ツンデレの「デレ」はわんこにお見通し

ぽんぽこまだむ

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第19話:ツンデレ、デレデレのトロトロになる

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「変な果たし合いのせいで、こっぱずかしい思いをしたじゃないか」

 新居でルーイは、ベッドに腰かけたアーロンに、治癒魔法をかけながらぼやいた。



「だって、父ちゃんとはいずれ決着をつけなくちゃいけなかったんだ」

 アーロンは、しょんぼりした顔でうつむいて、ボソボソ言った。

「ルーイ、父ちゃんのこと、好きだったでしょ」



「……もしかして、決着ってそういう意味だったのか?」

 ルーイは驚いた。



「フィンガルのことは、助けてくれたから感謝してるし、戦士としても尊敬してるよ。でも、恋愛感情とかそういうのは、ないな。……家族、にはなりたかった、かな……」

 ルーイは、フィンガルに連れられてアーロンと初めて出会った時のことを思い出した。

 目の前で抱き上げられるアーロンと、心からの笑顔を見せるフィンガルを見て、自分は助けてはもらえても、この輪には入れないのだと思った時のことを。



「でも、家族はできたから、いいんだ……」

 そう言ってルーイは、アーロンの膝の上に腰かけ、首の後ろに腕を回して微笑みかけた。

「そうだな。俺たち、ホントに家族になったんだもんな」

 アーロンが澄んだ瞳で微笑み返すと、ルーイの胸に、温かくて幸せな気持ちが広がっていった。



 そっと二人の唇が重なった。

「ん……」

 ルーイの唇がジンジンと熱くなって、胸がくすぐったくなった。

 アーロンは、いったん唇を離すと、もう一度ちゅっと音を立ててキスして、今度は舌を入れてきた。

 ルーイも舌を絡め、アーロンの鋭い犬歯をなぞった。



「んっ……んん……っ」

 ちゅぱ、ちゅぱ、と夢中で唇を合わせていると、だんだんとアーロンを抱きしめる手に力がこもり、身体をアーロンの胸板に摺り寄せてしまう。

 アーロンの手が、ルーイの服のボタンを外し、するりと中に入ってきた。



「んっ……」

 ルーイは、期待に体を疼かせたが、キスをやめたくなくて、なおもちゅぱちゅぱとアーロンの唇を吸った。

 アーロンの大きな手が、ルーイの平らな胸を撫でさすり、ピンク色の小さな乳首を探り当てると、きゅっと摘まんだ。



「ふあっ……」

 ピチャッ……と唇が離れてしまい、ルーイは声を洩らした。



「ああんっ、アーロン……もっと……」

 ねだるような声を出してしまって、ルーイは、一瞬、今のは下品じゃなかったかとハッとした。

 しかしアーロンは、

「ルーイ、すっごくエッチですっごくかわいい……」

 とすぐにまた唇を重ねてくれて、また乳首を優しくいじってくれた。



 意地を張っていても、どうせアーロンには、見透かされているのだ。

「ああん……んちゅ……んん……」

 ルーイはアーロンにしがみついて、身をよじった。遠慮なく心のままに体を寄せると、全身が幸せな気持ちでいっぱいになった。



「ルーイ、俺もう我慢できないよ……」



「いいよ……」

 ルーイはいったんアーロンの膝から降りて、下半身の服を脱ぐと、少し長めのチュニックをたくし上げて口にくわえ、アーロンの膝にまたがった。

「ルーイ、エロい……」

 アーロンは興奮のあまり、切れ切れの声で呻くように言い、ルーイの首筋を吸い片手で乳首をいじり、もう片方の手で、すでにパンパンに張りつめたルーイの陰茎を愛撫した。

「ああんっ……あっ……あっ……んん……」

 淫らな喘ぎ声に、くわえていた服の裾が、口からはらりと落ちて、股間をこするアーロンの手にかかった。

「ああっ……、んんっ……、あっ……、んんっ……、はあっ、はぁっ」

 アーロンの手に導かれ、股間がどんどん熱く、はじけそうになっていく。



 ルーイは、アーロンが乳首を甘噛みしたり、指ではじいたりするたびに、身をくねらせ、甘い喘ぎを上げた。



「んんっ、アーロンっ……、出しても、いいか……っ?」

「うん、いいよ……」

 アーロンはルーイの陰茎を激しくこすり上げながら、ルーイの肩口をちゅぱちゅぱ吸いながら噛みついた。



「んんっ……! んん……っ!!」

 ルーイは、狼さんに食べられちゃっている感触に興奮しながら、アーロンの手の中にびゅくびゅくと射精した。



「はあ……はあ……」

 アーロンは、荒い息を吐くルーイを、ベッドの上にごろんと横たえ、覆いかぶさりながら、首筋から乳首をぺろぺろと舐めた。

 



 片手でルーイの腰から太ももの内側をなぞり、アナルを探り当てると、ふにふにと押した。

 つぷっと中指を入れ、浅いところを内側からこすられて、ルーイは、気持ちよさと、期待感と切なさで腰をくねらせた。



「ルーイの身体、すごくいい匂い出してる……。メスの匂い……」

 さっきアーロンが噛みついた肩口は、跡が残っている。

 もう片方の首筋と肩の間に、アーロンは噛みついて、ちゅぱちゅぱと吸って、ルーイを味わった。



「だって……アーロンの指……気持ちいい……」

 ルーイは、無意識に足を大きく開いて腰をくねらせ、指をもっと深くに飲み込もうとした。

「ルーイのここ、すっごい柔らかくなってる」

 いつの間にか指が増やされ、ぐちゅぐちゅと中をかき回される。



「ああ……あん……」

 身体がふわふわと浮き上がるような快感が全身を満たした。もっと奥を突いてほしくて腰を浮かせるが、アーロンはなかなか望み通りの刺激を与えてくれない。

「へへへ……。ルーイ、かわいい……。早く挿入いれたいけど、もっとじらしたくなっちゃう」

「アーロンの、あほ……!」

 ルーイは頬を染め、涙目になってシーツをつかんだ。



「ルーイ、かわいい……。今日はルーイが上に乗って腰振るところ、見たい」

 アーロンは、下半身の服を脱いでベッドに横たわり、ルーイをひょいっと持ち上げて、腰の上にまたがらせた。



「恥ずかしいだろ……」

 などと言いながら、ルーイは、ギンギンにそそり立つアーロンの陰茎をつかむと、自分のアナルに押し当てた。



「あっ……ああっ……」

 少しずつ腰を沈ませていくと、アーロンの硬く猛ったものが、気持ちいいところをこすりながら、ずぶずぶと自分の中に入ってくる。



「ああっ……! ああ……ん……っ!」

 じゅぷっと根本まで呑み込んだ時には、もうすっかり顔が快感に蕩けてしまった。

「アーロンの……、おっきい……」

 入ってるだけなのに……気持ちいい……。



「ルーイのナカ、すっごく気持ちいい……。ね、動いて?」

 アーロンは、下から手を伸ばし、両手でルーイの乳首をキュッと軽くひっぱった。



「あっ、やっ……。ダメっ」

 乳首を軽くひっぱられただけなのに、ルーイの下半身はきゅうっと締まり、中がうねうねと蠕動した。

「あっ……、ルーイ……すごい……」



 ルーイはアーロンの胸に手をつくと、ゆっくりと腰を動かし始めた。

「あっ……ああっ……気持ちいい……! ああん……」

 まだゆっくりとしか動いていないのに、腹の奥までズキンズキンとするほどの快感に、ルーイの陰茎はまた反り返り、先走りの汁をたらたらと垂らしていた。



「へへ……、ルーイ、すっごくエッチだね……」

 アーロンが下から、ズン! と突き上げた。

「ああっ! だめぇっ!」

 ルーイの頭の中が真っ白に染まった。

 体が快感を求めて勝手に動き出す。アーロンの胸板に手をついて、ずちゅずちゅずちゅずちゅと腰を振ってしまう。

「あんあんあんあんっ、あんあんあんっあんっ……!」

「はぁっ……、出すよ……!」

「あああんっ!」

 びゅくっ! びゅくっ!

 ルーイの中に熱いモノが注ぎ込まれると、ビクビクビクッ! と身体を震わせてルーイは絶頂した。



「はぁ……、はぁ……。ルーイの中、俺のでいっぱい……」

 今、ルーイの胎内には自分の精が注ぎ込まれているのだという感触に興奮したのか、アーロンは、中でグリッと陰茎をこすりつけた。

「ぁああんっ!」

 全身を火照らせ、身悶えるルーイに興奮し、アーロンの陰茎がまた力を取り戻し始める。

「へへ……、このままもう一回出しちゃっても、いい?」

 ルーイの腰を下から支えて、今度はアーロンがズンズンと突き始める。



「あぁんっ! もうっ、イッてる、のにっ……! あぁんっあんっあんっ……!」

 絶頂後の敏感な身体を責められて、ルーイは体を支えきれずにアーロンの胸板に上体を倒しかけた。

 そこに下からアーロンの手が伸びて、乳首をきゅ、きゅ、とつままれる。

「ひぁんっ!」

 ルーイは反射的に、内腿を締め付け、中をきゅうっと収縮させた。



「んっ……、ルーイの身体、さいっこーにえろい……」

「ああんっ……、そんな、そんな、二回も、中で、出したら、赤ちゃんできちゃう……」

 ルーイはズンズンと突かれるがままに身体を揺らしながら、種付けされる雌の愉悦に胸を疼かせた。現実には当然赤ちゃんはできない。



「へへ、いいね。赤ちゃんできるくらい出すから、いっぱい受け止めて♡」

 ズンッ、ズンッ! 

「ああんっ……、ああんっ……、ああんっ……、ああんっ……!」

 ルーイの陰茎はだらりと垂れ下がり、透明な汁が股間を濡らしている。



「気持ちいい、アーロンのちんこ、気持ちいいよぉ……」

 ズンッ、ズンッ、ズンッ、ズンッ! 

「はぁ、はぁ……、ルーイ、俺もイキそう……」

 アーロンの陰茎が、再び射精前の膨張を見せて、ルーイの中に出したがっている。

 大きく膨張した陰茎が、ルーイの奥を突くと、ルーイはブルブルと身体を痙攣させて絶頂に達した。

「ああぁんっ!!」

 その締めつけにアーロンも絶頂を迎え、熱い飛沫をルーイの奥に放った。
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