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第三部
@54 2073年
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一月一日、僕はユヅハの家にいた。大晦日の朝にはもうあの家を発った。結局、僕はあの家を居心地の良い場所であると感じることはなかった、そして今後二度とそう感じることもないだろう。過去は永遠に過去なのだ。僕はあの家や母さんに抱いていたほんの少しの期待をも砕かれた。いま僕がいるべき場所はここなのだ。決してあの家ではない。
僕は真昼の太陽に照らされた寝室にいる。部屋のなかにきらきらと塵が舞う。すべてが理想的だった。隣で静かに眠る赤髪の彼女を見つめる。手を丸め、顔のそばに置いている。静かに肩を上下させる彼女は繊細な絵画のように思えた。
ユヅハを起こさないようにベッドから降りて服を着る。一階のキッチンに降りて朝食を作っていると、小さな通知音が鳴った。敷地内に何者かが入ったという通知だ。ただの配達員か何かだろう。新年早々、勤勉な会社だ。
僕はテーブルにつき、シリアルを食べながらミルクを飲む。テーブルには鋭いもので刺されたような傷がある。ユヅハがマオというロボットの猫を破壊したときについた傷だ。
ユヅハはあと数年のうちにこの家を離れなくてはならなくなる。それは不動産屋からの一通のメッセージで証明された。萩原孔樹が近いうちにこの家の所有権を販売にかけるという内容だった。しかし家を追い出されるからといってユヅハに金銭的な心配はない。彼女の父親は口座の一つをそのままユヅハの名義に変えたのだ。親切にも思えるが、僕は彼女の両親が一瞬のうちに前のように執着的でなくなったことがユヅハへの愛のなさの表れのようにも思えた。つまり要らなくなった所有物を捨てるときに業者を呼ぶような、そんな後腐れを面倒がるような態度。
僕が考えるにユヅハは自分からこの家を離れるだろう。マオを破壊したからといって、親と絶縁したからといって、この家に彼女を監視するための機能が残っていない証明にはならない。そんな場所に住みたいと思うだろうか。
壁に簡略化された蛇のイラストが表示されていた。僕は一瞬なぜ蛇なのかと考えたが、干支という文化を思い出す。それぞれの年に十二種類の動物のうち一つを当てはめる文化だ。2073年は蛇の年というわけか。そういえば猫の年はあるのだろうか。色々なことを考えながら朝食をとっていると下着姿のままのユヅハが降りてきた。
「やぁ、おはよう」
「おはよう」
彼女はキッチンに向かい、顔を洗う。
「…誰かが敷地に入ってる」
彼女も通知を確認したのだろう。
「ああ、配達員だろう。昨日注文した生鮮食品じゃないかな」
彼女もシリアルを持って食卓につく。彼女が腕環を操作すると壁に映像が映し出された。外の監視カメラの映像のようだ。敷地に入った人間が見える。しかし奇妙なことに彼は配達会社の制服を着ていなかった。何かを探すようにしきりに辺りを見渡している。
「…迷子だろうか、声をかけてこようか?」
僕が席を立とうとするとユヅハが僕の服を引っ張った。
「武器を持っている可能性もある」
僕は納得して席に座り直す。
映像の中の男は何かを見つけたようで、画面の端の方へと歩いていく。映像の死角に入るとこんどは別のカメラの映像が映し出された。今度の映像だとより人物が詳細に見えた。帽子を被っており、大きめの茶封筒のようなものを持っている。彼が向かった先は郵便ポストだった。彼は封筒をポストに押し込み、逃げるように走り去っていった。
「封筒…何か心当たりはあるかい?」
ユヅハは首を振る。本格的に怪しい。しかし僕は荷物が大きなものでなく安心した。封筒ならば仮に中身が危険物であったとしてもそれほど深刻な脅威ではないはずだ。
「封筒を確認してみよう」
僕は男が敷地から出たことを確認して席を立つ。
「私も行く」
ユヅハは一気にミルクを飲み干し、服を取りに行った。
僕たちは冬風を受けながらポストに近づく。空気が澄んでおり、遠くの木々の枝の一本一本まで見える。ユヅハは慎重にポストを開け、左手(義手)の方で封筒を取り出した。A4ほどの大きさの封筒には宛名や差出人といったものを示すものは何一つ書かれていなかった。僕たちは封筒を家に持ち帰り、工作板の上に置いた。
「かなりしっかりした素材だな」
中身は紙が数枚入っているようだった。カッターナイフで封筒を切り開く。中には紙が五枚入っており、一枚目の紙は真っ白だった。二、三、四枚目には中国語の文章が書かれていた。そして五枚目は一枚目と同じ空白だった。
「…中身が透けて見えないようにしているのか」
最初と最後の紙が空白なのはその理由だろう。やけに慎重だ。僕は中国語が書かれたページをユヅハに渡す。
「…支離滅裂。量子力学の単語が無造作に並べられている」
しかし彼女が次のページに視線を移すと表情が変わった。
「邏陽について書いてある…」
僕は手に持っていたカッターナイフを思わず机に落とす。僕は心の中で良い知らせであってくれと祈った。
「何て書いてあるんだ」
僕は紙を覗き込む。文章はあまり長くはないようで、僕にも魏邏陽の名前が読み取れた。
「ちょっと待って、」
彼女は目線をすばやく動かす。僕のために翻訳しようとしているのだ。
「明けましておめでとう…残念ですが、魏邏陽同志は危機的状況にあって、それを抜け出すにはあなた達の協力が要る。しかし詳細については紙面では書けないため、次に述べる場所と日時に集合する必要がある。日時は一月二日十五時、住所は───」
文章の最後にはこの紙面を複製することなく焼却しろと書いてあった。その次のページは前のと同じく支離滅裂な内容であった。
「…集合は明日午後か」
あまりに怪しい。罠だとしたらわかりやすすぎる。
「…行くしかない」
「ああ、友達が危機的状況にあると書かれて無視する選択肢はない」
書いてあった住所を地図に表示させると郊外の小さな工場だった。この工場を所有する企業を調べてみても怪しい情報は特には出ず、精密機械の製造を真面目にこなしている企業のようだった。何にせよ、集合場所が森の奥などでなく僕たちは安心した。周囲の目がある場所で相手が派手な行為に出る可能性は低い。
「…そもそも相手は誰なんだ」
この手紙を送った人間が誰なのかというのは紙や封筒のどこにも書かれていなかった。魏邏陽本人なのか、それとも藍色戦線の人間、あるいは環華人民銀行か。第三者の可能性だってある。
「父さんならこんなことはしないと思う。もっと堂々とした手段で伝えてくると思う」
僕はユヅハほど彼女の父には詳しくないが同意することができた。彼女の父、萩原孔樹はこんなコソコソとしたやり方を好みはしないだろう。
僕たちの元旦はどうやら平和というわけにはいかないらしい。蛇は新年と共に不吉をも運んできたようだ。僕は紙が燃えて灰になる様を眺めながらそう考えた。
僕たちはできるだけの準備をした。想定される交渉とそれについての応答、万が一の逃走経路、そして僕たちは小ぶりな折り畳みナイフをポケットに忍ばせた。何も持っていないよりは随分と安心できる。
僕は真昼の太陽に照らされた寝室にいる。部屋のなかにきらきらと塵が舞う。すべてが理想的だった。隣で静かに眠る赤髪の彼女を見つめる。手を丸め、顔のそばに置いている。静かに肩を上下させる彼女は繊細な絵画のように思えた。
ユヅハを起こさないようにベッドから降りて服を着る。一階のキッチンに降りて朝食を作っていると、小さな通知音が鳴った。敷地内に何者かが入ったという通知だ。ただの配達員か何かだろう。新年早々、勤勉な会社だ。
僕はテーブルにつき、シリアルを食べながらミルクを飲む。テーブルには鋭いもので刺されたような傷がある。ユヅハがマオというロボットの猫を破壊したときについた傷だ。
ユヅハはあと数年のうちにこの家を離れなくてはならなくなる。それは不動産屋からの一通のメッセージで証明された。萩原孔樹が近いうちにこの家の所有権を販売にかけるという内容だった。しかし家を追い出されるからといってユヅハに金銭的な心配はない。彼女の父親は口座の一つをそのままユヅハの名義に変えたのだ。親切にも思えるが、僕は彼女の両親が一瞬のうちに前のように執着的でなくなったことがユヅハへの愛のなさの表れのようにも思えた。つまり要らなくなった所有物を捨てるときに業者を呼ぶような、そんな後腐れを面倒がるような態度。
僕が考えるにユヅハは自分からこの家を離れるだろう。マオを破壊したからといって、親と絶縁したからといって、この家に彼女を監視するための機能が残っていない証明にはならない。そんな場所に住みたいと思うだろうか。
壁に簡略化された蛇のイラストが表示されていた。僕は一瞬なぜ蛇なのかと考えたが、干支という文化を思い出す。それぞれの年に十二種類の動物のうち一つを当てはめる文化だ。2073年は蛇の年というわけか。そういえば猫の年はあるのだろうか。色々なことを考えながら朝食をとっていると下着姿のままのユヅハが降りてきた。
「やぁ、おはよう」
「おはよう」
彼女はキッチンに向かい、顔を洗う。
「…誰かが敷地に入ってる」
彼女も通知を確認したのだろう。
「ああ、配達員だろう。昨日注文した生鮮食品じゃないかな」
彼女もシリアルを持って食卓につく。彼女が腕環を操作すると壁に映像が映し出された。外の監視カメラの映像のようだ。敷地に入った人間が見える。しかし奇妙なことに彼は配達会社の制服を着ていなかった。何かを探すようにしきりに辺りを見渡している。
「…迷子だろうか、声をかけてこようか?」
僕が席を立とうとするとユヅハが僕の服を引っ張った。
「武器を持っている可能性もある」
僕は納得して席に座り直す。
映像の中の男は何かを見つけたようで、画面の端の方へと歩いていく。映像の死角に入るとこんどは別のカメラの映像が映し出された。今度の映像だとより人物が詳細に見えた。帽子を被っており、大きめの茶封筒のようなものを持っている。彼が向かった先は郵便ポストだった。彼は封筒をポストに押し込み、逃げるように走り去っていった。
「封筒…何か心当たりはあるかい?」
ユヅハは首を振る。本格的に怪しい。しかし僕は荷物が大きなものでなく安心した。封筒ならば仮に中身が危険物であったとしてもそれほど深刻な脅威ではないはずだ。
「封筒を確認してみよう」
僕は男が敷地から出たことを確認して席を立つ。
「私も行く」
ユヅハは一気にミルクを飲み干し、服を取りに行った。
僕たちは冬風を受けながらポストに近づく。空気が澄んでおり、遠くの木々の枝の一本一本まで見える。ユヅハは慎重にポストを開け、左手(義手)の方で封筒を取り出した。A4ほどの大きさの封筒には宛名や差出人といったものを示すものは何一つ書かれていなかった。僕たちは封筒を家に持ち帰り、工作板の上に置いた。
「かなりしっかりした素材だな」
中身は紙が数枚入っているようだった。カッターナイフで封筒を切り開く。中には紙が五枚入っており、一枚目の紙は真っ白だった。二、三、四枚目には中国語の文章が書かれていた。そして五枚目は一枚目と同じ空白だった。
「…中身が透けて見えないようにしているのか」
最初と最後の紙が空白なのはその理由だろう。やけに慎重だ。僕は中国語が書かれたページをユヅハに渡す。
「…支離滅裂。量子力学の単語が無造作に並べられている」
しかし彼女が次のページに視線を移すと表情が変わった。
「邏陽について書いてある…」
僕は手に持っていたカッターナイフを思わず机に落とす。僕は心の中で良い知らせであってくれと祈った。
「何て書いてあるんだ」
僕は紙を覗き込む。文章はあまり長くはないようで、僕にも魏邏陽の名前が読み取れた。
「ちょっと待って、」
彼女は目線をすばやく動かす。僕のために翻訳しようとしているのだ。
「明けましておめでとう…残念ですが、魏邏陽同志は危機的状況にあって、それを抜け出すにはあなた達の協力が要る。しかし詳細については紙面では書けないため、次に述べる場所と日時に集合する必要がある。日時は一月二日十五時、住所は───」
文章の最後にはこの紙面を複製することなく焼却しろと書いてあった。その次のページは前のと同じく支離滅裂な内容であった。
「…集合は明日午後か」
あまりに怪しい。罠だとしたらわかりやすすぎる。
「…行くしかない」
「ああ、友達が危機的状況にあると書かれて無視する選択肢はない」
書いてあった住所を地図に表示させると郊外の小さな工場だった。この工場を所有する企業を調べてみても怪しい情報は特には出ず、精密機械の製造を真面目にこなしている企業のようだった。何にせよ、集合場所が森の奥などでなく僕たちは安心した。周囲の目がある場所で相手が派手な行為に出る可能性は低い。
「…そもそも相手は誰なんだ」
この手紙を送った人間が誰なのかというのは紙や封筒のどこにも書かれていなかった。魏邏陽本人なのか、それとも藍色戦線の人間、あるいは環華人民銀行か。第三者の可能性だってある。
「父さんならこんなことはしないと思う。もっと堂々とした手段で伝えてくると思う」
僕はユヅハほど彼女の父には詳しくないが同意することができた。彼女の父、萩原孔樹はこんなコソコソとしたやり方を好みはしないだろう。
僕たちの元旦はどうやら平和というわけにはいかないらしい。蛇は新年と共に不吉をも運んできたようだ。僕は紙が燃えて灰になる様を眺めながらそう考えた。
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