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第三十七話
「なんで私も卒業前に結婚をする事になったんですかぁああああ!!!」
クリスティーナ様が叫んでおられますが、諦めて下さいまし。結局、ローラン様は式は後回しで結婚の手続きだけはなさいました。
セドリックもミシェル様も同時に結婚する事になりましたので、騎士団長の御子息であるダニエル様も同時に結婚をする事になりました。
ダニエル様は完全に巻き込まれた形になりますが、忠誠心の高い騎士の家系でしたのでセドリックが一言命じれば済みました。婚約者とも仲がよろしかったですからね。
「ついでに、イベントとやらも終わらせよう」
セドリックの一言で、結婚披露パーティーを開く事になりました。本来は卒業パーティーでわたくしが破滅する事になるのですが、セドリックは一刻も早くなんとかしたかったようです。
「なんで! なんでよぉ!」
そして、その結婚披露パーティーにマリアベルが乱入しました。退学になった筈なのに、学園の講堂に現れたのです。ローラン様に迫ろうとして、捕まりました。
「僕はマリーから離れないからね。どうせ潰す予定だったんだから、悪役令嬢役をやって貰おうと思って」
わたくしは全く知らなかったのですが、セドリックの仕業でした。ローラン様のご提案だったそうですわ。今までの行動と、今回の突撃が決め手となり、マリアベルは生涯戒律の厳しい修道院に入れられる事になりました。
ですが、それはセドリックの優しさでした。マリアベルが修道院に入れられてから、両親に調査が入り、両親は法律通りに裁かれて処刑されたのですから。
わたくしが処刑の見届け人をする事はありませんでした。わたくしとミシェル様、クリスティーナ様の3人が親善大使として各国を周遊している間にセドリックが全て終わらせてしまったのです。
結婚披露パーティーの後はクリスティーナ様に甘い言葉を吐くのはミシェル様だけになりました。ゲームに描かれた衣装を着ても、セドリックが口説くのはわたくしだけです。ダニエル様もローラン様もクリスティーナ様に甘い言葉を仰る事はありませんでした。ようやく、全て終わったとクリスティーナ様は泣いておられました。
それからは、ミシェル様がゲームの衣装を着てクリスティーナ様を口説くようになりました。クリスティーナ様は嬉しいやら混乱するやらで、いつもとても可愛らしいです。ゲームと違う。でも、今のミシェルの方が素敵だと仰った次の日は、クリスティーナ様とミシェル様のお姿を見かけませんでした。馬に蹴られたくはないので、詮索したりは致しませんわ。
スパイは学園に通う生徒3名でした。ゲームのストーリーの通り、婚約披露パーティーの後捕まりましたわ。証拠も固めてあったので、いつでも捕まえられたのですが、セドリックがついてだと言って女装して偽情報を流しておりました。情報に騙されて、攻めてこようとしたところを罠にかけ一網打尽にしました。
宣戦布告も無かったのに、こんなに素早く戦いを制圧するなんて恐ろしいと我が国は評価されるようになりました。その為、各国を周り我が国が友好的であると示す必要があったのです。
セドリックは王となる為の準備があるからと周遊の旅に参加しなかったのですが、その間にわたくしの元実家を片付けるつもりもあったようです。おかげで、わたくしは両親の死に様を見る事はありませんでした。
一連の動きを指揮したのはセドリックでしたから、セドリックの支持は盤石になりました。見事な手腕だと国王陛下からお褒め頂き、卒業と同時にセドリックは王となりました。
「セドリック、とっても素敵よ」
「ありがとう、マリーも綺麗だよ。誰にも見せたくない。どこかに閉じ込めたいくらいだ」
「あら、そんな事したらわたくし退屈で死んでしまうわ」
「マリーが死んでしまうのは困るね。全力で守るから好きな事をやれば良いよ」
「分かったわ。わたくしがいちばんやりたいのは、セドリックの支えになる事よ」
「そんなマリーだから、僕は王になれたんだ。ねぇマリー、来世も僕の妻になってくれる?」
「もちろんよ。愛してるわ。旦那様」
旦那様は、今も昔も変わらぬ優しさでわたくしを包んで下さいます。わたくし達は、民から理想の夫婦だと憧れの対象になっています。もう一度おばあちゃんになるまでに様々な事がありましたが、セドリックはいつでもわたくしを大事にしてくれました。
喧嘩する事もありましたけど、幸せな生涯でしたわ。どうか、来世も旦那様、いや、セドリックと添い遂げられますように……。
クリスティーナ様が叫んでおられますが、諦めて下さいまし。結局、ローラン様は式は後回しで結婚の手続きだけはなさいました。
セドリックもミシェル様も同時に結婚する事になりましたので、騎士団長の御子息であるダニエル様も同時に結婚をする事になりました。
ダニエル様は完全に巻き込まれた形になりますが、忠誠心の高い騎士の家系でしたのでセドリックが一言命じれば済みました。婚約者とも仲がよろしかったですからね。
「ついでに、イベントとやらも終わらせよう」
セドリックの一言で、結婚披露パーティーを開く事になりました。本来は卒業パーティーでわたくしが破滅する事になるのですが、セドリックは一刻も早くなんとかしたかったようです。
「なんで! なんでよぉ!」
そして、その結婚披露パーティーにマリアベルが乱入しました。退学になった筈なのに、学園の講堂に現れたのです。ローラン様に迫ろうとして、捕まりました。
「僕はマリーから離れないからね。どうせ潰す予定だったんだから、悪役令嬢役をやって貰おうと思って」
わたくしは全く知らなかったのですが、セドリックの仕業でした。ローラン様のご提案だったそうですわ。今までの行動と、今回の突撃が決め手となり、マリアベルは生涯戒律の厳しい修道院に入れられる事になりました。
ですが、それはセドリックの優しさでした。マリアベルが修道院に入れられてから、両親に調査が入り、両親は法律通りに裁かれて処刑されたのですから。
わたくしが処刑の見届け人をする事はありませんでした。わたくしとミシェル様、クリスティーナ様の3人が親善大使として各国を周遊している間にセドリックが全て終わらせてしまったのです。
結婚披露パーティーの後はクリスティーナ様に甘い言葉を吐くのはミシェル様だけになりました。ゲームに描かれた衣装を着ても、セドリックが口説くのはわたくしだけです。ダニエル様もローラン様もクリスティーナ様に甘い言葉を仰る事はありませんでした。ようやく、全て終わったとクリスティーナ様は泣いておられました。
それからは、ミシェル様がゲームの衣装を着てクリスティーナ様を口説くようになりました。クリスティーナ様は嬉しいやら混乱するやらで、いつもとても可愛らしいです。ゲームと違う。でも、今のミシェルの方が素敵だと仰った次の日は、クリスティーナ様とミシェル様のお姿を見かけませんでした。馬に蹴られたくはないので、詮索したりは致しませんわ。
スパイは学園に通う生徒3名でした。ゲームのストーリーの通り、婚約披露パーティーの後捕まりましたわ。証拠も固めてあったので、いつでも捕まえられたのですが、セドリックがついてだと言って女装して偽情報を流しておりました。情報に騙されて、攻めてこようとしたところを罠にかけ一網打尽にしました。
宣戦布告も無かったのに、こんなに素早く戦いを制圧するなんて恐ろしいと我が国は評価されるようになりました。その為、各国を周り我が国が友好的であると示す必要があったのです。
セドリックは王となる為の準備があるからと周遊の旅に参加しなかったのですが、その間にわたくしの元実家を片付けるつもりもあったようです。おかげで、わたくしは両親の死に様を見る事はありませんでした。
一連の動きを指揮したのはセドリックでしたから、セドリックの支持は盤石になりました。見事な手腕だと国王陛下からお褒め頂き、卒業と同時にセドリックは王となりました。
「セドリック、とっても素敵よ」
「ありがとう、マリーも綺麗だよ。誰にも見せたくない。どこかに閉じ込めたいくらいだ」
「あら、そんな事したらわたくし退屈で死んでしまうわ」
「マリーが死んでしまうのは困るね。全力で守るから好きな事をやれば良いよ」
「分かったわ。わたくしがいちばんやりたいのは、セドリックの支えになる事よ」
「そんなマリーだから、僕は王になれたんだ。ねぇマリー、来世も僕の妻になってくれる?」
「もちろんよ。愛してるわ。旦那様」
旦那様は、今も昔も変わらぬ優しさでわたくしを包んで下さいます。わたくし達は、民から理想の夫婦だと憧れの対象になっています。もう一度おばあちゃんになるまでに様々な事がありましたが、セドリックはいつでもわたくしを大事にしてくれました。
喧嘩する事もありましたけど、幸せな生涯でしたわ。どうか、来世も旦那様、いや、セドリックと添い遂げられますように……。
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