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-4 『無垢な優しさ』
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「……はあ。どうしてあんなに言っちゃったのかしら」
屋敷に帰ってから、私はふとライゼとの言い合いのことを思いだし、物憂げにため息をついていた。
フェロと一緒に下校して屋敷についてからも、私はずっとそんなことばかりを考えている。
あの時の私はらしくなかった。
あんな挑発するような口振りでわざとライゼを刺激して、いったい何がしたかったのだろう。
自分でも自分のことがよくわからなかった。
「ほうっておけばいいのに。どうせさんざん凝り固まった考え方なんだもの」
自分自身に愚痴を漏らす。
部屋の窓際においた花瓶にささる満開の花が、けれどしなだれるように花弁を下に向かせていて、まるでやり場のない気持ちの扱いに困っている私にそっくりに見えた。
元気がないわけではないのに、どこか不調。いつもの私らしくない。
きっとライゼと下らない言い合いをしたせいだろう。
「……アル」
「はあああい、お嬢様!」
私の部屋に隠れられる場所なんてないはずなのに、変態執事が何処かからぬっと現れる。もはや今日は突っ込む気が起きない。
アル自身も、私の二言目の罵倒がなくて捨てられた子犬のように何故か寂しそうにしていた。
「フェロはいま何をしてるのかしら」
「フェロ様ですか。たしか先ほどは厨房でお見かけしましたが。ご帰宅なされてからずっとそこにいるようです」
「なんでそんなとこに」
ふと、これでは私がフェロを求めているみたいだと気づき、首を振る。
いや、実際何かで気分転換をしたいと思ってはいたのだろう。そのためにフェロを呼んで、彼の可愛らしさを味わうのも手だったが。何かしているのなら仕方がない。
「……ねえアル」
「なんでございましょう、お嬢様」
「ちょっと一発芸でもして見せてよ」
「…………お嬢様がお望みなら」
さすがのアルもしばし逡巡する沈黙を持ったが、それでも結局は頷き、物陰へと姿を隠した。ごそごそと何かを探っている。いや、ここは部屋だから私の私有物しかないはずだし、そんなところに物が入る何かを置いた覚えはないのだけど。
何かを用意しているアルを待っていると、ふと、部屋の扉がノックされた。どうぞ、と促すと、顔を出したのはフェロだった。
しなだれていた私の顔が少し持ち上がる。
「あ、あの……いいかな」
廊下から不自然に顔だけを覗かせたフェロは、また初対面の時に戻ったかのようにしどろもどろした言い方をしていた。よく見ると顔は赤い。何かを恥ずかしがってるようなもじもじとした仕草は、とても可愛いけれど、何をしているのかよくわからなかった。とても可愛いけれど。
「どうしたの?」
私がそう尋ねる。
するとフェロはぎゅっと目をつむって意を決するように、私の部屋の中へと飛び込んできた。
「……っ?!」
私は絶句した。
すぐ目の前。
そこに現れたのは、フェロ――いや、美少女だった。いつものような制服姿などではなく、短いスカートを翻し、手にはふさふさしたポンポンを引っ提げた、チアガールの格好をした美少女がそこにいた。
ど、どういうことかこれは。
目の前にいるのは確かにフェロだ。けれど格好はまさに女の子で、髪もわざわざ少しだけエクステをつけて、二つくくりの短いおさげを垂らしていた。
――私、いつの間に目標達成してたのかしら。
婚約者を最高の女の子にする。
その夢が目の前で叶ったみたいで、私の心臓の鼓動ははちきれんばかりに脈動している。
「ど、どどどどど、どうしたの、それ」
思いっきりどもってしまった。
それくらいに私の気は動転しまくっている。
私の問いに、フェロはとても気恥ずかしそうに内股をこすり合わせ、もじもじと体をよじらせた。
「あ、あの。ルックくんが、こうしたらユフィが喜ぶって」
「なんですって?!」
何を言ってるのかしらあの嘘つき男は。
こんなの、天に召されちゃうに決まってるじゃない。
心の中ではすでに鼻血がどばどば出る勢いだが、それをどうにか抑えて冷静さを保たせる。
「それでなんでチアガールなのよ」
「えっと。ルックくんが、応援するなら、この格好が定石だって」
「応援?」
「だってユフィ。なんだか今日、ずっと元気がないように見えたから」
ああ、なるほど。
フェロもリリィたちのように気遣ってくれていたのだ。最初はともかく、ライゼとの一件があってから実際に気分が優れていなかったのは事実だ。一緒に帰るときに、それがはっきりと伝わっていたのかもしれない。だから彼なりに考えてくれたということだろう。
「その衣装はどうしたの」
「さっき電話して相談したら、ルックくんがすぐに持ってきてくれた。いつか僕に使うときがくるだろうと思って用意してくれてたんだって」
いったいどういうつもりだ、あの嘘つき男。いろいろ言いたいことはあるが、今はただ一言――グッジョブ!
しかし、いくらルックにそう言われたからといって、本当にその衣装を着るものだろうか。疑わしくも思うが、フェロはきっと嘘はついていない。そんな器用な子じゃないと、短いつきあいでも私にはちゃんとわかってる。
それだけ、恥ずかしい思いをしてでも私を元気づけてくれようとしたのだ。
それが私は素直にうれしかった。
もちろん、最高に可愛らしいチアガール姿のフェロを、一生消さないつもりで目に焼き付けながら。
「あ、あのね。それと、こっちが本命なんだけど」
そう言ってフェロは小さな小袋を取り出した。透明なビニールの中には、白と黒のまざった小さな可愛らしいクッキーが入っていた。
「これ、今日帰ってからすぐに作ったんだ」
「フェロが? 自分で?」
「うん……その、気に入ってくれるかはわからないけど」
受け取った私はすぐに包装を開き、中の一つを口に運んだ。まだ温かさの残っているそれはしっとりと舌の上に馴染んで、私の心を解きほぐすようにじんわりと口の中へと甘さを広げていった。
「おいしい」
本当に。
掛け値なしに、すごく。
「えへっ。よかった」
「これ、どうしたの。本当にフェロが作ったの?」
「最近はそうでもないかもだけど。前はずっと、家にこもってばかりだったから。一人でお菓子を焼いたりしてたんだ。女の子みたいって言われるからみんなには黙ってたんだけど」
照れくさそうに言ってフェロは微笑んでいた。
まさかそんな趣味があったとは。本当に、見た目から声から言動からして女の子みたいだ。けれどそれを口にはしなかった。
「ありがとう」
ただただ感謝の言葉だけを述べた。それ以外に今は無粋というものだろう。
一口。また一口。
フェロの作ってくれたお菓子をほおばる度に、私の心の鬱憤は晴れていくようだった。
「げ、元気……でたかな?」
「ええ、もちろんよ」
その衣装も含めて、最高の贈り物だ。
健気で真面目な私の婚約者。
おいしいお菓子を食べながら、可愛らしい婚約者を眺める。ああ、最高の時間だ。
――と、私は一つ忘れていた。
「こほん。お待たせいたしましたお嬢様」
にゅっと、二人の空間を引き裂くように変態執事が咳払いをした。かと思えば急に上半身裸になり、筋肉質な腹部が露わになる。更にはその腹筋の割れ目一つ一つに割り箸を挿し、
「それではご覧ください。私が二十歳の頃に大好評だった、腹踊りでございます」
「やめなさいっ!」
踊りだそうとしたアルを、私は反射的に思い切り蹴り飛ばしていた。
どうして、といった表情でアルは見てくるが、どうしてもこうしてもない。せっかくのいい雰囲気をぶちこわすなんて最低だ。
「せっかく準備をしましたのに」
「いらないお世話よ! いや、まあ。確かに私が言ったけど」
すっかりフェロに没入していて忘れていた。
そのフェロはというと、私とアルの一連のやりとりを見て面白そうに笑っていた。上半身裸のアルを見れば、フェロのチアガール姿などごく普通に思える。フェロもすっかり恥ずかしさを忘れ、楽しそうに笑っていた。
――まさかそのためにわざと変な格好を?
いや、まさかね。
私はフェロのくれたクッキーをもう一度口に運びながら、その美味しさにまた顔をほころばせた。
屋敷に帰ってから、私はふとライゼとの言い合いのことを思いだし、物憂げにため息をついていた。
フェロと一緒に下校して屋敷についてからも、私はずっとそんなことばかりを考えている。
あの時の私はらしくなかった。
あんな挑発するような口振りでわざとライゼを刺激して、いったい何がしたかったのだろう。
自分でも自分のことがよくわからなかった。
「ほうっておけばいいのに。どうせさんざん凝り固まった考え方なんだもの」
自分自身に愚痴を漏らす。
部屋の窓際においた花瓶にささる満開の花が、けれどしなだれるように花弁を下に向かせていて、まるでやり場のない気持ちの扱いに困っている私にそっくりに見えた。
元気がないわけではないのに、どこか不調。いつもの私らしくない。
きっとライゼと下らない言い合いをしたせいだろう。
「……アル」
「はあああい、お嬢様!」
私の部屋に隠れられる場所なんてないはずなのに、変態執事が何処かからぬっと現れる。もはや今日は突っ込む気が起きない。
アル自身も、私の二言目の罵倒がなくて捨てられた子犬のように何故か寂しそうにしていた。
「フェロはいま何をしてるのかしら」
「フェロ様ですか。たしか先ほどは厨房でお見かけしましたが。ご帰宅なされてからずっとそこにいるようです」
「なんでそんなとこに」
ふと、これでは私がフェロを求めているみたいだと気づき、首を振る。
いや、実際何かで気分転換をしたいと思ってはいたのだろう。そのためにフェロを呼んで、彼の可愛らしさを味わうのも手だったが。何かしているのなら仕方がない。
「……ねえアル」
「なんでございましょう、お嬢様」
「ちょっと一発芸でもして見せてよ」
「…………お嬢様がお望みなら」
さすがのアルもしばし逡巡する沈黙を持ったが、それでも結局は頷き、物陰へと姿を隠した。ごそごそと何かを探っている。いや、ここは部屋だから私の私有物しかないはずだし、そんなところに物が入る何かを置いた覚えはないのだけど。
何かを用意しているアルを待っていると、ふと、部屋の扉がノックされた。どうぞ、と促すと、顔を出したのはフェロだった。
しなだれていた私の顔が少し持ち上がる。
「あ、あの……いいかな」
廊下から不自然に顔だけを覗かせたフェロは、また初対面の時に戻ったかのようにしどろもどろした言い方をしていた。よく見ると顔は赤い。何かを恥ずかしがってるようなもじもじとした仕草は、とても可愛いけれど、何をしているのかよくわからなかった。とても可愛いけれど。
「どうしたの?」
私がそう尋ねる。
するとフェロはぎゅっと目をつむって意を決するように、私の部屋の中へと飛び込んできた。
「……っ?!」
私は絶句した。
すぐ目の前。
そこに現れたのは、フェロ――いや、美少女だった。いつものような制服姿などではなく、短いスカートを翻し、手にはふさふさしたポンポンを引っ提げた、チアガールの格好をした美少女がそこにいた。
ど、どういうことかこれは。
目の前にいるのは確かにフェロだ。けれど格好はまさに女の子で、髪もわざわざ少しだけエクステをつけて、二つくくりの短いおさげを垂らしていた。
――私、いつの間に目標達成してたのかしら。
婚約者を最高の女の子にする。
その夢が目の前で叶ったみたいで、私の心臓の鼓動ははちきれんばかりに脈動している。
「ど、どどどどど、どうしたの、それ」
思いっきりどもってしまった。
それくらいに私の気は動転しまくっている。
私の問いに、フェロはとても気恥ずかしそうに内股をこすり合わせ、もじもじと体をよじらせた。
「あ、あの。ルックくんが、こうしたらユフィが喜ぶって」
「なんですって?!」
何を言ってるのかしらあの嘘つき男は。
こんなの、天に召されちゃうに決まってるじゃない。
心の中ではすでに鼻血がどばどば出る勢いだが、それをどうにか抑えて冷静さを保たせる。
「それでなんでチアガールなのよ」
「えっと。ルックくんが、応援するなら、この格好が定石だって」
「応援?」
「だってユフィ。なんだか今日、ずっと元気がないように見えたから」
ああ、なるほど。
フェロもリリィたちのように気遣ってくれていたのだ。最初はともかく、ライゼとの一件があってから実際に気分が優れていなかったのは事実だ。一緒に帰るときに、それがはっきりと伝わっていたのかもしれない。だから彼なりに考えてくれたということだろう。
「その衣装はどうしたの」
「さっき電話して相談したら、ルックくんがすぐに持ってきてくれた。いつか僕に使うときがくるだろうと思って用意してくれてたんだって」
いったいどういうつもりだ、あの嘘つき男。いろいろ言いたいことはあるが、今はただ一言――グッジョブ!
しかし、いくらルックにそう言われたからといって、本当にその衣装を着るものだろうか。疑わしくも思うが、フェロはきっと嘘はついていない。そんな器用な子じゃないと、短いつきあいでも私にはちゃんとわかってる。
それだけ、恥ずかしい思いをしてでも私を元気づけてくれようとしたのだ。
それが私は素直にうれしかった。
もちろん、最高に可愛らしいチアガール姿のフェロを、一生消さないつもりで目に焼き付けながら。
「あ、あのね。それと、こっちが本命なんだけど」
そう言ってフェロは小さな小袋を取り出した。透明なビニールの中には、白と黒のまざった小さな可愛らしいクッキーが入っていた。
「これ、今日帰ってからすぐに作ったんだ」
「フェロが? 自分で?」
「うん……その、気に入ってくれるかはわからないけど」
受け取った私はすぐに包装を開き、中の一つを口に運んだ。まだ温かさの残っているそれはしっとりと舌の上に馴染んで、私の心を解きほぐすようにじんわりと口の中へと甘さを広げていった。
「おいしい」
本当に。
掛け値なしに、すごく。
「えへっ。よかった」
「これ、どうしたの。本当にフェロが作ったの?」
「最近はそうでもないかもだけど。前はずっと、家にこもってばかりだったから。一人でお菓子を焼いたりしてたんだ。女の子みたいって言われるからみんなには黙ってたんだけど」
照れくさそうに言ってフェロは微笑んでいた。
まさかそんな趣味があったとは。本当に、見た目から声から言動からして女の子みたいだ。けれどそれを口にはしなかった。
「ありがとう」
ただただ感謝の言葉だけを述べた。それ以外に今は無粋というものだろう。
一口。また一口。
フェロの作ってくれたお菓子をほおばる度に、私の心の鬱憤は晴れていくようだった。
「げ、元気……でたかな?」
「ええ、もちろんよ」
その衣装も含めて、最高の贈り物だ。
健気で真面目な私の婚約者。
おいしいお菓子を食べながら、可愛らしい婚約者を眺める。ああ、最高の時間だ。
――と、私は一つ忘れていた。
「こほん。お待たせいたしましたお嬢様」
にゅっと、二人の空間を引き裂くように変態執事が咳払いをした。かと思えば急に上半身裸になり、筋肉質な腹部が露わになる。更にはその腹筋の割れ目一つ一つに割り箸を挿し、
「それではご覧ください。私が二十歳の頃に大好評だった、腹踊りでございます」
「やめなさいっ!」
踊りだそうとしたアルを、私は反射的に思い切り蹴り飛ばしていた。
どうして、といった表情でアルは見てくるが、どうしてもこうしてもない。せっかくのいい雰囲気をぶちこわすなんて最低だ。
「せっかく準備をしましたのに」
「いらないお世話よ! いや、まあ。確かに私が言ったけど」
すっかりフェロに没入していて忘れていた。
そのフェロはというと、私とアルの一連のやりとりを見て面白そうに笑っていた。上半身裸のアルを見れば、フェロのチアガール姿などごく普通に思える。フェロもすっかり恥ずかしさを忘れ、楽しそうに笑っていた。
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