1 / 2
序章 夏の始まり~Summerキャンプ編~
しおりを挟む七月一日 午後三時三十分 学園内屋上にて・・・
優太と舞香や、莉乃そして俊介たちは、日本第二管理地区人工島に向かうための資料を書いていた。優太は「くそ、何でこんな量を書かなきゃいけねーんだ・・・旅行だってのに」すると莉乃は「確かに・・・(でも、優太君と一緒か・・・)」同意したと思ったと思いきや、独りで二妄想する莉乃。俊介は莉乃の頭をパチンと叩く「あだ!」頭を押さえて頬を膨らませる。俊介は「莉乃や、俺らもう少しで終わりそうなのに、全然終わって二じゃねーか・・・それなのに・・・変な妄想しやがって」莉乃は「だって・・・これ苦手だもん」と書類を叩き付ける。優太は「はあ~シャーねー奴だな…手伝うよ」と言うと莉乃は顔を真っ赤にして「別にいいよ・・・」と少し冷たい態度をとってしまう莉乃。優太は「そうか・・・」とその場が静まる・・・・
七月二日 午後四時三十分 学園エリア第六区喫茶店にて・・・
優太と俊介はコーヒーとパンを口にしていた。「と、言うわけで・・・おい?聞いてるか?」と俊介は当日のプランを優太に伝えていた。優太は「あっわりー。で?そこに何があるんだ?」と聞き返す俊介は「はあ~もう一回言うぞ。第二管理地区にわな、キャンプ場、海、この時期になると夏祭りとか盛りだくさんだ。」と言うもちろん第二管理地区に行く許可書は全員書いて、許可をもらっている。優太は俊介の問いにこういった「絶景スポットってあるのか?」と聞く。俊介は頷き「あるぞ、第二管理地区の・・・えっと、ここだ!ダニ地区第二十六区にある、展望台。真夏の夜になると、星が綺麗に見えるんだ・・・所で優太、そんなとこ誰と?見当はつくが」と言った俊介優太は「莉乃と行く・・・けど、あいつ」そう言った優太。実はと言うと一日。優太と莉乃は一緒に帰っていた。
七月一日 午後五時七分 学園エリア二区にあるバス停にて・・・
「でさ!その時に!・・・ってきてる?!」と莉乃は優太に話しかけてきた。優太は「あっあー聞いてるぞ?」そう言うが「ホントに~?実はあそこに居る可愛い子を見てたとか?」と聞いてきた。莉乃は優太の地雷を踏み・・・「っ!!」 「あっ!やっぱり図星かな?」と聞く優太は「っるせー!!誰が!ちゃんとおめーの話聞いてるっての!何だよ?!人が聞いてるのに聞いてないとか!あっ?そんな奴だと思わなかったよ!アーこの時まではな!」と言う。莉乃は体を震わせ優太は怒りと共にその場を去っていた。そのあと、大雨が降り、優太は独りでに、帰っていた・・・そして現在
七月二日 午後五時五十分 学園リア第六区 喫茶店にて
俊介は、優太の話に対して「確かに・・・莉乃の言葉には・・・もう少し気を付けたほうがいいかもな。でも、この場合、優太が彼女・・・いいや、莉乃の話をきちんと聞くべきだったかもしれんな」と優太に言う。優太は「わり、こんな暗い話をして・・・っとこんな時間寮に戻るわ。」と言って立ち上がったが優太は少しふらつき「っ・・・」それを見た、俊介は「大丈夫か?」と聞くと「おっおう、大丈夫だ。恐らく疲れてるのかもしれん」とフラフラと料金をIDカードで払い、その場を去る優太であった・・・
七月三日 午前一時二十一分 優太の寮の入り口にて・・・
「っあやべ・・・・」優太の視界が真っ暗になりその場に倒れた・・・優太は、意識がもうろうの中歩いていたため時間がかなり遅くなっていたのだ。最悪この場所は、この時間になると、だれも通らない・・・そこにある人が立ち寄る・・・「ったく、しょうがない奴ね・・・、これってあの時ぼーっしてたのって・・・」街頭で優太の姿を見ながら小さく呟く女性の正体とは?続く
0
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は永眠しました
詩海猫(8/29書籍発売)
ファンタジー
「お前のような女との婚約は破棄だっ、ロザリンダ・ラクシエル!だがお前のような女でも使い道はある、ジルデ公との縁談を調えてやった!感謝して公との間に沢山の子を産むがいい!」
長年の婚約者であった王太子のこの言葉に気を失った公爵令嬢・ロザリンダ。
だが、次に目覚めた時のロザリンダの魂は別人だった。
ロザリンダとして目覚めた木の葉サツキは、ロザリンダの意識がショックのあまり永遠の眠りについてしまったことを知り、「なぜロザリンダはこんなに努力してるのに周りはクズばっかりなの?まかせてロザリンダ!きっちりお返ししてあげるからね!」
*思いつきでプロットなしで書き始めましたが結末は決めています。暗い展開の話を書いているとメンタルにもろに影響して生活に支障が出ることに気付きました。定期的に強気主人公を暴れさせないと(?)書き続けるのは不可能なようなのでメンタル状態に合わせて書けるものから書いていくことにします、ご了承下さいm(_ _)m
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
公爵令嬢アナスタシアの華麗なる鉄槌
招杜羅147
ファンタジー
「婚約は破棄だ!」
毒殺容疑の冤罪で、婚約者の手によって投獄された公爵令嬢・アナスタシア。
彼女は獄中死し、それによって3年前に巻き戻る。
そして…。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる