7 / 74
第一章
7.美女が増えました
しおりを挟む
「じゃあ、契約内容はコレね」
あっという間に、魔法契約の書類が出来上がる。給与は希望通り。一般的な衣食住を保証する。ロイヤリティは4割と書かれている。僕に不利な条件はない。
「仕事早いですね! ロイヤリティ4割は多くないですか?」
「それでマイスが辞めないでくれるなら必要な投資だから気にしないで」
そこまで僕を評価してくれるのは嬉しい。よし、今までよりも頑張って良いものを生み出そう。その前に、聞きにくいけど、聞かなきゃいけないことがある。
「あの……僕はマイスと言います」
「知ってるわよ! 契約書に書いたでしょ?!」
「あの、貴方のお名前を、教えて頂けないでしょうか」
「あ、あああ! ごめんなさい! 私、自己紹介してなかったわ! アオイよ。見ての通りエルフ。よろしくね」
「マイスです。ドワーフの職人です。アオイさんの作りたいものは、可能な限り作ります。よろしくお願いします」
あれ? アオイさんが何も言わないぞ? なんか失礼な事言ったかな?
「マイス、貴方なんで最初からそれ言わないの?」
「え?」
「面接の練習、それで良いでしょ? 最高の職人だなって思ったわよ。本当に貴方を雇えて良かったわ。期待してる。これからよろしくね」
「はい! よろしくお願いします!」
そう言った時、大きな木が光った。
「なんですか?!」
「ああ、私の仲間が帰ってきたの! 紹介するから来て! みんな! 最高の職人を捕まえたわ!」
「アオイ! なんで男がいるの!?」
男嫌い?!
どうしよう、印象良くしないと!
「大丈夫! 良い人だったから! もう契約しちゃった!」
「はぁ?! 何してんのよ?!」
目を釣り上げて怒っているのは、獣人? まだ遠いけど、猫耳としっぽが見える。もう1人は、何あれ! でっかい剣を持ってる! つ、強そう……。どっちもかなり美人だ。獣人さんの方は、美少女って感じ。剣士さんは、凛としてて綺麗な人だ。
「だって見て! あれだけやっても直らなかったドアがこんなに綺麗に直ったんだよ! それも、ものの数分で! お人好し過ぎて、搾取されてたの知ってショックで衝動的に家出して彷徨ってたとこを拾った! ここに入れる時点で悪い人じゃないでしょ。しかも、方位磁石も作ったんだって!」
「方位磁石?! マジで?!」
「マイス! さっきの方角分かるって言ってた魔道具見せてっ!」
これ、方位磁石って言うんだ。僕用に作ったから誰にも見せてないんだよね。そもそもみんなは街で迷ったりしない。僕は方向音痴ですぐ迷うんだ。
「はい。これですね」
僕の作った魔道具は、ダン親方の所に来てすぐ作った試作品だから、親方にも見せてない。もうちょっと改良したら見せようと思ってたんだよね。だから、あんまり大したことないと思うけど……。
「なにこれ! どうやって使うの?!」
「えっと、ここに行きたい所登録したら、最短ルートが分かります。街ならちゃんと歩ける道で出るんですけど、森とかになると最短ルートしか出なくて、崖とかの判別が出来ないんです。まだまだ試作品ですね。だから、入っちゃいけないって言ってたここにまっすぐ来てしまって……」
「「「ナビじゃん!!!」」」
あっという間に、魔法契約の書類が出来上がる。給与は希望通り。一般的な衣食住を保証する。ロイヤリティは4割と書かれている。僕に不利な条件はない。
「仕事早いですね! ロイヤリティ4割は多くないですか?」
「それでマイスが辞めないでくれるなら必要な投資だから気にしないで」
そこまで僕を評価してくれるのは嬉しい。よし、今までよりも頑張って良いものを生み出そう。その前に、聞きにくいけど、聞かなきゃいけないことがある。
「あの……僕はマイスと言います」
「知ってるわよ! 契約書に書いたでしょ?!」
「あの、貴方のお名前を、教えて頂けないでしょうか」
「あ、あああ! ごめんなさい! 私、自己紹介してなかったわ! アオイよ。見ての通りエルフ。よろしくね」
「マイスです。ドワーフの職人です。アオイさんの作りたいものは、可能な限り作ります。よろしくお願いします」
あれ? アオイさんが何も言わないぞ? なんか失礼な事言ったかな?
「マイス、貴方なんで最初からそれ言わないの?」
「え?」
「面接の練習、それで良いでしょ? 最高の職人だなって思ったわよ。本当に貴方を雇えて良かったわ。期待してる。これからよろしくね」
「はい! よろしくお願いします!」
そう言った時、大きな木が光った。
「なんですか?!」
「ああ、私の仲間が帰ってきたの! 紹介するから来て! みんな! 最高の職人を捕まえたわ!」
「アオイ! なんで男がいるの!?」
男嫌い?!
どうしよう、印象良くしないと!
「大丈夫! 良い人だったから! もう契約しちゃった!」
「はぁ?! 何してんのよ?!」
目を釣り上げて怒っているのは、獣人? まだ遠いけど、猫耳としっぽが見える。もう1人は、何あれ! でっかい剣を持ってる! つ、強そう……。どっちもかなり美人だ。獣人さんの方は、美少女って感じ。剣士さんは、凛としてて綺麗な人だ。
「だって見て! あれだけやっても直らなかったドアがこんなに綺麗に直ったんだよ! それも、ものの数分で! お人好し過ぎて、搾取されてたの知ってショックで衝動的に家出して彷徨ってたとこを拾った! ここに入れる時点で悪い人じゃないでしょ。しかも、方位磁石も作ったんだって!」
「方位磁石?! マジで?!」
「マイス! さっきの方角分かるって言ってた魔道具見せてっ!」
これ、方位磁石って言うんだ。僕用に作ったから誰にも見せてないんだよね。そもそもみんなは街で迷ったりしない。僕は方向音痴ですぐ迷うんだ。
「はい。これですね」
僕の作った魔道具は、ダン親方の所に来てすぐ作った試作品だから、親方にも見せてない。もうちょっと改良したら見せようと思ってたんだよね。だから、あんまり大したことないと思うけど……。
「なにこれ! どうやって使うの?!」
「えっと、ここに行きたい所登録したら、最短ルートが分かります。街ならちゃんと歩ける道で出るんですけど、森とかになると最短ルートしか出なくて、崖とかの判別が出来ないんです。まだまだ試作品ですね。だから、入っちゃいけないって言ってたここにまっすぐ来てしまって……」
「「「ナビじゃん!!!」」」
1
あなたにおすすめの小説
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
知識スキルで異世界らいふ
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
他の異世界の神様のやらかしで死んだ俺は、その神様の紹介で別の異世界に転生する事になった。地球の神様からもらった知識スキルを駆使して、異世界ライフ
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
悪役令嬢と弟が相思相愛だったのでお邪魔虫は退場します!どうか末永くお幸せに!
ユウ
ファンタジー
乙女ゲームの王子に転生してしまったが断罪イベント三秒前。
婚約者を蔑ろにして酷い仕打ちをした最低王子に転生したと気づいたのですべての罪を被る事を決意したフィルベルトは公の前で。
「本日を持って私は廃嫡する!王座は弟に譲り、婚約者のマリアンナとは婚約解消とする!」
「「「は?」」」
「これまでの不始末の全ては私にある。責任を取って罪を償う…全て悪いのはこの私だ」
前代未聞の出来事。
王太子殿下自ら廃嫡を宣言し婚約者への謝罪をした後にフィルベルトは廃嫡となった。
これでハッピーエンド。
一代限りの辺境伯爵の地位を許され、二人の幸福を願ったのだった。
その潔さにフィルベルトはたちまち平民の心を掴んでしまった。
対する悪役令嬢と第二王子には不測の事態が起きてしまい、外交問題を起こしてしまうのだったが…。
タイトル変更しました。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる