か言っていると女性の声が聞こえる。「大声で何話してるんだ?」と玄関を開けると、凜と誰かが話をしているというか、「泣いている?凜か?」必死に抵抗している。相手は誰だ!「姉さん!何をしているんだ!凜を泣かせてまで何をしている!」「この子が私の部屋を」「姉さんの部屋はない!悪いがもう来ないでくれ!」と言うと「私の荷物は?!」と言い返す。「後で宅配便送る!早く自分の家に帰ってくれ!」「解ったわよ。帰るわよ。でも、その子貴方を守ろうと必死だったわ。私の負けね。後は宜しく。凜さん」玄関を開け出て行く。「凜。何か言われたんだな?凜。怖かったろう。ごめんな。」また、泣かせてしまった。「凜、凜、涙を拭いて。君には笑っていて欲しいのに、泣かせてばかりで、ごめんな。」凜は、我慢しながら首を横に振る。「凜」ぎゅっと抱きしめた。「凜。外を見たことがあまりないね。見てごらん。綺麗だよ。」声をしゃくり上げながら、ヨタヨタっと俺の隣に来る。「きっ綺麗」「凜。何か食べに行こうか?」コクンッと頷いた。「何が良いかな。」俺の胸に倒れ込む。「凜?」寝息を立てて眠ってしまった。「凜。頑張ったな。あの姉に立ち向かうんだから。」そっと抱き上げベットルームへ行き寝かす。「ご苦労さま。凜」額にキスをし、2人でそのまま寝てしまった。
暖かい臭いで起きる。多分味噌汁。後は何だろうと辺りを見回すと凜が、「お早う御座います。起こすもりはなかったのですが?」まだ眼が腫れている?。「凜、今日も腫れている。どうする休みだけど、どこかに行く?」「嫌。ここに居る」と言ったきり外を見ている。「凜?どうする?」彼女はボソッと「怖いからここにいます」「じゃあ一緒いよう」「やはり、外に行きましょう」「まだ眼が赤いよ。大丈夫?」「大丈夫ですよ。さぁさぁ行きましょ」に促れて、エレベーターの乗るがやはりだめと思い15階をめざす。「如何したんですか?「凜。泣きはらした顔は、誰にも見せたくない」トクンとお互い胸が高鳴る。部屋へ戻ると「朝ご飯まだでしたね。温め直しますね」と言いキッチンへ向かう。その後を追う。凜を後ろから抱き寄せると「まっまだですよ」と言ったがIHを止めて、背を丸めてキスをすると、また、艶っぽい声で「貴一」と呼ぶ。ゾクッとして又しても心を捕まえられる。「凜」「お帰りなさい」凜の一言二言がゾクゾクする。「飯の前に凜を食べようかな?」と言うと、「食べなきゃ」と言うや否や口吻を交わす。「ん、ん、ん」とキスを求めるが、やはり、お腹がすいたなと思い凜から離れようとすると凜が首を引き寄せて求める。どうやら、凜は口吻がいいらしい。俺も「貴一」と言われると止まらない。食べる前に抱き合う。「凜、ご飯にしよう」と促すとモジモジしている。自分の気持ちを抑えながら額にキスを落とし、2人で食卓を囲む。凜の食事はどれを取っても美味い!凜が自分のアパートの持ち物を如何すれば良いかを聞いてきた。
確かに、そのままにしておくのは、良くないなと思い、次の休みの日に俺のマンションへと移動させることにした。
今日は、凜とデートが出来る日になった。
「凜。何処か行こうか?」「ううん。ここが良い」といつも以上に甘えてくる。「好きなカフェとか行ってみたい場所とか」「う~んゆっくりしたいから、ここから眺められる空が見たいからここが良い」と、遙か彼方の空を見ている凜が何処に行ってしまいそうでゾクッとした。窓際に立っている凜が消えてしまうと思い凜の後ろに立つ。「凜。側にいてくれ」と言うと凜は、躰を俺に預け「はい」と答えた。あっ忘れていた!「凜。これを渡すのを忘れていた!」「何ですか?」と言って俺の後を追う。小さな箱を渡す。「?」と顔をして、蓋を開ける。「わぁ綺麗」「俺は、営業だから、ネックレス。凜は、社内だから、指輪をして欲しい」と言うと「できません」「えっ?何故?」「私、もう会社を辞めました。」「は?」と間の抜けた声で凜を見た。「叔父に言われました。経理補佐はいらない。お前は居ろと…また貴一がよからぬ事をしないようにと、言っていました。」「社長ーっ」とぼやくと、俺の頬にチュッとキスする。「凜」ぎゅっと抱きしめる。154センチの凜と180センチの俺。誰のものにもさせたくない。と思うと独占欲がムクムクて芽生えた。154センチの凜は、美人と言うよりは、可愛いに近い「ずっと側にいてくれ」と言うと「はい」と返事が返ってきた。「この!寝た振りするんじゃ無い」とベットの中で凜が動き回る。ハッと気がつく!「私がせっかくきれいにしたのに」と今度はツンツンし始める。「ホント凜は、飽きないな」「まっ。」ぷーとっ頬を膨らませる。「かっわいい」「もぉ」と今度は怒る。自分の部屋に花が咲いたようだ。今まで寝に帰るだけの部屋だったのに今では、帰るのが楽しい。凜がいるからかな。ガチャと扉を開くとパタパタッと凜が走り寄ってくる。「お帰りなさい」「ただいま」たわいもない挨拶が心地良い。「そう言えば凜に確認しなければ。何時もはぐらかすからな。」
パタパタッと走り寄ってくる。「ただいま。凜大事な確認だ。ハッキリ言ってくれる!俺は凜を愛している。凜は?どう思っている?」少し時間を掛けてから、ゆっくりと小さな声で「私も貴一さんを愛しています。初めてを貴一さんに捧げた時に解ったと思ったのに…」「直接聞きたかったんだ」と言うと凜が、覗き込む。「貴一さん?大好き!」と言うと俺の首に腕を回しキスをする。俺はそれに答えるように、凜の腰が震えるまで濃いキスを渡す。凜が立てなくなるのを見計らって、晩ご飯食べる。凜は、玄関ホールでへたり込む。「ふふふ」っと笑うと「酷い立てないよ~」と嘆くこと5分やっと俺の膝の上に乗り、食事の邪魔する。また濃いキスをすると俺の胸に顔を埋める。「凜。愛しているよ。」俯きながら、「私も…」「やっと両想いが叶った!」あまりの嬉しさに、リビングで凜を押し倒し覆い被さる。「きっ貴一さん」ゾクッとして彼女の服を取る。「いやん」ゾクッとしたがもう遅い。彼女を抱きしめてキスを体中に落とし、シャワールームに抱き上げ連れて行く。凜は、「嫌」と言いつつ俺に抱き付く。俺の頭の中は、凜の裸体で一杯だった。お互いシャワーを浴びながら抱き合った。
「あぁ会社に行きたくない」と呟くと凜は、「はぁ。離れたくない」とまねをする。「そう言えば凜のお母様お目にかかれてなよね?」「そう言う貴一さんだって…」「離婚している」と同時に答えた。「そっかぁ」とまた同時。お互いに「ふふふ」と笑ってこの話は無しになったが、「あまりにもオカシイ。何か引っかかる」と思い社長に聞いてみた。
すると社長が重い口を開いた。応接室に入りソファに座るや否や「凜は、母親を知らないんだ」「えっ」と息を飲んだ!そして、社長は続けて「義兄の顔も知らない」というのだ。どういう事だ?「どういう事かと言うとだ、凜を生んで直ぐに家を出て行った。が、別の男性と籍を入れたものの凜のお兄さんに当たる子を身ごもり、生んだが、翌年彼女は失踪してしまった。わしが知っているのはここ迄だ。」凜の父親は、必死にそして大切に育てたと言う。
「凜…可哀想に」我が家は家庭内離婚だから、必ずどちらかは居るが、凜は違う。
その日は、仕事が手に付かず1日が終わった。
社を後にし、凜の好きそうなケーキを買い帰る。
「ふー如何したらいいのか。凜。」
ガチャッと玄関を開けると、何時ものように凜が掛けてくる。玄関ホールで、凜をギュッと抱き締める。「ど、どうしたんですか?」「凜」何時もより激しい口吻をする。「ん、ん、ん、ん」ハッとしてゆっくり離すと凜は、砕けていた。「凜」すくあげるように立たせる。「凜。これ」とケーキを渡す。中を見て「うわー美味しそう」と中身を見て、はしゃいだ。「凜を俺は守るよ」と言うと「何か言った?」と振り返る。「何でも無い」と言い。キッチンへ向かう凜を見送り。俺は着替える。「凜には悪いが探りを入れるか…」タッタッタッと走り寄る音が聞こえる。スマホを片付ける。「どうしたんですか?夕食たべましょ?」「あっ。あぁ」「何か有ったのですか?叔父から、連絡がありまして…聞いてますか?貴一さん?」「いっいや何もないよ」「怪しいなぁ後で私からのお仕置きです!」ギグッとなる。な、何のお仕置き?と気になるが、凜の父親の存在が気になる。「また!私のこと忘れている!」と怒るので父親の件は、明日にしようと思い、凜に「何のお仕置き?」「シャワールームへ行って」と言うので渋々行くと「げっ」「ね?たまにはね!」薔薇風呂?クラッとしながらシャワーを浴びていると「背中流す」と白い肌を露わにして入ってくる。「凜。目の毒」と言って口吻ると甘い!「ケーキ食べたの?」「はい。貴一さんの分も有りますが、私の誕生日何故解ったんですか?」「社長から聞いてたんだ」「でも、嬉しい」と飛び付く。「凜。ここでは…」凜からキスをする。「ありがとう」と頬を染める。ゾクッとして凜を抱きしめ、お互い洗い合う。凜を抱き上げ連れて行く。と凜が、くるりと回転して俺の上に乗る。お仕置きってこれ?ヤバ「凜。ヤバいって!目の毒だよ」「それ2回目」凄く嬉しそうだ。凜から、襲われるなんてダメだ。だが凜の力は割とある。が、鍛えている俺には敵わない。そのままコテンッと転がる。「きゃん。酷いん」と声が途切れる。
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