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背徳の寝取らせ編
前編
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「継音」
「ん? どうしたの由紀さん?」
『あぁ、佳奈さん! 佳奈さんの中気持ちいいです!』
「いや、なん、でも……ないよ」
「由紀さん? なんで──」
首を小さくかしげてこちらを見てくる表情はあの映像とは違う柔らかくて優しい。
怯え、泣いて、必死に腰を振って……快楽にとろけていた表情とはまったく違う綺麗な表情だ。
私とは違い学生の頃からモテていた継音と付き合えて、結婚まで出来たこと自体が奇跡だったのだろう。
私はそれが信じられなくて……。
他の女に継音を抱かせた。
それはとてもとても興奮する体験だったんだ。
だからきっと私は今──。
「──笑ってるんですか?」
──笑っているのだろう。
そもそもの始まりは結婚してから5年目。
学生時代は親友といってもいいほどの友好のあった佳奈に再開したところから始まる。
「久しぶりだなぁ、結婚式以来?」
居酒屋で席に着くなり佳奈はそういってタバコを取り出して吸い始める。
「そうだね。最近どう?」
「こっちはかなり忙しいかな、そっちこそどうなの? 子供は?」
「え、あぁ、まぁ、それなりに忙しいかな? 子供はまだ……」
忙しいには忙しいが大抵は定時に帰れる。
ただ、子供はまだだ、抱き合って寝る事もあるし誘われればすることもあった。
しかし、最近はセックスせずにそのまま寝ることの方が多い。
継音は家に帰れば家事を完璧にこなして、家で待っているいい夫だと思う。
だけどそんな完璧な継音と私ではやはり釣り合いが取れてないと、そんなことばかり考えてしまうのだ。
「はぁ? 継音君と結婚してまだ子供作ってないって……やることやってるの?」
「まぁ、それなりに?」
「それなり、それなりって……もったいない。私なら毎日抱くわ」
毎日……継音を?
私じゃない誰かが……? 無意識に自分の喉がなった気がする。
「佳奈……継音を抱きたいの?」
「え? いや、流石に他人の男を取る趣味はないわよ?」
「ねぇ、継音を抱いてみない?」
「はぁ!? あんた何を言ってるの!?」
私の言葉に佳奈は机を叩いて立ち上がり怒鳴る。
「佳奈」
「あ、いや、はは、本当に自分が何を言ってるのか分かってる?」
周りの注目を集めるが佳奈が回りに小さく頭を下げればその注目もすぐに霧散する。
「私は、自信がないのよ」
そして、私は継音との結婚後に抱えている劣等感や空虚感を佳奈に話していく。
「なるほどね。でも、なんでそれが私が継音君を抱くっていう話になるのよ」
「完璧で綺麗な継音がめちゃくちゃにされるのが……見たいというか。佳奈なら安心できるし、それに最近求められても抱いてないから……」
「歪んでるわね。でも抱いていいっていうなら……遠慮はしないわよ?」
「うん……あ、でもビデオ撮ってて」
「……本当に、歪んでるわ」
こうして私は継音を佳奈にネトラセることになったのだった。
「ん? どうしたの由紀さん?」
『あぁ、佳奈さん! 佳奈さんの中気持ちいいです!』
「いや、なん、でも……ないよ」
「由紀さん? なんで──」
首を小さくかしげてこちらを見てくる表情はあの映像とは違う柔らかくて優しい。
怯え、泣いて、必死に腰を振って……快楽にとろけていた表情とはまったく違う綺麗な表情だ。
私とは違い学生の頃からモテていた継音と付き合えて、結婚まで出来たこと自体が奇跡だったのだろう。
私はそれが信じられなくて……。
他の女に継音を抱かせた。
それはとてもとても興奮する体験だったんだ。
だからきっと私は今──。
「──笑ってるんですか?」
──笑っているのだろう。
そもそもの始まりは結婚してから5年目。
学生時代は親友といってもいいほどの友好のあった佳奈に再開したところから始まる。
「久しぶりだなぁ、結婚式以来?」
居酒屋で席に着くなり佳奈はそういってタバコを取り出して吸い始める。
「そうだね。最近どう?」
「こっちはかなり忙しいかな、そっちこそどうなの? 子供は?」
「え、あぁ、まぁ、それなりに忙しいかな? 子供はまだ……」
忙しいには忙しいが大抵は定時に帰れる。
ただ、子供はまだだ、抱き合って寝る事もあるし誘われればすることもあった。
しかし、最近はセックスせずにそのまま寝ることの方が多い。
継音は家に帰れば家事を完璧にこなして、家で待っているいい夫だと思う。
だけどそんな完璧な継音と私ではやはり釣り合いが取れてないと、そんなことばかり考えてしまうのだ。
「はぁ? 継音君と結婚してまだ子供作ってないって……やることやってるの?」
「まぁ、それなりに?」
「それなり、それなりって……もったいない。私なら毎日抱くわ」
毎日……継音を?
私じゃない誰かが……? 無意識に自分の喉がなった気がする。
「佳奈……継音を抱きたいの?」
「え? いや、流石に他人の男を取る趣味はないわよ?」
「ねぇ、継音を抱いてみない?」
「はぁ!? あんた何を言ってるの!?」
私の言葉に佳奈は机を叩いて立ち上がり怒鳴る。
「佳奈」
「あ、いや、はは、本当に自分が何を言ってるのか分かってる?」
周りの注目を集めるが佳奈が回りに小さく頭を下げればその注目もすぐに霧散する。
「私は、自信がないのよ」
そして、私は継音との結婚後に抱えている劣等感や空虚感を佳奈に話していく。
「なるほどね。でも、なんでそれが私が継音君を抱くっていう話になるのよ」
「完璧で綺麗な継音がめちゃくちゃにされるのが……見たいというか。佳奈なら安心できるし、それに最近求められても抱いてないから……」
「歪んでるわね。でも抱いていいっていうなら……遠慮はしないわよ?」
「うん……あ、でもビデオ撮ってて」
「……本当に、歪んでるわ」
こうして私は継音を佳奈にネトラセることになったのだった。
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