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第6章 雪原は鮮血に染まる
第21話 樽の中身は?
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ー大陸暦1118年ー
馬車の心地よい揺れに、私はうたた寝からゆっくりと意識を取り戻した。
御者台からは、リョウが馬たちに声をかけながら手綱を操る落ち着いた声が聞こえてくる。
幌の中では、フィーリアが帳簿とにらめっこしながら、出発前に積み込んだ荷物の数を念入りにチェックしている。
(……また、あの夢……)
最近、眠ると決まって見るようになった、千年以上も前のディンレル王国の光景。
金髪の快活な王女アニスと、しっかり者のお姉さんアリス。
どこか軽薄だけど腕は立つらしい神官ザックスに、物静かな巫女のマツバ。
夢の中の出来事のはずなのに、妙にリアルで、穏やかで、どこか懐かしい気持ちになる。
でも以前見た悪夢も忘れられない。血に染まった雪原、仲間たちの無惨な死、
そしてアニスの絶望的な叫び。あの光景が瞼の裏に焼き付いて離れない。
(クレマンティーヌ……魔王軍の宰相。リョウから聞いたクレアという女性の姿が、なぜかそのクレマンティーヌと重なる気がする……そして彼女の愛称も『クレア』だったとか。そして七英雄の神官ザックス。まさかあの時代に2人がいたなんて……歴史には何も残っていないのに。それに……ディル。私の師匠。夢の中では、アニスの親友として、あの雪原で殺される。……でも、師匠は現に生きていて、私を育ててくれた。どういうことなの? 千年前のディルと、私の知る師匠は、同一人物……?)
考えれば考えるほど、謎は深まるばかり。夢と現実の境界が曖昧になっていくような感覚に、少しだけ不安を覚える。
馬車の揺れと干し草と革の匂い、仲間たちの気配……五感で感じる現実が、私を思考の迷宮から引き戻してくれた。
幌の中を見渡すと、ベレニスとクリスは仲良く隅っこで寝息を立てていて、ヴィレッタは静かに読書に集中している。
いつも通りの光景だ。でも、フィーリアの眉間には深い皺が寄っていて難しい顔をしている。
「フィーリア、どうしたの? 何か気になることでもあった?」
私が声をかけると、フィーリアは唸り声をあげながら帳簿を突き出した。
「うーん、ローゼさん……どうも計算が合わないというか……積み荷の樽の数が、リストより一つ多い気がするんすよ。なんだか……と~っても嫌な予感がして……」
フィーリアがそう言った、まさにその時。馬車がガタンと石に乗り上げ、積荷の樽の一つが、明らかに不自然な揺れ方をした。
ゴトッ、ゴトッ……まるで、中から誰かが叩いているみたいに。
まさか……!
私とフィーリアは顔を見合わせた。
音を立てないように、2人でそーっとその樽に近づく。
重たい木の蓋を、ほんの少しだけ持ち上げて、中の暗闇を覗き込むと……爛々と輝く、2つのヘーゼル色の瞳とバッチリ目が合ってしまった!
「「……!」」
思わず2人で息をのむ。そして示し合わせたように、そっと蓋を閉じた。
……だ、駄目だ。見なかったことにしよう。
私は心の中で強く念じた。
これはきっと、ただの追加の食料樽か何かだ。
うん、そうに違いない。今のうちに、この樽だけ、馬車から転がし落としておこう。
そう考えて樽を動かそうとした、その瞬間!
『わわわっ! 姉様! フィーリアちゃん! 私です! レオノールです!』
樽の中から、くぐもった聞き覚えのある絶叫が響き渡る。
次の瞬間、樽は内側から凄まじい勢いで蹴破られ、木片と埃を盛大に撒き散らしながら、銀色の軽鎧を纏ったレオノールが転がり出てきた!
「あわわわわ……ファインダ王家の女性は奔放だって聞いてたっすが、レオノールさんも、ローゼさんと同じで無茶苦茶っすね……」
フィーリアは腰を抜かしてへたり込んでいる。
って! 一言多い! 私はここまで無茶苦茶じゃない!
私は頭を抱えるしかなかった。
嫌な予感的中!
「あれ? レオノールじゃない。あんた、どうやって女子寮を抜け出してきたのよ。やるわね♪」
騒ぎで目を覚ましたベレニスが、面白そうに声をかける。
「わーい! レオノールだあ! また一緒に旅できるんだね!」
クリスも寝ぼけ眼のまま、嬉しそうにレオノールに抱きついた。
「レオノール⁉ あなたという方は……! はっ……! そういえば、出発前にソフィアさんとベーベルさんが荷物を運ぶのを手伝っていらっしゃいました。まさか、あの時に……⁉」
ヴィレッタだけは状況を冷静に把握し、全てお見通しだと言わんばかりの視線をレオノールに向けた。
図星を突かれたレオノールは悪びれる様子もなく、えっへんと胸を張った。
「フフン! さすがはヴィレッタさんです! その通り! ソフィアさんとベーベルさんには、私の熱意と友情パワーで、この脱出計画に協力していただきました! 『王女様の輝かしい未来のためならば』と、涙ながらに頑丈な樽と食料を用意し、今朝、皆さんの荷物に紛れ込ませてくれたのです!」
絶対違う。あの2人が涙ながらに協力したのは、あんたの強引さに根負けしたからに決まってる。
私は心の中でツッコミを入れた。
ソフィアさんたち、本当にごめんなさい。
「ですが! こんなに早く露見するとは計算外でした! もう少しリオーネから離れてから、颯爽と登場するはずだったのですが……! でも、ここまで来たらもう同じこと! もし私をリオーネに送り返そうとするならば……このレオノール、ベルガー王国の魔女ローゼに誘拐されたと、国中に吹聴して回ります! もちろん、すぐに母上やテレサ叔母様にはバレてしまいますが、その騒ぎで皆様は貴重な時間を浪費することになるのです! さあ、どうします⁉ 私を連れて行くのが運命なのです!」
自信満々に言い放つレオノールに、私はとりあえず、おでこにチョップを食らわせた。
「いひゃいれす、姉様~!」
涙目で私を見上げるレオノール。もう、本当にこの子は。
「あのねえ、レオノール。気持ちはわかるけど、やり方が無茶苦茶すぎるでしょ! ソフィアさんたちにまで迷惑かけるなんて。マーガレット叔母様に知られたら、あの子たちがどんなお仕置きを受けるか……」
「むう……だ、大丈夫です! きっと友情パワーで乗り切れます!」
「はあ……あんたの、その根拠のない自信はどこから来るの……」
私は深いため息をついた。
王女が樽に隠れて旅に出るなんて、どういう思考をしてるんだよ。
でも彼女を、今更どうすることもできないのも事実だ。
「リョウ、どう思う?」
私は御者台のリョウに助けを求めた。
「……送り返すという手もあるが……手間だな」
リョウは少し考えてから、面倒くさそうに答えた。
「んなっ! 師匠! 冷たい! 私だって覚悟は決めてるんです! お願いします! 連れて行ってください! 皆さんとのエッチなイベントとか、全力でセッティングしますから!」
レオノールはリョウの袖に必死に掴みかかり、とんでもないことを口走る。
リョウの顔が、ほんの少しだけ紅潮したように見えたのは、気のせいだろうか……?
いや、気のせいじゃない。ちょっと想像してる⁉
でも、すぐに私の視線に気づいたのか、リョウは咳払いをして真顔に戻った。
「俺は……その、ローゼが決めることに従う」
……日和ったな、リョウ。
「姉様~! お願いします~! 私だって、あのルリアさんのことがあるんです! 一緒に真実を確かめたいんです!」
今度は私にしがみついてくるレオノール。
もう、本当にしょうがない子なんだから。
「……わかった。レオノールも一緒に連れて行く。でも、ちゃんと約束して。絶対に私たちの指示に従うこと。勝手な真似はしないこと。いい? それから、この旅は甘くない。前のとこしえの森の時みたいに命の危険だってある。あなたはファインダの王女なの。その立場だけで狙われることだってある。それをちゃんと理解しておくこと」
「はいっ! 了解です! 姉様、皆さん! これから改めて、よろしくお願いいたします!」
レオノールはパアッと顔を輝かせ、元気いっぱいに敬礼した。
はあ……また、ものすごく騒がしい旅になりそうだ。
でもレオノールの実力は確かだし、この底抜けの明るさが、きっとこれからの旅で私たちを助けてくれることもあるだろう。
こうして私の旅の仲間に、樽から飛び出した王女が加わることになった。
私たちは一路、師匠ディルの謎が眠る地、ガーデリア地方を目指す。
邪教『真実の眼』の陰謀、私が見る奇妙な夢の真相。
多くの謎と、きっと想像を超える危険が待ち受けているだろう。
西の空に目を向けると、遠くに、とこしえの森の緑が見える。
あの森の仲間たちは、元気にしているだろうか。
そんなことを考えながら、私は前方に広がる未知の土地へと続く道を、改めて見据えたのだった。
馬車の心地よい揺れに、私はうたた寝からゆっくりと意識を取り戻した。
御者台からは、リョウが馬たちに声をかけながら手綱を操る落ち着いた声が聞こえてくる。
幌の中では、フィーリアが帳簿とにらめっこしながら、出発前に積み込んだ荷物の数を念入りにチェックしている。
(……また、あの夢……)
最近、眠ると決まって見るようになった、千年以上も前のディンレル王国の光景。
金髪の快活な王女アニスと、しっかり者のお姉さんアリス。
どこか軽薄だけど腕は立つらしい神官ザックスに、物静かな巫女のマツバ。
夢の中の出来事のはずなのに、妙にリアルで、穏やかで、どこか懐かしい気持ちになる。
でも以前見た悪夢も忘れられない。血に染まった雪原、仲間たちの無惨な死、
そしてアニスの絶望的な叫び。あの光景が瞼の裏に焼き付いて離れない。
(クレマンティーヌ……魔王軍の宰相。リョウから聞いたクレアという女性の姿が、なぜかそのクレマンティーヌと重なる気がする……そして彼女の愛称も『クレア』だったとか。そして七英雄の神官ザックス。まさかあの時代に2人がいたなんて……歴史には何も残っていないのに。それに……ディル。私の師匠。夢の中では、アニスの親友として、あの雪原で殺される。……でも、師匠は現に生きていて、私を育ててくれた。どういうことなの? 千年前のディルと、私の知る師匠は、同一人物……?)
考えれば考えるほど、謎は深まるばかり。夢と現実の境界が曖昧になっていくような感覚に、少しだけ不安を覚える。
馬車の揺れと干し草と革の匂い、仲間たちの気配……五感で感じる現実が、私を思考の迷宮から引き戻してくれた。
幌の中を見渡すと、ベレニスとクリスは仲良く隅っこで寝息を立てていて、ヴィレッタは静かに読書に集中している。
いつも通りの光景だ。でも、フィーリアの眉間には深い皺が寄っていて難しい顔をしている。
「フィーリア、どうしたの? 何か気になることでもあった?」
私が声をかけると、フィーリアは唸り声をあげながら帳簿を突き出した。
「うーん、ローゼさん……どうも計算が合わないというか……積み荷の樽の数が、リストより一つ多い気がするんすよ。なんだか……と~っても嫌な予感がして……」
フィーリアがそう言った、まさにその時。馬車がガタンと石に乗り上げ、積荷の樽の一つが、明らかに不自然な揺れ方をした。
ゴトッ、ゴトッ……まるで、中から誰かが叩いているみたいに。
まさか……!
私とフィーリアは顔を見合わせた。
音を立てないように、2人でそーっとその樽に近づく。
重たい木の蓋を、ほんの少しだけ持ち上げて、中の暗闇を覗き込むと……爛々と輝く、2つのヘーゼル色の瞳とバッチリ目が合ってしまった!
「「……!」」
思わず2人で息をのむ。そして示し合わせたように、そっと蓋を閉じた。
……だ、駄目だ。見なかったことにしよう。
私は心の中で強く念じた。
これはきっと、ただの追加の食料樽か何かだ。
うん、そうに違いない。今のうちに、この樽だけ、馬車から転がし落としておこう。
そう考えて樽を動かそうとした、その瞬間!
『わわわっ! 姉様! フィーリアちゃん! 私です! レオノールです!』
樽の中から、くぐもった聞き覚えのある絶叫が響き渡る。
次の瞬間、樽は内側から凄まじい勢いで蹴破られ、木片と埃を盛大に撒き散らしながら、銀色の軽鎧を纏ったレオノールが転がり出てきた!
「あわわわわ……ファインダ王家の女性は奔放だって聞いてたっすが、レオノールさんも、ローゼさんと同じで無茶苦茶っすね……」
フィーリアは腰を抜かしてへたり込んでいる。
って! 一言多い! 私はここまで無茶苦茶じゃない!
私は頭を抱えるしかなかった。
嫌な予感的中!
「あれ? レオノールじゃない。あんた、どうやって女子寮を抜け出してきたのよ。やるわね♪」
騒ぎで目を覚ましたベレニスが、面白そうに声をかける。
「わーい! レオノールだあ! また一緒に旅できるんだね!」
クリスも寝ぼけ眼のまま、嬉しそうにレオノールに抱きついた。
「レオノール⁉ あなたという方は……! はっ……! そういえば、出発前にソフィアさんとベーベルさんが荷物を運ぶのを手伝っていらっしゃいました。まさか、あの時に……⁉」
ヴィレッタだけは状況を冷静に把握し、全てお見通しだと言わんばかりの視線をレオノールに向けた。
図星を突かれたレオノールは悪びれる様子もなく、えっへんと胸を張った。
「フフン! さすがはヴィレッタさんです! その通り! ソフィアさんとベーベルさんには、私の熱意と友情パワーで、この脱出計画に協力していただきました! 『王女様の輝かしい未来のためならば』と、涙ながらに頑丈な樽と食料を用意し、今朝、皆さんの荷物に紛れ込ませてくれたのです!」
絶対違う。あの2人が涙ながらに協力したのは、あんたの強引さに根負けしたからに決まってる。
私は心の中でツッコミを入れた。
ソフィアさんたち、本当にごめんなさい。
「ですが! こんなに早く露見するとは計算外でした! もう少しリオーネから離れてから、颯爽と登場するはずだったのですが……! でも、ここまで来たらもう同じこと! もし私をリオーネに送り返そうとするならば……このレオノール、ベルガー王国の魔女ローゼに誘拐されたと、国中に吹聴して回ります! もちろん、すぐに母上やテレサ叔母様にはバレてしまいますが、その騒ぎで皆様は貴重な時間を浪費することになるのです! さあ、どうします⁉ 私を連れて行くのが運命なのです!」
自信満々に言い放つレオノールに、私はとりあえず、おでこにチョップを食らわせた。
「いひゃいれす、姉様~!」
涙目で私を見上げるレオノール。もう、本当にこの子は。
「あのねえ、レオノール。気持ちはわかるけど、やり方が無茶苦茶すぎるでしょ! ソフィアさんたちにまで迷惑かけるなんて。マーガレット叔母様に知られたら、あの子たちがどんなお仕置きを受けるか……」
「むう……だ、大丈夫です! きっと友情パワーで乗り切れます!」
「はあ……あんたの、その根拠のない自信はどこから来るの……」
私は深いため息をついた。
王女が樽に隠れて旅に出るなんて、どういう思考をしてるんだよ。
でも彼女を、今更どうすることもできないのも事実だ。
「リョウ、どう思う?」
私は御者台のリョウに助けを求めた。
「……送り返すという手もあるが……手間だな」
リョウは少し考えてから、面倒くさそうに答えた。
「んなっ! 師匠! 冷たい! 私だって覚悟は決めてるんです! お願いします! 連れて行ってください! 皆さんとのエッチなイベントとか、全力でセッティングしますから!」
レオノールはリョウの袖に必死に掴みかかり、とんでもないことを口走る。
リョウの顔が、ほんの少しだけ紅潮したように見えたのは、気のせいだろうか……?
いや、気のせいじゃない。ちょっと想像してる⁉
でも、すぐに私の視線に気づいたのか、リョウは咳払いをして真顔に戻った。
「俺は……その、ローゼが決めることに従う」
……日和ったな、リョウ。
「姉様~! お願いします~! 私だって、あのルリアさんのことがあるんです! 一緒に真実を確かめたいんです!」
今度は私にしがみついてくるレオノール。
もう、本当にしょうがない子なんだから。
「……わかった。レオノールも一緒に連れて行く。でも、ちゃんと約束して。絶対に私たちの指示に従うこと。勝手な真似はしないこと。いい? それから、この旅は甘くない。前のとこしえの森の時みたいに命の危険だってある。あなたはファインダの王女なの。その立場だけで狙われることだってある。それをちゃんと理解しておくこと」
「はいっ! 了解です! 姉様、皆さん! これから改めて、よろしくお願いいたします!」
レオノールはパアッと顔を輝かせ、元気いっぱいに敬礼した。
はあ……また、ものすごく騒がしい旅になりそうだ。
でもレオノールの実力は確かだし、この底抜けの明るさが、きっとこれからの旅で私たちを助けてくれることもあるだろう。
こうして私の旅の仲間に、樽から飛び出した王女が加わることになった。
私たちは一路、師匠ディルの謎が眠る地、ガーデリア地方を目指す。
邪教『真実の眼』の陰謀、私が見る奇妙な夢の真相。
多くの謎と、きっと想像を超える危険が待ち受けているだろう。
西の空に目を向けると、遠くに、とこしえの森の緑が見える。
あの森の仲間たちは、元気にしているだろうか。
そんなことを考えながら、私は前方に広がる未知の土地へと続く道を、改めて見据えたのだった。
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