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1年目の春~夏の件
川辺の目立たぬダンジョンに間引きに入る件
しおりを挟む田舎町の良い所は、道端に路駐しても何も言われない所にある。特に誰の迷惑にもならないし、そもそも道の横に草だらけの空き地が結構あったりするのだ。
末妹の香多奈だが、めでたく6月の頭から小学校に復帰を果たした。そしてその初日の放課後に、“カエル男”の大事件と偶然に遭遇たとの報告が。
その事件を何とか無事に切り抜けた、最初の週末の土曜日。天候は生憎の雨、と言うか結構な土砂降りで梅雨も真っ只中って雰囲気である。
そんな中、来栖家チーム『日馬割』は律儀に探索の準備など。
場所は日馬桜町に流れる川に架かる、落合橋の近くの空き地。今度もキャンピングカーでのご出勤、ハスキー軍団とミケもしっかりスタン張っている。
ルルンバちゃんもいるが、今回はどうも電化製品を連れて入るには具合が悪い様子。自警団『白桜』からの前情報では、この“落合川ダンジョン”は全層膝丈まで水が張られているそう。
地元民の記憶にも薄かったこのダンジョンは、丁度橋の下に入り口があるみたい。その階段は子供たちも気付けなかったほど、草に覆われ所在不明と言う有り様。
こんな辺鄙で攻略が大変そうなダンジョン、誰も探索になど乗り出したくないのは確か。それを来栖家チームが買って出たのは、まぁ色々と理由は存在する。
それを一言で説明すると、毎度の子供たちの暴走に他ならない。どうやら例の青空市での、販売ブースの大成功に味を占めたようで。
次の出店も当然参加、その為に売りに出す品物を補充したいとの思いが強いらしく。散々に強請られた結果、こうして週末の雨の中の出動となった次第。
まぁ、こんな激しい雨では本業の畑仕事もする事が無い。幸い、協会からの依頼の形も取れたし、臨時収入になるのならこんな労働も是非も無し。
どうせダンジョン内は、外の気候など全く関係ないのだ。
「説明は以上、出て来る敵のデータは覚えたかな? 手強い敵は大アメンボや毒ガエル位だけど、雑魚の肉食オタマジャクシも大量に襲って来るらしいから注意が必要だな。
くれぐれも気は抜かないように、洞窟の水位は深い場所もあるって話だから。みんな、ちゃんと胴丈長靴を着込んだかな。
荷物持ちの紗良と香多奈は、大変だと思うけど頑張ってくれ」
「は~い、頑張るっ……やっぱり、ルルンバちゃんを連れて行くの無理かぁ」
「水没して壊れちゃうってば、お留守番をちゃんと言い渡しておきなさい、香多奈。それよりうちのチームに『日馬割』の名前がついての、初めての出動だからね。
頑張って魔石を貯めて、私と紗良姉さんが今度はEランクに上がるよっ!」
頑張る動機が別にあるらしい姫香は、チームの元気の源には違いなく。お~っと追従する末妹も、ランクは関係無いけどドロップ品獲得は大いなる原動力っぽい。
ちなみに前回の魔石とポーションの協会への販売で、護人のランクは一気にDにまで上がってしまった。大した実績も無いのに、2階級特進である。
縁起が良いのか悪いのか、甚だ疑問ではあるが特に断る理由も無い。そんな訳で、護人も遠慮なくカードを更新して貰った次第。
色々と特典も付くそうなので、ランクの上昇は悪い事では無い。そして全員が革のスーツの上に着込んでいるのは、胸丈のゴム製の防水スーツである。
これは胴長靴とか、呼び名は色々とあるらしいが探索装備ではない。要するに、普通の長靴では濡れる場所へ赴く用の一般の耐水装備だ。
今回の探索に当たって、自警団『白桜』から借り受けた装備の1つである。どうやら備品らしく、終わったら返すように細見団長には言われている。
取り敢えず有り難く使って、ついでに割とゴツい銛も2本ほど一緒に借りている。備えあれば憂い無し、今回の探索にきっと役に立つ筈。
そんな訳で一行は土砂降りの中、川辺へと降りて行く。
幸い入り口が橋の下なので、傘は途中までで良かったのは助かった。川の水位は上昇しているけど、入り口が浸水する程でも無い。
そして大人はしゃがまないと入れない小さな穴を前に、多少げんなりする一同。それでも護人の号令に、ハスキー軍団がまず一番乗りを果たす。
彼らには関係ないサイズ感、入るのに何の躊躇いも無し。
ただし、階段を下りた中は思い切り洞窟タイプで薄暗い仕様だった。そしていきなり膝丈の水たまり、ヘッドライトの灯りで見渡すも陸地など存在しない。
護人に促され、香多奈は光の魔玉で周囲を照らす。来栖家チームの隊列は大きく変わらないが、今回の前衛2人は武器に銛を選択している。
護人は片手に丸盾を装備、こちらは前回の探索の戦利品である。今回の探索で不安があるとすれば、ハスキー軍団の機動力の減衰だろうか。
こんな水場エリアでは、思い切り削がれてしまうのも道理。今はまだ脚で歩けているが、泳がないと駄目な場面も出て来るかも。
そうなると、もう戦闘どころでは無くなってしまう。その辺も念頭に入れて、護人は今回の探索の難易度は決して低くはないと想定していた。
ハスキー達が頼れない分、前衛2人の頑張り次第になる可能性が高い。
じゃぶじゃぶと音を立てて進む一行は、やがて円形の小部屋に辿り着いた。そしていきなり深くなる水深と、黒い波の様に押し寄せる敵の群れ。
話に聞いた肉食オタマらしい、それにしても数が多い。慌てる姫香だが、隣の護人の掛け声で冷静さを取り戻す。そして敢えて前に出ず、通路側で迎撃態勢に。
敵は密集体形で、銛で突けば必ずどれかに命中する。
「ミケさん、手伝いはまだいらないってば……ミケさんの雷は、水を伝ってみんなにダメージが伝わるんだから!
コロ助、代わりにちょっとだけ頑張って来て!」
「香多奈っ、ミケだけはちゃんと手綱を握ってなさいよ! 味方からダメージとか、間違っても喰らいたくないんだからねっ!」
分かってるよとの元気な返事、だけどミケを抱えて下がって行くのは紗良の役目だったり。カオスな戦況に、満を持してのコロ助が参加。
香多奈からちょっとだけ応援を貰ったコロ助は、スキルの恩恵で3割方のパワーアップ。その恩恵でもって、指示通りに壁役を買って出る。
とは言え、水中の敵に噛み付く訳にも行かず、『牙突』スキルで目の前の黒い物体を穴ぼこにして行くのみ。かなり非効率だが、噛み付けないのだから致し方が無い。
そんな最初の遭遇戦だが、割と短時間で収束となった。護人と姫香は、慣れない銛でとにかく突きまくっての戦闘終了に。息は荒いが、幸い怪我は負っていない。
何度か足元に噛み付かれた感触はあるが、ゴム長も頑丈で破れてはいない様子。ひたすら残念そうなのは、魔石を回収出来ないと嘆く香多奈のみ。
確かに澄んで綺麗な水とは言え、水底に沈んだ粒を回収するのは難儀かも。
ところがそこに、意外な救いの神が降臨した。何とツグミが、闇の触手を伸ばして水底に沈んでいた魔石を回収してくれたのだ。
驚く姫香と大喜びの香多奈、そしてそれを丁寧に回収する紗良。スキルの多様性は、実は子供たちが思うより奥深いのかも。
とにかくナイスと、相棒のツグミを褒めそやす姫香であった。その隣のレイジーはやや不満そう、何しろ活躍の機会が全く無い。そう言う事もあるさと、護人は相棒を慰める。
今回は、そういう意味ではミケも出番は無い。ってか、極端に活躍の機会は限られて来る。何しろ、水が一面に張り巡らされているダンジョンなのだから仕方が無い。
それに水の中も視界が通り難くて、紗良の魔法の目も宝の持ち腐れ。そもそも洞窟仕様なので、灯りの類いがほとんど無いと来ている。
そんな訳で、探索も自然と慎重にならざるを得ず。それでもチーム『日馬割』は、最初の戦闘を無事こなして次のエリアへ。
水の中を進むのは、結構体力を消耗するので小さい香多奈は大変そう。そして次の丸い小部屋で、また別の敵と遭遇した。
今度はゲンゴロウらしいが、サイズは大き目のクッション程ある。
「コイツは硬いだけの敵だ、ただし食い付かれたら体液を吸われるそうだから気を付けて、姫香!」
「はいっ、護人叔父さんっ!」
大ゲンゴロウは数こそ少ないが、硬くて肉食オタマジャクシよりは手応えがある。そして相変わらず水中からの攻撃、こちらも銛で突いて応戦する。
そして数分後に、2個目のフロアの制覇には成功。ここまで結構苦労しているように感じるが、慣れない水没ダンジョンなので仕方が無い。
ダンジョンの大きさ的には、他よりも小さ目なのか部屋数も少ない感じ。お陰で、1層エリアの探索も15分程度で終える事が出来た。
そんな1層は、敵のいる小部屋が全部で3つ。それから大ナマズが1匹だけいた脇道の部屋と、唯一の乾燥した部屋に下層への階段が。
子供たちからも、移動は大変だがコンパクトなのは良いとの評価。そしてそれは、次の2層目に関してもほぼ同じだった。
メインのエリアには、肉食オタマとゲンゴロウが割とたくさん待ち構えて通り抜けも大変。そして脇道の小部屋には、大ナマズと大蛍が1匹ずつ。
大ナマズの丸呑み技は、油断するとハスキー軍団も餌食にされてしまう威力。すぐに消化はされないだろうが、それなりのダメージは喰らいそう。
そして大蛍の発光は、ただ部屋を定期的に明るくしてくれるだけと言う。こいつは、たまに出現する攻撃力を持たない敵のようだ。可哀想だがサクッと倒して、魔石に変えて行く護人。
そして小部屋を確認して、蛍の停まっていた木に驚きの声を上げる姫香。
「わわっ、護人叔父さん……この木だけど、結構たくさんの実が生ってるよ? 採っても良いのかな、毒とかは無さそうに見えるけど……」
「姫香お姉ちゃん、そこの枝のもっと上を見てっ! ちっちゃい鳥の巣みたいなのがある、何か宝物が置いてあるかもっ?」
目敏い香多奈が、追加で怪しい場所を発見した。姫香は躊躇いもなく、枝を登ってその中を確認に向かう。
そして鳥の巣の中から、蛍の意匠のブローチと発光魔玉を3個発見。ついでに謎の木の実も、姫香と香多奈で7個全部を回収した。
紗良はミケで手が塞がっていて、色々と探索に不向きな佇まいで付いて来ている。多少不安だが、ミケが濡れても不味いし仕方が無い。
それを回収した末妹は、追加でついでに使ってしまう事に。これで前衛と後衛で2つの光源が発生して、お陰でさっきより随分と周囲は明るくなった。
何しろこの石、魔力を通して念じると勝手に浮遊して所有者について来てくれるのだ。魔法のアイテム万歳の性能である、そして一行は3層へと足を延ばす。
この層も造りはほぼ同じ、出て来る敵に噂の毒ガエルが混じった程度。細見団長に厄介な敵と認定されていたが、来栖家チームには魔法持ちが多くて問題なし。
この層から大きな岩場が水場に散見されるようになって、そこに毒ガエルが座っている場合が多い。その場合は、満を持しての登場のレイジーとミケに焼き払って貰う事に。
競い合うように活躍する両者、ハッキリ言ってオーバーキルである。
「う~ん、もう少し乾いた陸地が多ければねぇ……? そしたらミケさんもレイジーも、活躍出来る機会がもう少し増えるのに」
「そうだね、ミケなんて構ってちゃんだし……紗良姉さん、ミケの我儘に相手し過ぎてたら大変だし、ほどほどにしておいていいんだよ?」
「うん、でも今日は前よりは随分とマシかなぁ? さっきまで寝てたし、凄くリラックスしてる感じだね」
探索中に寝るのもどうかと思うが、こんな水場で暴れられても困るのは確か。この層も、広さ的には前の層とどっこいな感じで探索も順調。
ツグミの魔石集めも、慣れて来たのか滞りなく行なわれている。ってか、ツグミも今回の探索では魔石拾いしかしてないような。
その分、護人と姫香の銛突きが、最初に較べて格段に上手くなってる。そのせいか、出て来る雑魚たちもすっかり脅威では無くなっていた。
そしてこの層の分岐部屋は全部で2つ、最初の部屋には定番の大ナマズが待ち構えていた。それを倒して次へ向かう、一行の目の前に不思議な光景が。
いや、特に不思議でも無い……不意を突かれて、やや戸惑いはしたけど。一瞬足を止めた護人の脇をすり抜け、その水に浮いてる洗面器を回収したのはレイジーだった。
暇だったらしい、それを律儀にご主人に差し出すレイジー。
「おっと、有り難う……中には定番の鑑定の書と、これはポーション瓶かな? それから怪獣のソフビ人形が2つ、ウル〇ラマンの奴かな、懐かしいな」
「へえっ、何か格好良い形をしてるね……これで叔父さんの子供の頃は、人形遊びとかしてたの?」
「そうだな、これは怪獣のフィギュアで、最後は正義の味方にやっつけられるんだけどな。男の子たちは、何故か悪役の怪獣に魅せられるんだ。
香多奈はこの怪獣の良さってか、魅力が分かるかい?」
分かんないけど、コロ助は喜びそうと珍妙な回答を飛ばす末妹。確かに犬の玩具には良いサイズかも、それ以上にプレミアで高値が付く可能性もある。
こんな時代になっても、金持ちの好事家は一定数だが存在している。ネット販売系は、流通の崩壊で碌に機能はしていないけど、上手く売れば小銭程度にはなってくれるかも。
小判とか瀬戸物の例もあるし、その可能性は存在する。そんな訳で、このソフビ人形も香多奈のリュックの中に回収する事に。その奥の突き当たりの部屋では、水カマキリがお出迎え。
初の対面だったが、姫香が銛を持って行かれそうになった以外はすんなり終了。最後はコロ助の『牙突』で、たった1匹の敵はご臨終の憂き目に。
これでこの3層エリアの敵は、全て倒した計算になる。
――そろそろ身体も冷えて来た、探索業も楽じゃ無い。
――― ――― ――― ――― ―――
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