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第十四話【フレッド視点】
「いいか、次のお見合い相手はエリザベスの親友のシャーリー伯爵令嬢だ。教養はエリザベスと共に学んでいたから問題ないし、性格も穏やかで偏見もない方だそうだ。私も1度お会いしたが辺境伯の役割もきちんと理解しておられるし、しっかりした方だぞ。姉とは大違いだ。容姿は間違いなくフレッド好みだから、お前も気に入るはずだ」
「クリストファー、いつも見合いをセッティングしてもらってすまない。素晴らしい方のようだが、そのような女性がオレを気に入るとは思えないのだが大丈夫だろうか?」
「エリザベスによると、騎士をうっとりと眺めていることが多いから、おそらくお前のような逞しい男性が好みのはずだ」
「逞しいと言ってもオレは鍛えすぎだろう。今まで何度お見合いで泣かれたと思っている……」
「問題ない。私と話していても一度も媚びた目をされなかったし、最高の男性で真っ先に思い浮かぶのが、騎士団長だぞ。あの女性から恐れられる騎士団長を最高の男性と思うのだから、おそらくお前のことを気に入るだろう。彼女は早く実家を出たいそうだ。辺境は王都から遠いから歓迎だと言っていたし、こんな女性はもう現れないぞ。絶対捕まえろ。両親は持参金なしを希望しているようだが、もともと辺境伯は嫁入りに持参金は求めないだろ?」
「そうだな。わざわざ辺境に嫁いで頂くし、結納金として援助をした事もある。私の私財でも、その程度の金は出せるぞ」
辺境伯は代々事業をしているし、オレが個人で立ち上げた事業もある。金だけはあるのだ。だが、オレの見た目が熊のようだからと、高貴な女性は寄ってこない。私も貴族だから、結婚するなら貴族でないといけないのでお見合いをするのだが、何度も失敗している。可能なら同じ伯爵家がいいのだが、伯爵令嬢は繊細な方が多く、オレの見た目は怖いようだ。髭を剃ればまだましなのだろうが、できればこの髭はこだわりだから剃りたくない。
「1か月後に姉の結婚式があるが、相手はあのケイリーだ。いつまでもうまくいくとは思えない。事業もしていないし金も足りなくなるだろうから、場合によってはいくらか結納金を渡してさっさと婚約を結んでおけ。あまりにひどそうな両親なら、多めに金を渡して籍を抜かせて縁を切らせろ」
ケイリーか。愛人が多く詐欺まがいの言動で金をせびると有名な伯爵家の次男だな。あいつ、結婚できるのか……。確かにそんな奴と縁続きになるのは嫌だな。しかし、
「それは、シャーリー様の意思を確認してからだ。どのような状況か分からんが、簡単に縁切りなどさせるわけにはいかない。金を惜しむつもりはないが、シャーリー様がオレを気に入らないなら金で無理強いをするわけにはいかない」
「そうか、そうだな。少し気が急いていた。申し訳ない。だが間違いなく素晴らしいご令嬢だぞ。少しでも気に入られるように髭を剃ってみてはどうだ?」
「すまん、この髭はこだわりだ」
「そうだったな。まぁ、どちらにしても今のお前を受け入れてもらえるかは賭けだな。お前は間違いなく気に入ると思うぞ」
そう聞いていたから、少しは期待していたが、まさかここまで可憐な方だとは思わなかった。最初は言葉少なだったので不安だったが、態度から察するに彼女もオレのことを気に入ってくれたようだ。彼女の両親は気に入らないが、シャーリーは逃したくない。オレは気が付いたら彼女にプロポーズをしていた。
「クリストファー、いつも見合いをセッティングしてもらってすまない。素晴らしい方のようだが、そのような女性がオレを気に入るとは思えないのだが大丈夫だろうか?」
「エリザベスによると、騎士をうっとりと眺めていることが多いから、おそらくお前のような逞しい男性が好みのはずだ」
「逞しいと言ってもオレは鍛えすぎだろう。今まで何度お見合いで泣かれたと思っている……」
「問題ない。私と話していても一度も媚びた目をされなかったし、最高の男性で真っ先に思い浮かぶのが、騎士団長だぞ。あの女性から恐れられる騎士団長を最高の男性と思うのだから、おそらくお前のことを気に入るだろう。彼女は早く実家を出たいそうだ。辺境は王都から遠いから歓迎だと言っていたし、こんな女性はもう現れないぞ。絶対捕まえろ。両親は持参金なしを希望しているようだが、もともと辺境伯は嫁入りに持参金は求めないだろ?」
「そうだな。わざわざ辺境に嫁いで頂くし、結納金として援助をした事もある。私の私財でも、その程度の金は出せるぞ」
辺境伯は代々事業をしているし、オレが個人で立ち上げた事業もある。金だけはあるのだ。だが、オレの見た目が熊のようだからと、高貴な女性は寄ってこない。私も貴族だから、結婚するなら貴族でないといけないのでお見合いをするのだが、何度も失敗している。可能なら同じ伯爵家がいいのだが、伯爵令嬢は繊細な方が多く、オレの見た目は怖いようだ。髭を剃ればまだましなのだろうが、できればこの髭はこだわりだから剃りたくない。
「1か月後に姉の結婚式があるが、相手はあのケイリーだ。いつまでもうまくいくとは思えない。事業もしていないし金も足りなくなるだろうから、場合によってはいくらか結納金を渡してさっさと婚約を結んでおけ。あまりにひどそうな両親なら、多めに金を渡して籍を抜かせて縁を切らせろ」
ケイリーか。愛人が多く詐欺まがいの言動で金をせびると有名な伯爵家の次男だな。あいつ、結婚できるのか……。確かにそんな奴と縁続きになるのは嫌だな。しかし、
「それは、シャーリー様の意思を確認してからだ。どのような状況か分からんが、簡単に縁切りなどさせるわけにはいかない。金を惜しむつもりはないが、シャーリー様がオレを気に入らないなら金で無理強いをするわけにはいかない」
「そうか、そうだな。少し気が急いていた。申し訳ない。だが間違いなく素晴らしいご令嬢だぞ。少しでも気に入られるように髭を剃ってみてはどうだ?」
「すまん、この髭はこだわりだ」
「そうだったな。まぁ、どちらにしても今のお前を受け入れてもらえるかは賭けだな。お前は間違いなく気に入ると思うぞ」
そう聞いていたから、少しは期待していたが、まさかここまで可憐な方だとは思わなかった。最初は言葉少なだったので不安だったが、態度から察するに彼女もオレのことを気に入ってくれたようだ。彼女の両親は気に入らないが、シャーリーは逃したくない。オレは気が付いたら彼女にプロポーズをしていた。
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