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第6章 Sin and punishment for falling in love
死神と飛行旅行
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私は初めて柚希と出会ったあの日から、毎日彼の部屋へと訪れていた。
もちろん他の死神には内緒にしてだけど。
いつも同じように家へと勝手に入り、いつもと同じように部屋の扉を開け、いつもと同じように窓の外を見ている柚希に声をかける。
何も変わらない毎日だが、凄く楽しい毎日であった。
しかし、毎回同じような会い方では面白味がない。
そういうことで今日の私は、部屋の窓からこんにちはすることにしたのだ。
柚希がいつも通り外を眺めているのを、家の外から確認し、私は張り切りながら、空中を飛び柚希の部屋の窓まで飛んだ。
そして、
「ばあああああぁぁぁぁぁーー!!!!」
私が驚かすように大きな声で叫ぶと、案の定柚希は驚き、ベッドの上で叫びながらバタバタしている。
「あははははは!!!柚希驚いてる!!」
「ビックリするに決まってるだろー!もう!!」
柚希は少し膨れていたが、私の笑っている顔を見て安心したのか、彼も笑いだした。
そしてここからはまたいつも通り。
彼のベッドの近くにある椅子に腰を下ろす。
「それにしても驚いたよ!」
さっきの事を思い出しながらクスクス笑う柚希。
「死神って空も飛べるんだね!」
目を輝かせながら私を見る。
その目に私は惹かれていた。
うっとりと見惚れてしまうほど、綺麗で純粋な目なのだ。
そして顔を赤くしながら「まぁね。」と答える。
すると柚希はいつものように窓の外に目を向けた。
「羨ましいな、僕はどこにも行けないから。自由に飛び回れる死神さんが羨ましい。」
顔はよく見えなかったが、声は悲しそうだった。
「じゃー飛んでみる?」
「え…?」
「え!?」
なぜ自分がそんな事を言ったのか分からず、その言葉を無意識に言っていた事に驚き、口元を手で隠す。
「いいの…?」
柚希が控えめに言ってくる。
私は口元を手で隠しながらコクンと首を縦に振る。
柚希は先程の悲しそうな声とは違い、ワクワクするような声で喜んだ。
「やったーー!!!僕いつか空を飛びたいと思ってたんだ!!!夢が叶うぞ!」
その姿はまるで天使のようで、またしばらく見惚れてしまっていた。
私はふと我に返り、椅子から立ち上がって、柚希に手を差し伸べる。
「私の手を掴んで。」
「うん!」
柚希が差し伸べた私の手を握ると、その手を軸に彼をお姫様抱っこした。
「君って力持ちなんだね。」
「死神は皆そうだよ。」
私は窓の近くまで行き、少し体を浮かした。
「凄い…!」
柚希の声が漏れる。
「まだまだこれからだよ。」
私はそのまま宙へ浮かび、窓から外へと出て、一気に空へと飛んだ。
「怖くない?大丈夫?」
柚希に怖くないか確認をしたが、返事はない。
もしかして怖くて怯えているのかもしれないと思い顔を覗き込むと、彼は空から見る景色に感動をしている様子だった。
「外の世界はこんなにも美しかったんだ…!」
私も柚希と同じように景色へと視線を移す。
「柚希は初めて見るの?」
「うん、こんなに綺麗なのは…初めてだ…。」
彼の声が急に震えだし、もう一度顔を見ると、柚希は大粒の涙を流していた。
「柚希…?」
「……!ごめん…!凄く感動したんだ。こんな事初めてで…、こんなに綺麗なものを見たのは初めてで…!」
涙を拭いながら彼は答えた。
私はその涙を少しでも早く風で乾かしてあげようと、ゆっくりと空を舞った。
私達は2人で色んなものを見た。
近くのパン屋、海、学校。
柚希はきっと、その全ての景色を見た事はあると思うが、空からは産まれて初めて見るという事もあり感動している。
私は楽しい時間を柚希と共に過し、それと同時にまた分からない温かい気持ちに包まれていた。
夕方。
私は柚希を部屋まで連れて帰った。
「どうだった?」
「最高だよ!こんなに感動したのはいつぶりだろう!」
部屋に戻っても興奮している様子の柚希は、キラキラと目を輝かせていた。
そしてその目を私に向け一言「ありがとう。」と言った。
私は照れくさくなって、椅子から立ち上がり、
「今日は帰るよ、またいつでも空の旅に連れてってあげるから、外に行きたい時は遠慮なく言いな。」
そう言葉を残し、窓から外へと飛び、夕焼けへと姿を消していった。
もちろん他の死神には内緒にしてだけど。
いつも同じように家へと勝手に入り、いつもと同じように部屋の扉を開け、いつもと同じように窓の外を見ている柚希に声をかける。
何も変わらない毎日だが、凄く楽しい毎日であった。
しかし、毎回同じような会い方では面白味がない。
そういうことで今日の私は、部屋の窓からこんにちはすることにしたのだ。
柚希がいつも通り外を眺めているのを、家の外から確認し、私は張り切りながら、空中を飛び柚希の部屋の窓まで飛んだ。
そして、
「ばあああああぁぁぁぁぁーー!!!!」
私が驚かすように大きな声で叫ぶと、案の定柚希は驚き、ベッドの上で叫びながらバタバタしている。
「あははははは!!!柚希驚いてる!!」
「ビックリするに決まってるだろー!もう!!」
柚希は少し膨れていたが、私の笑っている顔を見て安心したのか、彼も笑いだした。
そしてここからはまたいつも通り。
彼のベッドの近くにある椅子に腰を下ろす。
「それにしても驚いたよ!」
さっきの事を思い出しながらクスクス笑う柚希。
「死神って空も飛べるんだね!」
目を輝かせながら私を見る。
その目に私は惹かれていた。
うっとりと見惚れてしまうほど、綺麗で純粋な目なのだ。
そして顔を赤くしながら「まぁね。」と答える。
すると柚希はいつものように窓の外に目を向けた。
「羨ましいな、僕はどこにも行けないから。自由に飛び回れる死神さんが羨ましい。」
顔はよく見えなかったが、声は悲しそうだった。
「じゃー飛んでみる?」
「え…?」
「え!?」
なぜ自分がそんな事を言ったのか分からず、その言葉を無意識に言っていた事に驚き、口元を手で隠す。
「いいの…?」
柚希が控えめに言ってくる。
私は口元を手で隠しながらコクンと首を縦に振る。
柚希は先程の悲しそうな声とは違い、ワクワクするような声で喜んだ。
「やったーー!!!僕いつか空を飛びたいと思ってたんだ!!!夢が叶うぞ!」
その姿はまるで天使のようで、またしばらく見惚れてしまっていた。
私はふと我に返り、椅子から立ち上がって、柚希に手を差し伸べる。
「私の手を掴んで。」
「うん!」
柚希が差し伸べた私の手を握ると、その手を軸に彼をお姫様抱っこした。
「君って力持ちなんだね。」
「死神は皆そうだよ。」
私は窓の近くまで行き、少し体を浮かした。
「凄い…!」
柚希の声が漏れる。
「まだまだこれからだよ。」
私はそのまま宙へ浮かび、窓から外へと出て、一気に空へと飛んだ。
「怖くない?大丈夫?」
柚希に怖くないか確認をしたが、返事はない。
もしかして怖くて怯えているのかもしれないと思い顔を覗き込むと、彼は空から見る景色に感動をしている様子だった。
「外の世界はこんなにも美しかったんだ…!」
私も柚希と同じように景色へと視線を移す。
「柚希は初めて見るの?」
「うん、こんなに綺麗なのは…初めてだ…。」
彼の声が急に震えだし、もう一度顔を見ると、柚希は大粒の涙を流していた。
「柚希…?」
「……!ごめん…!凄く感動したんだ。こんな事初めてで…、こんなに綺麗なものを見たのは初めてで…!」
涙を拭いながら彼は答えた。
私はその涙を少しでも早く風で乾かしてあげようと、ゆっくりと空を舞った。
私達は2人で色んなものを見た。
近くのパン屋、海、学校。
柚希はきっと、その全ての景色を見た事はあると思うが、空からは産まれて初めて見るという事もあり感動している。
私は楽しい時間を柚希と共に過し、それと同時にまた分からない温かい気持ちに包まれていた。
夕方。
私は柚希を部屋まで連れて帰った。
「どうだった?」
「最高だよ!こんなに感動したのはいつぶりだろう!」
部屋に戻っても興奮している様子の柚希は、キラキラと目を輝かせていた。
そしてその目を私に向け一言「ありがとう。」と言った。
私は照れくさくなって、椅子から立ち上がり、
「今日は帰るよ、またいつでも空の旅に連れてってあげるから、外に行きたい時は遠慮なく言いな。」
そう言葉を残し、窓から外へと飛び、夕焼けへと姿を消していった。
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