28 / 74
第一章
26.キュビちゃんの首輪
しおりを挟む
アオイさんに頼まれたナビは全て完成した。予定より、だいぶ早く出来た。なぜなら……
「アオイさん、この材料どこで買いました?!」
「ん? ロッドさんのとこだけど」
「僕も買い物に連れて行ってください! おそらくその方はだいぶ目利きですよね?!」
「私達ロッドさんとこくらいしか行かないから分かんない」
「最初からこんな良いもの出す店に当たるなんて凄いですね」
用意された材料は、品質が揃っており、磨きも済んでいた。予定では、今日の定時は無理だから明日も作業の予定だったのに、今はまだ16時。定時の1時間前だ。
「今日は無理って言ってたもんね。こんな早く出来たのは材料のおかげって事?」
「はい、普通だと大きさを揃えたり、磨いたりする必要があるんですけど、全て終わっていましたからびっくりしました」
「なるほどね。なら今からみんなで行こうか?」
「やった! マイスとお買い物!」
レナさん、尻尾パタパタしてますよ。キュビさんも飛び跳ねてるし……ってあれ?!
「キュビさんもナビつけてる?!」
「ウム ワレモ コレガ アレバ マチニ イケル ソウダ」
「キュビさん、ネックレスそのままだと危ないから、首輪とかにしても良いですか? 街に行くなら首輪しておかないと野良と思われて討伐されますし、絶対僕らの側にいてくださいね」
「ム ソンナニ メンドウ ナノカ?」
「行きたいところは言ってくれれば可能な限り一緒に行きますから」
「ヨシ ナラ クビワモ ガマンシテヤル」
「ありがとうございます」
「マイスすごいね……キュビちゃん、首輪嫌がって絶対してくれなかったのに。だからナビなら良いかなって」
だからってネックレスをキツネさんにするのはどうかと思います。すぐ切れちゃいますし、危ないですよ。首輪、何が気に入らなかったのかなぁ。
「どんな首輪ですか?」
「これ! 街で買ったの」
レナさんが出してきたキュビさんの首輪は、少し皮が硬くゴワゴワしていた。
「キュビさんは、この首輪が硬いのが嫌でしたか? それともゴワゴワしてるところ?」
「リョウホウダ」
「分かりました」
僕は、キュビさんの首輪の皮を柔らかくしてゴワゴワをできるだけ取ってみることにした。ナビの宝石も動かないように金具に固定する。
「キュビさん、つけてみてください。以前より軽くして、肌触りも良く柔らかくしてみました」
「マイス! コレハ スゴイゾ!」
キュビさんは、嬉しそうに首輪をつけてくれた。
「これで街に行っても安心ですね」
「マイスすごーい。キュビちゃん、その首輪ならつけても嫌じゃないの?」
「ウム コレナラ イツモ ツケテ イテ カマワナイゾ」
「それだとキュビちゃんが森で迷っても助けてあげられるね」
「……ム マイゴ タマニアル」
キュビさんも、方向音痴なんだ。レナさんの言う通り、案外方向音痴は多いのかもしれない。
「アオイさん、この材料どこで買いました?!」
「ん? ロッドさんのとこだけど」
「僕も買い物に連れて行ってください! おそらくその方はだいぶ目利きですよね?!」
「私達ロッドさんとこくらいしか行かないから分かんない」
「最初からこんな良いもの出す店に当たるなんて凄いですね」
用意された材料は、品質が揃っており、磨きも済んでいた。予定では、今日の定時は無理だから明日も作業の予定だったのに、今はまだ16時。定時の1時間前だ。
「今日は無理って言ってたもんね。こんな早く出来たのは材料のおかげって事?」
「はい、普通だと大きさを揃えたり、磨いたりする必要があるんですけど、全て終わっていましたからびっくりしました」
「なるほどね。なら今からみんなで行こうか?」
「やった! マイスとお買い物!」
レナさん、尻尾パタパタしてますよ。キュビさんも飛び跳ねてるし……ってあれ?!
「キュビさんもナビつけてる?!」
「ウム ワレモ コレガ アレバ マチニ イケル ソウダ」
「キュビさん、ネックレスそのままだと危ないから、首輪とかにしても良いですか? 街に行くなら首輪しておかないと野良と思われて討伐されますし、絶対僕らの側にいてくださいね」
「ム ソンナニ メンドウ ナノカ?」
「行きたいところは言ってくれれば可能な限り一緒に行きますから」
「ヨシ ナラ クビワモ ガマンシテヤル」
「ありがとうございます」
「マイスすごいね……キュビちゃん、首輪嫌がって絶対してくれなかったのに。だからナビなら良いかなって」
だからってネックレスをキツネさんにするのはどうかと思います。すぐ切れちゃいますし、危ないですよ。首輪、何が気に入らなかったのかなぁ。
「どんな首輪ですか?」
「これ! 街で買ったの」
レナさんが出してきたキュビさんの首輪は、少し皮が硬くゴワゴワしていた。
「キュビさんは、この首輪が硬いのが嫌でしたか? それともゴワゴワしてるところ?」
「リョウホウダ」
「分かりました」
僕は、キュビさんの首輪の皮を柔らかくしてゴワゴワをできるだけ取ってみることにした。ナビの宝石も動かないように金具に固定する。
「キュビさん、つけてみてください。以前より軽くして、肌触りも良く柔らかくしてみました」
「マイス! コレハ スゴイゾ!」
キュビさんは、嬉しそうに首輪をつけてくれた。
「これで街に行っても安心ですね」
「マイスすごーい。キュビちゃん、その首輪ならつけても嫌じゃないの?」
「ウム コレナラ イツモ ツケテ イテ カマワナイゾ」
「それだとキュビちゃんが森で迷っても助けてあげられるね」
「……ム マイゴ タマニアル」
キュビさんも、方向音痴なんだ。レナさんの言う通り、案外方向音痴は多いのかもしれない。
1
あなたにおすすめの小説
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
もしかして寝てる間にざまぁしました?
ぴぴみ
ファンタジー
令嬢アリアは気が弱く、何をされても言い返せない。
内気な性格が邪魔をして本来の能力を活かせていなかった。
しかし、ある時から状況は一変する。彼女を馬鹿にし嘲笑っていた人間が怯えたように見てくるのだ。
私、寝てる間に何かしました?
レベル上限5の解体士 解体しかできない役立たずだったけど5レベルになったら世界が変わりました
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
前世で不慮な事故で死んだ僕、今の名はティル
異世界に転生できたのはいいけど、チートは持っていなかったから大変だった
孤児として孤児院で育った僕は育ての親のシスター、エレステナさんに何かできないかといつも思っていた
そう思っていたある日、いつも働いていた冒険者ギルドの解体室で魔物の解体をしていると、まだ死んでいない魔物が混ざっていた
その魔物を解体して絶命させると5レベルとなり上限に達したんだ。普通の人は上限が99と言われているのに僕は5おかしな話だ。
5レベルになったら世界が変わりました
異世界転生した時に心を失くした私は貧民生まれです
ぐるぐる
ファンタジー
前世日本人の私は剣と魔法の世界に転生した。
転生した時に感情を欠落したのか、生まれた時から心が全く動かない。
前世の記憶を頼りに善悪等を判断。
貧民街の狭くて汚くて臭い家……家とはいえないほったて小屋に、生まれた時から住んでいる。
2人の兄と、私と、弟と母。
母親はいつも心ここにあらず、父親は所在不明。
ある日母親が死んで父親のへそくりを発見したことで、兄弟4人引っ越しを決意する。
前世の記憶と知識、魔法を駆使して少しずつでも確実にお金を貯めていく。
転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流
犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。
しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。
遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。
彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。
転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。
そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。
人は、娯楽で癒されます。
動物や従魔たちには、何もありません。
私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!
【男装歴10年】異世界で冒険者パーティやってみた【好きな人がいます】
リコピン
ファンタジー
前世の兄と共に異世界転生したセリナ。子どもの頃に親を失い、兄のシオンと二人で生きていくため、セリナは男装し「セリ」と名乗るように。それから十年、セリとシオンは、仲間を集め冒険者パーティを組んでいた。
これは、異世界転生した女の子がお仕事頑張ったり、恋をして性別カミングアウトのタイミングにモダモダしたりしながら過ごす、ありふれた毎日のお話。
※日常ほのぼの?系のお話を目指しています。
※同性愛表現があります。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる