田舎の町興しにダンジョン民宿を提案された件

マルルン

文字の大きさ
41 / 162
1年目の春~夏の件

初めて護人の奥の手スキルが発動する件

しおりを挟む


 ダンジョンの構造が似通う点について、専門家と称する者たちは諸説唱えている。突飛なのを除けば、それは種の類似性に通じるモノでは無いかとの説が有力。
 つまりは、人間は2本の足で地面に立ち、両手を器用に使うすべを持つ。顔面部分には目や鼻や口、重要な感覚器官を所有していて、そこからの情報を脳が処理して生活をする。

 日本人だろうとどこの外国の出身者だろうと、基本の外見は大きく変わらない。肌や髪の色、それからパーツの部分に、少々差異が生じるだけ。
 それは昆虫だろうが植物だろうが、大まかに言えば通じる理論である。ダンジョンも生きていて、年と共に成長するのは判明している。

 だから似ていて当然だろうと、乱暴な意見だがそういう事だ。大抵のダンジョンは5層ごとに、通せん坊をするようにボス部屋が存在する。
 そして深層に向かう程、強力な敵が待ち構えている。

 当然、魔素の濃度も奥に行くほどに濃くなって行く。“変質”した者でも、深い層では魔素酔いを起こす事もあるそうだ。そして敵の強さに準じて、ドロップ品も良質になって行く。
 探索者が、命を懸けて深層に挑む理由がここにある。深層ダンジョン専門の探索者もいるそうで、その稼ぎは年収が億に届くとも言われている。
 そんな夢のような話を、ダンジョンは内包しているとも。


 もっとも、今の所そんな話は来栖家チームには全く関係無い。7層にひっそり置かれているかも知れない宝箱を、必死に目を皿にして探す子供たち。
 ここも背の高い草むらと、濁った沼地の拡がるエリアである。先ほど大バッタの不意打ちに遭い、そこそこ大慌てした後衛陣だったけど。

 そいつもミケの反撃で、こんがり焼かれてノックダウンのき目に。それから大トカゲと泥人形が、団体で沼地からやって来た。
 泥人形は護人と姫香で、大トカゲはハスキー軍団で綺麗に数分で始末して今に至る。姫香もMPを節約出来ていて、ここまでの道のりは良い感じ。

 護人に至っては、未だに“特殊スキル”の発動の感覚すら掴めていない。つまりMPが減る事態も起きない、何ともつれない事情だったり。
 まぁ、こればっかりは日々の努力では如何いかんともしがたい模様。

「さっきのサルの化け物の軍団を倒したら、この近くの敵はほとんどいなくなっちゃったね。これで安心して、宝箱を探して回れるかな?
 紗良姉さん、何か変わった場所は見当たらない?」
「えっと、あっち側に桟橋っぽいモノがあるんだけど……次の層への階段とは反対側だね、そこに古いボートが一艘いっそう停まっているの。
 モンスターは船に乗らないだろうし、何だろうね?」

 そこは恐らく、ダンジョンの構造の一部的なナニカなのだろう。以前に潜った“駅前ダンジョン”にも、何故か放置されたトロッコがあった。
 ついでに言うと、ここの4層にも掘っ立て小屋を見掛けて宝物もゲット出来た。そういう意味では期待は持てるかもと、勇んでその方向へと向かう一行。

 沼地は相変わらず広大に拡がっていたが、この辺りから段々と水が澄んで来ていた。ただし、水深も深いのか底が見えないのは相変わらず。
 5層までの沼地の質とは、明らかに違って来ている。そして紗良が発見した木の桟橋だが、草むらだらけの野道を進んでようやく辿り着けた。

 やったと喜ぶ子供たちと、そこに溜まっていた水蛭を片付けるレイジー。炎に焼かれて、あっという間に魔石に変わるモンスター達。
 ルルンバちゃんがそれを拾って、いつも通りのウィニングロードである。そして木板製の船着き場には、他の敵の気配は一切無し。

 先行しようとする香多奈を押し留めて、姫香が桟橋に足を掛ける。続いて護人が、周囲を警戒しながら奥のボートを目指してゆっくりと進み始める。
 それから危険が無いのを見定めて、後衛陣も後に続く。

「敵はもういないみたいだね、まぁ水の中までは分かんないけど……ボートだけど、良く分からないモノが幾つか置かれてるね?
 槍とか釣りの道具とか、そんな感じの奴」
「どれか魔法のアイテムだったりしないかな、姫香お姉ちゃん? この間のトロッコみたいに、凄いアイテムが紛れ込んでるとかさ。
 そのお魚を入れる網のかごとか、凄く怪しくない?」

 末妹のはしゃぐ指示出しに、応えようとした姫香だったけど。水の上に浮かぶボートに乗るのは危ないと、護人が代わりにそれに足を踏み入れる。
 それは公園の池とかで、よく見掛けるタイプの2人用のボートだった。香多奈の言うように、魚籠びくやら魚突き用の銛やら何かの木箱やらが、底に雑多に置かれていた。

 護人は特に確認もせず、それらを桟橋へと放り上げて行く。その中には古びたペットボトルもあって、中にはMP回復ポーションが入っていた。
 これだけでも有り難いが、他にも木箱には何かの苗が4つと、木の実や金魚の置物が混じっていた。2つ目の木箱は空っぽで、枯れ葉とかゴミしか入っていなかった。

 置いてあった釣り竿も頂戴と、香多奈の欲望はとどまる事を知らず。言われるままに、護人は釣り竿2本ともり2本も回収して行く。
 これで目ぼしいモノは、ボートの中には無くなった。などと安心したその瞬間を、見計らったように不意を突いてその襲撃はやって来た。

 あるいはそう言う罠だったのかも、まぁ喰らってしまえば同じである。桟橋の木の間から生えて来たのは、紛れも無く泥で出来た腕だった。
 それが一斉に数本、突然に生え出たのを目にして驚いて悲鳴を上げる子供たち。そしてボートの上の護人にも、水の中からの襲撃が。
 避け切れずに落水し、沼へと引きずり込まれる護人。

 驚愕の度合いは、果たして誰のものが一番大きかったか。とにかく、パニック状態なのは桟橋の上も水の中も一緒である。
 何しろ、突然に足や腕を掴まれた上に、リーダーの護人が急に水の中に消えたのだ。ハスキー軍団も襲撃にはさらされていて、水の中から突然出現したトカゲ獣人に襲われている。

 次々と姿を現す敵の群れに戸惑って、ハスキー達もご主人の援護に向かえない有り様。状況はあっという間に深刻化して、その群れは姫香たちも標的に定めた様子。
 槍持ちのリザードマンは、群れを成して桟橋へと上陸して来た。


 一方、水の中に引きり込まれた護人である。意外と息苦しく無いなとか思いつつも、この無体な束縛は腹立たしい事この上ないなと怒ってみたり。
 一体、何の権利があってこんな無礼を働くのか。苛立ちつつも相手を探すと、身体の左側にこちらを掴む大きな影を見付けた。

 視界は水のよどみでぼやけているが、強烈な圧迫感は近くに存在する。意外と大きい緑の肌のソレは、どこか見覚えがある気も。
 護人が落とされた沼は、思ったよりも水深が深いようだ。なおも沈み行く中、溺れ死ぬリミットまでどの程度あるのだろうと突飛な思考が浮かび上がる。

 その途端に、絶望よりも怒りにかられて護人はそいつに殴り掛かろうとした。内心の怒りがパワーを生み、それが心の中で“変質”する。
 その途端、不意に左肩の辺りから力が放出された。力の開放に水中が泡立ち、護人を掴んでいた存在が慌てる気配が漂って来る。

 そのパワーは容赦なく、こちらがやられた事を倍返しにして行った。結果、たまらずに離れて行きそうになる敵の気配。
 逃がすものかと追撃の拳、いや自分の手は必死に水を掻いてるなとの思考のアンビバレンツ。その殴りパワーは、水の抵抗とか全く関係なく炸裂した。

 派手な衝突の感触、そしてこちらに向けられていた圧迫感が綺麗に消え失せる感覚。気付けば護人は、手足を必死に動かして水面を目指していた。
 そして顔を水面から出して、思い切り空気を吸い込んでの呼吸の確保。咄嗟に桟橋の様子を確認すると、そちらは姫香とレイジーを中心に、敵の群れを押し留めていた。

 敵の数の多さと奇襲攻撃に、こちらの対応が後手に回ったのが相当響いているようだ。攻撃力を全く持たない紗良と香多奈は、ミケを抱きかかえて桟橋の中央に縮こまっている。
 それを必死に守っている姫香と、既にMP切れでヘロヘロなミケ。桟橋前ではハスキー軍団が死闘を繰り広げていて、全員が毛皮を血に染めていた。

 水中からの不意打ちは、さすがに彼女たちも対応し切れなかった様子。そこにリーダー役の護人の、無事な帰還と声掛けである。
 一気に流れる安堵の空気と、押し返せると言う希望混じりの活力。護人の不在はほんの1分少々だったのだが、姫香たちにはずっと長く感じていた様子。
 そして桟橋に置いていた武器を手に、護人が味方の加勢へと躍り出る。

「みんな無事かっ……とにかくここを生き延びよう、全員でスキル全開で対処しろっ! ぶっ倒れたら俺がカバーする、とにかく敵を蹴散らせっ!!」
「「「……はいっ!!」」」

 護人の号令で、気合の入ったチームの逆襲が始まった。正確には、全員が手抜いて戦いに対峙していた訳では決して無かったのだけど。
 この一戦に、倒れるまで力を注ぐ決意は持っていなかったのだ。

 そこへ来ての、リーダーの喝入れ込みの後押しである。まずはお調子者の香多奈が、その場の皆に対して大声での「頑張れ~っ!」との応援スキル付与を飛ばす。
 そして見事にMP切れを起こして、紗良の腕の中に倒れて行く少女。ミケ共々の戦力外だが、何とかそれを受け止めた長女はナイスプレー。

 そんな末妹の表情は、さっきと違って希望に満ち溢れている。姫香もそれは同様で、スキル全開で近場のトカゲ獣人に襲い掛かって行く。
 足元の小柄な泥の腕は、相棒のツグミに全て任せて自分は全力で武器持ちの獣人に対峙する。ツグミの『闇縛り』は、そう言う繊細な作業にはうってつけ。

 影から伸びる触手で、邪魔な泥腕は逆に全てからめ捕って自由を奪って行く。それから仲間に始末をして貰う為、桟橋の入り口まで引っ張って行く。
 ただしそこでMP切れ、スキル使用に慣れていないツグミは、伏せの格好でその場にダウンしてしまう。しかしその流れを引き継ぐように、コロ助の『牙突』が敵を噛み千切る。

 束にされた泥の腕は、それぞれ大穴を空けられ一撃で倒されて行った。香多奈の『応援』スキルを貰ったコロ助のパワーは、ハスキー軍団随一かも。
 一方のリーダー犬のレイジーは、残ったトカゲ獣人3匹と対等に遣り合っていた。他の犬達と同様に、その身は槍の攻撃を受けて血にまみれている。

 ただし、その闘志と俊敏さはいささかも衰えておらずさすがリーダー犬。そこへ姫香の援護が、物凄い勢いで背後からやって来た。
 それが丁度挟み撃ちの格好になって、形勢は瞬く間にこちらの優勢に。レイジーの牙と、姫香のくわの一撃で敵の2匹が即座に退場していった。

 ところが張り切り過ぎた姫香が、突然のMP切れで危うくその場でスッ転びそうに。それを上手くフォローするレイジー、素早く反転して、最後の敵の首筋に弾丸の様に噛み付いて行く。
 そして倒れそうな姫香を、追いついた護人がしっかり確保。

「大丈夫かい、姫香……レイジーもご苦労様、頑張ったな」
「ふうっ、MP切れで頭がクラクラするよ、護人叔父さん……」


 何はともあれ、取り敢えずは危機を乗り切った一同である。皆で無事を祝いつつも、護人は紗良に回復作業の指示を出す。
 それから自分もMP回復ポーションを、皆へと配って回る役目をになう。エーテルは貴重品らしいけど、傷を負っていた犬達には覿面てきめんの効果を発揮した。

 つまりは、MP回復と同時に受けた傷もえて行ったのだ。さすが即効性のある薬品である、その効果と価値は伊達では無さげ。
 紗良も回復スキルで、皆を癒して回るけれど気力までは回復出来ない。例えば、先ほどの護人の激励のような効果はとてもじゃないけど無理。

 あれこそ回復だなぁって、作業しながら紗良は思う。そうしているうちに、姫香と香多奈がMPを薬で回復して場は途端に賑やかになって来た。
 そして子供たちは、揃って護人の異変にツッコミを入れる。何しろ知らぬ間に、叔父の肩から見慣れぬ異物が生えていたのだ。
 黒光りするそれは、まるで甲殻で継ぎぎして出来た鬼の腕のよう。

 それが部分鎧の様に、護人の左肩にまとわり付いている。水中で一体何が起きたのか、子供たちでなくても興味津々で根掘り葉掘り聞きたくなってしまう。
 そこは上手くはぐらかして、地上に戻る準備を急かすリーダー。はっきりと危険の無いと分かる場所まで、急いで戻るぞと子供たちに号令を掛ける。
 それに従って、そそくさと戻り支度を始める姉妹たち。

「あっ、水面に何か浮かんでるよ……何だろう、どこかで見たような気が?」
「ああっ、アレは確か……ほら、この前のオーバーフローでの追跡戦で、退治した河童のお化けが落とした甲羅じゃないかなぁ?
 良く見えなかったけど、護人さんを水に引きり込んだのは……河童?」
「俺も水の中で、良く見えてなかったけどな。取り敢えず拾っておこう、甲羅と魔石と鑑定の書が2枚と……おっと、スキル書も1枚混じってるな」

 ラッキーと盛り上がる子供たち、それを急かして来た道を戻って行く一行。幸いハスキー軍団も、MP込みで全快した模様で足取りもいつも通りに軽やかである。
 何にしろ、この層の出来事は肝が冷えた。やはり楽して旨い儲け話など、簡単には転がっていなかったなと思う護人である。
 以降は気を付けよう、罠の所在は特に念入りに。




 ――今回は特に、反省すべき事例が多くあった探索だった。





しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~

シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。 目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。 『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。 カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。 ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。 ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

親友と婚約者に裏切られ仕事も家も失い自暴自棄になって放置されたダンジョンで暮らしてみたら可愛らしいモンスターと快適な暮らしが待ってました

空地大乃
ファンタジー
ダンジョンが日常に溶け込んだ世界――。 平凡な会社員の風間は、身に覚えのない情報流出の責任を押しつけられ、会社をクビにされてしまう。さらに、親友だと思っていた男に婚約者を奪われ、婚約も破棄。すべてが嫌になった風間は自暴自棄のまま山へ向かい、そこで人々に見捨てられた“放置ダンジョン”を見つける。 どこか自分と重なるものを感じた風間は、そのダンジョンに住み着くことを決意。ところが奥には、愛らしいモンスターたちがひっそり暮らしていた――。思いがけず彼らに懐かれた風間は、さまざまなモンスターと共にダンジョンでのスローライフを満喫していくことになる。

オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】

山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。 失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。 そんな彼が交通事故にあった。 ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。 「どうしたものかな」 入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。 今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。 たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。 そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。 『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』 である。 50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。 ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。 俺もそちら側の人間だった。 年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。 「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」 これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。 注意事項 50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。 あらかじめご了承の上読み進めてください。 注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。 注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。

最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~

ある中管理職
ファンタジー
 勤続10年目10度目のレベルアップ。  人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。  すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。  なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。  チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。  探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。  万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす

黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。 4年前に書いたものをリライトして載せてみます。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

異世界帰りの最強勇者、久しぶりに会ったいじめっ子を泣かせる

枯井戸
ファンタジー
学校でイジメを受けて死んだ〝高橋誠〟は異世界〝カイゼルフィール〟にて転生を果たした。 艱難辛苦、七転八倒、鬼哭啾啾の日々を経てカイゼルフィールの危機を救った誠であったが、事件の元凶であった〝サターン〟が誠の元いた世界へと逃げ果せる。 誠はそれを追って元いた世界へと戻るのだが、そこで待っていたのは自身のトラウマと言うべき存在いじめっ子たちであった。

処理中です...