65 / 78
第三部
@65 涙
しおりを挟む
僕が魏邏陽の死を事実として受け入れるには数日を要した。ユヅハの優しい説得がなければ僕は永遠に彼の死を信じることができなかっただろう。彼女は僕と一緒に医師から魏邏陽の死亡を告げられた。僕にとっては二回目だったが、僕はそのときもそれを否定することしかしなかった。ユヅハも親友を失って辛いはずなのに、僕にそれを彼女の口から説明しなくてはいけなかったのだ。
ユヅハが面会に来た時は煙草の匂いが鼻についた。彼女は精神を安定させたい時に煙草を吸う癖がある。それが医学的に正しいのかはわからないが…彼女からその匂いがする時は大抵の場合かなりの負担がかかっている。僕が銃で撃たれたと聞いた彼女は気が気でなかっただろう。
ユヅハにはある種の使命感があったのだと思う。彼女には邏陽が生きていると僕に誤魔化す手もあったはずだ。それは彼女にとっても何倍も負担が軽い。しかし彼女には僕に真実を理解させなければならないという使命感があった。でなければ僕がいつか本当に真実を知ったときに壊れてしまうと思ったのだろう。そして…自分でもそれは正しいと思う。
───深夜の病室。わずかな窓明かりと医療機器の発する光のみが光源だった。
来客は忍び込むようにやってきた。
「ムカつく顔ね」
李閲慕は僕に銃を向けた。黒いコートを着た彼女は暗い病室に馴染んでいる。彼女のブーツには雪がついていた。歩いてきたのだろうか。
「…君が無事で良かったよ」
彼女と会うのは九月以来だ。彼女はその時のような整った髪型ではなくなっていた。髪は荒れ、顔もやつれている。…原因は一つだ。
僕は向けられた銃から顔を逸らす。心臓がうるさく脈打つ。真っ黒な銃口から今にも銃弾が飛び出してくるのではないかと考えてしまう。こう考えてしまうのは間違いなく僕が銃弾で死にかけたからだろう。
「…銃を下ろしてほしい」
「黙りなさい」
彼女が銃把を強く握り込み、革手袋がギチギチと音を立てた。僕はゆっくりと両手を上げる。彼女は僕の左手を見て何かに気づく。
「指を失ったのね。いい罰だわ」
「…罰にしては小さすぎるよ」
李閲慕は大きな足音を立てて僕に歩み寄り、思い切り銃の底で僕の頬を殴った。
「ぐっ!」
口の中に血の味が広がる。頭の傷がまた開くような気すらした。
「なんで邏陽を止めなかったの?」
李閲慕の目が暗闇の中で不気味に光る。
「僕は…彼を車に乗せようとした。でも…彼が」
「拒否した?」
彼女はゆっくりした動作で銃をコートの中に仕舞った。僕は力なく頷く。
「なら力づくにでも連れていきなさいよ!」
李閲慕は僕の首を両手で摑む。親指で僕の喉仏を押し潰そうとする。僕は必死に彼女の手を摑んでやめさせようとする、しかし左手には力が入らなかった。
「やめ、」
「あんたが邏陽を殺したのよ!」
自分の顔が真っ赤になるのがわかる。視界が少しづつぼやける。
「ちが…」
首にかかる力が一層強くなる。今すぐにでも意識を失いそうだ。僕は咄嗟に右手を突き出す。そうすると鈍い音がして僕の首から手が離れた。
僕は何度も咳き込む。一気に酸素が流れ込んでくる。前を見ると李閲慕が鼻血を流していた。彼女の顔にはとてつもない怒りが刻まれていた。僕は思わず謝罪の言葉を口にする。でないと殺される───直感がそう警告していた。
「ごめん、」
彼女は右手を振りかざす、僕は逃げるようにベッドから転げ落ちた。癒えてない傷跡が鈍く痛む。ベッドから下りたはいいものの、僕は立ち上がることすらできない。右脚が折れているのだ。
「立ちなさい」
「僕だって邏陽に死んでほしくなんかなかったさ!」
彼女は無言で僕の右肩を蹴った。ブーツの先端は硬く、痛みが骨まで突き抜ける。
「でも邏陽がそれを望んでたんだ…本当だ」
「だから何、言い訳しないでよ!」
彼女のつま先が僕の股間にめり込んだ。信じられないような痛みに僕はうずくまる。吐き気すら覚える痛みだ。彼女は次の蹴りの準備体操とでも言いたげに地面につま先をコンコンとぶつける。僕はどうにか呼吸を整えて言葉を紡ぐ。
「…君は、気づいていたんだろう? 彼の自殺願望に…」
李閲慕は無言で僕を見下ろす。
「僕は無力だ。彼を止められなかった、彼を車に乗せることすらできなかった…彼が撃たれるのをただ待つことしかできなかった…」
目尻から涙がこぼれる。
「そうよ…」
僕は李閲慕も泣いていることに気がつく。彼女は手で鼻血と涙を拭く。
「あんたを一生許さない」
「…そうだ、僕は許されるべきじゃない」
彼女は僕の前にしゃがむ。彼女の表情がよく見えた。悲しみと絶望、そして怒り。
「あんた、萩原ユヅハを幸せにしなかったら…殺すから」
僕が理解していないと彼女は思ったのか、そのまま言葉を続ける。
「それが邏陽の願いだったから。私はあの女は気に食わないけど…確かに邏陽の親友だった。それをないがしろにする真似はさせないわ」
「…わかっているさ」
「それもあんたの”罰”だわ」
「それってどういう…」
彼女は質問には答えず、ポケットの中から小さな箱を取り出して僕に投げ渡した。箱はミントタブレットのケースほどの大きさだった。僕はゆっくりと箱を開ける。中に入っていたのは得体の知れない透明な直方体だった。丁寧にフィルムで包まれている。僕はそれを取り出して窓の明かりに照らしてみた。中にキラキラと煌めく筋が見える。
「記憶媒体だ」
特殊なガラスにレーザーで情報を書き込む方法がある。古い技術だが安定性が高く、改竄も困難だ。
「邏陽の遺書よ」
「…用意していたのか」
考えてみれば自然なことだ。彼は最初から死ぬつもりだったのだから。
「僕に渡して良かったのかい?」
「もう読んだし…邏陽の遺品は他にもあるから」
僕は箱を閉じて握りしめる。
「邏陽は私なんかよりあんたに興味があったみたいじゃん…だからあんたに渡しといた方があいつも…」
李閲慕は僕から顔を逸らし、肩を落として立ち上がった。数刻前の彼女を支配していた強烈な怒りは、もはや彼女の身体を去ったように見えた。彼女は病室の出口の方へと歩いていった。僕は彼女の背姿に魏邏陽と似た気配を感じた。それはこの世界に失望した人の気配だ。今ならわかる。
「李閲慕!」
僕は彼女の名前を呼ぶ。彼女は振り向かずに足を止めた。
「僕にこんなことを言う権利はないけれど…君も、幸せになるべきだ。邏陽もきっとそれを望んでいる…間違っても自暴自棄になってはいけない」
彼女はそれを聞いて、振り向くことも何かを言うこともせずに静かに病室を出ていった。
僕は床にそのまま横になって小さな箱を右手で握りしめた。
これが死だ。これが彼の望んだ死なのだ。今でも信じられなくなる時がある。隣の病室に行ったら彼が眠っていたりしないだろうかとついぞ考えてしまう。しかし現実は違う。彼という存在は永遠に消え去った。記憶と記録が残っても彼はいない。
彼の優しい微笑みを見ることは二度と叶わない。僕は九月以降、彼とまたどこかを旅することを夢見ていた。またユヅハと彼の淹れたお茶を飲みたいと思っていた。また彼の話す話を聞きたかった。しかし夢は永遠に夢となった。二度と叶わない夢だ。
ユヅハが面会に来た時は煙草の匂いが鼻についた。彼女は精神を安定させたい時に煙草を吸う癖がある。それが医学的に正しいのかはわからないが…彼女からその匂いがする時は大抵の場合かなりの負担がかかっている。僕が銃で撃たれたと聞いた彼女は気が気でなかっただろう。
ユヅハにはある種の使命感があったのだと思う。彼女には邏陽が生きていると僕に誤魔化す手もあったはずだ。それは彼女にとっても何倍も負担が軽い。しかし彼女には僕に真実を理解させなければならないという使命感があった。でなければ僕がいつか本当に真実を知ったときに壊れてしまうと思ったのだろう。そして…自分でもそれは正しいと思う。
───深夜の病室。わずかな窓明かりと医療機器の発する光のみが光源だった。
来客は忍び込むようにやってきた。
「ムカつく顔ね」
李閲慕は僕に銃を向けた。黒いコートを着た彼女は暗い病室に馴染んでいる。彼女のブーツには雪がついていた。歩いてきたのだろうか。
「…君が無事で良かったよ」
彼女と会うのは九月以来だ。彼女はその時のような整った髪型ではなくなっていた。髪は荒れ、顔もやつれている。…原因は一つだ。
僕は向けられた銃から顔を逸らす。心臓がうるさく脈打つ。真っ黒な銃口から今にも銃弾が飛び出してくるのではないかと考えてしまう。こう考えてしまうのは間違いなく僕が銃弾で死にかけたからだろう。
「…銃を下ろしてほしい」
「黙りなさい」
彼女が銃把を強く握り込み、革手袋がギチギチと音を立てた。僕はゆっくりと両手を上げる。彼女は僕の左手を見て何かに気づく。
「指を失ったのね。いい罰だわ」
「…罰にしては小さすぎるよ」
李閲慕は大きな足音を立てて僕に歩み寄り、思い切り銃の底で僕の頬を殴った。
「ぐっ!」
口の中に血の味が広がる。頭の傷がまた開くような気すらした。
「なんで邏陽を止めなかったの?」
李閲慕の目が暗闇の中で不気味に光る。
「僕は…彼を車に乗せようとした。でも…彼が」
「拒否した?」
彼女はゆっくりした動作で銃をコートの中に仕舞った。僕は力なく頷く。
「なら力づくにでも連れていきなさいよ!」
李閲慕は僕の首を両手で摑む。親指で僕の喉仏を押し潰そうとする。僕は必死に彼女の手を摑んでやめさせようとする、しかし左手には力が入らなかった。
「やめ、」
「あんたが邏陽を殺したのよ!」
自分の顔が真っ赤になるのがわかる。視界が少しづつぼやける。
「ちが…」
首にかかる力が一層強くなる。今すぐにでも意識を失いそうだ。僕は咄嗟に右手を突き出す。そうすると鈍い音がして僕の首から手が離れた。
僕は何度も咳き込む。一気に酸素が流れ込んでくる。前を見ると李閲慕が鼻血を流していた。彼女の顔にはとてつもない怒りが刻まれていた。僕は思わず謝罪の言葉を口にする。でないと殺される───直感がそう警告していた。
「ごめん、」
彼女は右手を振りかざす、僕は逃げるようにベッドから転げ落ちた。癒えてない傷跡が鈍く痛む。ベッドから下りたはいいものの、僕は立ち上がることすらできない。右脚が折れているのだ。
「立ちなさい」
「僕だって邏陽に死んでほしくなんかなかったさ!」
彼女は無言で僕の右肩を蹴った。ブーツの先端は硬く、痛みが骨まで突き抜ける。
「でも邏陽がそれを望んでたんだ…本当だ」
「だから何、言い訳しないでよ!」
彼女のつま先が僕の股間にめり込んだ。信じられないような痛みに僕はうずくまる。吐き気すら覚える痛みだ。彼女は次の蹴りの準備体操とでも言いたげに地面につま先をコンコンとぶつける。僕はどうにか呼吸を整えて言葉を紡ぐ。
「…君は、気づいていたんだろう? 彼の自殺願望に…」
李閲慕は無言で僕を見下ろす。
「僕は無力だ。彼を止められなかった、彼を車に乗せることすらできなかった…彼が撃たれるのをただ待つことしかできなかった…」
目尻から涙がこぼれる。
「そうよ…」
僕は李閲慕も泣いていることに気がつく。彼女は手で鼻血と涙を拭く。
「あんたを一生許さない」
「…そうだ、僕は許されるべきじゃない」
彼女は僕の前にしゃがむ。彼女の表情がよく見えた。悲しみと絶望、そして怒り。
「あんた、萩原ユヅハを幸せにしなかったら…殺すから」
僕が理解していないと彼女は思ったのか、そのまま言葉を続ける。
「それが邏陽の願いだったから。私はあの女は気に食わないけど…確かに邏陽の親友だった。それをないがしろにする真似はさせないわ」
「…わかっているさ」
「それもあんたの”罰”だわ」
「それってどういう…」
彼女は質問には答えず、ポケットの中から小さな箱を取り出して僕に投げ渡した。箱はミントタブレットのケースほどの大きさだった。僕はゆっくりと箱を開ける。中に入っていたのは得体の知れない透明な直方体だった。丁寧にフィルムで包まれている。僕はそれを取り出して窓の明かりに照らしてみた。中にキラキラと煌めく筋が見える。
「記憶媒体だ」
特殊なガラスにレーザーで情報を書き込む方法がある。古い技術だが安定性が高く、改竄も困難だ。
「邏陽の遺書よ」
「…用意していたのか」
考えてみれば自然なことだ。彼は最初から死ぬつもりだったのだから。
「僕に渡して良かったのかい?」
「もう読んだし…邏陽の遺品は他にもあるから」
僕は箱を閉じて握りしめる。
「邏陽は私なんかよりあんたに興味があったみたいじゃん…だからあんたに渡しといた方があいつも…」
李閲慕は僕から顔を逸らし、肩を落として立ち上がった。数刻前の彼女を支配していた強烈な怒りは、もはや彼女の身体を去ったように見えた。彼女は病室の出口の方へと歩いていった。僕は彼女の背姿に魏邏陽と似た気配を感じた。それはこの世界に失望した人の気配だ。今ならわかる。
「李閲慕!」
僕は彼女の名前を呼ぶ。彼女は振り向かずに足を止めた。
「僕にこんなことを言う権利はないけれど…君も、幸せになるべきだ。邏陽もきっとそれを望んでいる…間違っても自暴自棄になってはいけない」
彼女はそれを聞いて、振り向くことも何かを言うこともせずに静かに病室を出ていった。
僕は床にそのまま横になって小さな箱を右手で握りしめた。
これが死だ。これが彼の望んだ死なのだ。今でも信じられなくなる時がある。隣の病室に行ったら彼が眠っていたりしないだろうかとついぞ考えてしまう。しかし現実は違う。彼という存在は永遠に消え去った。記憶と記録が残っても彼はいない。
彼の優しい微笑みを見ることは二度と叶わない。僕は九月以降、彼とまたどこかを旅することを夢見ていた。またユヅハと彼の淹れたお茶を飲みたいと思っていた。また彼の話す話を聞きたかった。しかし夢は永遠に夢となった。二度と叶わない夢だ。
0
あなたにおすすめの小説
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ト・カ・リ・ナ〜時を止めるアイテムを手にしたら気になる彼女と距離が近くなった件〜
遊馬友仁
青春
高校二年生の坂井夏生(さかいなつき)は、十七歳の誕生日に、亡くなった祖父からの贈り物だという不思議な木製のオカリナを譲り受ける。試しに自室で息を吹き込むと、周囲のヒトやモノがすべて動きを止めてしまった!
木製細工の能力に不安を感じながらも、夏生は、その能力の使い途を思いつく……。
「そうだ!教室の前の席に座っている、いつも、マスクを外さない小嶋夏海(こじまなつみ)の素顔を見てやろう」
そうして、自身のアイデアを実行に映した夏生であったがーーーーーー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる