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竜王国の魔王
生まれるは黒児
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その日は大雨だった。
全ての音という音を暴力で流すかのような荒れっぷりでその日ばかりは外出する気は毛頭無くレデッジ竜王国の国王である竜人種のロイネス・フォラリオン・レデッジ・バンレシングは自室にて窓を眺めていた。
暇という訳ではなく少しばかり休息を取っていたのだ。
証拠に自室とは言ったものの執務室も兼ねているので目の前には羊皮紙の書類や資料が所狭しと積まれていた。
一応は国の名だたる匠に作らせた一品ものでそれはそれは見栄えも良い物だがロイネスの視点からは影も形もなく事務的なものに見えてくる。
そろそろ仕事に戻らなければと一度伸びをして肩を解す。
関節が軽く心地の良い音を立てると自然とやる気も少しだけ戻ってくる。
机に置かれていた羽ペンを青い鱗の見える右手で掴んでそばに置いてあるインク壺へと差し込む。
ペン先にインクがついたのを確認すると途中だった書類に自身のサインを書き記す。
基本的には王とはこれがメインの仕事だった。
昔なら他にも色々とやることがあったが官僚の育成もひと段落と書類に目を通し不備が無いかを見てサインするだけという簡素なものへと変わっていった。
個人的には物足りなさも感じつつも国の発展に満足感があった。
ふと次の書類を目にして手が止まった。
それは書類ではなく報告書だった。
それに目を通して溜息を吐く。
最近一部の魔物の間でひっそりと噂されているらしい魔王の再来というものの報告書だった。
ロイネス自身は眉唾ものだと思っている反面火のないところに煙は立たないとも思っているため国の諜報部隊を使って事の真相を探っていたのだ。
報告書には少なくとも2、3年前ぐらいから噂としてあると書かれていた。
その噂を流した者は既に死んでいるとも書かれていた。
よく噂を流した者を特定できたと感心していると部屋の扉をノックする音が響いた。
「仕事中失礼します。秘書官のライドです」
「ライドか、入れ」
「失礼します」
ガチャリとドアノブが捻られ緑色の鱗をした品の良いスーツを着たリザードマンが入ってきた。
ライドは扉を閉めるとこちらに振り向いて一礼する。
「頭を上げよ」
「はっ」
「それでライドよ、どうした?」
「はい、報告申し上げます。もう直ぐ御子息様が誕生しそうだと王妃様から言伝を賜ってきました」
ライドは大げさに膝を折り手をついて仰々しくそう言った。
これは彼なりにロイネスを驚かせようとそう振舞っているのだ。
「それは誠か!」
勢い良く立つロイネスを見てニヤリと「はい」と言うライド。
ロイネスは倒れてぶちまけられたインクも後ろで転がっている一品ものの椅子も気に止めずに扉へと足を進める。
ライドも王の後ろに付いて部屋を出た。
長い廊下を早足で進んで王妃の居る寝室へと急ぐ。
この日ばかりは仕事場と私生活の場所が遠いことに異を唱えたいと思ってしまう。
廊下、階段、また廊下、また階段。
もう寝室でこれからは仕事をしようかと考えるぐらいだ。
しかしそんなことをしたら王妃であるセリアに怒られてしまうだろう。
ここはぐっと堪えて耐える。
と、千里かと思えた廊下も既に終点らしく寝室にたどり着いていた。
ライドが一歩前へ出てノックする。
「セリア王妃、ロイネス王が御到着です」
「どうぞ、お入りになって」
中から優しげな声が聞こえると扉を開けて王に道を開ける。
するとロイネスは威厳も品位も忘れて駆け足で寝室に入る。
後ろからはきっちりと扉を閉めて入るライドが目に入った。
「あなた、王様なのだからもう少ししっかりして下さる?」
「ふん、ここには他国の客も貴族も居ないのになにを気にする必要がある?」
「ライドが見てます」
「あれは論外だ」
「論外って王よ…」
呆れたように頬をかくライドなどお構いなしにロイネスは寝室の大半を占拠する大きなベッドに移動する。
そこには上半身だけを起こして両腕に大事そうに卵を抱えたセリア王妃が居た。
「それでもう直ぐ生まれそうなのか?」
割れ物を扱うかのようにおっかなびっくりに手を出したり引っ込めたりするロイネスを見てくすりと笑うセリア。
「触っても構いませんよ。というよりも毎日撫でているではありませんか。それに侍女達がそろそろお湯とタオルを持ってくると思いますからピシッとしてくださる?」
「あ、ああ、そうだな…ライド、身だしなみは大丈夫か?」
「問題ありません、王よ。強いて言うならば緩んだ顔を引き締めれば完璧かと」
そう言われてロイネスはベッドの横に置いてある立ち鏡の前に立って顔を二回叩く。
「よし」と一言いって振り向けばいつものロイネス王がそこに立っていた。
ちょうど良く部屋がノックされて侍女達が来たことを知らせた。
許可を出して中に入る侍女は五人。
もちろんリザードマンである。
メイド服に身を包みそのうち三人はお湯の入った桶、大きめのタオル、赤ん坊を入れるゆりかごを手にしていた。
「ご苦労。十分に努めよ」
「はい、王よ」
短い返事ではあるが引き締まった声に満足する。
普段は王妃の身の回りの世話をしているだけあって信頼できる面々である。
「あ、今蹴ったわ!もう直ぐ生まれるわね!」
「なに本当か!?」
先ほどの威厳など何処へやらともう崩れた顔を晒すロイネス。
親バカ確定と城内で噂されるだけはあるというものだ。
再びベッドへ登り卵を大事に撫でる。
「おお、本当だ!ライド、今蹴ったぞ!」
「王よ、生まれる御子息にその緩みきった顔をお見せになるのですか?」
「馬鹿者、どこの世界に子供の前で緩まない親が居るか。それにまだ赤ん坊なのだから覚えてはいまい。成長した暁には威厳ある父を見せれば良いだけの話、何ら問題はない!」
等とあっているのかいないのか分からない説得をされて溜息をつくライド。
と、遂に卵に罅が入った。
「あなた!」
「ああ、ついに!」
少しづつ、少しづつ罅は大きくなる。
中で懸命に外へ出ようと赤ん坊が頑張っているのだ。
「お前に似て綺麗な月明かりの様な瞳になるかもしれんぞ!」
「あなたに似て流れる川の様な澄んだ青かもしれませんよ?」
「鱗は青だと良いな!おまえと同じ橙混じりの赤も情熱的で我は良いがな!」
「どちらにせよ。私とあなたの子ですもの。どんな姿だって愛せるわ」
「ああ、違いない」
そして遂に卵が割れ中から雛竜が出てきた。
その時、お湯の入った桶を持った侍女がその桶を床に落とした。
ぶちまけたお湯は絨毯に吸われて湯気を立てる。
その侍女だけではない。
タオルを持った侍女もゆりかごを持った侍女も余りの驚きに落としていた。
次女は皆ありえないものを見るかのように手を口元に当てている。
ライド自身何が起きたのか理解できなかった。
そこには黒い鱗に血のように赤い目をした雛竜がセリア王妃の膝に座っていた。
皆が一様に固まっていたところにロイネスが口を開いた。
「だ、誰の子だ!!」
覇気の籠った叱責に皆が竦む中セリアだけは口を動かすことができた。
「ち、違うわ!何かの間違いよ!私、あなた以外の子なんて宿した覚えは無いわ!!」
「何が違うというのか!現におまえと我のどちらとも似ていないではないか!!」
そう、この二人の誰とも似ていないのだ。
ロイネスは青い鱗と目をしておりセリアも前述した通り黄色い目と赤い鱗なのだ。
鬼気迫る二人を間にその雛竜は口を開いた。
赤ん坊が、ましてや生まれたばかりの子が喋るなどありえない。
しかし、たしかに、言葉として聞き取れた。
「うるさいな、静かにしてくれ。父上、母上。僕は確かに二人の子供だよ?」
この日、レデッジ竜王国に異形なるドラゴンが生まれたのだ。
全ての音という音を暴力で流すかのような荒れっぷりでその日ばかりは外出する気は毛頭無くレデッジ竜王国の国王である竜人種のロイネス・フォラリオン・レデッジ・バンレシングは自室にて窓を眺めていた。
暇という訳ではなく少しばかり休息を取っていたのだ。
証拠に自室とは言ったものの執務室も兼ねているので目の前には羊皮紙の書類や資料が所狭しと積まれていた。
一応は国の名だたる匠に作らせた一品ものでそれはそれは見栄えも良い物だがロイネスの視点からは影も形もなく事務的なものに見えてくる。
そろそろ仕事に戻らなければと一度伸びをして肩を解す。
関節が軽く心地の良い音を立てると自然とやる気も少しだけ戻ってくる。
机に置かれていた羽ペンを青い鱗の見える右手で掴んでそばに置いてあるインク壺へと差し込む。
ペン先にインクがついたのを確認すると途中だった書類に自身のサインを書き記す。
基本的には王とはこれがメインの仕事だった。
昔なら他にも色々とやることがあったが官僚の育成もひと段落と書類に目を通し不備が無いかを見てサインするだけという簡素なものへと変わっていった。
個人的には物足りなさも感じつつも国の発展に満足感があった。
ふと次の書類を目にして手が止まった。
それは書類ではなく報告書だった。
それに目を通して溜息を吐く。
最近一部の魔物の間でひっそりと噂されているらしい魔王の再来というものの報告書だった。
ロイネス自身は眉唾ものだと思っている反面火のないところに煙は立たないとも思っているため国の諜報部隊を使って事の真相を探っていたのだ。
報告書には少なくとも2、3年前ぐらいから噂としてあると書かれていた。
その噂を流した者は既に死んでいるとも書かれていた。
よく噂を流した者を特定できたと感心していると部屋の扉をノックする音が響いた。
「仕事中失礼します。秘書官のライドです」
「ライドか、入れ」
「失礼します」
ガチャリとドアノブが捻られ緑色の鱗をした品の良いスーツを着たリザードマンが入ってきた。
ライドは扉を閉めるとこちらに振り向いて一礼する。
「頭を上げよ」
「はっ」
「それでライドよ、どうした?」
「はい、報告申し上げます。もう直ぐ御子息様が誕生しそうだと王妃様から言伝を賜ってきました」
ライドは大げさに膝を折り手をついて仰々しくそう言った。
これは彼なりにロイネスを驚かせようとそう振舞っているのだ。
「それは誠か!」
勢い良く立つロイネスを見てニヤリと「はい」と言うライド。
ロイネスは倒れてぶちまけられたインクも後ろで転がっている一品ものの椅子も気に止めずに扉へと足を進める。
ライドも王の後ろに付いて部屋を出た。
長い廊下を早足で進んで王妃の居る寝室へと急ぐ。
この日ばかりは仕事場と私生活の場所が遠いことに異を唱えたいと思ってしまう。
廊下、階段、また廊下、また階段。
もう寝室でこれからは仕事をしようかと考えるぐらいだ。
しかしそんなことをしたら王妃であるセリアに怒られてしまうだろう。
ここはぐっと堪えて耐える。
と、千里かと思えた廊下も既に終点らしく寝室にたどり着いていた。
ライドが一歩前へ出てノックする。
「セリア王妃、ロイネス王が御到着です」
「どうぞ、お入りになって」
中から優しげな声が聞こえると扉を開けて王に道を開ける。
するとロイネスは威厳も品位も忘れて駆け足で寝室に入る。
後ろからはきっちりと扉を閉めて入るライドが目に入った。
「あなた、王様なのだからもう少ししっかりして下さる?」
「ふん、ここには他国の客も貴族も居ないのになにを気にする必要がある?」
「ライドが見てます」
「あれは論外だ」
「論外って王よ…」
呆れたように頬をかくライドなどお構いなしにロイネスは寝室の大半を占拠する大きなベッドに移動する。
そこには上半身だけを起こして両腕に大事そうに卵を抱えたセリア王妃が居た。
「それでもう直ぐ生まれそうなのか?」
割れ物を扱うかのようにおっかなびっくりに手を出したり引っ込めたりするロイネスを見てくすりと笑うセリア。
「触っても構いませんよ。というよりも毎日撫でているではありませんか。それに侍女達がそろそろお湯とタオルを持ってくると思いますからピシッとしてくださる?」
「あ、ああ、そうだな…ライド、身だしなみは大丈夫か?」
「問題ありません、王よ。強いて言うならば緩んだ顔を引き締めれば完璧かと」
そう言われてロイネスはベッドの横に置いてある立ち鏡の前に立って顔を二回叩く。
「よし」と一言いって振り向けばいつものロイネス王がそこに立っていた。
ちょうど良く部屋がノックされて侍女達が来たことを知らせた。
許可を出して中に入る侍女は五人。
もちろんリザードマンである。
メイド服に身を包みそのうち三人はお湯の入った桶、大きめのタオル、赤ん坊を入れるゆりかごを手にしていた。
「ご苦労。十分に努めよ」
「はい、王よ」
短い返事ではあるが引き締まった声に満足する。
普段は王妃の身の回りの世話をしているだけあって信頼できる面々である。
「あ、今蹴ったわ!もう直ぐ生まれるわね!」
「なに本当か!?」
先ほどの威厳など何処へやらともう崩れた顔を晒すロイネス。
親バカ確定と城内で噂されるだけはあるというものだ。
再びベッドへ登り卵を大事に撫でる。
「おお、本当だ!ライド、今蹴ったぞ!」
「王よ、生まれる御子息にその緩みきった顔をお見せになるのですか?」
「馬鹿者、どこの世界に子供の前で緩まない親が居るか。それにまだ赤ん坊なのだから覚えてはいまい。成長した暁には威厳ある父を見せれば良いだけの話、何ら問題はない!」
等とあっているのかいないのか分からない説得をされて溜息をつくライド。
と、遂に卵に罅が入った。
「あなた!」
「ああ、ついに!」
少しづつ、少しづつ罅は大きくなる。
中で懸命に外へ出ようと赤ん坊が頑張っているのだ。
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「鱗は青だと良いな!おまえと同じ橙混じりの赤も情熱的で我は良いがな!」
「どちらにせよ。私とあなたの子ですもの。どんな姿だって愛せるわ」
「ああ、違いない」
そして遂に卵が割れ中から雛竜が出てきた。
その時、お湯の入った桶を持った侍女がその桶を床に落とした。
ぶちまけたお湯は絨毯に吸われて湯気を立てる。
その侍女だけではない。
タオルを持った侍女もゆりかごを持った侍女も余りの驚きに落としていた。
次女は皆ありえないものを見るかのように手を口元に当てている。
ライド自身何が起きたのか理解できなかった。
そこには黒い鱗に血のように赤い目をした雛竜がセリア王妃の膝に座っていた。
皆が一様に固まっていたところにロイネスが口を開いた。
「だ、誰の子だ!!」
覇気の籠った叱責に皆が竦む中セリアだけは口を動かすことができた。
「ち、違うわ!何かの間違いよ!私、あなた以外の子なんて宿した覚えは無いわ!!」
「何が違うというのか!現におまえと我のどちらとも似ていないではないか!!」
そう、この二人の誰とも似ていないのだ。
ロイネスは青い鱗と目をしておりセリアも前述した通り黄色い目と赤い鱗なのだ。
鬼気迫る二人を間にその雛竜は口を開いた。
赤ん坊が、ましてや生まれたばかりの子が喋るなどありえない。
しかし、たしかに、言葉として聞き取れた。
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