ホラー短編集

カーテン

夜の静かな部屋。窓のカーテンがゆらゆらと揺れている。そのカーテンは、何か不気味なものを感じさせる。中には何が潜んでいるのだろうか。主人公は、そのカーテンに引かれるようにして近づいていき、気づけばカーテンの向こう側に立っていた。

カーテンの向こう側には、不気味な影が広がっている。それは、まるで何かが隠れているかのようだった。主人公は、不安な気持ちを抱きながらも、その影を見つめ続ける。すると、突然、カーテンが風に吹かれるように一瞬開いた。

主人公は驚き、声を上げてしまった。「キャッ！」と。カーテンの向こうからは、何かが現れる予感がして、背筋が凍りついた。

すると、カーテンの向こうから少しずつ姿を現すものがあった。それは、人の形をした影だった。主人公は、その姿を見て、身体が震えてしまった。なぜなら、その影は、明らかに人間のものではない何かだったからだ。

主人公は、恐怖心に押しつぶされるような感覚を味わった。その影がゆっくりと近づいてくる。主人公は、逃げ出したくても足がすくんでしまい、身動きが取れない。恐怖が頭の中を支配し、全身に広がっていく。

そして、その影が主人公に触れる瞬間、不気味な笑い声が部屋に響き渡った。「ケケケケ…」と。その笑い声が主人公の耳に響くたびに、恐怖はさらに増していく。

主人公は、必死に抵抗しようとするが、その影はどんどん強くなっていく。主人公の心臓は激しく鼓動し、息苦しさが胸を突き抜ける。

最後に主人公が目にしたのは、その影に覆われた部屋。全てが闇に包まれ、主人公の存在も消え去ってしまった。それだけが残された証拠だった。

カーテンの向こう側には、何が潜んでいるのか。それを知る者は、もういない。