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第二章 優太の行方√梨乃
しおりを挟む七月三日 午前六時七分 優太の部屋にて・・・
莉乃は夜中に町を歩いていると優太が倒れているのを見つけ、優太の部屋に居れたのだ。莉乃はキッチンで病人食を作っていた。すると「んっ・・・あれ?」と起き上り辺りを見渡す優太。キッチンのほうを見ると莉乃の姿があった。「莉乃・・・?」と小さく言う。莉乃は後ろを振り向き「ごめんね?少しキッチン借りてるから。あと・・・」言いかけた時優太が「俺こそわりー俺さ、熱とか上がってる自覚がないんだ。」と言うと莉乃は包丁の手を止め「それってどういうこと?」と聞く「んで、よくあることが、人の話を聞いてるけどぼーっと、することがあるんだ・・・医師もよく分からないって言うし」莉乃はそうなんだ、と言い「何か、ごめん、あたしも言い過ぎて」と二人して話すが会話が止まった・・・
七月三日 午前七時十分 優太の部屋のリビングにて・・・
優太はしばらく寝込み、読書をしていた。「あっそろそろ、行かなきゃ!あ~お昼・・・」と莉乃は悩み、優太に聞いた「どうする?」 「熱が下がり次第に、コンビニでもいくわ」と莉乃に言った優太だった。
午前八時 学園にて・・・
莉乃、俊介、舞花三人は第二管理地区について話していた。「っというわけだ」 「でも、私たちの能力が使えないん何て・・・」そう、人工島第二管理地区は、人工島第一管理地区で使えるが、その他の島では使えないのである。舞香は「それって優太君も知っているの?」と俊介に尋ねる「恐らく知っているだろうな・・・」と後ろポケットからスマホを取り出無料通話アプリミラクルを起動をし、メッセージを送る。「これで送信完了っと」そう言ってスマホの電源をスリープモードにして後ろポケットに入れる。チャイムが鳴ると同時に「ほな、昼休みに、詳しい話をする」と言い俊介、舞花、莉乃は席に着く。
午前九時三三分 優太の自宅にて
優太は発熱で覆われていた。「っく、久々だぜこんなの・・・」そう言いながら服を着て部屋を出る。「はあーっ」ふらつきながらもエレベーターに乗る。エレベーターの中に入り、壁に持たれる優太。一階につき「タクシーお願いします・・・はい、はい、えー」場所を教えて約十分。タクシーに乗りついた優太。「学校へ・・・」意識を朦朧としながら、場所を教える。優太はIDカードを見せることで学園の場所をさらすことができる。「了解」と小さい声で言う運転士。「(ターゲットONE発見・・・)」とさらに小さい声で、何者かに伝える。
午後二時 優太の学園にて・・・
俊介は優太に連絡を改めてする俊介・・・だが「出ない・・・」とスマホをポケットにしまう。莉乃は「こっちから寮に行けばいいじゃん!お見舞いに」とほほ笑む。莉乃
俊介は頷き、俊介の寮に向かった三人。しかし「これって・・・」 「優太を助けたければ人工島第二管理地区へ来い・・・?」 「!?優太はもしかして」と俊介、莉乃、舞香は、{誘拐}と判断し「もともと俺らは、第二地区へと向かう予定だった・・・けどなんで」と俊介は思う。莉乃は「優太・・・熱を出していた。っ!?」スマホを取り出した莉乃、そう、優太に連絡をしたのだ。「やっぱり部屋にある」と言う。俊介は部屋のカギはあいていた。そこで三人が目にしたものは・・・続く
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