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番外編
番外編4
「あの後記録が追いつかなくなってきて、アルバイトをして記録玉を購入したの」
「わたくしが個人的にシャーリーに記録玉を差し上げるのも問題がありますしね」
先生は、姉の家庭教師だから当然だ。
「何のアルバイトをしたんだ?」
「レストランのウェイトレスよ」
フレッド? 何故顔が赤くなるのよ?!
「それは……見たかったな」
「あらあら、仲がよろしいこと。もっとお話したいけれど、お互い挨拶もあるでしょうし続きは今度に致しましょう」
「でしたら、今度エリザベスとお茶会をやりますから先生も来て下さいまし」
「良いわね。招待状を送って下さる?」
「かしこまりました。楽しみにしていますわ」
……………………
「フレッド様、シャーリー様 ごきげんよう」
「エレーヌ様、お久しぶりです」
最近フレッドに話しかける令嬢の1人だ。とっても可愛らしくて、いつも男性がたくさん話しかけているんだから、フレッドに近寄らないで欲しいわ。
「フレッド様! 今度わたくしのお父様が主催する夜会に来てくださいませ」
「光栄です。妻と一緒に伺います」
「相変わらず仲がよろしくて羨ましいですわ」
はぁ……。なんでよ、なんでわたくしが睨まれるのよ。わたくし社交は苦手なのよね。フレッドの為になんとか頑張ってはいるけど、エレーヌ様はわたくしに来るなって顔してらっしゃるわ。
「フレッド、フレッドだけで行かれてはいかが?」
「シャーリーが居ないなら行く意味はない」
「そうですわ! ぜひシャーリー様もお越しくださいな」
心にもない事言わないで頂きたいわ。フレッドから聞いたのよ。エレーヌ様も以前フレッドとお見合いしたって。出会った瞬間帰ってしまわれたそうじゃないの。なのになんで今になってフレッドに近寄るのよ!
ドロドロした嫌な感情が溢れ出す。
「シャーリー、どうした?」
「……なんでもないわ。エレーヌ様、わたくしご挨拶があるので失礼しますわね。フレッド、少し席を外すわ」
エレーヌ様は、嬉しそうに笑っていらっしゃるわ。これでお望みは叶ったでしょう。
「ええ、フレッド様、もう少しお話致しましょう」
「シャーリー?! 待ってくれ!」
「あら? 夫婦揃ってわたくしを放っておくおつもり?」
みっともないのは分かってるけど、無理よ。エレーヌ様はわたくしが結婚してから会う度にフレッドに相応しいのは自分だと言ってくる。
ずっと我慢してたけど、そろそろ限界。そう思って逃げようとしたわたくしに、先生がすれ違いざまに小さな声で呟かれた。
「本当に大事な人が居るなら、自ら手放すなんて馬鹿げた真似をしてはいけないわ。フレッド様が選んだのはシャーリーよ。自信を持ちなさい」
……そうだ、わたくしずっと姉に取られるのが当たり前だったけど、フレッドだけは嫌。
それに、よく考えたらエレーヌ様はどうして急にフレッドに近寄ってきたの?
エレーヌ様は、わたくしと同じ伯爵令嬢。年齢は、25歳。フレッドと同い年。あんなにモテるのに、恋人や婚約者はいらっしゃらないはず。
明らかにフレッドに媚を売っているけど、目的は不明ね。きちんと調べないと。
わたくしは、シャーリー・エル・ドゥイエ。夫に手を出す泥棒猫に、負けるわけにはいかないわ。
「わたくしが個人的にシャーリーに記録玉を差し上げるのも問題がありますしね」
先生は、姉の家庭教師だから当然だ。
「何のアルバイトをしたんだ?」
「レストランのウェイトレスよ」
フレッド? 何故顔が赤くなるのよ?!
「それは……見たかったな」
「あらあら、仲がよろしいこと。もっとお話したいけれど、お互い挨拶もあるでしょうし続きは今度に致しましょう」
「でしたら、今度エリザベスとお茶会をやりますから先生も来て下さいまし」
「良いわね。招待状を送って下さる?」
「かしこまりました。楽しみにしていますわ」
……………………
「フレッド様、シャーリー様 ごきげんよう」
「エレーヌ様、お久しぶりです」
最近フレッドに話しかける令嬢の1人だ。とっても可愛らしくて、いつも男性がたくさん話しかけているんだから、フレッドに近寄らないで欲しいわ。
「フレッド様! 今度わたくしのお父様が主催する夜会に来てくださいませ」
「光栄です。妻と一緒に伺います」
「相変わらず仲がよろしくて羨ましいですわ」
はぁ……。なんでよ、なんでわたくしが睨まれるのよ。わたくし社交は苦手なのよね。フレッドの為になんとか頑張ってはいるけど、エレーヌ様はわたくしに来るなって顔してらっしゃるわ。
「フレッド、フレッドだけで行かれてはいかが?」
「シャーリーが居ないなら行く意味はない」
「そうですわ! ぜひシャーリー様もお越しくださいな」
心にもない事言わないで頂きたいわ。フレッドから聞いたのよ。エレーヌ様も以前フレッドとお見合いしたって。出会った瞬間帰ってしまわれたそうじゃないの。なのになんで今になってフレッドに近寄るのよ!
ドロドロした嫌な感情が溢れ出す。
「シャーリー、どうした?」
「……なんでもないわ。エレーヌ様、わたくしご挨拶があるので失礼しますわね。フレッド、少し席を外すわ」
エレーヌ様は、嬉しそうに笑っていらっしゃるわ。これでお望みは叶ったでしょう。
「ええ、フレッド様、もう少しお話致しましょう」
「シャーリー?! 待ってくれ!」
「あら? 夫婦揃ってわたくしを放っておくおつもり?」
みっともないのは分かってるけど、無理よ。エレーヌ様はわたくしが結婚してから会う度にフレッドに相応しいのは自分だと言ってくる。
ずっと我慢してたけど、そろそろ限界。そう思って逃げようとしたわたくしに、先生がすれ違いざまに小さな声で呟かれた。
「本当に大事な人が居るなら、自ら手放すなんて馬鹿げた真似をしてはいけないわ。フレッド様が選んだのはシャーリーよ。自信を持ちなさい」
……そうだ、わたくしずっと姉に取られるのが当たり前だったけど、フレッドだけは嫌。
それに、よく考えたらエレーヌ様はどうして急にフレッドに近寄ってきたの?
エレーヌ様は、わたくしと同じ伯爵令嬢。年齢は、25歳。フレッドと同い年。あんなにモテるのに、恋人や婚約者はいらっしゃらないはず。
明らかにフレッドに媚を売っているけど、目的は不明ね。きちんと調べないと。
わたくしは、シャーリー・エル・ドゥイエ。夫に手を出す泥棒猫に、負けるわけにはいかないわ。
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