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神様からの贈り風1
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5年前の春のこと
1人の少女が階段を登り
社殿に向かって歩く
社殿の前で手荷物を下ろし手を合わせ目を閉じる
「神様…どうか晶くんと付き合えますように…」
願いを伝え終わり、彼女は荷物を背負って
階段の方へと向かい、降りようとした時だった。足を踏み外し身体が後ろに倒れる
彼女にはゆっくりとした視界が広がっていた
「なんで…私…空を見てるの…助けて…晶くん」
彼女は目を閉じる
身体ごと階段を落ちるその時だった
強い風が少女を包み、彼女は中に浮いた
身体が自然と起き上がり下へと降りていった。
違和感を感じた彼女は目を開けると街が見えた
「え、なになになに!?」
驚きを隠せないでいる彼女だが自然と身体が階段を降りていく
ゆっくりと下まで降りていき彼女は足を地面に着けると、少女を包んでいた風が神社の方へと流れていった。
彼女は不思議な現象と死にかけた怖さで腰を落とし涙を流した
日が沈み始めた頃、彼女は心を落ち着かせてゆっくりと立ち上がり下を向いたまま家へと帰って行った。
「全く…困ったお嬢ちゃんだな…これで消える事が出来なくなったな…あの子の願いを叶えるまでは…」
社殿に座っている1柱の男性がいた
彼の身体は透き通っており、顔を下に向けながら笑みを浮かべていた。
時が経ち、少女は高校2年生になった。時折彼女は授業中に窓から外を眺め、呆然とする姿を見せる。
「紫晶さん」
先生が彼女を呼ぶが彼女は呆然としていた。
「紫晶さん!」
先生が大きな声で呼ぶ
「は、はい!」
すぐさま立ち上がり、返事をした
「紫晶さん、大丈夫ですか?体調が悪いようでしたら、保健室に行ってもいいのですよ?」
「いえ、大丈夫です。」
「あまり無理はなさらないでくださいね。紫晶さんだけじゃなく、皆さんも高校2年生とはいえ、進路の事も考えなければなりません。体調を崩さないよう健康には気をつけてくださいね。」
周りの生徒は返事をした
時間が経ち、今日の授業が終わった
放課後のチャイムと一緒に教室からクラスの皆が出ていく、彼女もまた皆と一緒に
「桜夜、今日スタバ行かない?」
「いいね~いこいこ~」
友達と一緒に彼女は向かった。
街中を歩いていると彼女の目に巫女服を着た少女が団子屋の前で立ち止まっていた。
何あれ!?超可愛いんだけど!でもなんだろう…何か違和感を感じる
あんな可愛い子がいるのに、周りの人はあの子に視線が向かない
「どうした?桜夜」
「ねぇ可愛い巫女服の少女が団子屋の前にいるんだけど、見える?」
「急に怖い話しないでよ~いるわけないじゃん、そんな服を着た少女がいたら目立って写真撮られまくりだって」
でも、私の目には見えている
「ごめん、化粧水切らしてたのを思い出した。悪いけど先に行ってて買ったらすぐ向かうから」
「わかった」
友達は先に歩いて行った
彼女は少女に声をかけようとした時だった
「桜夜」
後ろから声をかけられ振り向くとそこには上野晶(うえの しょう)がいた
「晶くん」
「1人で何してんだ?」
「友達とこれからスタバ、だけどその前に化粧水切らしてたから買ってくる途中」
「1人で大丈夫か?」
「大丈夫だよ、1人でいける」
「そっか、んじゃまたな」
そう言うと手を振りながら彼は去って行った
「危なかった~危うく怪しい女だと思われそうだった」
彼女は胸を下ろした後、少女の方に目に向けるが少女の姿はもう無かった。
「また会えないかな~」
彼女は買い物を済ませ、友達の所へと向かっていった。
一方その頃
「団子美味しいか」
「とても美味しいです!」
「そっか、それは良かった。」
「勇人様、団子屋で妙な視線を感じたんです。」
「狛犬が見える人でもいたんじゃないのか?」
「ですかね~よくわかりませんが、勇人様以外に見える人がいるならお会いしたいですね。」
「そうだな、俺も会ってみたいかも」
そうして2人はのんびり団子を食べながら家まで帰って行った。
1人の少女が階段を登り
社殿に向かって歩く
社殿の前で手荷物を下ろし手を合わせ目を閉じる
「神様…どうか晶くんと付き合えますように…」
願いを伝え終わり、彼女は荷物を背負って
階段の方へと向かい、降りようとした時だった。足を踏み外し身体が後ろに倒れる
彼女にはゆっくりとした視界が広がっていた
「なんで…私…空を見てるの…助けて…晶くん」
彼女は目を閉じる
身体ごと階段を落ちるその時だった
強い風が少女を包み、彼女は中に浮いた
身体が自然と起き上がり下へと降りていった。
違和感を感じた彼女は目を開けると街が見えた
「え、なになになに!?」
驚きを隠せないでいる彼女だが自然と身体が階段を降りていく
ゆっくりと下まで降りていき彼女は足を地面に着けると、少女を包んでいた風が神社の方へと流れていった。
彼女は不思議な現象と死にかけた怖さで腰を落とし涙を流した
日が沈み始めた頃、彼女は心を落ち着かせてゆっくりと立ち上がり下を向いたまま家へと帰って行った。
「全く…困ったお嬢ちゃんだな…これで消える事が出来なくなったな…あの子の願いを叶えるまでは…」
社殿に座っている1柱の男性がいた
彼の身体は透き通っており、顔を下に向けながら笑みを浮かべていた。
時が経ち、少女は高校2年生になった。時折彼女は授業中に窓から外を眺め、呆然とする姿を見せる。
「紫晶さん」
先生が彼女を呼ぶが彼女は呆然としていた。
「紫晶さん!」
先生が大きな声で呼ぶ
「は、はい!」
すぐさま立ち上がり、返事をした
「紫晶さん、大丈夫ですか?体調が悪いようでしたら、保健室に行ってもいいのですよ?」
「いえ、大丈夫です。」
「あまり無理はなさらないでくださいね。紫晶さんだけじゃなく、皆さんも高校2年生とはいえ、進路の事も考えなければなりません。体調を崩さないよう健康には気をつけてくださいね。」
周りの生徒は返事をした
時間が経ち、今日の授業が終わった
放課後のチャイムと一緒に教室からクラスの皆が出ていく、彼女もまた皆と一緒に
「桜夜、今日スタバ行かない?」
「いいね~いこいこ~」
友達と一緒に彼女は向かった。
街中を歩いていると彼女の目に巫女服を着た少女が団子屋の前で立ち止まっていた。
何あれ!?超可愛いんだけど!でもなんだろう…何か違和感を感じる
あんな可愛い子がいるのに、周りの人はあの子に視線が向かない
「どうした?桜夜」
「ねぇ可愛い巫女服の少女が団子屋の前にいるんだけど、見える?」
「急に怖い話しないでよ~いるわけないじゃん、そんな服を着た少女がいたら目立って写真撮られまくりだって」
でも、私の目には見えている
「ごめん、化粧水切らしてたのを思い出した。悪いけど先に行ってて買ったらすぐ向かうから」
「わかった」
友達は先に歩いて行った
彼女は少女に声をかけようとした時だった
「桜夜」
後ろから声をかけられ振り向くとそこには上野晶(うえの しょう)がいた
「晶くん」
「1人で何してんだ?」
「友達とこれからスタバ、だけどその前に化粧水切らしてたから買ってくる途中」
「1人で大丈夫か?」
「大丈夫だよ、1人でいける」
「そっか、んじゃまたな」
そう言うと手を振りながら彼は去って行った
「危なかった~危うく怪しい女だと思われそうだった」
彼女は胸を下ろした後、少女の方に目に向けるが少女の姿はもう無かった。
「また会えないかな~」
彼女は買い物を済ませ、友達の所へと向かっていった。
一方その頃
「団子美味しいか」
「とても美味しいです!」
「そっか、それは良かった。」
「勇人様、団子屋で妙な視線を感じたんです。」
「狛犬が見える人でもいたんじゃないのか?」
「ですかね~よくわかりませんが、勇人様以外に見える人がいるならお会いしたいですね。」
「そうだな、俺も会ってみたいかも」
そうして2人はのんびり団子を食べながら家まで帰って行った。
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