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第七話
あの後すぐにセドリックは国王陛下に謁見しました。わたくしも着替えて、同行しました。
ドレスが、わたくしにとても似合っていて驚きました。セドリックが、私財で定期的に作っていたそうです。子どもサイズから大人サイズまで、ひととおりありました。
「マリーに会えたら、プレゼントしようと思ってたんだ」
わたくしの年齢が不明だった為、色々なサイズで制作していたそうです。どれも素敵なデザインでした。全てセドリックのデザインだそうです。
セドリックは、前世ではデザイナーでしたからどれも洗練されたドレスで素敵です。王都で服飾会社を経営しているそうです。わたくしも、お手伝いしたいと頼んだら、喜んで受け入れて頂けました。昔取った杵柄ですが、少しはお役に立つでしょう。
妹のドレスは、丈が合わなかったので無理矢理詰めて着ていたので着心地も悪かったので助かりました。妹のドレスは、綺麗に洗濯されてすぐさま実家に届けられました。ついでに、婚約の書類を整える為に、父を呼び出すそうです。
国王陛下が、経緯を聞いて憤慨しておりましたので明日には父の立場はなくなるでしょう。その前に父を煽てて婚約を決めさせるそうですから、今日中にわたくし達の婚約は成立します。洗礼を受けないと婚約は出来ないそうですから、国王陛下に呼び出された父が来る前に洗礼を済ませておくそうです。
「洗礼を受けないと婚約も出来ないなんて知りませんでした。なぜ父は洗礼を受けさせなかったのにわたくしに婚約者を用意しようとしたのかしら?」
「洗礼を受けないと大人と認められないから、婚約だけじゃなく契約は全て出来ない。全て親が決める事になるからね。僕も会社を始めたのは洗礼を受けてからだよ。毎月洗礼の儀式を確認してたんだけど、1年くらいしてもマリーが見つからなくて街に居ると思ったんだよね。だから、女性が好む服を売れば店に来るんじゃないかと思って。従業員全員にマリーの似顔絵を配布して、この子が来たらどんな手を使っても良いから引き留めろって指示しておいたんだ」
「なにその罠みたいなやつ。わたくしほとんど家から出た事ないわ。家出も何度か考えたけど、仕事探しで詰むと思ってもう少し成長するのを待とうと思ってたの」
「家を出てたらもっと見つからなかっただろうから良かったよ。おそらくマリーの父上は、マリーを家から出す気はなかったんだろうね。マリーがお見合いした3人に話を聞いてもらったら、会う前から散々マリーの悪口を言われてたらしくて、気に入らないなら断って構わないって言われてたんだって。妹の方が可愛いから、妹と仲良くしてくれってね。それでもお見合いだからとマリーを褒めたら公爵が睨んでくるし、妹さんは何故かベタベタしてくるしで、どうして良いか分からなかったそうだよ」
「ええ……そういう事……? だから最初は好意的なのに最後は妹を褒める方ばかりだったのね」
「うん。で、公爵にうちの娘はダメだろう。さあ、断ってくれって言われたらしいよ。まさか王子の運命のお相手とは知らず失礼しましたって土下座された」
「土下座?!」
「あー……ちょっとキツく聞きすぎたんだ。別に処罰を与えたりはしてないよ。むしろ、しっかりしてる子ばっかりだったから今後優遇しても良いかもね」
「そう、確かに最初はきちんとした対応をしてくれた素敵な方ばかりだったものね。最後には汗かきながら妹ばかり褒めてたから、わたくしに魅力がないのかなと思ってたけど、父上の仕業だったのね」
そう言うと、セドリックの目が細くなって表情がなくなります。ああ、そういえばセドリックは嫉妬深いのよね。
「マリー……アイツらの方が良いの?」
「な訳ないでしょ。わたくしはセドリックが良いわ」
そう言ってセドリックの頬にキスをすれば、満面の笑みを浮かべてくれました。
「わたくし、今世も来世も旦那様と結婚したいわ」
耳元でそう囁けば、あっさりご機嫌は直りましたわ。扱いが分かっていれば旦那様は問題ないのよね。でも……扱いを知らない父が地雷を踏まないか心配だわ。
ドレスが、わたくしにとても似合っていて驚きました。セドリックが、私財で定期的に作っていたそうです。子どもサイズから大人サイズまで、ひととおりありました。
「マリーに会えたら、プレゼントしようと思ってたんだ」
わたくしの年齢が不明だった為、色々なサイズで制作していたそうです。どれも素敵なデザインでした。全てセドリックのデザインだそうです。
セドリックは、前世ではデザイナーでしたからどれも洗練されたドレスで素敵です。王都で服飾会社を経営しているそうです。わたくしも、お手伝いしたいと頼んだら、喜んで受け入れて頂けました。昔取った杵柄ですが、少しはお役に立つでしょう。
妹のドレスは、丈が合わなかったので無理矢理詰めて着ていたので着心地も悪かったので助かりました。妹のドレスは、綺麗に洗濯されてすぐさま実家に届けられました。ついでに、婚約の書類を整える為に、父を呼び出すそうです。
国王陛下が、経緯を聞いて憤慨しておりましたので明日には父の立場はなくなるでしょう。その前に父を煽てて婚約を決めさせるそうですから、今日中にわたくし達の婚約は成立します。洗礼を受けないと婚約は出来ないそうですから、国王陛下に呼び出された父が来る前に洗礼を済ませておくそうです。
「洗礼を受けないと婚約も出来ないなんて知りませんでした。なぜ父は洗礼を受けさせなかったのにわたくしに婚約者を用意しようとしたのかしら?」
「洗礼を受けないと大人と認められないから、婚約だけじゃなく契約は全て出来ない。全て親が決める事になるからね。僕も会社を始めたのは洗礼を受けてからだよ。毎月洗礼の儀式を確認してたんだけど、1年くらいしてもマリーが見つからなくて街に居ると思ったんだよね。だから、女性が好む服を売れば店に来るんじゃないかと思って。従業員全員にマリーの似顔絵を配布して、この子が来たらどんな手を使っても良いから引き留めろって指示しておいたんだ」
「なにその罠みたいなやつ。わたくしほとんど家から出た事ないわ。家出も何度か考えたけど、仕事探しで詰むと思ってもう少し成長するのを待とうと思ってたの」
「家を出てたらもっと見つからなかっただろうから良かったよ。おそらくマリーの父上は、マリーを家から出す気はなかったんだろうね。マリーがお見合いした3人に話を聞いてもらったら、会う前から散々マリーの悪口を言われてたらしくて、気に入らないなら断って構わないって言われてたんだって。妹の方が可愛いから、妹と仲良くしてくれってね。それでもお見合いだからとマリーを褒めたら公爵が睨んでくるし、妹さんは何故かベタベタしてくるしで、どうして良いか分からなかったそうだよ」
「ええ……そういう事……? だから最初は好意的なのに最後は妹を褒める方ばかりだったのね」
「うん。で、公爵にうちの娘はダメだろう。さあ、断ってくれって言われたらしいよ。まさか王子の運命のお相手とは知らず失礼しましたって土下座された」
「土下座?!」
「あー……ちょっとキツく聞きすぎたんだ。別に処罰を与えたりはしてないよ。むしろ、しっかりしてる子ばっかりだったから今後優遇しても良いかもね」
「そう、確かに最初はきちんとした対応をしてくれた素敵な方ばかりだったものね。最後には汗かきながら妹ばかり褒めてたから、わたくしに魅力がないのかなと思ってたけど、父上の仕業だったのね」
そう言うと、セドリックの目が細くなって表情がなくなります。ああ、そういえばセドリックは嫉妬深いのよね。
「マリー……アイツらの方が良いの?」
「な訳ないでしょ。わたくしはセドリックが良いわ」
そう言ってセドリックの頬にキスをすれば、満面の笑みを浮かべてくれました。
「わたくし、今世も来世も旦那様と結婚したいわ」
耳元でそう囁けば、あっさりご機嫌は直りましたわ。扱いが分かっていれば旦那様は問題ないのよね。でも……扱いを知らない父が地雷を踏まないか心配だわ。
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