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第九話
夜、家族が寝静まってからエリザベスと通信をする。
「エリザベス、せっかくいいお話だけど、やっぱり無理かも」
「どうして? 何か不満があった?」
「わたくしにはないわ。でも、持参金がないのはやっぱりまずくないかしら? しかも、顔合わせのドレスを選んでたら、ひどいドレスを姉は勧めるし……」
「ふふっ! そこは対策済みよ! 顔合わせは我が家でやるわ。紹介者が兄だもの。よくあることだから大丈夫。それからね、アイリーン様とケイリー様が婚前旅行に行くそうよ。だからお姉様がいない日に顔合わせをやるわ。ドレスも心配なら、早めに来てわたくしが貸してあげるから可愛くしましょう。顔合わせの前にわたくしと会って、心配なら着替えましょう」
婚前旅行、そういえば姉が行くと言っていた。ケイリー様が全額出してくれるって自慢してたわ。
「でも、そこまでしていただくのは申し訳ないわ」
「それがね、お兄様からのお願いなの。そろそろフレッド様も結婚しないとまずいんですって。だからなんとしてもこの縁談をまとめるぞって張り切ってるわ。持参金も問題ないそうよ。辺境伯は事業もしていてお金はあるから、もともと持参金なんて求めた事はないそうよ」
「持参金がなくていいのはありがたいわ。あとは、うちの両親が失礼なことを言わないかが心配なんだけど」
「失礼なことって?」
「プライドが高いから、持参金がないなんて言えないの。だから、相手をこき下ろしてこんな所に娘を嫁がせるんだから持参金はいらないだろって言いだしそうで……」
「そこまでひどいのね……やっぱりシャーリーはフレッド様と幸せにならないと。わかったわ。そこはお兄様と対策を立てるわ」
「面倒ばかりかけてごめんなさい」
「大丈夫よ! 辺境に行っても先生に教えていただいた魔法があればすぐ会えるしね!」
「え……エリザベスのお家とフレッド様のお家って転送ゲートがあるの?」
転送ゲートはその名の通り転送ができるゲート。ある程度の魔法が使えないと利用できないが、ゲートどうしは一瞬で移動できる。
「ゲートがあるなら、フレッド様の移動は楽でいいわね」
「ふふっ、さすがシャーリーね。そこでまず相手のことを考えるんですもの。ゲートがあるならすぐに王都に戻れるって思う覚悟のない令嬢をフレッド様に紹介はできないわ」
「そこは考えなかったわ。わたくし王都を出たいんだもの。でも、ゲートがあるならエリザベスにすぐ会えるのはいいわね」
「でしょう? 結婚してもおしゃべりしましょうね。王城にもゲートあるし」
「そりゃ、王城にはあるでしょうけど……。そうよね、エリザベスは未来の王妃様だものね」
「わたくしの式は2年後の予定だから、シャーリーが辺境伯夫人として出席してくれるかしらね」
「気が早いわ! フレッド様がわたくしを気に入って下さるか分からないのに!」
「大丈夫だと思うわよ。お互いにね」
お互いにってどういう事かしら。
「エリザベス、せっかくいいお話だけど、やっぱり無理かも」
「どうして? 何か不満があった?」
「わたくしにはないわ。でも、持参金がないのはやっぱりまずくないかしら? しかも、顔合わせのドレスを選んでたら、ひどいドレスを姉は勧めるし……」
「ふふっ! そこは対策済みよ! 顔合わせは我が家でやるわ。紹介者が兄だもの。よくあることだから大丈夫。それからね、アイリーン様とケイリー様が婚前旅行に行くそうよ。だからお姉様がいない日に顔合わせをやるわ。ドレスも心配なら、早めに来てわたくしが貸してあげるから可愛くしましょう。顔合わせの前にわたくしと会って、心配なら着替えましょう」
婚前旅行、そういえば姉が行くと言っていた。ケイリー様が全額出してくれるって自慢してたわ。
「でも、そこまでしていただくのは申し訳ないわ」
「それがね、お兄様からのお願いなの。そろそろフレッド様も結婚しないとまずいんですって。だからなんとしてもこの縁談をまとめるぞって張り切ってるわ。持参金も問題ないそうよ。辺境伯は事業もしていてお金はあるから、もともと持参金なんて求めた事はないそうよ」
「持参金がなくていいのはありがたいわ。あとは、うちの両親が失礼なことを言わないかが心配なんだけど」
「失礼なことって?」
「プライドが高いから、持参金がないなんて言えないの。だから、相手をこき下ろしてこんな所に娘を嫁がせるんだから持参金はいらないだろって言いだしそうで……」
「そこまでひどいのね……やっぱりシャーリーはフレッド様と幸せにならないと。わかったわ。そこはお兄様と対策を立てるわ」
「面倒ばかりかけてごめんなさい」
「大丈夫よ! 辺境に行っても先生に教えていただいた魔法があればすぐ会えるしね!」
「え……エリザベスのお家とフレッド様のお家って転送ゲートがあるの?」
転送ゲートはその名の通り転送ができるゲート。ある程度の魔法が使えないと利用できないが、ゲートどうしは一瞬で移動できる。
「ゲートがあるなら、フレッド様の移動は楽でいいわね」
「ふふっ、さすがシャーリーね。そこでまず相手のことを考えるんですもの。ゲートがあるならすぐに王都に戻れるって思う覚悟のない令嬢をフレッド様に紹介はできないわ」
「そこは考えなかったわ。わたくし王都を出たいんだもの。でも、ゲートがあるならエリザベスにすぐ会えるのはいいわね」
「でしょう? 結婚してもおしゃべりしましょうね。王城にもゲートあるし」
「そりゃ、王城にはあるでしょうけど……。そうよね、エリザベスは未来の王妃様だものね」
「わたくしの式は2年後の予定だから、シャーリーが辺境伯夫人として出席してくれるかしらね」
「気が早いわ! フレッド様がわたくしを気に入って下さるか分からないのに!」
「大丈夫だと思うわよ。お互いにね」
お互いにってどういう事かしら。
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