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第二話
「まぁ! この子がセドリックの大事な子ね! ホントに可愛いわ! ハムスターみたい!」
「僕と同じく、顔が変わってなかったのですぐ見つけられました。母上、茶会を開いて頂きありがとうございます」
「良いのよ。でもこれだけお嬢様を集めたのだから、ちゃんとフォローはしなさい。まさか開始1分で連れて来るなんて思わなかったわよ」
「申し訳ありません。すぐフォローに戻ります。麻里、舞い上がって名前を聞くのを忘れていたよ。僕は今はセドリック。麻里は?」
「マリー・ド・ソレルですわ。マリーとお呼び下さいませ」
「公爵家か。なら身分も問題ないね。それに、以前と名前が近いのは嬉しいね。僕はセドリックと呼んで。敬称はなしで。マリーは、僕の婚約者で良い……よね?」
ここまで派手な事をしておいて、今更ですの?!
全く、いつもすぐ突っ走って後から慌てる癖は変わっていませんわね。でも、仕方ありませんわ。
「今更ですわね。わたくし、セドリックと結婚出来ないなら修道院に行くつもりでしたし問題ありませんわ。何度かお見合いもさせられましたけど、幸い纏まりませんでしたし」
「……お見合い……?」
し、しまった!
この発言は、地雷でしたわ!!
「マリー……後でじっくり話があるから」
これは、拒否できないやつですわよね。やってしまいました。まぁ、まだお互い幼いですから致命的な事にはならないでしょう。
……セドリックからは、ただならぬ色気が出ておりますけれど……。
「分かりましたっ! 分かりましたわ! お話しはきちんと致します! ですからセドリックは今やらないといけない事をなさいませ! わたくしは、可能ならもう会場に戻りたくありませんわ……。もちろん、戻れと言うなら戻りますが……」
「マリーは戻らなくて良いよ。母上、マリーをお願いしますね。僕は、茶会が終わるまで皆さんのお相手をして参ります」
「そうね、だいぶ殺気立ってるからちゃんとなさい。マリーさんの為にもね」
「はい! マリー、行ってくるね」
そう言って、セドリックはすぐ去って行ってしまいました。
「マリーさん、ごめんなさいね。普段のセドリックはもっと冷静なんだけど、ようやく貴方を見つけて我を忘れてしまったようなの」
「王妃様、お気遣いありがとうございます。わたくしは全く問題ありません。わたくしも、セドリック様と再会出来て嬉しいですわ。ですが……その、セドリック様のお相手はわたくしで大丈夫なのでしょうか?」
わたくしは、セドリック以外と結婚する気はありませんけど、セドリックは王子様ですわよね。わたくしより相応しい方がたくさんいらっしゃるのでは?
「無理よ、セドリックは貴方以外と結婚する気はないわ。貴方もセドリックも、前世の記憶があるのでしょう? 前世で夫婦だった者が今世でまた夫婦になり、国を治めるなんて理想よ。国民の支持も盤石になるわ。セドリックが、自分が転生したなら、貴方も絶対いる筈だと幼い頃から探していたんだけど、見つからなかったの。貴族じゃないなら、平民に居る筈だって街中も探していたくらいよ。だから、このお茶会は賭けだったの。貴族の、婚約者が居ない子ならセドリックと結婚するのに障害は少ないから。見つかって良かったわ。見つからなかったら、セドリックがさらに暴走するところだったわ」
だから、全員参加のお茶会なんて開いたんですね。確かに、わたくし家に篭っていて茶会にも出た事がありませんでしたから、お会いした方は少ないです。お見合いをした方々によって、不細工だと噂も流されましたからお誘いもありませんでしたし。妹は、しょっちゅう茶会に行っておりましたけどね。
「そ、そうなのですね。それにしても、前世がある事がこんなにもあっさり受け入れられるとは思いませんでしたわ。わたくし、誰にも言っておりませんもの」
あの両親なら、そんなおかしな事言い出したら捨てられます。
「前世もちは、結構居るわ。わたくしもそうだもの。申請は無かったけど、マリーさんは前世持ちよね? 隠していたの?」
え……? そんな話知りませんけれど?! 申請?!
「僕と同じく、顔が変わってなかったのですぐ見つけられました。母上、茶会を開いて頂きありがとうございます」
「良いのよ。でもこれだけお嬢様を集めたのだから、ちゃんとフォローはしなさい。まさか開始1分で連れて来るなんて思わなかったわよ」
「申し訳ありません。すぐフォローに戻ります。麻里、舞い上がって名前を聞くのを忘れていたよ。僕は今はセドリック。麻里は?」
「マリー・ド・ソレルですわ。マリーとお呼び下さいませ」
「公爵家か。なら身分も問題ないね。それに、以前と名前が近いのは嬉しいね。僕はセドリックと呼んで。敬称はなしで。マリーは、僕の婚約者で良い……よね?」
ここまで派手な事をしておいて、今更ですの?!
全く、いつもすぐ突っ走って後から慌てる癖は変わっていませんわね。でも、仕方ありませんわ。
「今更ですわね。わたくし、セドリックと結婚出来ないなら修道院に行くつもりでしたし問題ありませんわ。何度かお見合いもさせられましたけど、幸い纏まりませんでしたし」
「……お見合い……?」
し、しまった!
この発言は、地雷でしたわ!!
「マリー……後でじっくり話があるから」
これは、拒否できないやつですわよね。やってしまいました。まぁ、まだお互い幼いですから致命的な事にはならないでしょう。
……セドリックからは、ただならぬ色気が出ておりますけれど……。
「分かりましたっ! 分かりましたわ! お話しはきちんと致します! ですからセドリックは今やらないといけない事をなさいませ! わたくしは、可能ならもう会場に戻りたくありませんわ……。もちろん、戻れと言うなら戻りますが……」
「マリーは戻らなくて良いよ。母上、マリーをお願いしますね。僕は、茶会が終わるまで皆さんのお相手をして参ります」
「そうね、だいぶ殺気立ってるからちゃんとなさい。マリーさんの為にもね」
「はい! マリー、行ってくるね」
そう言って、セドリックはすぐ去って行ってしまいました。
「マリーさん、ごめんなさいね。普段のセドリックはもっと冷静なんだけど、ようやく貴方を見つけて我を忘れてしまったようなの」
「王妃様、お気遣いありがとうございます。わたくしは全く問題ありません。わたくしも、セドリック様と再会出来て嬉しいですわ。ですが……その、セドリック様のお相手はわたくしで大丈夫なのでしょうか?」
わたくしは、セドリック以外と結婚する気はありませんけど、セドリックは王子様ですわよね。わたくしより相応しい方がたくさんいらっしゃるのでは?
「無理よ、セドリックは貴方以外と結婚する気はないわ。貴方もセドリックも、前世の記憶があるのでしょう? 前世で夫婦だった者が今世でまた夫婦になり、国を治めるなんて理想よ。国民の支持も盤石になるわ。セドリックが、自分が転生したなら、貴方も絶対いる筈だと幼い頃から探していたんだけど、見つからなかったの。貴族じゃないなら、平民に居る筈だって街中も探していたくらいよ。だから、このお茶会は賭けだったの。貴族の、婚約者が居ない子ならセドリックと結婚するのに障害は少ないから。見つかって良かったわ。見つからなかったら、セドリックがさらに暴走するところだったわ」
だから、全員参加のお茶会なんて開いたんですね。確かに、わたくし家に篭っていて茶会にも出た事がありませんでしたから、お会いした方は少ないです。お見合いをした方々によって、不細工だと噂も流されましたからお誘いもありませんでしたし。妹は、しょっちゅう茶会に行っておりましたけどね。
「そ、そうなのですね。それにしても、前世がある事がこんなにもあっさり受け入れられるとは思いませんでしたわ。わたくし、誰にも言っておりませんもの」
あの両親なら、そんなおかしな事言い出したら捨てられます。
「前世もちは、結構居るわ。わたくしもそうだもの。申請は無かったけど、マリーさんは前世持ちよね? 隠していたの?」
え……? そんな話知りませんけれど?! 申請?!
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