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Third Chapter
spiral②
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月明かりに照らされた、静かな夜更け。
焼け跡の地獄横町に女を連れて帰ってきたオレ達の前に現れたのは、案の定――暗殺組織『スーサイド・レッド』の党首キアラードだった。
コイツに限って、絶対に死んではいないだろうと思っていたが、まさか健在だとはな。
「……まさかペンダントでなくて本人を連れ帰ってくれるとは思ってもいませんでしたよ、『シャドウ』さん」
「党首、よくぞご無事で」女はキアラードの前で跪く。「任務に失敗しました。如何様な処分でも受ける所存です」
「キアラーセテ、この有様を見てもまだ甘えた事を言うのですか?貴女の処分は後の後です、地獄横町と『スーサイド・レッド』の再建が先ですよ」
「はっ!」
もう良いだろう、とオレ達が立ち去ろうとした時だった。
キアラードが言った。
「私のたった一人の妹なんですよ、この子。助けてくれて感謝しています」
感謝される謂われは無い。コロシアムの檻をねじ曲げてくれたのはその女だしな。
オレ達はそのまま姿をくらませた。
妹キアラーセテの肩に手を回して、一緒に歩きながらキアラードは誰にも聞き取れないよう、口の中で呟いている。
「――ああ、やっぱり――やっぱり貴方、ロウさんじゃあ無さそうですね。でも借りが出来てしまったからには……黙っていますよ……」
ゲイブンと入れ替わったオレ達が『よろず屋アウルガ』に赴いたら、たまたまロウがいなかった。
しばらく待っていたがちっとも来ないので痺れを切らして探しに出かけたら、貧民街の安酒屋の前の卓で、男と一緒に飲んでいた。
――その男は!
オレ達は一気に警戒するが、表向きはそれを見せずにゲイブンの振りをして、
「ロウさーん、探したんですぜー!」
「ゲイブン」
こちらを向こうともせずに放たれたロウの声が何時になく険しかったので、オレ達は近づく足を止めた。
『……』
超お喋りのパーシーバーが喋っていない。
これは、相当な非常事態だ。
「何だあ、ロウ。今度はおまえの弟かあ?でも似ていねえし、何か間抜け面だなあ?」
ロウの隣の男――オレ達をコロシアムに連れて行った、あの乱杭歯の男が振り返って、ニカリ、ニカリと嗤った。
「弟じゃない。居候だ」
「そうかあ?だったら――」
「……」
ロウが無言で凄んだが、相変わらず乱杭歯の男はニカリ、ニカリと嗤っている。
「おお、怖いなあロウ。あの時みたいにまた俺をぶちのめすかあ?」
『パーシーバー、コイツは何だ?オレ達を闇カジノに連れて行った男が、どうしてロウと……』
『……コイツはね、「よろず屋アウルガ」の前身……「よろず屋ザイテ」をやっていた男よ。名前は、ザイテ・ザイビー』
『全部初耳だ』
『……話したく、無かったの……』
ザイテはオレ達を手招く。
「まあ坊主、こっち来いやあ。――なあ、来いやあ?」
オレ達はビビっている様子で近づいて、ロウの隣に腰掛けた。
「へっへっ……近くでよく見りゃあ、可愛い坊主だなあ?」
気持ち悪い目でオレ達を舐めるように、いやナメクジが這いずるように見る。
視線の暴力だぞ、これは!
殴り倒したい所だったが、今はゲイブンの振りをしているので、オレ達はロウの背中にしがみついて、
「ロウさーん……」と怯えた声を出した。
ザイテはロウをも、上から下まで舐めしゃぶるように見て、
「なあ、ロウ。お前もこっち来いやあ。折角俺が最後の優しさで誘ってやっているんだぞお……?」
「断ると何度言ったら分かるんだ」
「俺にはちっとも分からねえさあ。だってロウ、お前……クノハルちゃんが世界で一番大事なんだろお?向こうから望まれて、お貴族様と見合いしたんだってなあ?」
――コイツ!
「……」
ロウは黙って安酒を舐めている。
「俺達にはな、とんでもねえ最終兵器があるんだよお。地獄横町がどうなったかは知ってんだろお?クノハルちゃんの幸せなんて、一瞬でぶっ壊せるんだぜえ?」
「……」
「こっち来いやあ、ロウ。また昔みたいに楽しくやろうぜえ!」
「一人でやっていろ」
ロウはそう言うと酒代を卓の上に置いて杖を手に立ち上がった。
「そうかあ……そうかあ。じゃあ、遠慮無くやらせて貰うぜえ」
ザイテはロウの背中に向けて、ニカリ、ニカリと乱杭歯を剥き出しにして嗤いかける。
オレ達はオロオロとした態度を取っていたが、ややあってロウに付いていくために立ち上がった。
その時、ザイテがオレ達を呼び止めた。
「おい、坊主……」
「いひゃああっ!?」
ザイテはもう嗤っていなかった。ニカリ、ニカリとオレ達を威圧していた。
「巻き添えが嫌だったら……逃げるのは今しか無いぜえ?」
「――うぁひゃあああああああああああ!!!!」
オレ達はほとんど這いずるように逃げながら、慌ててロウの後を追いかけたのだった。
「ロウ、実は闇カジノの『コロシアム』に連れて行かれた時……」
先にオレ達が話すと、
「だろうさ」
とロウはガタついている寝台に寝転びながら答えた。
「あの男は、俺のストーカーみたいなものだからな」
『……ロウ、ロウ。今なら泣いても良いのよ』
パーシーバーはロウに膝枕をしながら、優しく頭を撫でている。
「馬鹿を言え、俺はそこまで泣き虫じゃないさ」
クノハルが絡むとそうでも無いんだがな。
『でも……あんな事……』
「ロウ、何をされたんだ」
ロウは答えなかった。ゴロリと反対側に寝返りを打って、
「生きていれば誰にだって人に言えない過去の一つや二つくらいあるものだ」
「分かった」とオレ達は頷いた。「でも、ヤツが何を企んでいるのかは教えてくれ」
「俺への復讐だろうな」
「クノハルが……狙われているのか」
「ああ、俺にとってはクノハルこそが一番の弱点だからな」
「分かった。しばらく貧民街には来させない方が良いな」
「頼む。それで……『コロシアム』だったか。俺の思っていた以上に、とんでもない事をやっているんだな」
「ザイテが貧民街の住人達を金で釣って、嬲り者にして殺させていたようだ」
「あの男は本質的には昔と何も変わっちゃいないな」
ロウはポツリと言った。
「まあ、盲目のお坊ちゃまが身一つで貧民街に放り出されて、綺麗なままで生きていられるはずなんて無かったんだ……」
『ロウ…………』
パーシーバーが黙って涙をこぼした。
焼け跡の地獄横町に女を連れて帰ってきたオレ達の前に現れたのは、案の定――暗殺組織『スーサイド・レッド』の党首キアラードだった。
コイツに限って、絶対に死んではいないだろうと思っていたが、まさか健在だとはな。
「……まさかペンダントでなくて本人を連れ帰ってくれるとは思ってもいませんでしたよ、『シャドウ』さん」
「党首、よくぞご無事で」女はキアラードの前で跪く。「任務に失敗しました。如何様な処分でも受ける所存です」
「キアラーセテ、この有様を見てもまだ甘えた事を言うのですか?貴女の処分は後の後です、地獄横町と『スーサイド・レッド』の再建が先ですよ」
「はっ!」
もう良いだろう、とオレ達が立ち去ろうとした時だった。
キアラードが言った。
「私のたった一人の妹なんですよ、この子。助けてくれて感謝しています」
感謝される謂われは無い。コロシアムの檻をねじ曲げてくれたのはその女だしな。
オレ達はそのまま姿をくらませた。
妹キアラーセテの肩に手を回して、一緒に歩きながらキアラードは誰にも聞き取れないよう、口の中で呟いている。
「――ああ、やっぱり――やっぱり貴方、ロウさんじゃあ無さそうですね。でも借りが出来てしまったからには……黙っていますよ……」
ゲイブンと入れ替わったオレ達が『よろず屋アウルガ』に赴いたら、たまたまロウがいなかった。
しばらく待っていたがちっとも来ないので痺れを切らして探しに出かけたら、貧民街の安酒屋の前の卓で、男と一緒に飲んでいた。
――その男は!
オレ達は一気に警戒するが、表向きはそれを見せずにゲイブンの振りをして、
「ロウさーん、探したんですぜー!」
「ゲイブン」
こちらを向こうともせずに放たれたロウの声が何時になく険しかったので、オレ達は近づく足を止めた。
『……』
超お喋りのパーシーバーが喋っていない。
これは、相当な非常事態だ。
「何だあ、ロウ。今度はおまえの弟かあ?でも似ていねえし、何か間抜け面だなあ?」
ロウの隣の男――オレ達をコロシアムに連れて行った、あの乱杭歯の男が振り返って、ニカリ、ニカリと嗤った。
「弟じゃない。居候だ」
「そうかあ?だったら――」
「……」
ロウが無言で凄んだが、相変わらず乱杭歯の男はニカリ、ニカリと嗤っている。
「おお、怖いなあロウ。あの時みたいにまた俺をぶちのめすかあ?」
『パーシーバー、コイツは何だ?オレ達を闇カジノに連れて行った男が、どうしてロウと……』
『……コイツはね、「よろず屋アウルガ」の前身……「よろず屋ザイテ」をやっていた男よ。名前は、ザイテ・ザイビー』
『全部初耳だ』
『……話したく、無かったの……』
ザイテはオレ達を手招く。
「まあ坊主、こっち来いやあ。――なあ、来いやあ?」
オレ達はビビっている様子で近づいて、ロウの隣に腰掛けた。
「へっへっ……近くでよく見りゃあ、可愛い坊主だなあ?」
気持ち悪い目でオレ達を舐めるように、いやナメクジが這いずるように見る。
視線の暴力だぞ、これは!
殴り倒したい所だったが、今はゲイブンの振りをしているので、オレ達はロウの背中にしがみついて、
「ロウさーん……」と怯えた声を出した。
ザイテはロウをも、上から下まで舐めしゃぶるように見て、
「なあ、ロウ。お前もこっち来いやあ。折角俺が最後の優しさで誘ってやっているんだぞお……?」
「断ると何度言ったら分かるんだ」
「俺にはちっとも分からねえさあ。だってロウ、お前……クノハルちゃんが世界で一番大事なんだろお?向こうから望まれて、お貴族様と見合いしたんだってなあ?」
――コイツ!
「……」
ロウは黙って安酒を舐めている。
「俺達にはな、とんでもねえ最終兵器があるんだよお。地獄横町がどうなったかは知ってんだろお?クノハルちゃんの幸せなんて、一瞬でぶっ壊せるんだぜえ?」
「……」
「こっち来いやあ、ロウ。また昔みたいに楽しくやろうぜえ!」
「一人でやっていろ」
ロウはそう言うと酒代を卓の上に置いて杖を手に立ち上がった。
「そうかあ……そうかあ。じゃあ、遠慮無くやらせて貰うぜえ」
ザイテはロウの背中に向けて、ニカリ、ニカリと乱杭歯を剥き出しにして嗤いかける。
オレ達はオロオロとした態度を取っていたが、ややあってロウに付いていくために立ち上がった。
その時、ザイテがオレ達を呼び止めた。
「おい、坊主……」
「いひゃああっ!?」
ザイテはもう嗤っていなかった。ニカリ、ニカリとオレ達を威圧していた。
「巻き添えが嫌だったら……逃げるのは今しか無いぜえ?」
「――うぁひゃあああああああああああ!!!!」
オレ達はほとんど這いずるように逃げながら、慌ててロウの後を追いかけたのだった。
「ロウ、実は闇カジノの『コロシアム』に連れて行かれた時……」
先にオレ達が話すと、
「だろうさ」
とロウはガタついている寝台に寝転びながら答えた。
「あの男は、俺のストーカーみたいなものだからな」
『……ロウ、ロウ。今なら泣いても良いのよ』
パーシーバーはロウに膝枕をしながら、優しく頭を撫でている。
「馬鹿を言え、俺はそこまで泣き虫じゃないさ」
クノハルが絡むとそうでも無いんだがな。
『でも……あんな事……』
「ロウ、何をされたんだ」
ロウは答えなかった。ゴロリと反対側に寝返りを打って、
「生きていれば誰にだって人に言えない過去の一つや二つくらいあるものだ」
「分かった」とオレ達は頷いた。「でも、ヤツが何を企んでいるのかは教えてくれ」
「俺への復讐だろうな」
「クノハルが……狙われているのか」
「ああ、俺にとってはクノハルこそが一番の弱点だからな」
「分かった。しばらく貧民街には来させない方が良いな」
「頼む。それで……『コロシアム』だったか。俺の思っていた以上に、とんでもない事をやっているんだな」
「ザイテが貧民街の住人達を金で釣って、嬲り者にして殺させていたようだ」
「あの男は本質的には昔と何も変わっちゃいないな」
ロウはポツリと言った。
「まあ、盲目のお坊ちゃまが身一つで貧民街に放り出されて、綺麗なままで生きていられるはずなんて無かったんだ……」
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