ヒモでも異世界は救えますか??

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2.何も知らず異世界でやっていけますか?

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「いってぇ、、、。」

目が覚めるとそこは深い森の中だった。

「なんてとこ飛ばしてんだよあのクソジジィ、、絶対いつかぶん殴ってやる、、、。」

「とりあえず、この世界で生き抜いてくために自分を知っとかないとな、、、なんだっけ、念じるだけでいいのか、。」

(((ステータス)))

脳内でピピピっと電子音がなり、目の前に数字の羅列が浮かんだ。

※この画面はあなたにしか見えていません。

ステータス

名前:アサヒ

Lv:1

攻撃:10

防御:10

スピード:10

魔法:0

スキル:なし

加護:なし

「え、、、これが俺のステータス???うそだろ??間違いだよな??ん??」

何度も目をこするが数字は変わらない。

「おいおいおいおい、」

「ガチモンのクソザコじゃねぇかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

(ちょっとは期待したのによぉ、、、)

そういいながら森の奥に目を向けると、

(あれ??なんか倒れてる、、、人??)

近づいてみるとそこには若い女が倒れていた。

(うわ、スゲー綺麗な女の人だ、、、。ツヤツヤの金髪だし。)

(ってか、どうしたんだろう、、、だいぶ衰弱してるな、、、)

何かないかとカバンの中を探る。

(現実で疲れた時に飲んでたエナジードリンクしかねぇや、、、こっちの人に飲ませても大丈夫なのか??)

(迷ってる暇はねぇな!!すいません、勝手に飲ませます!!)

ゴクゴク.....

しばらく反応はなかったが、少したった後に目が開いてきた、、、

???「ん.....ここは.....??私は.....アイツに.....」

ハッ!!!

「君は誰だ!?」

女はかなり混乱しているようでいきなりアサヒに対し敵意を剥き出しにしてきた。

「あぁ、ごめんなさい、僕は通りすがりのもので怪しくはないです、、、あなたが倒れているのが見えたから、心配になって来ただけで、、、」

「なんだ、、、それは済まないことをした、、、もしかして介抱してくれていたのか??恩に着る、、、。」

女は落ち着きを取り戻したようだった。

「ところで、、、お前が飲ませたこの飲み物はなんだ??初めて見るものだ。」

「あー、これはエナジードリンクって言って疲れた時とかに飲むんですよ、元気になる材料がいっぱい入ってて凄いんですよ。」

「へぇ、何が入っているのだろう。」

そういいながらカンの材料表示を見る彼女が何かに気づいた。

「ん??この文字.....!?お前!もしかして異世界から来たのか!?!?」

(やべぇ、異世界人を嫌ってる人だったのか、、、逃げねぇと)

アサヒは逃げ出そうと腰を浮かせた

「ま、まて!!お前に頼みがあるんだ!!」




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